思うところがあって先日 iPhone 6s Plus を自室のスマホ墓場から復活させた。
10年近く前のモデルなので修理や OS アップデートなどサポートは打ち切られていて、
最後の OS 更新だった iOS 15 は重大なセキュリティホールにはまだ対応してくれている
とはいえ、モッサリ感も含めて一般的なスマホ使用には向かないし、勧められない。
私も、とある用途を考えて試すために復活させたので、外で使うつもりは皆無。
だったのだけど、
「この10年近くでスマホカメラはどれだけ進歩したのか?」
ということも知りたくて、一度持ち出してちょっと休憩がてらに何枚か撮ってみた。
そのうちの一枚が冒頭の写真。
で、同じ場所、同じ向きで最新の iPhone 15 Pro Max にて撮ったのが ↓(+1/3EV 補正)。
24mm 相当のままで撮ったので、画角が 6s Plus と違うのはご容赦。
昼間の光のあるところの遠景写真だと10年分というほどの差は感じられない。
解像具合も違うし、ホワイトバランスの撮り方は古さを感じさせる上、
ラチチュードの狭さは顕著、かつ明るめ露出なので白飛びしやすいとかあるけど、
10年近い差、なおかつ値段が2倍になっていることを思うと、
むしろ 6s Plus でも頑張ってるなー、という気がする。
つーか、iPhone は 13世代から絵作りが変わって露出もアンダーすぎて嫌。
(+1/3EV 補正していてコレだからね)
以下、もう2例を。
6s Plus、15 Pro Max の順で掲載している。
2例目のように(空気状態に左右されない)比較的近接の部分があると解像の差は顕著。
おまけに 6s Plus は白飛びする割にはアンダーも締まっていない表現の狭さは感じる。
ただ、上記2例でも 15 Pro Max の方は露出プラス補正している。
夕暮れ以降、夜景など光量が少ないシーンでは比較にならない画質差があって、
暗所への進化、超広角・望遠など画角の多様化がスマホカメラこの10年の進化
だということは実感できるが、日中屋外だと「差はあるけど 6s Plus も十分使えるよね」
という感じではある。
ただ、6s Plus と 15 Pro Max を撮り比べて何が一番違うかといえば、
日中屋外での画面の見やすさがレベチ
これに尽きる、圧倒的に違う。
カメラとは関係ないけれど、太陽光下では 6s Plus の画面はメッチャ見づらい……
「そーいや、昔は屋外でスマホで撮る時に画面見づらくて構図取りにくかったなー」
ってことを比較撮影して思い出した。
画面の明るさが一番下に設定されているんじゃないかと見直したくらい。
先にも書いたように、スマホカメラこの10年の進化は暗所対応、画角多様化だが、
1番の進化はカメラ機能ではないけれど画面の進化、
それも解像度とか画面サイズだけではなくコントラストの進化だということを
改めて気付かせてくれた。
スマホ2台しか持ってなかったし、両手が2台で塞がるので
太陽光下で 6s Plus と 15 Pro Max の画面比較した写真がないので説得力少ないけれども!
(iPhone 6s Plus & iPhone 15 Pro Max 広角カメラ)