
上記グラフは、当方の作業部屋にある Switch bot 温度計による室温変化グラフ。7月の梅雨明けの頃から最高気温 35℃超の酷暑が終わった先週3連休までの室温変化。エアコンは明け方の1〜2時間くらいを除いてはほぼ付けっぱなし全力稼働の夏でしたが、その室温経緯になります。
8月下旬に台風10号が来て「これで酷暑も落ち着く、落ち着くかな?落ち着いて〜」と思ったのも束の間、9月になって逆に梅雨明け〜お盆の頃の激暑が戻ってきたことが判ります。ホント二度と来なくて良い、もう無理ですわ、太平洋高気圧。
さて、本記事は本来1週間前に載せる予定だったのですが、腰痛が酷くなってブログまで手が回らず内容を書ききれなかったため、完全に時期を逸した内容になってしまいました。でもまぁ、場末のブログでも載せておけば誰かに引っ掛かるかもしれないし、自分の反省を込めて記しておきたいと思います。
■ ノート PC 用冷却ファンを人間に使った今年の酷暑、それが意外と良かったエレコム USB 扇風機 FAN-U177BK
⬆️1週間前の記事で、ノートPC 用冷却ファンを人間に使って意外と良かった話を記しました。厳しく長い酷暑だったこの夏には、上記製品を使った他、エアコンの効きが悪い作業部屋にサーキュレーターを追加したり、ハンディファンも追加したり、結構無駄遣い?をしてしまった気がします。
35℃超の日中にそれらを多少使ったところで焼け石に水なことも少なくありませんでした。が、お買い物の反省を込めてそれらを使ってきた感想を簡単に記しておきます。
- 1)FreeFly USB 充電式クリップ扇風機
本製品を購入したのは少し暑くなり始めた程度のゴールデンウィークの頃。あの頃は「もう既に暑いねー」なんて言ってましたが、梅雨明けから昨日までの激暑に比べれば可愛いものでしたよねぇ……
という思いはともかく、本製品を買った理由は、
「雨の日に洗濯物を部屋干しする際、エアコンまたは床置き扇風機から風を当てるのとは別方向から送風するべく、カーテンレールにクリップ留めして使っていた小型扇風機が壊れたので、その代替として購入」
でした。ですから、
- 太めカーテンレールにクリップ留めして使える
- 小型軽量
- リビングで使うのでファン音が耳につかない
あたりが必要条件でした。
充電式にする必要性は全くなかったのですが、「洗濯物を部屋干しする時以外は、夏場にエアコンの効きの悪い作業部屋でも使えると便利かな」と思ったので、いちいちコンセントを差し回る必要のない充電式にしてみました(充電する面倒はあるけど)。もっとも、
一度、ハンディタイプじゃない充電式の小型扇風機ってのも使ってみるか
というお試し気分の方が大きかったかもしれません😅
公称 10,000mAh バッテリーの充電式ということで単なる充電式扇風機というだけでなく、モバイルバッテリーとしてスマホその他へ充電供給も可能ということなので、そこも少し惹かれたところではあります(災害時にも使えるかな?という思惑も)。
ただ、結局のところ自宅でモバイルバッテリーを使うようなことは皆無ですし、ましてや何個もモバイルバッテリーがある中、扇風機バッテリーの出番はありません。当然ですね。
おまけに、よくよく考えれば、
こういう安価な中華由来の製品はバッテリーが数年内にバッテリーが膨らんできて処分に困る羽目になるんだよなぁ……
ということがあって後処理に困ることになることが多いため(去年 DAISO で買ったソーラーバッテリーは1年でバッテリーが膨らんで使い物にならず、捨てるのも難儀)、安易に人に勧められるものではないですね。
で、実際に使ってみた感想ですが、
大きさに比して風力が弱すぎて微妙
これに尽きます。風力は3段階ありますが、弱では「風がきてるの?」レベルで微風とも言えるかどうか。中で微風、3段階の最強にしてようやく多少風が来てるね、って感じ。
部屋干しの際の送風の補助として使うにしても、エアコンの補助的なサーキュレーターとして使うにしても、3段階の最強じゃないと今ひとつ使えない、というのが私の判定で、これはちょっと期待外れでした。
端的に言えば、後述するハンディファンの超定番 RHYTHM の携帯扇風機と比べても風力は見劣りするくらい、というと言い過ぎに思えますが、実際そんな印象を受けるくらい。
特に3段階の一番弱い設定では、そよ風にもならない程度。10cm 羽根、直径 14cm の筐体サイズから期待する風量には達していない、と言わざるを得ないかなぁ、と思いますね。充電式ゆえに仕方ないのかもしれませんが、それにしても、もう少し風量は欲しかった。
(カラーは7色と豊富)
そして風力3段階の弱ならともかく、中または強に設定すると風切り音も結構うるさくなるので、
風力と静穏性のバランスも微妙
という印象。弱設定だと静かですけど、前述のとおり風量はそよ風以下ですからねえ。
唯一満足できたのは、
バッテリーの保ちはまずまず
だったこと。大容量バッテリーを積んでいる良さが出ている点かと思います。
公称値は、弱設定で最大32時間、中設定で最大18時間、強で最大11時間。バッテリーを空にするほど使い切ったことはないので、この値が信用できるかどうかは不明ですが、中設定で8時間以上付けっぱなしにしてもバッテリーランプは2個目が点いていたので、そこそこバッテリーは長持ちするようです。
ただ、販売ページに「10W 急速充電」とか書いてありますけど、5V 2A では全く急速でもなんでもなく、USB PD など(今どきの)急速充電には対応していません。ので、充電速度は特に速くありません。5V 2A で充電しても中設定で使った時間か、それ以上はかかります。
あとまぁ、当たり前ですが、
ケーブルレスは設置場所を変える際は便利
ですので、ちょこちょこ設置場所を変える場合には大きな利点になります。
とりあえず本製品を買うに値するかどうかについては、
「ケーブルレスの利点と、充電しなきゃならない手間&風量パワーが今ひとつという欠点のどちらを重視するか」
であり、そこは各自の使い方次第。欠点は多いですが、ケーブルレスの利点がそれを上回る使い方もありますから一概にダメとは言えません。
とは言え、個人的には
この夏はそれなりに使ってみたが
基本的にはお役御免
って感じですね。別のサーキュレーターを買うことになると思います。安くてケーブルレスは魅力ですが、やはり風力が物足りなさすぎます。ファン音と風量のバランスも良いとは言えないですしね。
ただ、ケーブルレスの利点を活かして、来夏は熱気のこもりやすいトイレ専用機にしてみようかな?ダメかな?と思っています。リモコン式じゃ無いので使いづらいし、不衛生な気もするのですが、それ以外は用途を思いつかないんですよねえ。
室内干し用の補助送風機や作業部屋のサーキュレーター代わりにならなければ、ゲーミング PC の排気熱を人間方向から逆へ逃すためのファンにしようかと思っていたのですが、風力弱設定だと風弱すぎ、中・強設定だとゲームへの集中を阻害するノイズがすぐ近辺で出るのは使えない判断となりました……
価格 ★★★☆☆
風力 ★☆☆☆☆
静音 ★★☆☆☆
機能 ★★★★☆- 2)Can★Do 折りたたみミニ ハンディファン
100円ショップ「キャンドゥ」で 660円にて売られている折りたたみ式のハンディファン。この製品は過去に記事にしましたので、詳しくはそちらを参照してもらえればと思います。
■ 軽量コンパクトで持ち運びにイイ!けどファンノイズが残念… Can★Doの折りたたみハンディファン
上記記事でも書いたように、とにかく軽く、そして折り畳めて持ち運びには便利!だけど風量弱設定から高周波ノイズがうるさい、風力中以上は使う場所を選ぶものでした。
そしてこれも風量3段階のうち弱設定はハンディファンとしても風力が物足りないので(安物ファンでは普通レベルですが)、中以上で使いたいところですが、そうなると高周波多めの風切り音がかなり目立って悩ましいところ。電車内など公共の場で風力中以上の設定で使うのは状況を選びますね。
(DAISOと違って充電ケーブル同梱)
とはいえ、折りたたんで持ち歩けるのは良いので、今年はお出かけの際に持ち歩く機会も多かったですね。660円で買った分は使った、というか、持ち歩いた、と思います。
次に紹介するド定番 RHYTHM のハンディファンは静音性と風力のバランスはとても良いのですが、サイズはそれなりなので、「念の為に持ち歩きたい」「小さなバッグで出かける」時は本製品を持ち歩くことも多かったですね。
軽さも魅力ですが、もう少し重くなっても剛性を高めて振動を減らして静音性を高めた折りたたみファンの改良製品を期待したいところ。そうなったら990円までは許せる、かも😁
価格 ★★★★★
風力 ★★☆☆☆
静音 ★☆☆☆☆
機能 ★★★★☆- 3)RHYTHM ハンディファン 2024年モデル
語る必要もない大定番ハンディファン製品。昨今はメディアでも取り上げられることが多くなり、すっかりネットでは人気商品です。
毎年春に当年の新モデルをリリースして在庫を売り切ったら終了、という製品なので、毎年6〜7月頃には完売、その前後から高値転売業者の在庫のみになるので、現在該当ページで売られているモノは購入しないことをお勧めします。買うのは来年までお待ちを。
そして毎年春ごろに出る新モデルでは少しずつ改良されたり(殆どされなかったり)するのですが、今年の 2024年モデルは USB PD 対応が目玉!でした。
といっても USB PD の高速充電に対応したわけではなく、過去のモデルで一番困ったチャンであった USB PD の充電器に繋ぐと充電できない、という欠点が改善された次第。
たったそれだけのことですが、スマホやタブレットの高速充電用 USB PD 充電器やモバイルバッテリーが使えなかったのは充電環境が USB PD に統一されていく中で結構面倒でしたからね。
ぶっちゃけ、それだけでも今年は買い増す予定でしたが、自宅用と持ち出し用の2台持ってるうちの1台を家族に譲り、その代わりに買った前述の Can★Do 折りたたみハンディファンがファン音の問題で使いどころを選ぶので、改めて 2024年モデルを購入した次第。
本製品については過去モデルで記事にしたことがあり USB PD 非対応の部分を除けば概ね変わりがないので、参照してもらっても間違いないと思います。
■ 最近お気に入りのハンディファン 〜RHYTHM 携帯&卓上扇風機 2022モデル
とりあえず RHYTHM のハンディファンは
- 持ち運びハンディファンとしてだけでなく卓上ファンとして使っても十分満足できる風力
- 中程度以下の風力なら静音性にも優れ、電車内で使っても周りを気にしなくて済む
- 100円ショップにある千円以下の製品よりはずっと高いけど高すぎない、内容を考えれば納得の価格
といったところが魅力。基本性能も使い勝手も良いんですよね。
4段階の風力設定のうち弱は微風ですが、中設定だと風力もそこそこなのにファン音も静かで車内や店内で利用するのにピッタリ、強や最強設定だと卓上扇風機としてもかなり強力で汗を飛ばせるレベル。
そして持ち手とファンの部分の角度が変えられ、持ち手の背面に滑り止めがあるので卓上ファンとしても安定して使えますし、カラビナリングもあって吊り下げにもしっかり対応できていて、隙のない製品。
という感じで、ハンディファンとしては大満足で間違いなくお薦めの一品。ですが、冒頭でも書いたように今はもう転売業者のみの販売なので、来年モデルを待ちましょう。
ちなみに、私も来年モデルを待っています。実を言うと 2024年モデルを買ったのですが、先日持ち出した先で紛失してしまいました……車移動だったので前項の小さな折りたためるハンディファンじゃなくてコレを持っていったら……痛恨の極み。
価格 ★★★☆☆
風力 ★★★★★
静音 ★★★★☆
機能 ★★★★☆
とまぁ、1週間前に書いたノートPC 用冷却ファンを人間さまに使っている件と合わせて、この夏は4つの新しい小型扇風機&ハンディファンを使っていました。
そして、それ以外に床置きの普通の扇風機も適宜使っていたのですが、この夏あまりにも酷使したせいか、9月半ば以降、立て続けに床置き扇風機が2つも壊れるということに……連チャンで壊れてマジかよ!?でした。
35℃超の酷暑は終わったものの、まだしばらくはしっかり部屋の空気をかき混ぜられる床置き扇風機が欲しい暑さ。エアコンをできるだけ使わないためにも必要なので買い直しておきたいところですが、夏の家電在庫処分セールもほぼ終わってしまっているので、今さら買うにしても意外と安くないんですよねえ😩
ま、去年も激暑で「10年に1度の暑さ」とか言われましたけど、今年は去年以上、それも長期間に渡ってでした。となると、どうせ来年もまた酷暑でしょうから、扇風機も予め買っておかなきゃならないですけどね〜