ただのゲーム画面のスクリーンショットに見えますが、一応 Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)の VR プレイ中の1画面。前も載せたことが一度あったと思うけど、キャプチャ画面では VR も何もないですね……
以前 VR プレイ中の動画を撮って X に載せたこともあるので、そちらの動画を見てもらう方がまだ少しは判るかもしれません。
ストレス発散でMSFSを2時間半ほど。前半は友達とFace Timeしつつ通常プレイでITM-FUKをA320で計器飛行、後半はVRヘッドセットかぶって戦闘機(F/A-18)で夕暮れの大阪界隈をぶっ飛ばしてストレス解消。添付動画はVR記録(片目記録)、大阪港界隈、パナスタ&太陽の塔、梅田上空でループ。 pic.twitter.com/SSeYBqYFiF
— Double H / だぶる☆えっち (@dh_com) July 11, 2024
動画だと見てる方向が常にちょこちょこ変わっていて、頭や首の動きに、視線に追従しているのが判る、想像できるのではないかと思います。
それでも VR であること、360度仮想現実空間に包み込まれながらプレイできている、空間のそこに自分がいる感覚というのは、言葉はおろか、写真でも動画でも、少なくとも2次元メディアでは表現しきれないものであり、こればっかりは体験してもらわないと判ってもらえないものです。
三次元の空間を飛ぶフライトシミュレーターの VR プレイはそれゆえにインパクト大ですが、レースゲームでもリアルっぽい感覚になる効果はあります。
首をちょっと左に向ければ左のドアミラーが見え、右もまた同じ。スーパーワイドディスプレイじゃなくても通常ディスプレイでは見切られてる左右の視界を首を小さく動かすことでしっかり把握できるし、むしろ首を動かして視線をやって確認するのは実車と同じでもあります。
昨日の記事で書いた、“買ってしまった” レーシング/ハンドルコントローラーもレースゲームを VR プレイして「これはちょっとやり込んでみたいな」と思ったからでした。
ともあれ、先ごろまで使っていたゲーミングノートPC は Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop という、ほどほどのゲーミングノート PC 仕様で、フルHD解像度でのゲームプレイにはまずまずクオリティを保って動作するものの、VR プレイには全く足りない、スペック不足の警告が出るくらいでした(特に VRAM 8GB が厳しい)。
それでも既に Quest 2 を持っていたので「物は試し」と思って VR プレイを試してみたら、MSFS でギリギリ不安定ながら動くレベルでしたが仮想現実空間的な感覚に感動して、そのことを本ブログでも記しました。
■ RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【6】〜性能的に厳しいけどVRプレイは最高にイカす体験
■ RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【7】〜性能が厳しい中でVRプレイする中での注意点とか
上記記事でも触れましたが、先日まで使っていたゲーミングノート PC での VR プレイはスペック不足のため、とにかくよく落ちるし、MSFS などゲームを起動するのにも特定の手順を踏まないと起動すらできない、といった問題がありました。
ですから、今回の新しいゲーミング PC 購入した理由の大きな一つ、要求したスペックは
VR プレイがある程度まともにできる PC
でありました。
■ MSFS と VR ゲームのプレイを安定快適にすべく新調した BTO PC の仕様選択と理由
購入する新しいゲーミング PC の使用を検討している際、
MSFS のプレイで VRAM 16GB は欲しいから、SUPER で VRAM が 16GB 化された RTX 4070 Ti SUPER あたりが妥当なところかな?現状の為替レートを鑑みたコスパ的にも
と思っていたのも関わらず、最終的には予算を若干はみ出るのを承知で1段階上の GeForce RTX 4080 SUPER まで奢ったのは
「VR プレイするならどれだけスペックがあっても十分すぎることはない」
という話を聞いていたからです(GeForce RTX 4090 は金銭的にも消費電力確保的にも手が届かなかった)。
そして新しいゲーミング PC を使い始めた今、
上質な VR プレイを目指すにはこれでもまだ全然足りないんだなぁ…
ということも実感しているところです😮💨
むかし VR 体験のためお試しと思って買った meta Quest 2 は廉価な VR ヘッドセットゆえ、今どきの VR ヘッドセットとしては解像度(片目 1832×1920 pixels)は高くないですから、
と思っていました。
実際、Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop のゲーミングノートPC から Ryzen 7 7800 X3D & GeForce RTX 4080 SUPER のデスクトップ PC に買い替えて、
と、ある程度買い替えの目論見は達成しました。
ただ、「RTX 4080 SUPER まで頑張ったら、Quest 2 程度の解像度だと最上の設定、画質 ULTRA プリセットで DLSS などのアップスケーリングを使わない設定で、負荷の高いエリアでもバリバリ、スムースに動く」ことを想像していたにも関わらず、そこまではいきませんでした。
都市部のみならず低空飛行をしているとフレームレートが 20fps 前後になって明らかに滑らかを欠くこともあるし、負荷の高いエリアではスタッタリングの頻発やフレームレートが 30fps 以下で推移することもあります。
廉価ゆえ解像度も鮮明さもあまり高くない Quest 2 をかぶっての VR プレイでは、定位置で目の前の計器の細かいところがちょっと見づらく、DLSS など負荷軽減のためのアップスケーリングを有効にすると微妙に数字が読み取りづらくなることがあります。
以前のゲーミングノート PC を使っている時からそれがちょっと嫌で(顔を少し前に出せば計器が近くなるので読み取れますが)、自分の可能な限り頑張ったスペックの新しいゲーミング PC では DLSS などのアップスケーリングなしでプレイしたかったのですが、なかなか微妙なところです。
ULTRA 画質プリセットだとアップスケーリングなしでは厳しい場面も多く、アップスケーリング設定を使うか、画質を落とすか、それともフレームレート低下やスタッタリングしながらのプレイを我慢するか…ですけど、VR プレイはフレームレートが落ちたりスタッタリングが頻発すると VR 酔いに繋がるので、設定を変えて表示の滑らかさを優先するしかですね……
ともあれ、Ryzen 7 7800 X3D & GeForce RTX 4080 SUPER までスペックを奢ったら Quest 2 の解像度(片目 1832×1920 pixels)なら画質最上設定でもグリグリ動くかと思ったら、そこまでのことはなく、
と、ちょっと VR プレイに対する要求の高さを実感することとなりました。
まぁ、片目 4K 解像度の超高級 VR ヘッドセットを使っている人たちが「RTX 4090 でも(パワーが)足りない」と言っているのが、ちょっと理解できましたね。
ぶっちゃけ言うと、ゲーミング PC の新調の次は VR ヘッドセットのアップグレードを考えていたわけですが、Quest 2 の解像度でコレだと片目 2.5K 解像度のモデルでもちょっと画質落とさないと厳しいだろうなぁ…なんて思うと、解像度の高い VR ヘッドセットへの物欲もちょっと冷えてしまっています😅
次世代の nVIDIA GPU 50xx シリーズが出たところで当分 PC のアップグレードをする予定はないですから、PC パワー的に足りないなら VR ヘッドセットのアップグレードもないか、解像度的には+α程度だけど、パンケーキレンズ採用&視野角拡大などで見えやすさが大きく改善された Quest 3 を検討する程度ですかねえ。
ゲーミング PC を頑張ってアップグレードしたぞ!次は VR ヘッドセットだ!という勢いは無くなったので、年末にまたセールで安くなったら考えよう、といった程度まで物欲は落ち込んでいますけれども。
ま、いずれにせよ、XReal のような通常の画面出力を映し出すだけのサングラスデバイスと違って、VR ヘッドセットが付け心地に負担を感じないほど軽量化されるのも、高解像度で視野角も広くなってリアルっぽい映像を映し出せるようになるのも、まだしばらく先。
それに、高解像度な VR ヘッドセットを十全に活かせる PC も、それらが手頃に買えるも、まだちょっと遠く、5年では難しく10年はかかりそうですから、慌てて新しい VR ヘッドセットに手を出すこともないのでしょうね……
まぁ、いま自分が買える最高のゲーミング PC スペックとして Ryzen 7 7800 X3D & GeForce RTX 4080 SUPER まで頑張ったつもりだったけど、VR プレイ的には「まともに動くようになった」ものの「画質最上でなんでも来い」には遠かった、という話でした(;´д`)トホホ…
(続き)→ Ryzen 7800X3D & RTX4080 SUPERのPCに乗り換えたその後 【5】PCをスペックアップしてもゲームが要求仕様をアップする堂々巡り
■ Ryzen 7800X3D & RTX4080 SUPERなゲーミングPCに買い替えたその後の徒然 【1】暑すぎて熱いの動かすのが厳しい
■ Ryzen 7800X3D & RTX4080 SUPERのPCに乗り換えたその後 【2】出費がさらに出費を呼び、そして空間的限界を知る
■ Ryzen 7800X3D & RTX4080 SUPERのPCに乗り換えたその後 【3】買って使って始めて判る“合わせて買いたい”の意味
上位の VR ヘッドセットみたいに 6K、8K クラスの解像度ならいざ知らず、4K に満たない Quest 2 の解像度なら RTX 4080 SUPER を使えば MSFS を画質最上設定でストレスなくスムースに動くやろ
と思っていました。
実際、Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop のゲーミングノートPC から Ryzen 7 7800 X3D & GeForce RTX 4080 SUPER のデスクトップ PC に買い替えて、
- VR プレイを何十分続けていても落ちることはなくなった(全くないわけではないが、ほぼ無い)
- MSFS など VR プレイするアプリの起動を特定の手順でしかできない、といった問題は無くなった
(通常プレイしていて次のセッションから VR プレイに切り替える、といったことが普通にできるようになった) - 高負荷の条件以外、画質設定を最上 ULTRA 設定にしなければ Quest 2 だと、まずまずスムースに動くようになった
と、ある程度買い替えの目論見は達成しました。
ただ、「RTX 4080 SUPER まで頑張ったら、Quest 2 程度の解像度だと最上の設定、画質 ULTRA プリセットで DLSS などのアップスケーリングを使わない設定で、負荷の高いエリアでもバリバリ、スムースに動く」ことを想像していたにも関わらず、そこまではいきませんでした。
都市部のみならず低空飛行をしているとフレームレートが 20fps 前後になって明らかに滑らかを欠くこともあるし、負荷の高いエリアではスタッタリングの頻発やフレームレートが 30fps 以下で推移することもあります。
(こういうシーンでは厳しい)
廉価ゆえ解像度も鮮明さもあまり高くない Quest 2 をかぶっての VR プレイでは、定位置で目の前の計器の細かいところがちょっと見づらく、DLSS など負荷軽減のためのアップスケーリングを有効にすると微妙に数字が読み取りづらくなることがあります。
以前のゲーミングノート PC を使っている時からそれがちょっと嫌で(顔を少し前に出せば計器が近くなるので読み取れますが)、自分の可能な限り頑張ったスペックの新しいゲーミング PC では DLSS などのアップスケーリングなしでプレイしたかったのですが、なかなか微妙なところです。
ULTRA 画質プリセットだとアップスケーリングなしでは厳しい場面も多く、アップスケーリング設定を使うか、画質を落とすか、それともフレームレート低下やスタッタリングしながらのプレイを我慢するか…ですけど、VR プレイはフレームレートが落ちたりスタッタリングが頻発すると VR 酔いに繋がるので、設定を変えて表示の滑らかさを優先するしかですね……
Meta Quest 2 128GB (Amazon)
ともあれ、Ryzen 7 7800 X3D & GeForce RTX 4080 SUPER までスペックを奢ったら Quest 2 の解像度(片目 1832×1920 pixels)なら画質最上設定でもグリグリ動くかと思ったら、そこまでのことはなく、
トップ (RTX 4090) とは差があるとはいえ、上から2番目の RTX 4080 SUPER を持ってしても、今どきの VR ヘッドセットとしては解像度がそう高くない Quest 2 を画質最上設定で完全にスムースに動かすには足りないのか……
と、ちょっと VR プレイに対する要求の高さを実感することとなりました。
まぁ、片目 4K 解像度の超高級 VR ヘッドセットを使っている人たちが「RTX 4090 でも(パワーが)足りない」と言っているのが、ちょっと理解できましたね。
ぶっちゃけ言うと、ゲーミング PC の新調の次は VR ヘッドセットのアップグレードを考えていたわけですが、Quest 2 の解像度でコレだと片目 2.5K 解像度のモデルでもちょっと画質落とさないと厳しいだろうなぁ…なんて思うと、解像度の高い VR ヘッドセットへの物欲もちょっと冷えてしまっています😅
meta Quest 3 (Amazon)
次世代の nVIDIA GPU 50xx シリーズが出たところで当分 PC のアップグレードをする予定はないですから、PC パワー的に足りないなら VR ヘッドセットのアップグレードもないか、解像度的には+α程度だけど、パンケーキレンズ採用&視野角拡大などで見えやすさが大きく改善された Quest 3 を検討する程度ですかねえ。
ゲーミング PC を頑張ってアップグレードしたぞ!次は VR ヘッドセットだ!という勢いは無くなったので、年末にまたセールで安くなったら考えよう、といった程度まで物欲は落ち込んでいますけれども。
ま、いずれにせよ、XReal のような通常の画面出力を映し出すだけのサングラスデバイスと違って、VR ヘッドセットが付け心地に負担を感じないほど軽量化されるのも、高解像度で視野角も広くなってリアルっぽい映像を映し出せるようになるのも、まだしばらく先。
それに、高解像度な VR ヘッドセットを十全に活かせる PC も、それらが手頃に買えるも、まだちょっと遠く、5年では難しく10年はかかりそうですから、慌てて新しい VR ヘッドセットに手を出すこともないのでしょうね……
まぁ、いま自分が買える最高のゲーミング PC スペックとして Ryzen 7 7800 X3D & GeForce RTX 4080 SUPER まで頑張ったつもりだったけど、VR プレイ的には「まともに動くようになった」ものの「画質最上でなんでも来い」には遠かった、という話でした(;´д`)トホホ…
(続き)→ Ryzen 7800X3D & RTX4080 SUPERのPCに乗り換えたその後 【5】PCをスペックアップしてもゲームが要求仕様をアップする堂々巡り
■ Ryzen 7800X3D & RTX4080 SUPERなゲーミングPCに買い替えたその後の徒然 【1】暑すぎて熱いの動かすのが厳しい
■ Ryzen 7800X3D & RTX4080 SUPERのPCに乗り換えたその後 【2】出費がさらに出費を呼び、そして空間的限界を知る
■ Ryzen 7800X3D & RTX4080 SUPERのPCに乗り換えたその後 【3】買って使って始めて判る“合わせて買いたい”の意味
ZOTAC GeForce RTX 4080 SUPER Trinity (Amazon)