海外の YouTuber がパリ五輪における使用カメラのメーカーシェアを調べたら
キヤノン 43％、ソニー 33％、ニコン 24％
と、ソニーが躍進してニコンを完全に追い抜いたことで、
「スポーツ分野におけるキヤノン、ニコンの2メーカー独占の時代が終わった」
「これからはキヤノンとソニーの争いに変わる（少なくともスポーツ分野では）」
と騒がれたけれど、当然である。
通信社によっては記者、カメラマンの機材をαで統一したところもあるしね。
Z 9 を使ってサッカー・アメフトなどスポーツを撮ってきた身として
今のニコンはスポーツ撮影において完全にライバル2社に劣ってる、と感じざるを得ない。
さらに言えば、AF 性能・挙動や最上級レンズを除いて駆動モーターに STM 採用など
色々な点でFマウントの頃のように、D 一桁機のような、
スポーツ撮影の分野で1番を取りに行く気概が感じられなくなってしまった。
動体でもヒコーキや鳥などハイアマチュア人口の多いカテゴリーに注力して、
スポーツ分野への力の配分は明らかに減っているように感じられる。
ソニーに移行されちゃって有効なフィードバックを得られていないのかもしれないが、
Z 9 の度重なるファームウェア・アップデートでもヒコーキ相手と比べると
被写体認識 AF の進化の度合いは大きく落ちる。
まぁ元々ヒコーキは動体でもそんなに捕捉が難しい相手じゃないけれども。
冒頭の写真は、以前の試合でダワン選手がゴールを決めた後にバック転を決めたシーン。
ダワン選手を小さなカスタムサイズ (1x3) の被写体認識で追っていて、
バック転の頂点まではしっかりピントもきていた。
が、このシーンではフォーカスが手前の項垂れている相手選手に乗り移ってしまった。
小さなサイズのフォーカスエリアは中央上に置かれたままなので、
当然バック転しているダワン選手に合わせている。
はずなのに、何故。。。
なんだけど、被写体を追従してると見せかけて、フラッとあらぬ方向へ合焦する癖は
Z9 登場当初から治らないクソ挙動である。
背景抜けまくりはファームウェアのアップデートの過程で症状軽減したが、
この信用ならない AF 追従、フォーカスエリアで被写体捉え続けていても
追従がブッチする現状は変わらず。
元々 Z9 の被写体認識 AF で広めのフォーカスエリア設定は、
どこに合焦するかコントロールできないので使わなかったし、
デフォルトで一番小さなワイドエリア S も広過ぎて合焦ふらつき過ぎで使わず、
以前は「被写体認識 AF は有用だけど信用できないからダイナミック安定」であった。
一眼レフ時代から使ってきたダイナミック AF、シングル AF しか信用できなかった。
被写体認識 AF のフォーカスエリアがカスタムできるようになって
フォーカスエリアをワイドエリア S より小さく縦長にできるようなって
ようやく本格的に被写体認識 AF を使い始めたが、先の謎挙動には悩まされる。
他メーカーの被写体認識 AF でも難がないわけではないのは知っているけれど、
スポーツ、不規則な動きをする人間に対する AF 精度に進化はないまま。
とにかくコントロールできない挙動が多いと道具として信用しにくい。
そのところが冒頭書いた結果に繋がっているように思う。
高感度に強いフラッグシップ級のボディがない、ってのも大きいだろうけど。
Z9 は D800系ユーザー取り込みもあってハイアマの要望に寄り添った感が強いから
そこは商品企画上譲れなかったのだろうし、当時のメーカー体力的に
高画素機と低画素機の二面展開はできなかったのだろうと理解はしている。
私の場合は、超望遠単焦点でコンパクトなレンズが必須であるから
（それも Z マウントでは素早い動きに追従しにくい STM 仕様になったクソだが）
今のところニコンから動けないわけで、Z9 もできるだけ工夫しながら撮っているが、
サッカー撮りたい、スポーツ撮りたい、という人にニコンを勧めることはないね。
ってか、モータースポーツに関してはスポーツよりもっと酷いからねぇ。
ホントいつになったらバイクやフォーミュラカーに対応するのやら┐(´д｀)┌
(Z9 + Z 400mm f/4.5 VR S)
この信用ならない AF 追従、フォーカスエリアで被写体捉え続けていても
追従がブッチする現状は変わらず。
元々 Z9 の被写体認識 AF で広めのフォーカスエリア設定は、
どこに合焦するかコントロールできないので使わなかったし、
デフォルトで一番小さなワイドエリア S も広過ぎて合焦ふらつき過ぎで使わず、
以前は「被写体認識 AF は有用だけど信用できないからダイナミック安定」であった。
一眼レフ時代から使ってきたダイナミック AF、シングル AF しか信用できなかった。
被写体認識 AF のフォーカスエリアがカスタムできるようになって
フォーカスエリアをワイドエリア S より小さく縦長にできるようなって
ようやく本格的に被写体認識 AF を使い始めたが、先の謎挙動には悩まされる。
他メーカーの被写体認識 AF でも難がないわけではないのは知っているけれど、
スポーツ、不規則な動きをする人間に対する AF 精度に進化はないまま。
とにかくコントロールできない挙動が多いと道具として信用しにくい。
そのところが冒頭書いた結果に繋がっているように思う。
高感度に強いフラッグシップ級のボディがない、ってのも大きいだろうけど。
Z9 は D800系ユーザー取り込みもあってハイアマの要望に寄り添った感が強いから
そこは商品企画上譲れなかったのだろうし、当時のメーカー体力的に
高画素機と低画素機の二面展開はできなかったのだろうと理解はしている。
私の場合は、超望遠単焦点でコンパクトなレンズが必須であるから
（それも Z マウントでは素早い動きに追従しにくい STM 仕様になったクソだが）
今のところニコンから動けないわけで、Z9 もできるだけ工夫しながら撮っているが、
サッカー撮りたい、スポーツ撮りたい、という人にニコンを勧めることはないね。
ってか、モータースポーツに関してはスポーツよりもっと酷いからねぇ。
ホントいつになったらバイクやフォーミュラカーに対応するのやら┐(´д｀)┌
(Z9 + Z 400mm f/4.5 VR S)
