


今季ほとんどの試合で、控え GK としてベンチに入っている新人GK 張奥林選手。
長らくガンバ大阪の絶対守護神として君臨してきた東口順昭選手も、
ずっと控え GK として頑張ってくれていた石川慧選手も怪我。
シーズン開幕から 4人の登録 GK のうち 2人がいなくなるという緊急事態。
ユースから GK 2人を2種登録してベンチ入り、出場できるようにしているが、
控え GK として正 GK 一森純選手に何かあった場合に備えているのが張奥林選手。
ゴールキーパーはフィールドプレーヤーと違って怪我でもなければ
レギュラー選手が入れ替わることのないポジション。
ベンチメンバー入りする GK も、出場する GK 1人、控え 1人の 2人だけ。
それだけに、今年トップチームに昇格したばかりの張奥林選手がメンバー入りすることは
しばらくは難しいはずなのに、怪我人続出でメンバー入りする試合が多くなっている。
先日まで高校生だったわけで、まだまだ線の細い身体ではあるし、
試合前の練習を見ていて素人目にも新絶対守護神の一森純選手とは随分と違うけれど、
観客の入ったパナスタのピッチでウォーミングアップ練習をしたり、
ベンチからピッチレベルで試合を見ることは貴重な、
素晴らしく多くの経験を得られていることは想像に難くない。
将来に期待したい、と思うと同時に、
これだけ毎試合メンバー入りして試合前練習で見ていると
「ちょっとくらいは実戦で見てみたい、かも」
なんて思ったりしなくもないわけだが、
彼の出番があるということは一森選手に何かあったということになるので、
さすがにそれは望んじゃいけないよな、と思い直したり。
現状では J1 の試合ではちょっと厳しいだろうと思うし。
とはいえ、近年は日本でも若い GK が出てきて活躍し始めているのだから、
トップチームに上がってすぐにメンバー入りして色々と吸収しているであろう彼の将来に
ちょっぴり期待したいと思う。
GK だから気長に見守りたい。
(Z 9 + Z 400mm f/4.5 VR S)