TediousPhoto20240819

夏ドライブの行き先に都会の人工ビーチへ来て、
ほんの少しの間だけ砂浜で殺人的真夏の太陽を浴びていると、
クロスバイクタイプの自転車にの乗った中学生らしき男の子たちが
声を上げながら砂浜へ侵入してきた。

遊泳禁止とは書かれていても自転車進入禁止とは書かれていなかった気がするし、
ほとんど誰もいないビーチの端だから目くじら立てることもない。

砂浜に入ってすぐに自転車を置くかと思いきや海辺まで行って、
しばらく目を離してふと見たら、自転車を置いて海の中に入って遊んでいた。
雰囲気的にきっと、ここらの臨海地区に住んでいるのではなく、
夏休みに友達と集まって、勢いでちょっと遠くまで足を伸ばしたのだろう。
「どうせなら海まで行こうぜ」なんて。

そんな彼らを遠くから入道雲を入れ込んでの一枚。

で、そんな無邪気な中坊たちの気持ちもよく判るというか、
私も完全に同類だった。

これを書きながらふと思い出したが、海じゃないし、夏休みかどうか忘れたけれど、
中1か中2の時に友達10人くらいで六甲山の山頂(一軒茶屋)まで自転車で行った。
いま思い出して自分でも「おいおい、マジかよ!?」というレベルだ。

六甲山の麓に住んでるとかじゃなくて万博公園あたりからだ。
逆瀬川から上がっていったのだろうけど、まず逆瀬川の駅付近まで 20km あるし、
千里の丘を何度かアップダウンして越えなきゃならない。
そして逆瀬川から山頂下の一軒茶屋までは約 10km だが、標高差は 900m 近い。

ナニ考えていたんのだろう……無茶しすぎもいいところだ。
本格的なロードサイクル乗ってるチャリダーでもなければ、そもそも中学生だし、
そういや、ママチャリで来てたやつもいたよなぁ……

さすがに途中で音をあげそうになりながらも自転車を押して上がった記憶があるけど、
山頂から下って帰った時の記憶が全くない。
疲れ果てて記憶する余地もなかったんだろうなぁ。

まぁ、こういうのが珍しくなかった中学生時代だったなぁ…と今思い出したし、
ある意味一番楽しい時代だったかもしれない。
写真を見て、忘れていた思い出が蘇った。

(iPhone 15 Pro Max / 望遠カメラ)