予約開始と同時に購入したものの発売日到着には間に合わずだった当方の iPhone 15 Pro Max ですが、発売日翌日には発送され、発売から2日遅れで手に入れ、使い始め…と言いたいところでしたが、私事や家庭事がバタつきまくりで、5日経ってようやく移行、使い始めたところです。

なので、iPhone 13 Pro → 15 Pro Max の初期感想はまた後日にして、1ヶ月前に書いてあったのに放置していた記事を載せておきたいと思います。2年前に購入した、回生充電機能付きの電動アシスト自転車 TB1e。

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2年前の残暑厳しい頃、細々と応援するガンバ大阪が大阪ダービーに大敗して、そのやり場のない鬱憤を何か散財して晴らすしかない!と、ブリヂストンの電動アシスト自転車 TB1e を衝動買い。

当時の記事の冒頭だけ読むと、大阪ダービー大敗の怒りだけでなく、その1ヶ月後の30周年記念試合でも大敗して恥を晒した結果に怒り心頭なことが判ります😅

大阪ダービーで大敗した鬱憤晴らしに電動アシスト自転車 TB1e を買った話【1】〜電動チャリとか考えたこともなかったのに…

今から思ってもあの頃のガンバ大阪は酷かったし、その後(昨年)はもっと酷かった。そして今年も5月までは酷かった…けれど、最下位に沈んだ5月末以降、11戦で8勝1敗2分という快進撃。その後はまた降下気味ですが、今季は久しぶりに高い年パス代に見合う試合を見せてくれることも多い印象ではあります。

そんなガンバ大阪のことは置いとくとしても、2年前の夏、1万円で買って5年くらい乗った折りたたみ自転車で汗をかきかきスタジアムへ行くのが嫌になって、応援するクラブの不甲斐なさに対するモヤモヤの捌け口も兼ねて、少しでも楽をしようと電動アシスト自転車を購入したわけですが、

勢いでも怒りの結果の散財でも
電動アシスト自転車購入は正解だった


と、2年経った今なお思っていますし、私の生活行動の自転車利用率に対する費用を思うと

勢いでも怒りの結果の散財でしか
電動アシスト自転車は買えなかったなぁ


とも思います。そういう点では、怒りによる勢い余った結果が良い方向に転んだとも言えます😅

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ただ、昨年書いた、購入から1年経っての感想記事でも触れたように

回生充電に惹かれたけど結局微妙


というのはありますし、せっかくなのでサイクリング/ポタリング的なこともしているけれど、

登り坂は楽だが、サイクリング的快走には不向き


ということも十分に実感しています(電動自転車故の重さだけでなく回生充電のせいで)。

「走りながら充電」なブリヂストン電動アシスト自転車 TB1e、1年間使ってきた率直な感想 〜回生充電の光と影

そのあたりの反省?も含めて、上記記事から更に1年経った今の感想を以下に記しておこうと思います。



【1】実用自転車としてみれば TB1e を選んだことは正解だった

自転車を毎日の通勤通学はもちろん買い物などに使うことはないですから、「日常生活での自転車使用率と、決して安くはないお値段を天秤にかければ、冷静に考えれば考えるほど電動アシスト自転車の購入に踏み切るのは難しかった」ですし、それは今でも変わらないところ。

ですから TB1e 購入後も普段の使用率はさほど高くありません。ライフログその他で走行記録を見てみると 2年間でだいたい 2,000km 少々ですから、毎日往復10〜15km程度を通勤通学に使う人が1年で走る距離を大きく下回っている程度しか乗っていないことになります。

ポタリング/サイクリング的なことをすることもありますが頻度は月に2〜3度、暑い季節は皆無になるので頻度は少ないですし、駅も買い物エリアも徒歩圏内にある身としては日常生活で自転車をさほど必要としないのは変わりありません。

そういう意味では、先にも書いたとおり、鬱憤晴らしの散財など思い余っての結果でしか電動アシスト自転車の購入には踏み切れなかったですし、それが結果的に功を奏したことになりました。

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衝動買いとは言え、電動アシスト自転車を購入し、「楽して乗れる自転車を手にしたことで自ら選ぶ交通手段に自転車という選択肢ができた」という変化は確実にありました。

当方の住むエリアは幹線道路の集まるところで渋滞しがちなので自転車が便利なことも多いのですが、如何せん、すぐ先は丘陵エリアだったり、陸橋やアンダーパスの連続であることが多いので、人力オンリーの自転車では気持ち的に億劫になっていたのが、電気の力でサポートしてくれれば自転車に乗るハードルも下がるというものです。

なので、普通の自転車(自分の折りたたみ自転車でも家族のママチャリでも)は、普段の生活で積極的に使う、気軽に選ぶ交通手段になり得なかったのが、自転車で行く選択肢ができたのは電動アシストの楽さゆえ、と改めて思います。特に、今年の酷暑の中でも一応選択肢として考えられるようになったのは電動アシストだから、でもありました。

また、この数年、家族が相次いで病院通い、入院してばかりで、その入院先へ自転車で行ける、下手すると車で行き来するのと変わらない時間となれば、それだけでも重宝しました。車だと、毎回ちまちま駐車場代がかかりますからね。

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さらに、コストという点においては、

昨今のガソリン代の高さを考えると
渋滞する近場なら車より自転車かな…


と、思うことも(多少ではあるものの)増えてきました。これも、ある程度楽できる電動アシスト自転車であるから、ではあります。

もちろん、この夏の酷暑では冷房の効いた車で移動するのが快適ではあるのですけれども😅、ガソリン代はあっという間に暴騰しましたから、燃費の悪い渋滞しまくりの中を近場まで乗る頻度を減らすのは悪くない話です。そして、運動不足解消もあるので一石二鳥😉

そして TB1e は回生充電によって多少は充電頻度が少なくて済みますから、その点においてもコスト削減であり、何より不精者、面倒臭がりには充電頻度が少なくて済むのはありがたいものでした(後述する問題はあるけど)。

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そして、本来購入時の衝動・目的だった「丘の上のスタジアムへ楽に行くための手段」としては、本当に活躍してくれています。月に2〜3回のことですが、今年のような酷暑の中では夕方17時18時でも30℃を大きく上回る日が多く、

こんなサウナみたいな気候の中、スタジアムへ行くのは嫌だなぁ、冷房の効いた部屋で DAZN 観戦しておきたい〜


と思うことばかりでしたから、電動アシストのない自転車や徒歩では行く気力も失っていたかもしれません。スタジアムへ行く気にさせてくれる手段としても本当に買って良かったと思っています😀


【2】サイクリング/ポタリング用途としては快走性が無さすぎてイマイチ、いやイマサン

サッカー観戦のためのスタジアム往復その他実用自転車として TB1e を買ったわけですが、ちょっとくらいはサイクリング/ポタリングもしてみようと思っていましたし、頻度は少ないながらも実際しています。

本気チャリダーみたいにヒルクライムで自分をいじめるマゾな性格は持ち合わせていないので、楽ができる電動アシストであっても、そこらへんをヌルく走ることしかしませんけれども、気分転換と多少の運動不足解消にはなるかな、と。

電動アシスト自転車の場合、普通の自転車と比べればカロリー消費はずっと小さくて、距離あたりのカロリー消費量はだいたいウォーキングと同じと言われていますが、それでも 20km 走ってそれだけのウォーキングしたのと同じカロリー消費なら、運動不足の私には上の上等です(たとえその半分でも)。

当地からサイクリングコースとして有名な?淀川まで出ようと思うと何回も川を渡る橋と跨線橋をトラックにまみれて越えなきゃならず、反対方向は丘陵地帯でアップダウンがあることを思うと、普通の自転車だと登り坂にウンザリ or 億劫になってしまいます(一般民なので、登り坂は単にしんどくウザいだけですから)。

電動アシスト自転車ならそういった細かい登り坂の応酬は軽くやり過ごせて、まったり走れる河川敷のコースを楽しめるかな(淀川サイクリングロードは凶悪バイク止めで快適に走れるとは言い難いが)という心づもりでしたし、実際2年経った今も時々楽しんでいます。

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が、ハッキリ言って

TB1eは走る際の抵抗感が大きすぎて
サイクリング用途には全く向かない


という印象は大きくなるばかりです(一応メンテナンスはしてるつもり)。1年前の記事でも書きましたが、その思いは拡大しました。

第一に、電動アシスト自転車ということで車体が重い、ということがサイクリング/ポタリング用途では確実にネガティブ要素ではあります。20kg 台前半というのは普通の電動ママチャリと変わらず、1万円台で売られている激安ママチャリ(シティサイクル)と比べても重いわけですから。

さらに、TB1e ならではの回生充電機構によるモーター抵抗感が快適な走りをしたい時に阻害しているのもネガティブポイントとしてあります。平地やごく緩い下り坂程度では、ペダルを止めて空走すれば一気に速度が落ちて止まるくらいの抵抗はありますから。

ぶっちゃけ、普段使いでも

エコモードで乗ってると普通の自転車より抵抗感があるなぁ


と思うことは少なくありません。オートモードに引き上げると電動アシスト自転車らしく走れますが、そうなるとバッテリーの保ちは一気に下がります。当たり前の話ですけれども。

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近年は、本気チャリダー向けの自転車でも eBIKE とやらの呼称で、お高い電動アシスト自転車があって、それらの中には 20kg を切るモデル、中には 15kg を切るモデルまであるようですが、如何せん eBIKE と呼ばれる製品は最低 30万円台ですから手は出せないし、出す気も(少なくとも今のところは)なし。

まぁ、30万円台のレンズを何本も買ったことを思えば、30万円台の自転車を買った方が健康的かつ真っ当な気がしなくもないですけど…いや、どちらにしても狂ってますね😅

(サイクリングコースとして有名な観光地などでは普通のロードサイクルだけでなく eBIKE をレンタルしているところもありますから、一度お試しレンタルをしてみたい気持ちはあります)

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ともあれ、バッテリー充電の回数軽減も含めて回生充電機構のある TB1e は実用車としては十分満足して高く評価しているけれども、「走っていて快走感を感じられない」というのは、趣味的に乗るには大きな欠点。

今にして思えば、バッテリー充電の回数軽減だの、回生充電という独特さに惹かれることなく、

回生充電のない普通の電動アシスト自転車の方が、サイクリング/ポタリングするのには向いていたかもなぁ…


という若干の反省(≠後悔)はあります。たとえ、eBIKE の類と違って車体が重く走りに向いた自転車ではなくても。

ただまぁ TB1e を買ったのは、ほぼ衝動買いみたいなものでしたから、そこまで考えるのは無理でしたし、こればっかりは仕方ないですねぇ😮‍💨


【3】リアキャリアをつけたのは正解、重宝している

こちらも一年前の記事で触れましたが、月に一度や二度はリアキャリアに荷物を載せる機会があり、「付けて正解だったなぁ…」と、そのたびに思っています。

家族が入院している時に、頻繁に病院へ荷物を届けたり、洗濯物その他を持ち帰ったりするのに、前述のとおり車より自転車で行く方が手っ取り早い入院先が多かったもので、その時もリアキャリアが活躍します。背中にバックパックを背負っていても、それだけでは足りない場合もありますからね…

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などと思っている限りは、eBIKE なんて買えないよなぁ…と思う昨今です😅


【4】スタンド壊れる

自宅では完全な屋内保管ではないものの、一応屋根の下に止めてあり、台風その他荒天が予想される時は TB1e にシートを被せる、と割とちゃんと保管していたつもりなのですが、この夏、スタンドが壊れました。

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根本からポッキリ、金属疲労。まだ 2年なのに。部品代、工賃含めても安いものでしたが、

わずか2年で、通勤通学に使ってる人と比べれば使用頻度も少ないし、野ざらし保管でもないのに、ポッキリ逝くかあ?


と、ちょっとブリヂストンに不信感というか納得できない思いは感じました。

まぁ、そんなもんやで、と言われたら、そうなんか、と思いますが、電動アシストとは言え、購入値段を考えるとねえ…

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(酷暑だった今夏、過熱停止が一度ありました)


とまぁ、TB1e 購入、乗り始めて2年経っての感想はこんなもんですかね。1年前と大差ないけれど、購入の理由の一つにもなった回生充電というものへの評価はさらに低下、採用例があまりないのも納得だわ…と痛感しています。

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上記では eBIKE 云々と書きましたが、お金の問題以上に、
  • 泥除けやスタンドのない自転車に乗るつもりはない
  • 何台も自転車を置きたくないので、自分のは1台だけと思えばリアキャリアなど実用性も一定確保した自転車がベター
  • ドロップハンドルのロードサイクルには乗りたくない(あくまでクロスバイクで)
  • たまにあるバッテリーを外して自宅内で充電できないような電動アシスト自転車もノーサンキュー

と思うと、eBIKE を…と具体的に思うことはないのかなぁ、と。それよりも電動折り畳み自転車の方がまだ購入現実味がありそうです。

とは言え、1年前に買った折りたたみ自転車、ルノー「Ultra Light 7」は、かなり気に入っています。TB1e 以上に乗る機会は少なく、この夏に計画していたことも家族の怪我や入院でできなかったのですが、購入前に思っていた以上に気に入っています。

その Ultra Light 7 購入、乗り始めから1年経った改めての感想については、また後日述べたいと思っています。


(TB1e 用に買って良かった2製品)