G-Gear_7800X3D_RTX4080_05

長々とした内容をまとめるのに予約投稿どころか、日付が変わるギリギリになってしまいました😅 先日、撮り忘れていて梱包写真を載せる羽目になった新しい暖房器具もとい デスクトップ PC の外観。

エアフロー最適化のために簀子を買ってきて筐体底面に敷いたので、その際に筐体を設置場所から取り出したので、そのついでにスマホ撮り。ショップ BTO PC のノーマルケースだから、わざわざ載せるほどのものではないですけどね…

地味で何の芸もないが、今どきのゲーミング PC 仕様な派手派手レインボーカラーは好きになれないので、個人的にはコレで良い、というか、この地味さが選んだ理由の一つだったりします。(BTO PC のメーカー、ショップを選んだ理由については次回記事にて)

基板側サイドは透明ガラスのケースでも…と思いましたが、無駄遣いは控えました😅

高さと奥行きが 45cm 前後で、幅がその半分。見た目も地味なら、サイズ的にも何の芸もないフツーのミドルタワーケース。私が自作 PC に入れ込んでいた前世紀の頃から変わらぬ自作系定番サイズ。

邪魔にならない、目立たない場所に設置したものの、正直言って不本意。コロナ禍前にデスクトップ機を全廃して Windows も Mac もノートPC だけにしてスッキリ。なのに、ここでまたデスクトップ PC を入れることは苦渋の選択と言っても良いくらい。

年始から「新しいゲーミング PC が欲しいなぁ」と思い始めた頃から
  • やっぱりデスクトップ機は置きたくないからハイエンドゲーミングノートだな!
  • ノートだとお金をかけても性能の伸びは大したことないし、コスパ悪すぎだからデスクトップにするしかないか…

この2つの思いの中で揺れて、結論はずっと出ずじまいでした。

迷って決まらなければ物欲も具体化しないので、それはそれで良かったのですけれども、昨日の記事のとおり、悪魔の囁きが心の中で生まれ、それが背中を蹴っ飛ばすことになりました。

そして、「買うか」と決めた時に嫌々ながらも選んだのはデスクトップ機。それは以下の4つの理由からでした。


1)ミドルクラス以上ではデスクトップとノートではコスパの差が大きすぎる

まず、一定性能以上を求めた場合にノートPCとデスクトップPCではコストパフォーマンスに大きな差が出てきて、

ミドルレンジ以上のゲーミングノートは
かけるお金ほど性能が伸びない


という(ある意味当然の)事実に、デスクトップ機再導入を躊躇う私も勝てなかった次第。

昨夏購入した廉価ゲーミングノートPC 搭載に搭載されていたようなボトムクラスの GPU、GeForce RTX 4060 では、同じ RTX 4060 名称のデスクトップ機向け通常版とノートPC 用 Laptop 版の性能に大きな開きはないのですが、それより上、RTX 4070 以上では通常版と Laptop 版の性能差が大きなものとなります。

また、RTX 4060 搭載機あたりの廉価ゲーミング PC では、デスクトップ PC とノート PC の両者で(ノートPC には液晶モニタが付いているのにも関わらず)価格差がさほど大きくありません。

もちろんデスクトップ機には別のメリットがあり、また廉価ゲーミングノートPC は価格競争が激しいからでもありますが、廉価ゲーミングPC ではデスクトップ/ノートの価格差も性能差も比較的小さいことは、昨夏ゲーミング PC 購入時にノートを選択した理由の一つでした(大部分は「デスクトップ機を置くのは嫌」が理由でしたけど)。

あくまで一例ですが、3D Mark の Time Spy ベンチマークテストの値を例にとってみると RTX 4060 の場合、
  • RTX 4060 通常版:10,339
  • RTX 4060 (Laptop):11,056 (TGP 140W 仕様時)

と、Laptop版が計測環境によってはデスクトップ向け通常版と同等以上のスコアを出すようなこともあります(出典:https://thehikaku.net)。

もっとも、ノートPC の場合は各製品における TGP(トータル・グラフィック・パワー、GPU の最大消費電力)の設定によって性能はかなり変わるので、同じ GPU を使っていても製品毎に性能値は異なります(同じ RTX 4060 Laptop を使っていても TDP 65W 仕様のノートPC だと Time Spy スコアは 8,829 まで下がります)。

Amazon_MSI Cyborg-15-A13VFK-1002JP
(こういう薄型ゲーミングノートは格好良いけどTDP控えめ)


上記のように RTX 4060 クラスではデスクトップ向け通常版とノート向け Laptop版に大きな性能差がないように見えますが、これより上では全く変わってきます。
  • RTX 4070 通常版:17,214 / 20,785 (SUPER)
  • RTX 4070 (Laptop):12,659 (TDP 140W 仕様)

  • RTX 4080 通常版:28,098
  • RTX 4080 (Laptop):18,661 (TDP 175W 仕様)

  • RTX 4090 通常版:36,298
  • RTX 4090 (Laptop):21,897 (TDP 175W 仕様)

あくまで1つのベンチマークテストの例にすぎず、また1つのサイトのデーターを取り上げただけですが、RTX 4060 のような廉価 GPU とは違う傾向、上位になればなるほど乖離が大きくなることは明らか。

これで性能の低い Laptop版を搭載したゲーミングノートPC の方が安いならまだしも、そんなことは当然ありません。上位 GPU を搭載したハイエンド・ゲーミングノートPC はディスプレイも高画素高性能なものを搭載していますから高価になるのも当然です。

ノートPC 向け GeForce GPU の最上位 RTX 4090 (Laptop) の Time Spy スコアは 21,897。これはデスクトップ向けミドルクラスの RTX 4070 SUPER よりちょい上程度、上記にはないアッパーミドルクラスの RTX 4070 Ti (22,597) や 4070 Ti SUPER (24,128) には劣る結果となっています(Time Spy スコアはあくまで一例だとしても)。

RTX 4090 (Laptop) 搭載のハイエンド・ゲーミングノートPC はおおよそ 60〜70万円、型落ち CPU モデルのセールでも 50万円超。反面、性能的に優位な RTX 4070 Ti / Ti SUPER 搭載デスクトップ PC なら(CPU その他のスペックにもよりますが)概ね 30万円台。

Amazon_ASUS ROG Strix SCAR 17 X3D G733PYV-R9R4090

こういう現実がある限り、いくらデスクトップ機をまた入れるのは嫌だと思っていても、

高性能を求める買い替えならば
やむない理由がない限りノートの選択はない


と結論づけざるを得ません。

これがデスクトップ機を置く場所がない/置き場所を確保するのに苦労する、ディスプレイを別に置く場所がない、家族の理解が得られない、電源容量的に電子レンジ並みに食うデスクトップ機は無理、と言うなら仕方ありませんが、そうではない、自分の気分の問題だけでは、このコスパの違いは納得させられません。

どうせ買い換えるなら、まずはしっかりと求める性能を、納得できる値段で買うことを優先しよう


ということで、本意ではないけど、デスクトップ機を再び導入することになりました。


2)一定以上の性能を求めるとノートPCでは無理

前項で一例として示した 3D Mark Time Spy のスコアを見て分かるとおり、ミドルクラス以上の GPU では同じ型番でもデスクトップ用とノート用では大きな性能差がありますが、それだけでなく

一定以上の性能を求めるなら
ノートPCでは不可能


ということも明確です。

前項でも書いたとおり、デスクトップ用 GPU ならばアッパーミドルクラスの GPU (RTX 4070 Ti) で、ノートPC 向け GeForce GPU の最上位 RTX 4090 (Laptop) の性能と同等以上になるわけで、逆に言えば、ノートPC だとどんなに頑張ってもミドルレンジ・デスクトップPC あたりの性能止まりな訳です。

買い換えるにあたっては

「いま使っている廉価ゲーミングノートPC の倍くらいの性能は最低限欲しい」

という希望がありました。それくらいの性能差があって初めて「速くなったぜ」と思えるラインですので。

CPU その他の兼ね合いもあるものの、GPU 性能で言えば、昨夏購入したゲーミングノートPC に搭載の RTX 4060 (Laptop) の Time Spy スコアは 11,056。その2倍程度となると、ノートPC なら RTX 4090 (Laptop) 一択。60万とか無理!

Amazon_Acer Predator Orion 5000 PO5-650-H76Z 407TA
(4070Ti デスクトップ機なら30万円〜)


また、今回の買い替えの主目的である MIcrosoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)のプレイにおいて、RTX 4060 では VRAM 不足が顕著でしたので、

「できる限り VRAM 16GB モデルが欲しい!」

という希望もありました。が、ノートPC 用だとこれまた RTX 4090 (Laptop) 一択。無理!

今まで使ってきた RTX 4060 (Laptop) の性能2倍をデスクトップ機で実現するなら、ミドルレンジの RTX 4070 SUPER 以上。VRAM 16GB はアッパーミドルレンジの RTX 4070 Ti SUPER 以上で実現できますから、コスパにおいても絶対性能的にもノート PC で頑張るのは難しいな、と。

RTX 4070 Ti SUPER またはそれ以上の性能はどれだけ出してもノートPC で実現できないのでは、これはデスクトップ機一択にならざるを得ませんでした。


3)フルパワー時のファンノイズとサーマルスロットリング

昨夏購入した廉価ゲーミングノートPC、ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4 のファンノイズは盛大に回れば結構うるさいですが、フルパワーを出すターボモードではなく若干抑えるハイパフォーマンスモードならファンノイズもグッと控えめ。

昨年のレビュー記事でも書いたように、ターボモードとハイパフォーマンスモードの性能差は1割もないくらいで、その1割弱の我慢でファンノイズがグッと抑えて耳障りでなくなら、とハイパフォーマンスモードを常用していました。

TUFGaming_FX507ZV4_01

ただ、何度も書いてきたように今年に入って MSFS の VR プレイ、そして負荷の重いエリアをプレイすることが増え、少しでも性能を絞り出すためのターボモードを常用するようになりました。となると、盛大なファンノイズが耳につくことに。

VR プレイの場合はヘッドセットをかぶっているのでファンノイズはほぼ聞こえず問題ないのですが、通常プレイ時にはブオオオオ〜という排気音が盛大にしたままになります。ファンノイズはゲーミングノートPC の宿命として受け入れていたつもりでしたが、最近ちょっと

ゲーミングノートのファンノイズが嫌になった


こともあって、それが買い替えを具体化させた理由の一つでした。

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上面は排熱のために大きなメッシュ構造

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マグネット固定の防塵シート付属もGJ


また、ゲーミングノート PC の場合は熱対策が厳しくて、MSFS のような強い負荷を連続でかけるゲームをプレイしていると、サーマルスロットリングによる性能低下がどうしても起きます。冬場はそれでもマシでしたが、次第に暑くなってきてフルパワーで稼働させると体感できる季節になってきました。

ファンノイズも含めて、ゲーミング PC では避けられない排熱と排熱時のファンノイズの抑制を思うと、やっぱりデスクトップ機に買い換えるしかないな、と。

実際、手元にデスクトップ・ゲーミング PC が来て使っていても排熱処理の差、ファンノイズの差は段違いだと感じます(CPU / GPU の性能差による余裕も違いますけど)。


4)ゲーミングPCなんだから UPS なくてもええやろ

「デスクトップ PC は場所を取る、消費電力も食う、停電瞬電対策に UPS が必要…」ということで全廃し、特に UPS(無停電電源装置)は重いし、電源も取るし、廃棄処理は厄介なので、とにかく無くしたかったものの一つなので、それがデスクトップ機再導入への大きな抵抗でした。

が、よくよく考えれば、

遊びや学習にしか使わないPCなら
別にUPSは必要ないな


と思い直して、一気に気が楽になりました。

仕事/作業用のデスクトップ PC の場合、停電だけでなく瞬電、何かの拍子での電圧低下対策にどうしても UPS を入れたくなりますが、ゲーミング PC なら落ちたところで「あーあ」で済みます。

ネットワークプレイを頻繁にやるわけでもありませんから他人に迷惑もかけないでしょうし、プレイ中のデーターが飛んでも、万が一 SSD が飛んで OS 入れ直しになっても「面倒くせー」で済みます。

と考えれば、デスクトップ機と同時に捨てることができた UPS を再設置する必要もないので、この点でもデスクトップ機購入への障害がなくなった次第でした。

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以上、長くなりましたが、今回のゲーミング PC 買い替えにあたって(不本意ながらも)デスクトップ機を選択した理由でした。高性能を求めて買い換えるなら冷静に考えて(心の中での)議論の余地すらないものでした…

そしてまぁ、ちょっと邪魔なところはあるものの、実際使っていてデスクトップ機の再導入には納得しています。まぁ廉価ゲーミングノートPC で我慢できていれば良かったのですけどね…😅

(続く)