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右サイドからボックス内に入り込んでクロスに飛び込んだけど僅かに合わず、
悔しそうにピッチを叩く山下諒也選手。
非常に申し訳ないけど悪ガキがそのまま大人になったようなヤンチャな風貌、
ピッチ上での熱く戦えるスピードスターな彼に似合う熱血なシーン。

だけど、その実、プライベートでは怒ったことがないというほどの温和な性格、らしい。
ガンバ大阪オフィシャル Youtube の番組「CAZI 散歩」のインタビューを見て驚いたのは
きっと私だけではあるまい。


横浜FC 時代のプレーは中継で幾度か見たけれど、とてもそんな風には見えなかったし、
見た目もどちらかといえばコワモテな感があるしね……

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でも冒頭の、ゴールを決められずに非常に悔しがったシーンから25分後、
ゴール前の坂本一彩選手の粘りから流れてきたボールは
自分でもシュートを打てる状況だったのにも関わらず、
よりゴールの確率の高いからと倉田選手へパスを送ってダメ押しの3点目に繋がった。

自分で2本決められなかったシーンがあった分、
ゴールを決めたい気持ちは非常に強かったはずなのに、
既に逆転をしていた展開だから多少無理してでも自分が狙っても悪くはなかったのに、
冷静に、より確実な選択肢を選んだ山下諒也選手。

日本国内の Top of Top、J1 リーグの舞台に立てる選手なのだから
そういう判断ができるのは当たり前かもしれないが、
自分が決めきれなかった記憶があると意外とできない選手が多いのは
長く見ていれば素人でも分かる。

CAZI 散歩のインタビュー以上に感銘を受けて、彼のことをより好きになった日曜日だった。

(Z 9 + Z 400mm f/4.5 VR S)