今年も残すところ、あと3日少々。本年もまた、この場末ブログの年末恒例として、今年1年のお買い物から「これは良かった」と今現在思っている製品およびサービスを10個+α紹介していきたいと思います。

昨年のお買いものベストで挙げた製品を、今年になっても使っているかどうかのフォローアップ記事も先日書きましたが、カメラ製品を除いては概ね今年も使い続けている「良いお買いもの」が多かったのは一昨年同様でした。

一年前「お買いものベスト2022」に選んだ製品その後 2023 【前編】
一年前「お買いものベスト2022」に選んだ製品その後 2023 【後編】

今年も Amazon ブラックフライデーセールでの買い物が終わった1ヶ月くらい前に、ざっと今年のお買い物をリストアップしたわけですが、今年の特徴は何といっても

カメラ機材を何も買わず
買う気が全く起きなくなった


ということが大きなポイントでした。

一応 GoPro とアクセサリー類を色々買ったものの、アクションカメラである GoPro は動画専用機、私の中ではビデオカメラの範疇であり、スチルメインの「カメラ」のカテゴリー外にあるので、今年はカメラ機材を買った意識はありません。

もちろん、魅力的なカメラがなかったわけではありませんが、去年結構 Z マウントにお金を注ぎ込んだけどイマイチ満足から遠かった反動から急速にクールダウンした今年は、Z マウントのみならずカメラ関係にお金を出す気持ちが全く湧きませんでした。

ま、出費、無駄遣いが減るのはむしろ良いことではありますし、スポーツ撮影に関しては年々感じる動体視力と反射神経の衰えからくる「今まで撮れてたはずなのに微妙に撮り逃した」ストレスも溜まってきたので、このまま写真撮影趣味からフェードアウトするのも良いかもしれません。

そんな今年のお買い物を振り返って言えることは

カメラ機材の出費がなければ他が大変充実


していたということ。

このお買いものベストには挙げるところまで来なかった細かいアイテムや、自分用ではなく家族家庭用の生活家電その他をしっかり買い物できて、そのことを思うと余計に「そろそろカメラ趣味も手仕舞いした方が幸せかねえ」と思ったりして、そちら方面へは物欲が動きませんでした。

TediousDays20231203
(撮影枚数の7割を占める我らがガンバ大阪もすっかり糞弱で…orz)


ま、そんな感じの 2023年のお買い物でありましたが、本記事含めて恒例の3回で、私個人の2023年お買いものベストを挙げていこうと思います。

なお、毎年注釈していることですが、

本記事はあくまで私のお買い物評価であり
普遍的な評価尺度は一切存在しません


買ったことによる満足感、コストパフォーマンスや自分がどれだけ使ったか、そういった点が強く加味されての評価であり、製品の良し悪しとお買い物評価は全く別であることをご承知おきください。(製品のトータル評価も適当な点数として横に付け加えていますが、テキトーな参考値です)



今回の前編では、まず 2023年のお買いものベストのうち、第10位から第6位を紹介します。


第10位 GoPro HERO 11
お買い物評価:80点 (製品評価:85点)
GoPro HERO11 Black_SDCard_Manual

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▽良かったところ
  • 少々手荒な扱いになっても無問題、スマホのように気を使わずに撮れる安心さ◎

  • 車載など万が一落下するなどしても「しゃーない」「大丈夫だろ」と思えるタフさ◎

  • 小型なのでバックパックのベルトにクリップ止めで撮ったり、ヘルメットに載せたりすることに無理がない

  • 小さく四角い安定感あるボディなので様々な留め方でも安定感があり、三脚を使う時でも必要最小限のサイズで済む

  • 夏の炎天下を除けば 4K 動画を長回し録画しても熱問題が発生しなかった

  • 8:7 というスクエアに近い画角モードがあるので、それを使えば TikTok や Instagram ストーリーなどへの投稿も良さげ

  • タイムラプス動画を撮るのに、スマホでやると撮ってる間はスマホが使えずに困るが、代わりにコイツで撮っておけば長回ししまくっても問題なし

  • 強力な手ぶれ補正だけでなく水平ロック機能があるのは、撮る前にきちんと水平を取っていられない時、斜めに留める必要がある時に超便利

  • スマホアプリとの接続性は、まずまず良い
    (以前は接続1回目の失敗が目立ったが、その後改善された模様)

  • 私が購入した時はサブスク加入で大幅割引セールだったが、批判が多かったせいか今はサブスク抱き合わせ販売はなくなって純粋値引きになっているものの、1年間無料のサブスク加入は GoPro のクラウドサービスを体験できて悪くない抱き合わせだった
    (別途加入だったら GoPro のサブスク(クラウドサービス)は絶対加入していないので)

  • GoPro のサブスク(クラウドサービス)はアップロード速度が遅いとか色々批判されているけれど、GoPro で撮影した動画を容量無制限で保存してくれるサービスが年6千円なんてのは、どう見ても格安

  • 全体的に細かな設定は意外とできず、お任せの部分が大きいが、アクションカメラ初心者や無駄に凝ることを考えていない人間にとっては、ちょうど良い塩梅

  • 購入から半年後に新機種 HERO 12 が発売されたが毎年恒例行事で判っていたことだし、発売から半年経ったからこそ安く買えたし、HERO 12 は機能的にはほとんど変わっていないので、購入タイミングはむしろ良かった(欲しい時が買い時)

▼ダメなところ
  • GoPro は初めてだったので、購入時にアクセサリーキットなるものを買ってしまったが、予備バッテリー以外は使うことなく失敗だった

  • 各種車載マウント含めて周辺アクセサリーを買いまくったが、だいぶ無駄遣いをしたorz(それぞれの単価は安いけど)

  • 画質は iPhone の方が圧倒的に良い

  • 一応静止画も撮れるが、話にならないレベル

  • 歪み補正のない広角・超広角モードでは魚眼的な超歪み動画になるので、その点は割り切り必要

  • 手ぶれ補正のオンオフ、ブレ補正の協力度によって画角が結構変わる(ブレ補正を強くすると画角は結構狭くなる)

  • バッテリーの保ちは何とも言えないが、もう一声は欲しいし(バッテリー1本で 4K 動画を1時間撮れるくらいは欲しい)、今年発売の HERO 12 でバッテリーがかなり保つようになったことだけは羨ましい

  • ユーザーインターフェースは正直言ってよろしくない、使いやすいとは言えない

  • 動画撮影が始まると背面液晶が消える、スマホ側のプレビューも不可能になるのは、処理能力上の問題かもしれないが残念、ってか使いづらい

  • そもそも背面液晶の質は微妙すぎて、日中外光下で構図や水平の確認をしっかりするのは難しく感じる

  • 前面パネルは特に活用するアテもなく、ほぼ無視状態

  • 機能的には比較的シンプルだけど、オンラインで用意されているドキュメントも含めて全体的に不親切で機能の詳細が分かりづらい

  • GoPro 内に保存した動画をスマホアプリ (Quik) へ転送するのが異常に遅くて使いもんにならず(クラウドアップロードの方が早い)

  • サブスクのクラウド側でアップロードした動画から自動作成してくれるハイライトビデオはロクなもんじゃない

◇雑感

兵庫県小野市の有名な桜堤をポタリングしながら、これを動画で収めておかないのは勿体無い!でもスマホの適当固定では怖すぎる!ということで、すぐさま衝動買いした GoPro HERO 11。

ぶっちゃけ稼働率は低くて、平均すれば月1〜2回程度の使用。購入目的であるサイクリング/ポタリング動画の撮影は、風光明媚なところを走ってこその前提なので、家庭事情の変化もあってなかなか行けなくなり、必然的に GoPro HERO 11 の出番も少なめ。

だけど、稼働率の低さはある程度予想しての購入だったし、1年や2年で買い替えるつもりはなくある程度長く使う予定なので、「少しずつ元を取っていけば良い」という方向性。ま、元々(スチルカメラ機器に比べれば)高いものではないしね。

GoProHERO11_22


なにより、自転車で車載する時スマホみたいに気を使わなくても済むし(落下だけでなく振動に対しても)、散策などの歩き動画を撮る時もバッグのストラップにクリップ留めなどでハンズフリーで撮れるし、

稼働率は低くても買って良かった感は高い


ですね。何十万どころじゃないカメラ機材の出番も月に数回と思えば、全然コスパは良いです(比較対象がダメすぎだけど😥)。

ただ、安く買えた、買って良かったと思ってる割に順位が低い理由は、

周辺アクセサリーをアレコレ買いすぎ
無駄遣いしすぎたと反省中


であり、それが「お買いもの評価」としては減点され、第10位という結果になりました。

実質初めてのアクションカメラ、自転車に取り付けるのも、歩き動画をアクションカメラで撮るのも初めてなので、アレも試したい、コレも試したいで色々買いまくった結果、最終的に使ってるのは3分の1くらいですからねぇ。もう少し考えてから買えば良かった…のは事実です。

もっとも、GoPro 周辺アクセサリーは単価が安いものが多いため、アレコレ買って無駄遣いしたと言っても安いレンズ1本分どころかメモリーカード1枚分にも満たないので、いつものスチルカメラへの出費を考えると可愛いものです😅



購入のキッカケが「サブスクに入ると大幅値引きで買えるセール」だったので、来春までサブスクが有効でバックアップ用クラウドも利用しているわけですが、巷の評判はどうであれ、年間6千円で動画アップロード無制限というのは格安すぎると思ってます。

毎日数百GB撮影してクラウドバックアップを望む人には転送速度その他が足りないでしょうが、私の場合は数十GBからせいぜい100GB/日も行かないので、寝てる間に充電しながら勝手にクラウドバックアップは終わっているので、十分に実用的です。

写真の無制限バックアップは Amazon Photos がありますが(コレもいつまで続くやら)、GoPro で撮ったものだけとはいえ動画を無制限アップロードできる真っ当なクラウドストレージはありませんので、1年間無料が終わった以降も継続しようかと前向きに考えています。

いずれにせよ、使い勝手の部分を始め不満点はあるし、画質とかで物足りない部分もあるけれど、ハードに使っても安心、何かしらトラブルが発生する可能性のある環境でも安心して使える動画撮影機というのは、良いですね。

スマホで何でもできる時代だし、スマホで撮る方が綺麗だったとしても、高価で、壊れたら生活にも困るデバイスを車載とかで使いたくはないですから、やっぱり買っておいて良かった、と思うことは多いです。





第9位 Anker Eufy Security SmartTrack Card
お買い物評価:85点 (製品評価:85点)
Anker Eufy Security SmartTrack Card

クレカサイズの AirTag 互換デバイス「ANKER Eufy Security SmartTrack Card」、財布用には現状ベスト

▽良かったところ
  • クレジットカードサイズで厚みもクレカ2枚分という薄型仕様で、財布のカード入れにギリ収まるサイズ

  • AirTag を財布に入れると厚みで色々厳しいところがあったが、これなら財布に入れておいても違和感なし

  • UWB 非対応のため、近距離で本デバイスまでの距離や方向を表示して探すことはできないが、一応(小さな)音を鳴らせるし、この薄さで AirTag 互換デバイスというだけで価値はある

  • フル機能を使うため ANKER Eufy 独自アプリが用意されているが、アップル純正「探す」アプリだけで十分に AirTag 互換の機能は利用可能なので、ANKER 独自アプリを使う必要がない

  • 純正 AirTag が表示しなくなったバッテリー残量を「探す」アプリで表示できる(信用できるかは不明)

  • 純正 AirTag より若干安い
    (とはいえ、最近 AirTag は安売りされていることがしばしば…来年あたり新モデル出るかな?)

  • 一応 Android スマホにも対応している
    (AirTag 互換機能が使えないので意味があるとは思えないが)

▼ダメなところ
  • この薄さを実現させるために仕方ないとはいえ、電池式ではなくバッテリー交換もできないため、2〜3年で使い捨て

  • クレジットカード2枚分の厚みがあるため、財布のカード入れに入るとはいえ割とキツキツで、財布を尻ポケットに入れるなど財布に圧力がかかるとボタンが勝手に押されてピロピロと音が勝手になったりする(小さな音だけど)

  • たまに探すアプリとのペアリングが切れて(接続が切れるのではなくペアリングそのものが解除される)、ただ財布に入れてるだけになるので、たまに確認が必要
    AnkerEufySecuritySmartTrackCard13
    (気づかないうちにペアリングが解除されて全く役立たずになってることも)

  • ブザーから鳴る音は小さく、よっぽど近づかないと聞こえないので実用性は割と微妙(純正 AirTag も大差ないが)

◇雑感

財布に入れる AirTag 互換デバイスならコレ一択、という感じの本製品。普段は財布に入れっぱなしなだけで、特に使うこともないので意識もしていませんが、改めて振り返ってみると、転ばぬ先の杖として便利に使っていました。

アップル純正 AirTag を財布の小銭入れに入れると、どうしても財布の一部が膨れ上がって使うことに抵抗がありましたが、これなら財布に入れても(上記のとおり全く問題がないわけではないですが)まずまず違和感はなく「使える」モノでありました。

純正 AirTag ともども実際の紛失にどれだけ役立つかは未だ経験がないので分かりませんが、「とりあえず、できることはやった」的な精神安定剤として悪くないモノだと思っています(連れ合いは何度か助かってる)。

また、紛失ではなく忘れ物対策として、出先で「あ、ない、どこへ?」と思って探すアプリで調べたら自宅に忘れてきたことを確認できるだけでも違います。

かなり便利で今年購入アイテムの中でも iPhone ユーザーにはオススメできる一品ですが、如何せん2〜3年で使い捨て、というところは色々な意味で微妙なので、その点を割引いてのこの順位でした。





第8位 ESR iPhone 15 Pro Max ケース MagSafe対応 クリア Classicシリーズ
お買い物評価:86点 (製品評価:90点)
ESR iPhone 15 Pro Max Case Classic

買ってみたら思いのほか愛用中、背面カメラ保護枠がスタンドになる ESRのMagSafe対応スタンド内蔵iPhoneケース

▽良かったところ
  • 近年出っ張りの激しい背面カメラ保護のための「土手」部分の金属枠が外れてスタンドになるギミックは、一石二鳥の良いアイデア👏

  • 画面の大きな 15 Pro Max に機種変したことで、新幹線などの移動中に動画見たり、外部キーボードと組み合わせてタイピングすることなど今まで iPad を使っていたことを iPhone で行う機会が増えたので、このケースを重宝している

  • スタンドの角度は比較的自由度があって、かなり立てた状態から寝かせ気味まで使える

  • MagSafe 対応マグネットの磁力が(iPhone 本体以上に)メチャ強い

  • ストラップホールがある(なければ買ってないけど)

  • ケース素材は一般的な TPU & ポリカだけど、やや硬めにしっかり造られている

▼ダメなところ
  • iPhone ケースとして分厚いとは言わないが、それなりに厚みと硬さがあるので最薄を望む人には向かない

  • ハードケースではないが硬め仕上げなので、iPhone の脱着は若干入れづらい(上部を先に入れないと上手く入らないことが多い)

  • MagSafe 対応部の磁力がちょっと強すぎじゃない?と思う時がある

  • 一般的な USB 3.x 用ケーブルは概ね差さるが、一部の Thunerbolt/USB 4 ケーブルのように端子部が大きめのケーブルは差さらないい

◇雑感

何度か書いているように、私の iPhone 利用は基本的にケースへ入れず裸で使っています。とはいえ、落下のリスクが高い時などにはケースに入れて運用します。

ので、iPhone 15 Pro Max 購入後に選んだケースが本製品。基本裸利用なので使用頻度はあまり高くないですが、このケースには大満足しています。背面カメラ保護のための金属枠が外れてスタンドになるギミックは素晴らしいアイデアですね。

ケースは人それぞれの好みが違いますので何かを勧めるってことはあまりしないのですが、本製品は興味があれば推せるくらいに私は気に入っています。

とはいえ、たかが iPhone のケースですので、お買いもの満足度という点では、このあたりになっちゃうかな、と。





第7位 Apple iPhone 13 mini (128GB)
お買い物評価:87点 (製品評価:88点)
iPhone13mini08

iPhone Pro ユーザーが mini を使ってみたら今後を悩む羽目に【前編】 〜少しだけ使うはずが Pro になかなか戻れない理由
iPhone Pro ユーザーが mini を使ってみたら今後を悩む羽目に【中編】 〜 悩んで悩んで 13 Pro に戻した、たった1つの理由
iPhone Pro ユーザーが mini を使ってみたら今後を悩む羽目に【後編】 〜 13 Pro ユーザーから見た mini の個人的良し悪しまとめ

▽良かったところ
  • 今後手に入らないであろう 5.4インチ画面の高性能スモールサイズ・スマホ

  • 男性としてはやや小さめな私の手でもしっかり握れて、画面内の大半を楽に操作できて、使用中のうっかり落下の心配がほとんどない安心サイズ

  • 小さく手に収まりやすいだけでなく、軽い!操作疲れしにくい

  • 小型軽量で操作が楽なだけでなく、ポケットその他へ入れる時にも 6.7インチ画面の 15 Pro Max はもちろん、6.1 インチの 13 Pro と比べても断然収まりがよく、軽くて持ち歩きしやすい

  • カメラは2〜3年前の仕様だが今どきのミドルクラス Android スマホと比べても断然良い写りで、広角・超広角ともスマホスナップ普段使いに全く問題なし

  • 何より最近の iPhone 始め各社ハイエンドスマホと違ってカメラの出っ張りが最小限なのは◎

  • 小さくても処理性能は2年前のハイエンド機ゆえに今も全く問題なくサクサク

  • どれだけ使うか、といった部分を全く度外視して「これは買っておきたい」という純粋欲望を満たした

▼ダメなところ
  • 搭載メモリが当時としても必要最小限+α程度で、さらにアプリ肥大化が進んだ2023年においては、複数アプリを行き来する際にページ再読み込みやアプリの再処理挙動が発生しやすく少々ストレス
    (購入後レビュー記事の中編に詳しく書いています)
    iPhone Pro ユーザーが mini を使ってみたら今後を悩む羽目に【中編】 〜 悩んで悩んで 13 Pro に戻した、たった1つの理由

  • 今どきのスマホ用ウェブサイトも 6インチ以上の画面を想定していることが多く、mini の画面サイズで文字を大きめにすると表示が崩れる、画面に収まらない、などの弊害が起きる場合がある

  • 老眼が入ってきた身としては文字サイズを大きくしたいが、文字サイズを大きくすると1画面あたりの表示量が少なくなりすぎて微妙

  • 小型ボディゆえにバッテリー容量が少なめで、当然バッテリーの保ちは今どきスマホとしてはイマイチ

  • 一般的なスマホカメラ利用には十分以上で画質も良いとはいえ、望遠バカの私にとって望遠カメラがないのは物足りない

◇雑感

購入後のレビュー記事でアレコレもっともらしい理由をつけましたが、要は

使うかどうかは全く別にして
欲しかった、使いたかった


それだけであり、

純粋に物欲の結果
物欲を満たしただけの買い物


でした。

と同時に、買って使ってみたことで、

やっぱり mini はええわ〜、このサイズ感サイコー!


という思いと

手に収まるサイズ感は最高だけど、動画もウェブも大きな画面に慣れると、この小さい画面はちょっともうキツいかもなぁ


という思い、その両方、ともに買う前から予想されていた結果を確かめられることができて満足です。

しばらく iPhone 13 mini をメインスマホで使っていたものの、結局メインスマホは 13 Pro に戻し、今はさらにデカい 15 Pro Max。大人と子供の差がある 13 mini と比べて単純にどちらが良いとは言い切れないくらい 13 mini への愛着はありますが、やはり実用性という点ではこの画面サイズは…という思いがあるのも事実。

ただ、メインスマホが 15 Pro Max であり 13 mini の稼働率は決して高くないとかいう実用度とは別に、

きっともう出てこないであろう高性能スモールスマホを買ったことだけで満足

であり、

買って使って感じた良し悪しが、買う前に想像していたことと一致した確認ができて大満足

であります。本製品の購入に関しては、コスパとか、稼働率とか、元を取ったとか、どうでもええって感じです。

mini モデルは単価が安い上、一部ガジェットヲタの望みと違って全然売れなかった打ち切りモデルですから、今後 mini モデルが復活するとは考え難いですし、アップル以外でもこういうスマホは(ニッチ製品を得意とするメーカーを除いては)なかなか登場が難しいでしょう。

だからこそ最後の 13 mini を買ったわけで、必需品でもないのに結構高い買い物をしちゃったなぁ…という思いは無くはないですが、買わないままだったらきっと、ずっと後ろ髪を引かれていたことになっていたと思うので、それよりはマシかな、と思っています(無駄遣い正当化😅)。

iPhone13mini13


ちなみに購入した iPhone 13 mini ですが、日常的に使っているわけではないものの、予備機として完全放置されているわけでもなく、第3のスマホとして、ちょくちょく使っています。セカンド iPhone としての用途・目的もあって、絶対必要とは言わないまでも「あれば便利」「あって良かった」とは思っています。

いずれにせよ、メインの iPhone を買い替えていっても、13 mini は使えなくなるまで手元にずっと置いておくことになるだろうと思います。初期の iPhone では一番お気に入りだった iPhone 4S もまだ手元にあるくらいですからねぇ。

なお、製品の良し悪しについては、購入後レビュー記事の後編でまとめた時から、ほぼ変わっていませんので、下記の記事を参照してください。

iPhone Pro ユーザーが mini を使ってみたら今後を悩む羽目に【後編】 〜 13 Pro ユーザーから見た mini の個人的良し悪しまとめ





第6位 iClever Bluetooth 折りたたみ式キーボード IC-BK20SE
お買い物評価:88点 (製品評価:85点)
iClever IC-BK20SE

折りたたみ自転車の次は、折りたたみキーボードの話【前編】 〜モバイル用キーボードの終わりのない旅路
折りたたみ自転車の次は、折りたたみキーボードの話【後編】 〜iClever Bluetooth & USB 三つ折りキーボード IC-BK20se

▽良かったところ
  • コンパクトに持ち運べる折りたたみキーボードだが、フルキーピッチでキー配列も無理がない

  • 折りたたみサイズは大きめだが、キーピッチが狭くてタイプしにくいキーボードよりは断然マシ

  • 今どき当たり前のマルチペアリング、そしてマルチ OS 対応(接続先のデバイスに応じて機能キー自動変更)なので iPhone/iPad/Android 全てコレ一つで賄えている

  • 英数、かなキーが iOS / iPadOS で正常に働いてくれるので日本語/英語切り替えが純正キーボード同様に非常にスムース

  • ベースが英語キーボードゆえ、スペースキーが長く取られている点も好み

  • Fn キー併用の各種機能キーはキートップに動作内容が書かれているので、マニュアルなしでも操作できて○

  • 不満点はそれなりにあるが、なんだかんだで折りたたみキーボードを持ち出す時はコレ一択になった

  • お値段も手頃で高すぎない

▼ダメなところ
  • 3つ折りキーボードゆえ左右端から4分の1あたりにヒンジ部があり、キーボードを開いて使用時には中央が盛り上がり左右端が斜めに下がる形状となり、一部キーのタイピング時に揺れが発生し、打鍵感は決して良くない

  • 折りたたみゆえの剛性のなさ、ぐらつき、揺れのおかげで、フルキーピッチでキー配列も無理がない割に、タイピング感は今ひとつ

  • 高速タイピングすると取りこぼしをすることがあるのはストレス

  • 充電端子が今どき microUSB

  • マルチペアリングのはずだが、接続先デバイスの切り替えが上手くいかない場合がある
    (最終的にはペアリング解除→再ペアリングで使用可能だが、面倒が過ぎる)

  • 日本語対応になっているものの英語キーボードベースのため、日本語JIS配列キーボードでないとタイプしにくい人には向かない

  • キーピッチを広めに取った分、折りたたみサイズがやや大きめで、付属ポーチに入れて持ち歩くと、意外とバッグへの収まりが悪いことも

◇雑感

製品の感想自体は、ほぼ1年間使ってきた今も、だいたい購入後レビュー記事の通りで変わっていません。いま改めて言うとすれば、
  • 折りたたみゆえのガタ付きや打鍵感の悪さ、入力取りこぼしなど快適タイピングできるわけではない
  • 純正キーボード使用時より効率は何割も落ちる
  • 折りたたみサイズはもう少しでも小さければ良かったのに、と思うことは多い
  • それでもキーピッチの広さ含めて折りたたみとしてはマシなキーボードだから結構使ってる/持ち出してる

って感じであり、

決してキーボードとして良いとは言えないけど、折りたたみキーボードとしてはかなりマシな方、これを使う条件下ではまずまず許容できる出来

これに尽きます。

iPad mini や iPhone 15 Pro とのペアで使うことは多いのですが、外で仕事、作業することはないけど念のために…という時を中心にそこそこ持ち出し率もあって、有効に使っています。

microUSB 充電という点だけがネックですが、充電頻度はそう高くないので我慢の範囲内です。JIS 配列の日本語キーボードでないとダメという人は少し高めの MOBO Keyboard2(↓)になるでしょうが、私は英語配列でも問題ないので、これで十分。値段も5千円台なら許容範囲内ではないでしょうか。

MOBO Keyboard2


モバイル用キーボードを探している人にオススメ!と言えるほどの評価は与えられませんし、私自身使っていてストレスを感じる点も多いのですが、

小さく持ち運びできる折りたたみキーボードに剛性も打鍵感も求めることは難しいから、このあたりで妥協しつつ使っていくしかないかな


と思っていますし、割り切って結構使っています(本稿も一部は本製品を使って入力しています)。



以上、私の2023年お買いものベスト10、まずは10位から6位まででした。明日は惜しくもベスト10(11)に入れられなかった次点製品を紹介しておきます。

(続き)→ だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2023 【中編】惜しい点ありの次点3製品