TediousPhoto20240619

うっかり今朝の予約投稿を忘れていたので、夕方更新😅
全盛期が今かと思わせる調子の良さを見せる今季は宇佐美貴史選手。
日曜日の試合でも先制ゴールを決めてくれたが、まぁその時のシュートフェイントの見事なこと!

私自身もファインダー越しに見ながら、うっまっっ!と声を漏らしたくらい。
当日以降のサッカーニュースその他でも絶賛されていたが、切り返しの鋭さたるや
イケイケだった10代の彼を見てるかのような切れ味。
昨年厳しいシーズンを過ごして随分と身体が変わった感は素人にも窺えるところだが、
それにしても今季は本当に素晴らしい👏

で、試合当夜 SNS にも一連のシーンの連続写真を10枚かそこらを載せたので、
今さら同じものを載せても芸がないと思ってアニメーション GIF 化してみた。
まぁ動画で見ろよ、って話だけどね。
ガンバ大阪公式 X にも Youtube にも、DAZN や Jリーグの X にも、あちこちに動画が載ってる。

途中のコマが途切れているところもあるが
(見て判らないところもコマが飛んでいるところはある)
少々アレな Z9 の AF がちゃんと追従できず甘ピンやピンボケになって没カットがある故。
フレーム内、特にフォーカスエリア近くにターゲット以外の人物が出てくると
途端にフォーカスが不安定化する Z9 さん、初期からほぼ改善されてないからね…


なので、普段チームスポーツで複数被写体が絡むシーンでは被写体認識 AF は使わず(使えず)、
安定のダイナミック AF で被写体には手動追従するのだが、
(Z9 でチームスポーツ撮ってる人は Z9 の被写体認識 AF の不安定さは判るはず)
最初のシュートモーションまでは宇佐美選手をほぼ単独で捉えられていたので、
被写体認識 AF のまま撮り続けていたら、相手選手の向こうに切り返して…
になったので、フォーカスモードを変える間もなく最後まで撮り切るしかなかった。

フォーカスモードはレンズボタンで即座に切り替えられるようにしてあるのだが、
切り替えるとフォーカシングし直しで、ほんの僅かなタイムラグが出るので、
こういう 0.01秒が惜しいシーンではフォーカスモード切り替えはしたくない。
それでなくても高い割に AF が速くない Z 400mm f/4.5 では秒20コマとか出ないのに…
(定点撮影で秒20コマが出ても、そんなカタログスペックは要らんのよ)

ともあれ、被写体認識 AF で複数選手が近傍にいると
AF がフラフラと違う選手へ行ったり、どこにも合焦しなかったり、
そういうコマが出て必死に宇佐美選手を追って捉え続けた連続写真のはずが、
使えるコマは飛んでいるという次第、やむなし。

被写体が交錯しても最初に捉えた被写体を完璧に捉え続けるカメラは今はないとしても、
ちょっとライバル機と比べても同種被写体が複数フレームインすると
フォーカスが不安定になりがちな癖が目立つカメラという印象は当初から変わらない。

フォーカスエリア内に入ってきた別の被写体へ勝手に乗り移るだけならまだしも、
フォーカスエリア外(近傍)にいる別の被写体へ乗り移ることも割とあるし、
フォーカスエリア内に複数の被写体があると、どこにもフォーカスが合ってないカットも多い。
フォーカスが別の被写体に乗り移るにしても、手前側の被写体に乗り移ることもあれば
奥側の被写体に乗り移ったり、まちまちだから厄介。

その原因はといえば、瞳が見えているか見えていないかがポイントになることも多いのだが、
追ってる被写体の顔が見えてるのに後頭部しか写ってない別の被写体へフォーカスが移る、
なんてこともあって、まぁ厄介。
癖がハッキリしていれば、ある程度撮り手側で工夫もできるのだけどねえ。

ここらの癖が直らないところを見ると、アルゴリズムの根本的なところに手を入れられない、
そのあたりの癖の原因となる部分を把握しきれていないか、軽視しているか、だろう。
そういう意味では EOS R1 の開発発表にあったように、
複数被写体同士が交錯しても追い続けるぜ、と言い切るカメラには頼もしさを感じる。

やりたいのは、撮影の技術を磨くことや、カメラの癖を乗り越えることが目的じゃない。
好きな被写体の素晴らしいシーンを収めたいだけだからね。
そのための努力はするけれど、フラッグシップ機を買ってるのに無駄な苦労とか要らんのよ。
そのために高い金を払ってるんだからさ。
ほんま頼むよ、と去年の今頃あたりまでは思っていたけど、諦めたけどね。

と、なんか最後は愚痴で終わってしまってスイマセン。

(Z 9 + Z 400mm f/4.5 VR S)