当ブログ年始記事恒例、今年のガジェット系物欲的購入予定を自分なりに整理しながら載せてみる与太記事ですが、諸々ありまして半月遅れとなりました。

今年元日に発生した能登大地震は厳しい気象条、地形もあって多くの方々による救援、復旧作業が行われつつも、半月経ってなお厳しい状況が続いていることに心よりお見舞い申し上げます。

当方が以前経験した時のように住める状態での罹災ですら自宅の復旧まで時間がかかり、その間諸々大変なことも不安なことも多かったことを思えば、今回の大地震で大きな被害を受けた方々の心持ちは想像を絶するものがあります。

と同時に、大阪府北部地震で被災以降ずっと思い続けている、

いい加減モノを減らしたいなぁ…


という気持ちを改めて強く思う年明けとなりました。大阪でも大きな被害が予想される南海トラフ大地震の発生が今後数十年間で確定的な確率が予測されていることを思えば、尚のことです。

モノ減らしは、今年こそ、今年こそ、と思い続けているわけですが、日々の慌ただしさや怠惰に負けてプライオリティが低いものはどうしても後回しになってしまっていますが、今回の大地震で改めて ToDo の上の方に位置付けることとしました。

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モノを減らしたい、と言っても、別にミニマリストになりたくもありませんし、終活をするにはまだまだ早い年齢かもしれませんが、自分でも「なんでこんなにモノが多いんだ」「整理しているつもりでも整理しきれん」と思うことが多く、万が一があれば残された家族に面倒をかけてしまうことは必定ですからねぇ。

残された物品整理の大変さも知っている身としては、それを思えば自然と物欲も減っていくはず…なんですけど、近年整理できたといえば、紙書籍をほとんど処分して電子書籍へ全面的に移行したことくらい。

電子書籍は購入じゃなくレンタル云々と言われますが、「床に積み上がる書籍、雑誌」が解消されるなら私は余裕で許容できました。本の物理的な価値、所蔵的価値に重きを置かない人間ですし、整理して処分する手間、捨てるか捨てないかの判断に迷うことを思えば、電子の中で積み上げておけるのは楽すぎます。

ただ、好きな写真家さんへの応援の意味も込めて購入している写真集だけは紙書籍で買っているわけですが、けれども写真集は意外と場所をとるし、しかも捨てるに捨てられないので溜まる一方、そろそろキャパオーバーであり悩みどころです。



また、パソコンやカメラの細々とした周辺機器、アクセサリー類も「もしかしたら使うかもしれないから、取っておこう」という心が働くので、なかなか捨てられません。てか、たまに「あって良かった」「置いといて良かった」ということがあるから尚更…

IT/ガジェット関連のアクセサリー類、ケーブル類は一応整理はしてあって乱雑に放置はしていないつもりですが、モノ多すぎ&年齢とともに脳みその記憶容量縮小に伴い完全に把握しきれてなくて、「あるのに買ってしまった…」ということもが、たまに発生するようになってしまいました。

それを思うと余計に、

自分の脳みその容量縮小に合わせて、持ち物も縮小しないとなぁ


と思う昨今ではあります😩

iyasutoya_souji_kitanai_man


とまぁ、愚痴っていても仕方ないので、まずは1年前、昨年の物欲展望記事に書いた内容からの購入結果振り返りから。

物欲展望 2023

上記、去年の物欲記事にリストアップしたモノを改めて挙げてみると、以下のとおり。


■ 2023年物欲展望記事でリストアップしたもの
  1. iPhone 15 Pro or Pro Max (Ultra)

  2. iPhone 13 mini

  3. M3 MacBook Air or M3 Pro MacBook Pro

  4. Windows ノートPC

  5. メイン NAS 買い換え

  6. X-T5 or ...

  7. XF90mm F2R LM WR or VILTROX 85mm f/1.8 II or 75mm f/1.2

  8. サブに使える Z ボディ

iPhone 15 Pro Max も iPhone 13 mini も昨年のお買いものベストでも紹介したとおり購入済み。MacBook Pro も M3 の予定が M2 Max に早漏してしまったものの、昨年のお買いものベスト第1位に挙げるほどの満足な購入でした。

本来なら昨年は Android スマホは買わず、今年 Fold 型(横開き)の折りたたみスマホを買う予定だったのが、昨年末に Fold 型ではなく Flip 型だけど折りたたみ Android スマホ(razr 40)を買ってしまったので、さすがに2年連続折りたたみスマホ購入は避けたい(razr 40 の満足感も高いし)。

さらに Windows ノートPC も、興味のあったゲーミング UMPC として ROG Ally が発表されて即予約購入。からのゲーミングノートPC も買ってしまう流れになって、これまたクリア(?)



反面、ここ数年の年始には言っている「メイン NAS の買い替え」は去年も実現せず。おまけに暴落した SSD と違って HDD の価格は横ばいか、モノによっては上がったくらいで、12GB 以上の大容量高価格な NAS 向け HDD を予定しているだけに、なかなか踏ん切りがつかないまま…

カメラ機材に至っては、去年は全くカメラにお金をかける気がせず、何もかも買わずじまい。だからこそ、昨年はスマホやパソコンにお金を注ぎ込めたとも言えるわけですが…

カメラに関しては一昨年 Z システム移行に多額を費やした後、ふと我に返って

かけたお金と結果が見合わない、使用頻度も考えたらこれほど見合わない趣味もなくね?


と(自分にとっては)分かりきっていたことに気づいてから、なかなか心が動きません。

ま、今まで費やした金額を思えば、「なにを今ごろ言ってんねん…アホか」と自分でも思いますし、車その他にお金をかけていた時でも同じではあるので、趣味とはそういうものだと思ってはいますが…

(以下、カメラ周りの戯言愚痴が続くのでブラウザバック推奨😅)



富士フイルム X-T5 については昨年後半、買う方向で決断し、購入を考えました。が、納期が3ヶ月、4ヶ月というのが全く解消されず、挙句の果てに受注停止(今年になり再開)、そして値上げ、とトリプルパンチを喰らっては完全に冷めちゃいました。気の長い方でもないし、何ヶ月も待ってまで欲しいモノでもなかった、と言えば、それまでですが。

円安、内外価格差の問題はあるにせよ、他メーカーより強気な富士フイルムの値上げ&国内にはろくに出荷しない姿勢(数ヶ月待ちの X-T5 も海外では即納だったりしてた)にはホトホト嫌気がさして、3年前に舞い戻ってきた Xマウントを再び手放すことも真剣に考えました。品不足&値上げで、高めで売れる利点もあります。

正直言って今でも富士フイルムのやりようは好きになれないし(色々理由はあってもそんなの1消費者には関係ない話)、好きなメーカーから反転していますが、それでもまぁ、
  • フジの色、フィルムシミュレーションは一番しっくり来る
  • APS-C システムのサイズ感、深度感は自分のお気軽撮影に合ってる

ということもあって、Xマウントを使い続ける選択をしました。

FUJIFILM_FilmSimulations


他メーカーだとほぼ RAW でしか撮らない(スポーツ撮影以外)ですし、それもあってピクチャースタイルとかクリエイティブスタイルとか、その手の画質設定はほぼ使わなくなったのですが、そんな中で富士フイルム機だけは JPEG で撮るし、フィルムシミュレーションを積極的に使いたくなります(使いこなせてはいないけど)。

そういう意味で「富士フイルム機は自分にとって only one なのかもしれない」と思うと、手放すのはどうかなぁ、と。

きっと、富士フイルムに代わるサブシステムを手に入れたとしても結局使い方、写真の撮り方はメインシステムと変わらない、変わり映えがなくて今以上に使わなくなりそうで、それなら

色々ムカつくことはあるけど、メインシステムとは違う使い方ができる富士フイルム機を使い続けようか。とりあえず腹に据えかねるレベルになるまでは使い続けるかな


となった次第。

スマホに押されて出番が減っていたこともあったけど、今後 X マウントをどう扱っていくか、どういう方向で行くかについては去年後半に散々悩んだ結果で心は決まったので、それについては次回の物欲展望リストで記したいと思っています。

去年リストアップした Xマウントの中望遠レンズ XF90mmF2R LM WR については値上げして(サブシステム用には)もう買えなくなったし、VILTROX AF 75mm F1.2 XF も魅力的だけど、小型軽量を目的としたサブシステムで重いレンズはやっぱり持ち出さなくなること必定なので断念しました…





一方、ニコンからは昨年、Z9 の性能ほぼそのままにバッテリーグリップを削った Z8 が発売されました。Z9 は魅力だけど大型ボディは辛いと思っていた人は多かったでしょうし、名機 D850 の後継機としてドンピシャで人気になるのも当然。

で、昨年の物欲リストに載せた「サブに使える Z ボディ」としてピッタリのはずでしたが、先の思いもあって、私の心は微動だにせず。決して満足はしていない Z9 の下位互換モデルというだけでなく、自分が「サブに使える Z ボディ」で望んでいたサイズ感、重量より随分大きく重かったのも理由でした。

それでも Z9 に満足していれば、例えば自分が飛行機だけを主被写体にしていれば、きっと Z9 に(初期ファームウェアで文句を言っていても)強い不満が残ることはなく、ファームウェア Ver.4.1 での飛行機だけ認識にある程度満足して、航空祭のサブ機として Z8 を遅まきながらでも注文していたかもしれません。

スポーツを撮るメインシステムのメイン機はバッテリーグリップ付きフラッグシップ機でありたいのは変わらぬところですが、いつもバッテリーグリップ付き大型ボディでは嵩張るだけのこともありますし、飛行機撮影などではバッテリーグリップなしボディの取り回しの良さが魅力的な時も多くあります。



そういう意味では昨今噂が囁かれてる Z6 III はちょっと気になるところですが(相変わらず Youtuber に提灯させるやり方みたいだけど)、問題は

この先、最後までZマウントと心中できるのか


その点で自分の性根が座っていません。だから、この先の機材投資も悩ましく決断できない状況。無駄遣いせずに済む、という点では良いのですけどね。

もう結構前になりますが、長年の EF マウント生活から紆余曲折を経て(?)、最初にレンズ交換式カメラを手にしたニコン機に戻って、Fマウント時代は満足のひと言。D5 も D500 も、全く不満がなかったわけではないけれど、他を羨むようなことは皆無でした。

それを思うと、今はぶっちゃけ EOS に戻る選択肢が常に頭の片隅でチラついています。個人的にどうしても必要な 400mm F4 〜 500mm F5.6 クラスの小型軽量な超望遠単焦点レンズが RF マウントにはないため、具体的に戻る予定はありませんが、それでも Fマウントではなかった「隣の芝生が青く見える」ことはあります。

また、D 一桁機から Z9 になって高画素化された恩恵も感じているものの、高感度画質やハンドリングの悪さその他のデメリットをそれなりに強く感じているのも理由の一つ。

もちろん、ニコンが Z9 をこの仕様にしなきゃならなかったことに理解はするし、撮りたい被写体によりけりな話なので、あくまで個人的な不満点であり、ニコンを使い続ける限り甘んじるしかないと判っていますけど、だからこそ…でもあります。

自分の理想どおりのカメラシステムなんてないのですけど、Fマウント最終期の頃はそれがドンピシャ嵌っていたから、どうしても現状に満足しきれない点はありますね…



F マウントから Z マウントへ移行したのは Z9 への興味もあったけど、今となっては老眼が始まって進んだことによる背面液晶の見づらさ→ EVF で撮影画像を確認できるメリットに勝てなくなった、ってことが最大の理由です。身体の退化はどうしようもありません。

Fマウントに戻った頃から自分自身の写真撮影趣味については

動体視力と反射神経が年々衰えていくのを感じる中、果たしていつまで満足できるスポーツ撮影を、サッカーの撮影をできるだろうか?諦める時、区切りをつける日も遠くないだろうなぁ


と思っていましたから、本来はデジタル一眼レフを使い切ってカメラ趣味は終える予定、少なくともスポーツ撮影を主とするメインシステムは打ち止めのつもりだったはずで…

でもまぁ、3年前の各メーカーのハイエンド機が続々ミラーレス化する波に私も乗ってみたかったんですよね…きっと、それが今に至る悩みの根源だったとしても、結局新しいモノに惹かれるヲタ根性には逆らえなかった自分の業ゆえでありますorz



ということで、大学病院の付き添いでの長い長い長すぎる待ち時間で適当に想いを書き殴っていたら、アホみたいな無駄な長文になりましたので、本題であったはずの、今年の物欲展望本文は次回ということで。

まぁ、いつかブログに書き殴ってやろう、書き殴りながら自分の中の整理をつけようと思っていたことなので、bit の無駄だとしてもご容赦くださいませ。

(後編という名の本編)→ 物欲展望 2024 【後編】〜今年買わなくても…と思うモノが大半だけど