

今日の写真?は、またゲームのスクリーンショットを載せていますが、ちょっと前に友達が教えてくれた AirCar という Steam から無料ダウンロード可能な VR アプリをプレイ中のシーンから。
■ Steam:Aircar
厳密にはゲームではなく、未来都市みたいなところを空飛ぶ車で見て回るだけの、一種のデモンストレーションアプリ。なのだけど、これがまぁ
ブレードランナーの世界に浸れる
感じで、BGM にあのブレードランナーのテーマ曲を流したいくらい、というか、頭の中で勝手に流れてくる。それくらいに、あの世界観の中にいる雰囲気に浸れる。黒い雨が降る中、というのも、またね。
飛べる範囲は狭いし、何ができるわけでもなく、ただ飛ぶだけなのですぐ離脱することになるのだが、VR のなかで日常から逃げてボーッとするには良いアプリ。無料だし、PC VR 環境を持っている人には一度お試しあれ。

さて、昨夏 Core i7-12700H & RTX 4060 (Laptop) 搭載 ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4 を購入した際には、自分のためにも、セールなどの購入時の比較用に探している人のためにも、と思って、幾つかのベンチマークテスト結果を載せました。
■ Core i7-12700H & RTX 4060搭載ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4購入【1】 〜各種ベンチマークテスト参考値
■ Core i7-12700H & GeForce 4060搭載ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4購入【2】 〜DLSS FGの効果をMSFSで測定
ASUS TUF Gaming F15 については、搭載している RTX 4060 (Laptop) が最大能力を発揮できる TGP 140W 仕様だったこともあって安価で買った割に思っていた以上の満足が得られる値が出て、またゲームの実プレイでも Micorsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)のてんこ盛りプレイや VR プレイを除けば概ね満足していたことは過去に何度も書いてきたとおり。
にも関わらず、今回その昨夏プライムセールで購入したゲーミングノートのさらに倍(以上)の大枚叩いて買い替えたわけですが、そこまで突っ込んだり理由は先日の記事にも書いたように
「買い替えるなら今まで使っていたモノから性能も倍以上」
を基準にしたが故。
昨夏買ったゲーミングノートPC にある程度満足していたからこそ、中途半端なホップ・ステップ程度では無駄遣いを後悔しそうだったため、圧倒的な差を持ってジャンプするところまで行く、それならば後悔は起きないはず、という理論。
カメラ機材で言うなら、グダグダ言う前にフラッグシップ機やハイエンド単焦点レンズを使って機材の言い訳なくせ理論と同じ。同じ?違うか?
まぁカメラ写真まわりだと、機材の前に工夫だの、発想だの、足で稼げだの面倒臭いことをいう輩が跋扈しますが、こちらの方は性能が全て、最後はパワーで殴るしかない分、生きやすい世界ではあります😉
■ MSFS と VR ゲームのプレイを安定快適にすべく新調した BTO PC の仕様選択と理由
ともあれ、TSUKUMO の BTO PC で、いま自分にでき得る(出せ得る、自宅に置ける)限りの仕様で組んでもらったハイスペック PC が手元に届いて、そろそろ半月。ゲームをする時間は相変わらず多くは取れないけれども、一応買った結果検証としてベンチマークテストを幾つか取ってみました。
ので、今まで使ってきた Core i7-12700H & RTX 4060 (Laptop) 搭載のゲーミングノートPC との比較も込みで、その結果を載せておきたいと思います。もちろん、
こんな比較は特に意味がない
のは重々承知ですけれど、とりあえず
自分が大枚叩いた結果に納得したい
だけであります😅
実際にゲームをプレイした感想については明日の記事で記すこととして、以下、3DMark、CineBench、FF14、FF15、BLUE PROTOCOL、Cyberpunk 2077、MSFS の測定結果を列挙しておきます(Crystal Disk Mark は先日の記事で掲載済みなので略)。
予め断っておくと、今まで使ってきた ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4 のベンチマーク結果のうち、3DMark、CineBench 2024、FF14 ベンチマークテストは改めて取り直していますが、それ以外については昨夏測定したものを流用しています。
よって、新しいゲーミング PC G-GEAR GE7A-L242/XBH と従来から使っている TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4 で新しく取り直したベンチマークテストは GeForce Game Ready Driver 555.99 ですが、TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4 で昨夏測定した結果のドライバは古いものであり同一条件ではありませんので、結果比較はそれなりということでご了承ください。
また、昨夏のベンチマークテストを掲載した際には各テストの結果画面のスクリーンショットを載せていましたが、今回は面倒なので省略します。一応、スクショは撮って載せられるようにはしてありますが、そんなことに時間をくわれたくないので……(必要なら掲載しますけど)
3D グラフィック性能を測る 3DMark から無料で計測できる FireStrike (DirectX 11) と TimeSpy (DirectX 12 Future Level 11)、そして最近追加された Steel Nomad (DirectX 12 Future Level 12) の計測結果を。
なお、昨夏購入の Core i7-12700H & RTX 4060 Laptop 搭載「ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4」では全開&ファンの音も結構大きなターボモードと、1割弱の性能低下を受け入れる代わりにファンの音が抑制されたパフォーマンスモードの両方を使ってきたので、AC 駆動時のターボモードとパフォーマンスモードの結果を載せています。
で、いきなり圧倒的な差を叩き出してくれていますが、Fire Strike や Time Spy ではトータルスコアは2倍程度でもグラフィックだけを見るとそれ以上のスコア差です。純粋にグラフィック性能だけを測る Steel Nomad では 3倍近い差。最初から RTX 4060 と RTX 4080 の差を見せつけてくれて「大枚叩いた甲斐があった😅」と満足させてくれます。
反面 Fire Strike の Physics テストや Time Spy の CPU テストでは、インテルの2世代前のノート向け(最上位ではない)上位 CPU の Core i7-12700H と大差ない、微増程度の結果。
ゲーム最強と言われる Ryzen7 7800 X3D が、本来の性能としてはフツーのミドルレンジ CPU であることをベンチマーク結果は示しています。これがゲームの実性能となると、最上位クラスの CPU と同等レベルかそれ以上のパフォーマンスを出すのですから不思議なものです。
CineBench は従来からあった R23 と、GPU テストも含まれた新しい 2024 両方の結果を計測しました。
こちらも CPU テストしかない CineBench R23 の結果や CineBench 2024 でも CPU テストの結果は Core i7-12700H と比べて微増程度。3DMark の CPU テストと同じ傾向です。
反面、CineBench 2024 から新設された GPU テストの方は 2.5倍と、やはり圧倒的。実性能で2倍以上を前提に、色々と見て回って GeForce RTX 4070 Ti SUPER 以上を目標として、実際は RTX 4080 SUPER に買い替えたわけですが、納得の結果です。
ここからはゲームベンチマークで、まず少し古い世代の FF14 暁月のフィナーレのベンチマークテストです。最近リニューアルされたというとで、従来から使ってきたゲーミングノートPC の方も計測し直しました。
結果は、フルHD (1080p)、WQHD (1440p) ともに 2倍前後のスコアを叩き出して、満足行く結果です☺️
また、新調したゲーミング PC では 4K がターゲット解像度となる RTX 4080 SUPER を搭載しているので、4K 解像度でのテストも行いました(内部処理のみ 4K でディスプレイは WQHD、以下のテストでも同じ)。
従来使っていた RTX 4060 ゲーミングノートの FHD でのスコアを 4080 SUPER での 4K スコアが上回っているのを見ると、RTX 4080 クラスは 4K に耐え得る性能だということを実感します。
もっとも、今まで使ってきた Core i7-12700H + RTX 4060 ゲーミングノートPC も、ターゲットであるフルHD だけでなく WQHD 解像度でもスコア 15,000 を超えていて「非常に快適」判定なので、このクラスのゲームなら十分だったのですけどね。
昨夏購入したゲーミングノートPC の購入直後ベンチマークテストでは高画質設定と標準画質設定の両方でそれぞれフルHD、WQHD 解像度の比較をしましたが、新しい PC ではわざわざ画質を落とす必要もないため今回は高画質設定のみ。また、新 PC でのみ 4K 解像度でもテストしました。
FF14 より1つ世代の進んだ FF15 のベンチマークテストは動作が少し重めのせいか、新旧マシンのスコア差が FF14 ベンチマークテストより広がっています。特に負荷がより高くなった WQHD では 2.5倍以上のスコア差が出ています。より高負荷になれば、GPU の性能差がより効いていることが判ります。
従来使っていたゲーミングノートPC だとターゲット解像度のフル HD で「とても快適」判定、WDHQ 解像度となると「快適」判定でしたが、新調した PC では 4K 解像度でも「非常に快適」(スコア 12,000 以上)に近いスコアで、ターゲット解像度の差を実証しています。
もちろん、こちらも FHD、WQHD 解像度では従来使っていたゲーミングノートPC の「とても快適」「快適」判定でも問題ないですし、高画質設定ですから標準画質設定にすれば「非常に快適」になりますから、FF15 を Core i7-12700H + RTX 4060 ゲーミングノートPC でプレイするのも十分実用的であります。
3Dアニメーション描写で有名な BLUE PROTOCOL のベンチマークテスト。昨夏は最高画質設定でフルHD、WQHD の両解像度で測定しましたが、新しいゲーミングPC はデスクトップ機で、よほどの理由(※)がない限り WQHD 解像度かそれ以上でしかプレイしないので、WQHD 解像度のみでの計測結果です。
(※)WQHD 解像度では重くてプレイしづらいゲームが出てきたらフルHD 解像度に落としてプレイするでしょうけれど、現状または近い将来 RTX 4080 SUPER でそこまで重いゲームは存在しない気が……
結果は、今までのベンチマークテスト結果と同じく 3倍近いスコア差。最低フレームレートが落ち込むテストですが、有り余るパワーで 24 FPS で踏みとどまっているのも印象的。
まぁ、今まで使ってきたゲーミングノートPC を WQHD 解像度で使っても「極めて快適」(スコア 10,000 以上)でしたので、このゲームをプレイするのが目的なら全く買い替えは必要としなかったわけですけどね……
今まで使ってきたゲーミングノートPC の昨夏掲載ベンチマークテスト結果に合わせて、
それらを組み合わせた8通りで測定(DLSS SR はバランス)。さらに
これらの設定についても DLSS FG の有無を含めた各組み合わせにてベンチマークを行ってみました。
期待通りの結果ではありますが、FHD はもちろん WQHD 解像度程度だと、とても激重で名を馳せたゲームのベンチマーク結果とは思えないフレームレートが出ています。RTX 4060 程度では試そうとも思わなかったパストレーシング有効の設定でも WQHD ならサクサク、DLSS FG を有効にすれば 100 fps 超。
実際のゲームプレイ時にはもう少しフレームレートが落ち込む場面もありますが、それでも激重ゲームなのに画質てんこ盛りでプレイ可能なのは、性能、価格、消費電力など色々な面で別格すぎる RTX 4090 ほどではなくても満足以外のない性能です。
今まで使っていたゲーミングノートPC では、レイトレなしのウルトラ設定でも WQHD ディスプレイでのゲームプレイ中はずっとファンの空気吹き出し音が結構やかましかったのですが、新しい PC の RTX 4080 SUPER は WQHD 解像度だと余裕すぎるのか、ファンもあまり回ることなく放熱も抑えられているのは嬉しい副産物です。
とはいえ、金を注ぎ込んだ分の結果ではあるので驚きはなく、ある意味当たり前。逆に10万円台半ばで昨夏購入したげーみんぐノートPC が、DLSS FG 有効ならレイトレーシング付きウルトラ画質でも FHD で平均 80〜90 fps 以上、WQHD でも平均 60 fps 以上出たことの方が当時驚いたし、満足度は高かった気がします(あくまで Cyberpunk 2077 の結果だけの話)。
昨夏 Core i7-12700H + RTX 4060 のゲーミングノートPC購入直後に行ったテスト結果と合わせるために、
としていますが、今までのテスト同様、新しいゲーミング PC ではフルHD 解像度に下げることも、画質を MID に抑えることもないので、それらは省略しました。新PC では画質プリセットを HIGH に落とす必要も、DLSS FG を切ることもないのですが、昨夏のデーターと比較のために測定しました。

なお、今まで使ってきたゲーミングノート PC の測定結果は昨夏測定したものですので、グラフィックドライバのバージョンだけでなく MSFS のバージョンも古いため、フレームレート的にはやや不利な結果、いま計り直したら数%〜1割くらいは向上している可能性があることをご承知おきください。
また今回の新PC のみの追加測定条件として、
での測定結果を加えました。昨夏フレームレートを測定した時は「素」の性能を知るためにアップスケーリング (DLSS SR) を使わない状態で計測しましたが、普段は DLSS SR も FG も使っていますので、その状態での実性能を測りました。
(今まで使ってきたゲーミングノートPC では、アップスケーラーは DLSS SR バランス、DLSS FG あり、画質設定はハイエンドとウルトラの間くらいにカスタマイズしてプレイしていました)

また、4K 解像度の測定は今までのベンチマーク同様に内部処理が 4K であり、ディスプレイは WQHD フルスクリーンを利用しています。だけど、今回試して判ったのですが、DLSS SR の画質設定を少し落としても内部 4K 処理の方が見た目が明らかに綺麗、シャープさが上なんですよね……
4K 解像度でテストはしているものの今後も 4K モニターを買うつもりはありませんが、WQHD の横2倍、画面比率 32:9 のスーパーワイドディスプレイには興味がありますし、それが無理でも「なんちゃって3画面体制」でのプレイは考えていますので、それを思うとこれだけの余裕はあって欲しかったですね。

MSFS を美麗グラフィックで安定して飛びたいがために購入した Ryzen 7 7800X3D + RTX 4080 SUPER の新しいゲーミングPC ですから、今までのベンチマークテスト同様に大きなジャンプアップ、目論見どおり2倍前後かそれ以上のフレームレートが出る条件が多いのは納得です☺️
もちろん、上記テストの条件は「外部ビュー使用で AI フライトにより真っ直ぐ飛行した場合」という最も負荷の少ない状況での測定ですから、実際のフライトのように旋回したり、外部ビューではなくコクピットビューでプレイすると負荷は大きくなるなど、実プレイ中のフレームレートは落ちます。
ぶっちゃけ、出来得る限り高性能なスペックの PC にしたのに、データー負荷の高いエリアを超低空飛行で飛んだりするとスタッタリングが頻発することもあるので、
と感じる場面もあります。


これは極端な例であり、多くの場合は今までのゲーミングノートPC と比べて遥かに快適に飛べます。高負荷になればなるほど、最低フレームレート向上も含めて安定したフレームレートを保てるのは、嫌々ながらデスクトップ PC を復活させてまで性能優先にした甲斐がありました。
そして、とにかく強調したいのは、
のが精神衛生上からも大きいです。何をしても全く落ちなくなったし、バッググラウンドアプリその他に全く気を使う必要もなくなりました。
詳しくは明日の記事で諸々雑感を述べてたいと思いますが、プレイ中に落ちるのがフツーなくらい落ちていた VR プレイも全く安定し、WQHD 解像度での通常プレイでは前項サイバーパンク2077 のテスト結果同様、性能が余裕すぎてファン音が極めて静か。
というのが正直な感想。そういう意味では目論見どおりで納得の買い物だったと結論づけられます。
てなことで、大枚叩いた結果を自分に見せて納得させるもの以外何物でもないベンチマーク測定&比較結果ですが、とりあえず自己満足できればそれでヨシ!ですから、何の問題もないでしょう☺️
(続く)

よって、新しいゲーミング PC G-GEAR GE7A-L242/XBH と従来から使っている TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4 で新しく取り直したベンチマークテストは GeForce Game Ready Driver 555.99 ですが、TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4 で昨夏測定した結果のドライバは古いものであり同一条件ではありませんので、結果比較はそれなりということでご了承ください。
また、昨夏のベンチマークテストを掲載した際には各テストの結果画面のスクリーンショットを載せていましたが、今回は面倒なので省略します。一応、スクショは撮って載せられるようにはしてありますが、そんなことに時間をくわれたくないので……(必要なら掲載しますけど)
【1】3DMark
Total | Graphics | Physics | Combined | |
FX507ZV4 Turbo | 24,830 | 28,144 | 29,531 | 11,703 |
FX507ZV4 Performance | 23,480 | 26,960 | 26,715 | 10,924 |
G-GEAR GE7A-L242/XBH | 48,018 | 68,011 | 31,743 | 19,716 |
Total | Graphics | CPU | |
FX507ZV4 Turbo | 10,836 | 10,568 | 12,660 |
FX507ZV4 Performance | 10,171 | 9,922 | 11,858 |
G-GEAR GE7A-L242/XBH | 24,007 | 28,473 | 12,711 |
FX507ZV4 Turbo | 2,317 |
FX507ZV4 Performance | 2,140 |
G-GEAR GE7A-L242/XBH | 6,715 |
3D グラフィック性能を測る 3DMark から無料で計測できる FireStrike (DirectX 11) と TimeSpy (DirectX 12 Future Level 11)、そして最近追加された Steel Nomad (DirectX 12 Future Level 12) の計測結果を。
なお、昨夏購入の Core i7-12700H & RTX 4060 Laptop 搭載「ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4」では全開&ファンの音も結構大きなターボモードと、1割弱の性能低下を受け入れる代わりにファンの音が抑制されたパフォーマンスモードの両方を使ってきたので、AC 駆動時のターボモードとパフォーマンスモードの結果を載せています。
で、いきなり圧倒的な差を叩き出してくれていますが、Fire Strike や Time Spy ではトータルスコアは2倍程度でもグラフィックだけを見るとそれ以上のスコア差です。純粋にグラフィック性能だけを測る Steel Nomad では 3倍近い差。最初から RTX 4060 と RTX 4080 の差を見せつけてくれて「大枚叩いた甲斐があった😅」と満足させてくれます。
反面 Fire Strike の Physics テストや Time Spy の CPU テストでは、インテルの2世代前のノート向け(最上位ではない)上位 CPU の Core i7-12700H と大差ない、微増程度の結果。
ゲーム最強と言われる Ryzen7 7800 X3D が、本来の性能としてはフツーのミドルレンジ CPU であることをベンチマーク結果は示しています。これがゲームの実性能となると、最上位クラスの CPU と同等レベルかそれ以上のパフォーマンスを出すのですから不思議なものです。
【2】CineBench
Multi Core | Single Core | |
FX507ZV4 Turbo | 16,529 | 1,717 |
FX507ZV4 Performance | 14,656 | 1,714 |
G-GEAR GE7A-L242/XBH | 17,396 | 1,750 |
GPU | Multi Core | Single Core | |
FX507ZV4 Turbo | 10,197 | 922 | 100 |
FX507ZV4 Performance | 10,054 | 739 | 100 |
G-GEAR GE7A-L242/XBH | 26,305 | 1,035 | 108 |
CineBench は従来からあった R23 と、GPU テストも含まれた新しい 2024 両方の結果を計測しました。
こちらも CPU テストしかない CineBench R23 の結果や CineBench 2024 でも CPU テストの結果は Core i7-12700H と比べて微増程度。3DMark の CPU テストと同じ傾向です。
反面、CineBench 2024 から新設された GPU テストの方は 2.5倍と、やはり圧倒的。実性能で2倍以上を前提に、色々と見て回って GeForce RTX 4070 Ti SUPER 以上を目標として、実際は RTX 4080 SUPER に買い替えたわけですが、納得の結果です。
【3】ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク
FHD | WQHD | 4K | |
FX507ZV4 Turbo | 20,312 | 16,026 | ----- |
FX507ZV4 Performance | 19,688 | 15,979 | ----- |
G-GEAR GE7A-L242/XBH | 39,009 | 34,835 | 22,179 |
ここからはゲームベンチマークで、まず少し古い世代の FF14 暁月のフィナーレのベンチマークテストです。最近リニューアルされたというとで、従来から使ってきたゲーミングノートPC の方も計測し直しました。
結果は、フルHD (1080p)、WQHD (1440p) ともに 2倍前後のスコアを叩き出して、満足行く結果です☺️
また、新調したゲーミング PC では 4K がターゲット解像度となる RTX 4080 SUPER を搭載しているので、4K 解像度でのテストも行いました(内部処理のみ 4K でディスプレイは WQHD、以下のテストでも同じ)。
従来使っていた RTX 4060 ゲーミングノートの FHD でのスコアを 4080 SUPER での 4K スコアが上回っているのを見ると、RTX 4080 クラスは 4K に耐え得る性能だということを実感します。
もっとも、今まで使ってきた Core i7-12700H + RTX 4060 ゲーミングノートPC も、ターゲットであるフルHD だけでなく WQHD 解像度でもスコア 15,000 を超えていて「非常に快適」判定なので、このクラスのゲームなら十分だったのですけどね。
【4】FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
FHD | WQHD | 4K | |
FX507ZV4 Turbo | 10,227 | 7,289 | ----- |
FX507ZV4 Performance | 9,407 | 7,133 | ----- |
G-GEAR GE7A-L242/XBH | 22,339 | 19,475 | 11,927 |
昨夏購入したゲーミングノートPC の購入直後ベンチマークテストでは高画質設定と標準画質設定の両方でそれぞれフルHD、WQHD 解像度の比較をしましたが、新しい PC ではわざわざ画質を落とす必要もないため今回は高画質設定のみ。また、新 PC でのみ 4K 解像度でもテストしました。
FF14 より1つ世代の進んだ FF15 のベンチマークテストは動作が少し重めのせいか、新旧マシンのスコア差が FF14 ベンチマークテストより広がっています。特に負荷がより高くなった WQHD では 2.5倍以上のスコア差が出ています。より高負荷になれば、GPU の性能差がより効いていることが判ります。
従来使っていたゲーミングノートPC だとターゲット解像度のフル HD で「とても快適」判定、WDHQ 解像度となると「快適」判定でしたが、新調した PC では 4K 解像度でも「非常に快適」(スコア 12,000 以上)に近いスコアで、ターゲット解像度の差を実証しています。
もちろん、こちらも FHD、WQHD 解像度では従来使っていたゲーミングノートPC の「とても快適」「快適」判定でも問題ないですし、高画質設定ですから標準画質設定にすれば「非常に快適」になりますから、FF15 を Core i7-12700H + RTX 4060 ゲーミングノートPC でプレイするのも十分実用的であります。
【5】BLUE PROTOCOL ベンチマーク
スコア | 平均 / 最低 FPS | |
FX507ZV4 Turbo | 12,724 | 88 / 12 |
FX507ZV4 Performance | 11,774 | 81 / 16 |
G-GEAR GE7A-L242/XBH | 33,077 | 226 / 24 |
3Dアニメーション描写で有名な BLUE PROTOCOL のベンチマークテスト。昨夏は最高画質設定でフルHD、WQHD の両解像度で測定しましたが、新しいゲーミングPC はデスクトップ機で、よほどの理由(※)がない限り WQHD 解像度かそれ以上でしかプレイしないので、WQHD 解像度のみでの計測結果です。
(※)WQHD 解像度では重くてプレイしづらいゲームが出てきたらフルHD 解像度に落としてプレイするでしょうけれど、現状または近い将来 RTX 4080 SUPER でそこまで重いゲームは存在しない気が……
結果は、今までのベンチマークテスト結果と同じく 3倍近いスコア差。最低フレームレートが落ち込むテストですが、有り余るパワーで 24 FPS で踏みとどまっているのも印象的。
まぁ、今まで使ってきたゲーミングノートPC を WQHD 解像度で使っても「極めて快適」(スコア 10,000 以上)でしたので、このゲームをプレイするのが目的なら全く買い替えは必要としなかったわけですけどね……
【6】Cyberpunk 2077
平均FPS値 (最低FPS) | ウルトラ | レイトレ・ウルトラ | |||
DLSS FGオフ | DLSS FGオン | DLSS FGオフ | DLSS FGオン | ||
FHD | FX507ZV4 Turbo | 95.53 (40.23) | 131.98 (60.22) | 59.12 (44.69) | 92.13 (51.93) |
FX507ZV4 Performance | 85.13 (43.93) | 122.71 (55.34) | 51.71 (38.34) | 83.28 (66.50) | |
G-GEAR GE7A-L242/XBH | 182.86 (132.87) | 295.99 (249.40) | 132.71 (103.25) | 224.60 (194.18) | |
WQHD | FX507ZV4 Turbo | 60.93 (34.30) | 84.83 (70.18) | 46.00 (14.15) | 69.52 (28.77) |
FX507ZV4 Performance | 55.86 (37.95) | 78.21 (40.75) | 40.75 (31.67) | 62.34 (39.68) | |
G-GEAR GE7A-L242/XBH | 140.96 (120.62) | 195.11 (100.84) | 83.28 (66.50) | 117.73 (98.37) | |
4K | G-GEAR GE7A-L242/XBH | 82.55 (73.60) | 116.79 (106.24) | 66.65 (58.08) | 89.66 (48.10) |
平均FPS値 (最低FPS) | レイトレ・オーバードライブ | ||
DLSS FGオフ | DLSS FGオン | ||
FHD | G-GEAR GE7A-L242/XBH | 98.79 (84.52) | 161.70 (139.59) |
WQHD | G-GEAR GE7A-L242/XBH | 81.71 (72.83) | 125.30 (63.43) |
4K | G-GEAR GE7A-L242/XBH | 55.18 (49.62) | 83.76 (42.51) |
今まで使ってきたゲーミングノートPC の昨夏掲載ベンチマークテスト結果に合わせて、
- レイトレーシングなしの最上位画質「ウルトラ」設定と、レイトレーシング有効にした最上位画質「レイトレーシング・ウルトラ」設定の2種類
- フルHD (1080p)、WQHD (1440p) の両解像度
- DLSS Frame Generation(以下 DLSS FG)をオン、オフ
それらを組み合わせた8通りで測定(DLSS SR はバランス)。さらに
- 新ゲーミングPC はターゲット解像度が 4K である RTX 4080 SUPER 搭載なので 4K 解像度設定
- パストレーシングも利用する最上位のさらに上の「レイトレーシング・オーバードライブ」設定
これらの設定についても DLSS FG の有無を含めた各組み合わせにてベンチマークを行ってみました。
期待通りの結果ではありますが、FHD はもちろん WQHD 解像度程度だと、とても激重で名を馳せたゲームのベンチマーク結果とは思えないフレームレートが出ています。RTX 4060 程度では試そうとも思わなかったパストレーシング有効の設定でも WQHD ならサクサク、DLSS FG を有効にすれば 100 fps 超。
実際のゲームプレイ時にはもう少しフレームレートが落ち込む場面もありますが、それでも激重ゲームなのに画質てんこ盛りでプレイ可能なのは、性能、価格、消費電力など色々な面で別格すぎる RTX 4090 ほどではなくても満足以外のない性能です。
今まで使っていたゲーミングノートPC では、レイトレなしのウルトラ設定でも WQHD ディスプレイでのゲームプレイ中はずっとファンの空気吹き出し音が結構やかましかったのですが、新しい PC の RTX 4080 SUPER は WQHD 解像度だと余裕すぎるのか、ファンもあまり回ることなく放熱も抑えられているのは嬉しい副産物です。
とはいえ、金を注ぎ込んだ分の結果ではあるので驚きはなく、ある意味当たり前。逆に10万円台半ばで昨夏購入したげーみんぐノートPC が、DLSS FG 有効ならレイトレーシング付きウルトラ画質でも FHD で平均 80〜90 fps 以上、WQHD でも平均 60 fps 以上出たことの方が当時驚いたし、満足度は高かった気がします(あくまで Cyberpunk 2077 の結果だけの話)。
【7】Microsoft Flight Simulator 2020
WQHD | 4K (※) | |||||||
P95 平均FPS 0.1% Low Avg. | HIGH | ULTRA | HIGH | ULTRA | ||||
FG Off | FG On | FG Off | FG On | 常用時 | ||||
TOKYO | Turbo | 68.0 57.7 17.8 | 96.0 87.0 44.6 | 56.6 44.1 12.1 | 78.5 71.3 43.4 | ----- | ----- | ----- |
Perform | 67.2 52.5 15.8 | 92.9 81.5 37.9 | 51.6 40.3 15.3 | 74.8 65.6 33.2 | ----- | ----- | ----- | |
G-GEAR GE7A- L242 | 136.6 111.5 36.2 | 244.1 220 80.5 | 108 85.7 27.1 | 203 170.1 50.5 | 233.2 172.4 60.2 | 185.5 178.3 65.8 | 163.7 145.3 31 | |
NY | Turbo | 65.8 54.6 14.7 | 94.4 83.7 64.2 | 48.6 40.2 12.7 | 79.0 69.5 32.3 | ----- | ----- | ----- |
Perform | 65.2 50.0 17.1 | 90.6 77.1 40.6 | 44.7 36.2 11.0 | 73.3 62.3 30.7 | ----- | ----- | ----- | |
G-GEAR GE7A- L242 | 100.4 84.4 41.2 | 227.6 177.1 63.5 | 74.3 62.7 19.6 | 161.1 128.3 57.5 | 159.3 126.5 66.8 | 187.1 172.7 70.3 | 164.4 133.3 58.6 | |
昨夏 Core i7-12700H + RTX 4060 のゲーミングノートPC購入直後に行ったテスト結果と合わせるために、
- コアコンテンツに純正ワールドアップデートのみ適用した状態で、サードパーティ製シーナリーなどは含めていない状態
- WQHD 解像度、フルスクリーン、アンチエイリアス TAA、レンダースケール 100%、垂直同期オフの設定
- 画質プリセットはハイエンド、ウルトラの2種類、DLSS FG をオン、オフ両方で測定
- ディスカバリーフライトの東京およびニューヨーク(セスナの方)を外部ビュー視点のまま AI フライトにて2分間飛ばしたフレームレートを CapFrameX で測定した結果を使用
- CapFrameX 測定値から P95、平均、最低 FPS の代わりとして 0.1% Low Avg. の FPS 値を記載
としていますが、今までのテスト同様、新しいゲーミング PC ではフルHD 解像度に下げることも、画質を MID に抑えることもないので、それらは省略しました。新PC では画質プリセットを HIGH に落とす必要も、DLSS FG を切ることもないのですが、昨夏のデーターと比較のために測定しました。

なお、今まで使ってきたゲーミングノート PC の測定結果は昨夏測定したものですので、グラフィックドライバのバージョンだけでなく MSFS のバージョンも古いため、フレームレート的にはやや不利な結果、いま計り直したら数%〜1割くらいは向上している可能性があることをご承知おきください。
また今回の新PC のみの追加測定条件として、
- 記事執筆時点で新しい PC で MSFS をプレイする際に常用している設定(DLSS SR 品質優先、DLSS FG オン)
- 新PC が搭載する RTX 4080 SUPER 本来のターゲット解像度 4K 設定(DLSS SR バランス、DLSS FG オン)
での測定結果を加えました。昨夏フレームレートを測定した時は「素」の性能を知るためにアップスケーリング (DLSS SR) を使わない状態で計測しましたが、普段は DLSS SR も FG も使っていますので、その状態での実性能を測りました。
(今まで使ってきたゲーミングノートPC では、アップスケーラーは DLSS SR バランス、DLSS FG あり、画質設定はハイエンドとウルトラの間くらいにカスタマイズしてプレイしていました)

また、4K 解像度の測定は今までのベンチマーク同様に内部処理が 4K であり、ディスプレイは WQHD フルスクリーンを利用しています。だけど、今回試して判ったのですが、DLSS SR の画質設定を少し落としても内部 4K 処理の方が見た目が明らかに綺麗、シャープさが上なんですよね……
4K 解像度でテストはしているものの今後も 4K モニターを買うつもりはありませんが、WQHD の横2倍、画面比率 32:9 のスーパーワイドディスプレイには興味がありますし、それが無理でも「なんちゃって3画面体制」でのプレイは考えていますので、それを思うとこれだけの余裕はあって欲しかったですね。

iPadを2台左右に並べて仮の3画面化
MSFS を美麗グラフィックで安定して飛びたいがために購入した Ryzen 7 7800X3D + RTX 4080 SUPER の新しいゲーミングPC ですから、今までのベンチマークテスト同様に大きなジャンプアップ、目論見どおり2倍前後かそれ以上のフレームレートが出る条件が多いのは納得です☺️
もちろん、上記テストの条件は「外部ビュー使用で AI フライトにより真っ直ぐ飛行した場合」という最も負荷の少ない状況での測定ですから、実際のフライトのように旋回したり、外部ビューではなくコクピットビューでプレイすると負荷は大きくなるなど、実プレイ中のフレームレートは落ちます。
ぶっちゃけ、出来得る限り高性能なスペックの PC にしたのに、データー負荷の高いエリアを超低空飛行で飛んだりするとスタッタリングが頻発することもあるので、
これだけの性能を持ってしても、ダメな時はダメか……
と感じる場面もあります。

負荷の高いエリアを高度2000ftでAIフライトした場合

同じエリアを建物スレスレ超低空フライトした場合
これは極端な例であり、多くの場合は今までのゲーミングノートPC と比べて遥かに快適に飛べます。高負荷になればなるほど、最低フレームレート向上も含めて安定したフレームレートを保てるのは、嫌々ながらデスクトップ PC を復活させてまで性能優先にした甲斐がありました。
そして、とにかく強調したいのは、
VRプレイも含めて、とにかく安定した
のが精神衛生上からも大きいです。何をしても全く落ちなくなったし、バッググラウンドアプリその他に全く気を使う必要もなくなりました。
詳しくは明日の記事で諸々雑感を述べてたいと思いますが、プレイ中に落ちるのがフツーなくらい落ちていた VR プレイも全く安定し、WQHD 解像度での通常プレイでは前項サイバーパンク2077 のテスト結果同様、性能が余裕すぎてファン音が極めて静か。
お金も場所も取ったけれど、ここまで差を見せつけられると買った甲斐があったわ……
というのが正直な感想。そういう意味では目論見どおりで納得の買い物だったと結論づけられます。
てなことで、大枚叩いた結果を自分に見せて納得させるもの以外何物でもないベンチマーク測定&比較結果ですが、とりあえず自己満足できればそれでヨシ!ですから、何の問題もないでしょう☺️
(続く)

(ウルトラスーパーワイドモニターはロマン)