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地獄のような暑さの中、少し前に北山友禅菊を見に行った。
むかし連れ合いが「友達が見に行ったんだって、見てみたいけどすごく山奥で…」
などと言っていたのを思い出して(本人はすっかり忘れてた😅)
盛夏の頃の花なので、鬱屈した気分を少しでも解消させるべく行ってみた次第。

ちょうど見頃で、気品ある紫の花が一面に広がっているのは何とも癒された。
紫という色は結構難しい色だと思うけど、ちょうど良い品の良さ。
ちなみに夜明け前の頃はもっと青い紫で、陽の加減によって色が変わっていくのが特徴。
地元に自生していた野菊から京大の先生の協力もあって改良された種らしい。
昔は聞いたことなかったよなぁ、と思ったら、まだ30年も経ってないようだ。

ちなみに現地の SNS によればそろそろピーク過ぎらしいので、
今年見るならお早めに、である。
例年7月半ば過ぎからお盆くらいまでらしいが、今年はちょっと早めっぽい。


場所は京都市左京区の久多ではあるが、左京区は北は福井県直前まであるほど広く、
この久多地区も左京区ではあるが、平安神宮とか南禅寺、銀閣寺の左京区とは別物である。

一般的には国道367号線(京都市街から大原を通って朽木村へ向かう若狭街道)を通り、
大津市の葛川エリアから西へ折れて丹波山地の中へ入っていくルートがオススメ。

また、京都市内以外から混雑する京都市内を通っていくのは時間の無駄なので、
他地域からは名神京都東IC から湖西道路経由真野IC から国道477号線で伊香立を抜け、
途中(←地名)の集落で国道367号線に合流するのがスムース。

もちろん、「オレは山の中の細い道大好き、酷道もオッケー!」という人は、
鞍馬から花背峠を越え、京都市最北の集落である広河原の手前まで鞍馬街道で行き、
そこから久多峠を越えるルートで行くのも良いでしょう。

私も学生の頃は北山の奥の集落やら峠やらを楽しく行けていましたが、
今はもう気力がないです(と言っても昔と比べれば随分道は改良されてるけど)。
帰りも素直に来た道を戻りました……😅
(来た道を戻って帰るのは主義に反するのですけど)

もっとも滋賀県側から行ったとしても、国道367号線から折れて久多の集落まで、
また北山友禅菊の咲いているあたりは1車線幅のところは多く、
車の行き違いができない区間は多々ありますので、そこは覚悟の上で。

公共交通機関は国道367号線沿いのバス停から1時間半歩くことになるらしいので
この灼熱地獄の中ではとてもオススメはできません。

(X-S10 + XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ / XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II)