どうでも良い昨日の記事の続きであります。ブログ記事を書きながら頭の中を整理して、少しは VR ヘッドセット買い替えの方向性を絞れたら……という目論見があったのですが、
と思い始めているのは内緒です(ありがち)。
■ 年末くらいにVRヘッドセット買い替えを目論んでいたが【前編】〜Quest 3S発売で買い替え候補の1つが潰される
さて、前回記事では現在使っている VR ヘッドセット meta Quest 2 で、主に MSFS をプレイしていての不満点、大きな欠点について以下の2つを挙げました。
他にも
という不満もあります。光学系については、4年以上前の普及価格帯製品ということもあって致し方ないのですが、VR で見る立体感や広がり、(現実と同じ)視点の自由さがあるだけに残念感の強いところです。
反面、meta の VR/MR/AR に賭ける精力さが生み出すQuest シリーズのファームウェア・アップデートによる機能追加、改善の多さ速さはサポートへの信頼性という点では他より圧倒的です。ユーザーが多いことによるメリットもたくさんあります。
ただ、前回記事で書いたように、アップグレード候補でもあった Quest 3 は廉価版 Quest 3S 発売によって(私には全く不要で高いだけの)最上位ストレージモデル以外が終売となってしまって、候補から脱落。
新発売の Quest 3S は光学系が Quest 2 と全く同じ、重量も変わらないとなれば、3S を買う理由がないので論外。

また、Quest 3S 発売前の 9月には VR ヘッドセットが幾つも発表されましたが、
他にも発表があった気がするけれど忘れてしまったし、気にも留まっていないモノだろうから割愛。

ということで、Quest 3 が外れた現状の買い替え候補は(年末あたりの買い替えを考え始めた)夏くらいに調べた
この全く方向性の違う2製品。
と、先日発表になった shiftall 「MeganeX superlight 8K」を追加しての 3製品。MeganeX superlight 8K は一瞬「これは理想の VR ヘッドセットだ!」(価格以外)と思ったのだけど、よくよく調べていくと、そうは問屋が卸さない感じもあるので、選択肢の一つということで。
以下、それぞれについて、個人的に購入を考えた場合に色々思うところを徒然と。

とまぁ、買い替え候補の3製品について適当に思うところを徒然書いてきました。いずれも「あちらを立てれば、こちらが立たず」なところはあるので、悩ましいところです。「軽くて、高解像度で、周辺視野が歪まず視野角の広い VR ヘッドセット、そしてお値段もそこそこ」なんてのは、最初から無理は承知で言ってるわけですけど。
私自身は、Quest 2 の経験から VR ヘッドセット単体でのアプリ(ゲーム含む)を使うことはないので PC VR 専用で良く、むしろそれでバッテリーもなく軽量化してくれた方が良いし、PC VR ゲーム目的だから複合現実 (MR) 系の機能も不要。その分を削って軽量化、安価にしてくれた方が良い。
ですが、今のヘッドセットの流れは Apple Vision Pro や、それに触発された meta Quest 3 のアップデート内容にもあるような複合現実(MR)重視。
でも AR / MR 目的で屋外で使う、室内で使うにしても長時間使うとなれば、今の馬鹿でかい VR / MR ヘッドセットが受け入れられることはなく meta が開発発表した orion のようなサングラスタイプじゃないと無理であろうことは、彼らも言ってるとおり(多くの人間は保守的)。
そして meta も言うように orion が一般販売できるまでにはまだ何年もかかり、それこそ普及価格で売れるようになるのは10年で効くかどうか。普通にそんな製品を付けて歩く日まで自分が生きていられるのかは判りませんけれど。
と考えていくと、冒頭で書いたように
と思ってしまうわけです。Microsoft Flight Simulator も新作 2024 が出て、さらに重くなってメモリ増設とかしなきゃならないかもで、MSFS 2024 本体含めての出費があることを思えば VR ヘッドセット買い替えは自重が正解かも……なんて。
なんか、どれを買っても、お金を積んでも、現状の不満点解消を全てを満たせないどころか、お金を出した割には…になりそうだから、あと何年かは今のまま我慢しとくのが良いかもなぁ
と思い始めているのは内緒です(ありがち)。
■ 年末くらいにVRヘッドセット買い替えを目論んでいたが【前編】〜Quest 3S発売で買い替え候補の1つが潰される
さて、前回記事では現在使っている VR ヘッドセット meta Quest 2 で、主に MSFS をプレイしていての不満点、大きな欠点について以下の2つを挙げました。
- VR ヘッドセットが重い → 長時間プレイはキツい
- 解像感、鮮明度がイマイチで美しい景色を堪能しきれない(通常ディスプレイの方が鮮明、綺麗)
他にも
- 視野角 (FOV) が 90度と狭く、双眼鏡を見ている感覚とまでは言わないが、やや気になることも
- フレネルレンズを使っているため視野中央付近はクリアでも周辺部は歪みまくって違和感がある
という不満もあります。光学系については、4年以上前の普及価格帯製品ということもあって致し方ないのですが、VR で見る立体感や広がり、(現実と同じ)視点の自由さがあるだけに残念感の強いところです。
反面、meta の VR/MR/AR に賭ける精力さが生み出すQuest シリーズのファームウェア・アップデートによる機能追加、改善の多さ速さはサポートへの信頼性という点では他より圧倒的です。ユーザーが多いことによるメリットもたくさんあります。
ただ、前回記事で書いたように、アップグレード候補でもあった Quest 3 は廉価版 Quest 3S 発売によって(私には全く不要で高いだけの)最上位ストレージモデル以外が終売となってしまって、候補から脱落。
新発売の Quest 3S は光学系が Quest 2 と全く同じ、重量も変わらないとなれば、3S を買う理由がないので論外。

また、Quest 3S 発売前の 9月には VR ヘッドセットが幾つも発表されましたが、
- HTC の新製品 Vive Focus Vision はアイトラッキング搭載、フルトラッキング対応、MR 機能強化といった目玉があるものの、光学系は3年前の VIVE Pro2 と同じでユーザーからは微妙扱いされたりもするし、千ドルレンジ(国内発売されたら10万円台半ば)のミドルクラス VR ヘッドセットでその光学系は微妙すぎて心動かず。
そもそも MSFS やレースゲームで VR プレイするのがメインだからフルトラッキングも要らなければ、MR はもっと不要なので、個人的にはそこを強化されても…である😓 - PICO 4 の上位版として登場した PICO 4 Ultra も MR 強化方向。空間ビデオ対応や値段設定も含めて Quest 3 対抗版という感じ?発売直後のせいか評判は賛否ありって感じ。Vive Focus Vision 同様、進化の方向は私の思う方向ではないのは仕方ないかな…。
PICO 4 の時からフレネルレンズじゃなくパンケーキレンズ採用の割に画質面の評価はさほど高くないこともあって、わざわざコレに買い換えるほどか?という気持ちも。あと、PICO 4 発売時の軽さ詐欺キャッチコピーは未だに印象が良くない。
他にも発表があった気がするけれど忘れてしまったし、気にも留まっていないモノだろうから割愛。

ということで、Quest 3 が外れた現状の買い替え候補は(年末あたりの買い替えを考え始めた)夏くらいに調べた
- Pimax Crystal Light
- DPVR E4 BLACK LIMITED EDITION
この全く方向性の違う2製品。
と、先日発表になった shiftall 「MeganeX superlight 8K」を追加しての 3製品。MeganeX superlight 8K は一瞬「これは理想の VR ヘッドセットだ!」(価格以外)と思ったのだけど、よくよく調べていくと、そうは問屋が卸さない感じもあるので、選択肢の一つということで。
以下、それぞれについて、個人的に購入を考えた場合に色々思うところを徒然と。
- 1. Pimax Crystal Light
- 高性能 VR ヘッドセットメーカーとして知られた Pimax が以前より販売していた Pimax Crystal を PC VR 専用として造り直して、バッテリーの削除その他で軽量化、低価格化した高性能 VR ヘッドセット。
■ Pimax Crystal Light
軽量化、低価格化したと言っても、重さ 535g、価格は16万円弱または20万円弱と、Quest 2 より重いし、お値段も Quest 3 や PICO 4 ULTRA の2倍と、一般人が気軽に注文できるレベルにはない。少なくとも「Quest 2 の重さが辛い…」という問題の解消には繋がらない。
とはいえ、
- 片目 2.8K、両目で 6K 弱という高解像度 OLED パネル採用
- 非球面ガラスレンズ採用でクリアさ確保
- OLED ゆえのローカルディミング機能付き(オンオフ可)
- リフレッシュレート最大 120Hz
- スピーカー内蔵(イヤホン用 USB-C 端子あり)
- 単体でトラッキング可能なインサイドアウト方式とライトハウス方式に両対応
- 視度調整アダプターレンズ製作ショップもあり
とスペック的には求めるモノに近い仕様。
同社の製品には片目 4K、両目 8K というモンスター仕様の製品もあるが、購入して既に手元に届いた人の感想を見ても、10万円前後以下の VR ヘッドセットで一般的な片目 2K 前後の製品とは一線を画す画質は間違いなく、性能的には魅力。重いけど。高いけど。
あと、視野角 (FOV) が日本語サイトには書かれていないものの、本国サイトを見に行ったら水平 115度・垂直 105度と、まずまず。広いとまでは言えなくても、90度しかない Quest 2 よりは遥かに広くて、おそらく十分満足できそう。
なので、本命と言えば本命とも言えるのだが……如何せん 16万円という価格は(10万円程度までを考えていた身としては)正直厳しいし、悩ましい。加えて、
- 本製品を知ったのは予約開始翌日か翌々日だったが、ローカルディミング機能なしの廉価モデルは既に買えなくなっていて、今は存在が抹消されている(部品調達の問題という話あり)
- しばらく様子見して見に行ったら発売前なのに当初より価格がガッツリ上がっていた(税込価格にしたという割には値段が合わなかった)
- 初期不良の際に返品しやすい Amazon で買おうとすると 25%も高くなる売り方をする日本法人
- 既に使ってるユーザーからはトラッキングに難があり、別途ライトハウスを買って設置した方が安定するという話もある(更なる追加出費は難しい)
といった点もあって、当方にはお高すぎる価格を踏み越えて買って良いものか、の判断がつきかねるのが正直なところ。
また、日本で発表会を行ったのち、Youtube でのレビュー動画、レビュー記事は少なからずアップされているのだけど、如何せん殆ど全部 Pimax 日本法人から貸与されたレビューであり、どれを見ても踏み込んだ内容があまりなかったり、果ては普段 VR を使ってない、使わない人のレビューであったり、正直イマイチ参考になるものがなかった。
それはレビュワーが悪いというよりは、当方の環境、条件とは違うからであって、VR Chat が云々言われたところで、全くしない私は「で、それで?」になっちゃうし、そのせいか「これは高い値段と微妙そうなサポートを乗り越えてでも買うしか!」と思わせるものがなかった。
とまぁ、そんなわけで、
- スペック的には重さを除けば期待できる、欲しい
- でもお値段的に圧倒的な予算オーバー
- ヘッドセット重い問題は、全く解決も改善もされない
- 売り方見て、イマイチ信用できない、サポートも期待できそうにない印象
という感じで、もし買い替えるとしたら本命にしたいけど、高いだけでなく、高い割には購入意欲を阻害するハードルがあるなぁ、って感じですね。 - 2. DPVR E4 BLACK LIMITED EDITION
- DPVR E4 は、この夏に色々と VR ヘッドセットを調べるまでは全く知らなかった存在。Pimax は 8K モデルをいち早く出してきたりと、コンシューマー向けのハイエンド VR ヘッドセットメーカーとして話題になったこともあるので知っていたが、こちらは完全にノーマークでした。
■ DPVR E4 Black Limited Edition|DPVR|株式会社アユート
というか、ググっても情報量が極めて少なく、未だによく判らない、画質の良し悪しのように基準に個人差があって一定数以上の評価がないと判断のしようもない部分もあるのだけど、
- 285g の圧倒的な軽さ
- 解像度は片目 2K でフレネルレンズ使用なので、画質的には Quest 2 と同等?少なくとも良いことはなさそう
- リフレッシュレート最大 120Hz、視野角 116度は◯
- スピーカー内蔵
- ヘッドセット前面のゴーグル部分を跳ね上げられるフリップアップ機能
- お値段は8万円台
と、光学性能は控えめに、でも PC VR 専用でとにかく軽量化!というのが本製品。そういう意味では、
Pimax Crystal Lightとは真逆の製品
と言えます(Pimax Crystal Light は重いままだが光学性能は断然良い)。
スペックを見ても「片目 2K 解像度+フレネルレンズ」というのは Quest 2 と変わらないので、見た目の改善は全く期待できないが、Quest 2 を使ってきて「長時間使うのは無理、短時間でも重すぎ」問題は解決できそう、というのが購入候補に入れた理由。
ですが、本製品のユーザーがあまりにも少ないせいか、実際に使っているユーザーの声が極めて少ない。仕方なく普段見ることのない某巨大掲示板へ行ってみたけれど製品スレもないようだったので、とことんマイナー製品なのだなぁ、と。
あと、マイナー製品すぎるせいで、視度調整のアタッチメントレンズを作ってくれるところがないっぽい。メガネを付けたままでも使える(でもフリップアップ機構は使えない)というレビューも見た気がするけれど、やはり快適性が不安。
そして何より「もっと綺麗な映像で飛びたい」という要望には応えられないのは確実で、重いのが解消されるのは良いけれど、
重さと画質の綺麗さのどちらを取るかといえば、やっぱり画質だよなぁ
というのが正直なところなので、購入候補にはしたけれど、買うには値段的なインパクトがないと、きっと買えない。
元々 BLACK LIMITED EDITION ではないノーマルの DPVR E4 を知ったのですが、上位モデルとの比較動画が Youtube に上がっていて、それを見ると内蔵スピーカーの差がありえないくらいだったこと、熱対策も改善したということもあって、購入候補はちょっと高くても BLACK LIMITED EDITION 一択。熱対策はマジ重要。
なんですが、ノーマル DPVR E4 は今年 2回ほど 5万円を切る値段で売られたことがあったようで、もしブラックフライデーセールでまたその値段に遭遇したらノーマルモデルでもお試しに買ってしまう可能性は高い、かも、しれない…… - 3. Shiftall MeganeX superlight 8K
- 数日前に発表されたばかりの最新鋭 PC VR 専用ヘッドセット。とにかく
超軽185gで8KのVRヘッドセット
というのは、間違いなく画期的な製品と言っても良いでしょう。片目 4K の OLED パネル採用というのは解像度的には、いま現在コンシューマー向けでは最上位クラスと言っても良いはず(片目 4K 製品は Pimax 他からも出ている)。
また、Shiftall は国内企業であり、パナソニックという大手も協業しているので、よく判らない海外メーカー製よりは一見安心できるかもしれません。まぁ国内企業だからといってサポートが良いとは限らない、むしろ海外新興企業の方が、ってこともありますけどね。
■ MeganeX superlight 8K | Shiftall
発売は来年で今はまだ予約受付だけであり、また具体的なレビュー記事、動画もほとんどない状態なので、スペック的な話だけですが、
- 185g という圧倒的な軽さ
- 片目 4K、両目 8K 解像度&パナソニック開発のパンケーキレンズ採用で画質も最上が期待できる
- リフレッシュレートは90Hz、Steam VR の HDR に対応
- 超軽がゆえに顔に圧力がかからない&ベルトは柔らかいので寝転び可能
- 瞳孔間距離 (IPD) 含め調整機構多数
- 0D 〜 -7D のピント調整が可能だが、視度補正アダプターレンズも用意
- DPVR E4 と同じフリップアップ機構
と、ザッと見ていくだけでも「こりゃすげーな」と思わせるスペックが並んでいます。そして
お値段 25万円
というのも、これまたスゲー、であります。
Pimax Crystal Light の 16万円も正直難しいわけですが、さらに+10万近い。ただ、解像度が 4K+4K(Pimax Crystal Light は 2.8K + 2.8K)と上回ってるだけでなく、185g という圧倒的な軽さを思うと、
これだけの内容を思えば 25万円も(他と比較して)高くないのかな?予約では3年保証をつけるというから最低でも 3年、これだけの性能があれば 5年経ってもミドルクラス以上の能力はありそうだし、長く使うと思えば……
なんて思っちゃうくらいです。
私なんぞが道楽モノに出せる金額ではない、ですが、考えてみればウチにあるメインのカメラシステムのレンズは1本を除いて全部コレより高い事実があるので、買わない、絶対買えない、とは言い難いわけで……(レンズを1本か2本売るという選択肢がないわけではない😅)
てな感じで、当初は「理想に近い VR ヘッドセットがキタ━━━(゚∀゚)━━━!!」と思ったのですけれど、
よーく見ていくと
自分には微妙な点が
あったりするわけです。特に
- スピーカー非内蔵
- 視野角 (FOV) 非公開(従来製品からもだいぶ狭そう)
この2点は気になるところ。前者は軽量化のために、後者はその小ささ、形状からも仕方なさそうですけれど、私にはちょっと難点になってしまいます。
こだわりの VR ユーザーはイヤホン、ヘッドホン必須みたいなことを言いますが、個人的には
- 使い始めまでの手間の少なさ
- フライトシムのプレイ時にはそれでなくても多いケーブル地獄をこれ以上増やしたくない
- 家庭の事情からイヤホン、ヘッドホンで外音遮断は好ましくない
ということがあって、スピーカー非内蔵は正直ちょっと困る点。オープンエアーのヘッドホン、イヤホンを使うなり、ノイズキャンセリングイヤホンの外音取り込みモードを使うなりで対策はできますけど、正直私には好ましい仕様ではありません。
また、視野角については発表会記事からも視野角については重視していないんじゃないかと思わせる点があり、同社の従来製品を見るとかなり狭いため、Quest 2 の 90度という視野角を上回ることはないと推察しています。
フライトシムやレースシムのようなゲームをプレイすると視野角 90度でも狭く感じるので、そういう用途には向かないのかなぁ、という気がします。VR Chat を想定と言われると、随分と用途は違いそうですしね。
■ Shiftall新ヘッドセットは“VRChat特化”で機能選定 - AV Watch
そんなこんなで、最初に出先でニュース記事をさらっと見た時のような「理想に近い VR ヘッドセット」という印象は消えましたが、それでも「凄いのが来たなぁ」というインパクトはあり、それゆえに
数年は唯一無二になりそうなデバイスだから思い切って行く価値はありそうだなぁ
なんていう誘惑もあったりするので、一応購入候補の一つとして考えてはいます。まぁ買わない、買えないと思いますが、買うなら延長保証のある先行予約特典の期間でしょうねえ。

とまぁ、買い替え候補の3製品について適当に思うところを徒然書いてきました。いずれも「あちらを立てれば、こちらが立たず」なところはあるので、悩ましいところです。「軽くて、高解像度で、周辺視野が歪まず視野角の広い VR ヘッドセット、そしてお値段もそこそこ」なんてのは、最初から無理は承知で言ってるわけですけど。
私自身は、Quest 2 の経験から VR ヘッドセット単体でのアプリ(ゲーム含む)を使うことはないので PC VR 専用で良く、むしろそれでバッテリーもなく軽量化してくれた方が良いし、PC VR ゲーム目的だから複合現実 (MR) 系の機能も不要。その分を削って軽量化、安価にしてくれた方が良い。
ですが、今のヘッドセットの流れは Apple Vision Pro や、それに触発された meta Quest 3 のアップデート内容にもあるような複合現実(MR)重視。
でも AR / MR 目的で屋外で使う、室内で使うにしても長時間使うとなれば、今の馬鹿でかい VR / MR ヘッドセットが受け入れられることはなく meta が開発発表した orion のようなサングラスタイプじゃないと無理であろうことは、彼らも言ってるとおり(多くの人間は保守的)。
そして meta も言うように orion が一般販売できるまでにはまだ何年もかかり、それこそ普及価格で売れるようになるのは10年で効くかどうか。普通にそんな製品を付けて歩く日まで自分が生きていられるのかは判りませんけれど。
と考えていくと、冒頭で書いたように
なんか、どれを買ってもお金を出した割には不満が残りそうだから、当面は Quest 2 のまま我慢しとくのが正解かなぁ?
と思ってしまうわけです。Microsoft Flight Simulator も新作 2024 が出て、さらに重くなってメモリ増設とかしなきゃならないかもで、MSFS 2024 本体含めての出費があることを思えば VR ヘッドセット買い替えは自重が正解かも……なんて。