かのスティーブ・ジョブズが現実歪曲空間的なスピーチをライブで行って、色々な意味で注目と興奮を集めていたアップルの iPhone 発表会も今は昔。
コロナ禍で iPhone 発表会が撮影済み動画を垂れ流すだけの、字幕も手話もあって便利だけど(順当進化しかない)内容以上に何も興奮を感じさせない他社以下の全くツマラナイ発表会になって、今年もまた変わらず。

去年あたりから動画の中での小芝居っぽい感じが目についていましたが、今回は特に酷かった。なんですか、あのクッサい、カーボンニュートラルアピールの寸劇は ( 'д'⊂彡☆))Д´)パーン
と思った人は私だけではないでしょう。
というのは、極めて敬虔なアップル信者を除く全世界共通視聴者の思いだったのでは…

イメージとブランド力で売ってるアップルのような企業にとって SDGs やカーボンニュートラルのアピールが大事なのは理解できますが、長々とした自己満足オナニームービーはウェブサイトの片隅でやっていただきたいものです。
そもそも環境だの何だの言うなら、そもそもハードウェアを買い替えさせない、新しい物を買わない方に仕向けるのがベストなわけですからねぇ。それに無駄な偽善小芝居も電力の無駄ですわ。

(ボロ儲けで売っといて、今更どの口が…┐(´д`)┌)
とまぁ、場末の個人ブログらしく言いたい放題から始まらせていただきましたが、未明の発表会の内容については、たくさんのメディア記事がありますので、詳細な内容についてはここで繰り返すことはしません。
今回の発表は Apple Watch と iPhone の年度毎な新シリーズのみで、個人的に興味があるのは iPhone 15 Pro 系のみ。
ですが、まず Watch 9 と無印系 iPhone について軽く印象をば。
■ Apple Watch - Apple(日本)
■ アップル、「Apple Watch Series 9」発表 - ケータイ Watch
■ アップル、「Apple Watch Ultra 2」を発表 - ケータイ Watch
■ 「Apple Watch Series 9」片手で操作するダブルタップ機能 - ケータイ Watch
Apple Watch は昨年の Series 8 で買い替えましたし、Series 9 も基本的には処理チップ強化だけで、機能面やデザインに大きな変化なし、ですから特に関心はありません。
■ 4年ぶりの Apple Watch 買い替え、Series 8 を使い始めて1ヶ月のセカンドインプレ
唯一、指先のダブルタップで Apple Watch を操作できる機能だけは便利そうだと思いますが、買い替えの動機になるほどではありません。新しい生体センサー、血圧測定や血糖値測定などができるようになれば即買い替えですが、それまでは Series 8 のままですかねぇ。
個人的な見解を言わせてもらえれば、
って感じではないでしょうか。

iPhone 15 シリーズ共通の目玉は噂どおりの USB-C 端子採用。ただし、無印/Plus、Pro/Pro Max ともに Display Port 対応で外部ディスプレイに直接繋げるものの、転送速度は無印/Plus が従来と同じ(USB 2.x 系)、Pro / Pro Max のみ USB 3 対応 10Mbps の高速転送可能という差があります。
まぁ、「USB-C になって万歳」みたいな声が多いけれど、USB-C ケーブルってのは魑魅魍魎蔓延る玉石混淆な世界、Lightning の時みたく MFi 認証「Made for iPhone」マークのあるケーブルを買っとけば安定、ってことはないので、そこは素人泣かせになる気もします。
それはともかく、Plus を含む無印系 iPhone は前世代の Pro が持つ機能の一部を取り込む流れが今回も引き続きある形であり、
あたりが 14 Pro から 15 無印/Plus に取り込まれています(メイン広角カメラは同じ 4,800万画素でも Pro系とはセンサーもレンズも異なる)。
■ アップルが「iPhone 15」を発表、6.1インチで「ダイナミックアイランド」搭載 - ケータイ Watch
■ 6.7インチ「iPhone 15 Plus」発表、USB-Cとダイナミックアイランド - ケータイ Watch
■ 「iPhone 15/15 Pro」は何が進化した? iPhone 14シリーズとスペックを比較する - ITmedia Mobile
反面、望遠カメラやマクロ撮影、LiDAR スキャナ、ディスプレイ常時表示、可変リフレッシュレート(ProMotion)といった金のかかる追加仕様や、RAW 写真撮影や ProRes 動画撮影といった上級者向け機能は取り込まれず、無印/Plus と Pro の差は維持されています。
とは言え、
こともあって、全く新機種への魅力に乏しかったわけですが、今回の 15 無印/Plus は USB-C 端子採用にメインカメラの大幅強化もあって、
のアップデートではないでしょうか。
(mini が好き!という人は永遠に 13 mini で行くしか…ワールドワイドでは全然売れなかったから復活の機運はなかなか起きないでしょうし)
特にカメラは無印系ユーザーの場合、今まで望遠はデジタルズームしかなかったので、トリミングとはいえデジタルズームなしの2倍モードの標準画角が使えるのは推せるポイントだと思います。

そして、今回注目はなんといっても
であります。特に Pro Max は望遠カメラが 120mm 相当。初期出荷数が去年と同じか、それ以上に少ない噂も流れているので、ちょっと争奪戦になりそうです(元々海外では Pro Max の販売比率が高いし)。
他にも Pro 系モデルは以下のように、かなり魅力あるモデルチェンジ内容となりました。
とまぁ、こんなところでしょうか。
■ アップルから「iPhone 15 Pro」、チタン素材や新「アクションボタン」採用 - ケータイ Watch
■ アップルが「iPhone 15 Pro Max」を発表、5倍光学ズームの望遠カメラ
■ ついに発表された「iPhone 15」シリーズ、iPhone 14シリーズからの変わったところ/変わっていないところは? - ケータイ Watch
機能面をちゃんと見ていくと、
のように見えます。
メイン広角カメラだけでなく、超広角カメラも Max じゃない Pro の望遠カメラも、画素数&画素ピッチは同じ、レンズF値も同じ。14 Pro と同じソニーのセンサーを使ったカメラユニットに思えます(15 無印とはセンサーサイズが違う)。
発表会ビデオではメイン広角カメラに対して「更に進化した」とか言ってましたが…うーん。北米現地価格が値上げされると言われていたのに据え置きになったのは、ここらへんのコストを削ったせいなのかな?と穿ってしまうくらいです😅もし変わり映えしないなら、ちょっとガッカリポイントです。


ただ、今回の 15 Pro 系カメラの大きな変更点として、
であり、この新しいレンズコーティングがしっかり効果あるならカメラユニットがそのままであることを許容して余りある改善です。

発表会ビデオではサラッと流されましたし、発表会レポートのメディア記事でもちゃんと触れているところは少ないのですが、
と言っても良いくらい。点光源のゴーストは本当に酷くて、いくらナイトモードが良くてもフレア、ゴーストで使い物にならない写真になることは、しょっちゅうあります。
ですから、これが改善されるなら超超大歓迎の改良です。メッチャ楽しみです。

(メインだけでなく超広角カメラにもコーティング)
コーティングの進化がイケるならそれだけでも個人的には大改善ですが、とりあえず今回 15 Pro 系のカメラ周りスペック的には Pro Max の望遠カメラが 120mm 相当まで延びたことだけ。なので、買うなら Pro Max 一択のつもり。
ぶっちゃけ、2倍モードの 48mm 相当から途中すっ飛ばして 120mm 相当になっちゃうのは(途中はデジタルズーム)決して使い勝手が良いとは思えない。のですが、やっぱり
のも事実。正直言って 13/14/15 Pro の 77mm 相当というのは、私の日常使いではちょっと中途半端でした。
特に 13 Pro ではメインカメラのトリミング 2倍モードの標準画角(48〜50mm 相当)で撮れなかったから、帯に短し襷に長し感がありました。
それに今回の Pro Max の望遠カメラは 120mm 相当まで伸ばしたのに 14 Pro Max よりセンサーサイズ拡大&レンズの明るさは F2.8 のままだそうで、これはかなり頑張った印象。ただ、背面のレンズの出っ張りがさらに酷いことになってるっぽいけど…

カメラの進化は Pro Max だけな雰囲気ですが、今回の Pro 系の一番の良さは(ようやくの)軽量化。
望遠カメラ必須なので iPhone はずっと Pro 系を使ってきた私ですが、iPhone X → 11 Pro → 13 Pro と買い替えていく中で 174g → 188g → 203g と、13 Pro ではとうとう 200g オーバー(直近の 14 Pro では 206g)。
と、Pro モデルの重さにはいささか閉口気味でしたが、今回チタニウム合金採用で、15 Pro は 187g と4世代前の 11 Pro より軽くなるところまで軽量化。


タブレット兼用折りたたみスマホの Galaxy Fold にも匹敵する重さになっていた Pro Max も 221g と1割近く重量減になって、「これなら Pro Max を選んでも上着のポケットに入れられるかなぁ?」と考えられる重さになりました(それでも重いけどサイズ、機能を考えれば仕方ない)。
ただ、軽くなったのは良いけれど、分厚さがかなり増した、13 Pro/Pro Max から 14、15 とモデルチェンジするたび、7.65 → 7.85 → 8.25mm と分厚くなっているのは、いただけないですねえ。これに加えてカメラの出っ張りがあるわけですから…(´Д` )

細かいところでは、マナースイッチが機能カスタマイズ可能なアクションボタンに変更されたのも嬉しい点。最近の iPhone のマナースイッチは硬すぎたので、アクションボタン長押しの方が都合が良いですし、Xperia みたいにカメラ起動ボタンとして使えるのも良さげ。
そして、GPU のハードウェア・レイトレーシング対応もかなり大きなトピック。前 A16 世代で入ると言われていて入れられず、その後 Snapdragon 8 Gen 2 に先行されてしまった経緯がありましたから、性能的にはどうであれ、とにかくハードウェアレイトレが入って一安心でしょう。
PC / PS5 / Xbox の AAA ゲームタイトルではレイトレ利用が当たり前になってきていますから、今後はスマホでも当然の表現になっていくでしょうしね。

値段については、北米現地価格は予想に反して据え置き、円安による日本価格値上げは予想されていたし、止むを得ないので、
って感じ。値上げ幅も無印系で+5千円、Pro系で+1万円で、為替レート換算も比較的良心的?(前日に国内某社のボッタクリ為替レートを見たばかりなので😅)で、このくらいの値上げで済んで良かったのでは?と思うくらい。
もちろん、岸田の円安でいいや政策には1ミリも賛同していないし、久しぶりに「早よ辞めろよボケが」と思っているわけですが、日本だけでなく米国の情勢的に仕方ない面もありますしねえ。

(向こうの値段据え置き宣言が辛い…)
とまぁ、未明の iPhone 発表会に思う諸々を書き連ねつつ私自身も情報を整理して、改めて
であり、逆に言えば USB-C 端子化、軽量化という魅力は強いものの、
って感じもあります。
USB-C 端子化は Android 端末や iPad Pro / mini、Mac と共通化できて良いのですけれど、
という事情もありますからね。iPhone 13 mini は予備機だし、初代 AirPods Pro はワイヤレス充電メインですけれども…

(決戦は金曜日)
もちろん、iPhone 15 Pro Max (256GB) は約19万円!という値段の高さも躊躇い要素の一つですが、手元の iPhone 13 Pro (256GB) を下取りした場合は 81,000円。
と思えば、悪くないんじゃないかなぁ、と。
毎日朝から晩まで使うもので(2年間使うとして)1年あたり5万円台半ば、1日あたり150円。うん、悪くない。バカ高いカメラやレンズに比べれば、全然真っ当な買い物😅

このあたり2年前の端末でも下取り金額が計算できるのも、そこそこ値段のつく iPhone だから、というのはあります。
正直なところ、iPhone に 20万円近くも出すのならば Pixel Fold か Galaxy Fold 5 を買った方が面白そう、と思っているものの、Android 端末はハイエンドであってもなかなか数年後の下取り金額は渋いので、最後まで使い倒して減価償却する覚悟がないと買えないため、遊びで買うにはちょっとハードルが高くて踏み切れません。
そんなわけで、ひとまずは気が変わらなければ、金曜日の iPhone 15 Pro Max の予約争奪戦に参加するつもりですが、Pro Max のサイズ感は決して好みではないですし、資金捻出も含めて、どうしましょうかねぇ。
(発売前から売ってる中華アクセはダメ元で…)
コロナ禍で iPhone 発表会が撮影済み動画を垂れ流すだけの、字幕も手話もあって便利だけど(順当進化しかない)内容以上に何も興奮を感じさせない他社以下の全くツマラナイ発表会になって、今年もまた変わらず。

去年あたりから動画の中での小芝居っぽい感じが目についていましたが、今回は特に酷かった。なんですか、あのクッサい、カーボンニュートラルアピールの寸劇は ( 'д'⊂彡☆))Д´)パーン
午前2時のクソ眠い時に
しょーもない小芝居見せるんじゃねえ!
しょーもない小芝居見せるんじゃねえ!
と思った人は私だけではないでしょう。
SDGs とかカーボンニュートラルとか、そんなのどうでもいいから、とっとと新製品の発表しやがれ💢
というのは、極めて敬虔なアップル信者を除く全世界共通視聴者の思いだったのでは…

イメージとブランド力で売ってるアップルのような企業にとって SDGs やカーボンニュートラルのアピールが大事なのは理解できますが、長々とした自己満足オナニームービーはウェブサイトの片隅でやっていただきたいものです。
そもそも環境だの何だの言うなら、そもそもハードウェアを買い替えさせない、新しい物を買わない方に仕向けるのがベストなわけですからねぇ。それに無駄な偽善小芝居も電力の無駄ですわ。

(ボロ儲けで売っといて、今更どの口が…┐(´д`)┌)
とまぁ、場末の個人ブログらしく言いたい放題から始まらせていただきましたが、未明の発表会の内容については、たくさんのメディア記事がありますので、詳細な内容についてはここで繰り返すことはしません。
今回の発表は Apple Watch と iPhone の年度毎な新シリーズのみで、個人的に興味があるのは iPhone 15 Pro 系のみ。
ですが、まず Watch 9 と無印系 iPhone について軽く印象をば。
■ Apple Watch - Apple(日本)
■ アップル、「Apple Watch Series 9」発表 - ケータイ Watch
■ アップル、「Apple Watch Ultra 2」を発表 - ケータイ Watch
■ 「Apple Watch Series 9」片手で操作するダブルタップ機能 - ケータイ Watch
Apple Watch は昨年の Series 8 で買い替えましたし、Series 9 も基本的には処理チップ強化だけで、機能面やデザインに大きな変化なし、ですから特に関心はありません。
■ 4年ぶりの Apple Watch 買い替え、Series 8 を使い始めて1ヶ月のセカンドインプレ
唯一、指先のダブルタップで Apple Watch を操作できる機能だけは便利そうだと思いますが、買い替えの動機になるほどではありません。新しい生体センサー、血圧測定や血糖値測定などができるようになれば即買い替えですが、それまでは Series 8 のままですかねぇ。
個人的な見解を言わせてもらえれば、
- Series 6 以前のユーザーなら買い替え検討の価値あり
- Series 7 以降のユーザーは余裕でスルー
って感じではないでしょうか。

iPhone 15 シリーズ共通の目玉は噂どおりの USB-C 端子採用。ただし、無印/Plus、Pro/Pro Max ともに Display Port 対応で外部ディスプレイに直接繋げるものの、転送速度は無印/Plus が従来と同じ(USB 2.x 系)、Pro / Pro Max のみ USB 3 対応 10Mbps の高速転送可能という差があります。
まぁ、「USB-C になって万歳」みたいな声が多いけれど、USB-C ケーブルってのは魑魅魍魎蔓延る玉石混淆な世界、Lightning の時みたく MFi 認証「Made for iPhone」マークのあるケーブルを買っとけば安定、ってことはないので、そこは素人泣かせになる気もします。
それはともかく、Plus を含む無印系 iPhone は前世代の Pro が持つ機能の一部を取り込む流れが今回も引き続きある形であり、
- ダイナミックアイランド採用
- 搭載チップが A16 Bionic に
- メイン広角カメラが4,800万画素化、トリミング2倍望遠モード追加
あたりが 14 Pro から 15 無印/Plus に取り込まれています(メイン広角カメラは同じ 4,800万画素でも Pro系とはセンサーもレンズも異なる)。
■ アップルが「iPhone 15」を発表、6.1インチで「ダイナミックアイランド」搭載 - ケータイ Watch
■ 6.7インチ「iPhone 15 Plus」発表、USB-Cとダイナミックアイランド - ケータイ Watch
■ 「iPhone 15/15 Pro」は何が進化した? iPhone 14シリーズとスペックを比較する - ITmedia Mobile
反面、望遠カメラやマクロ撮影、LiDAR スキャナ、ディスプレイ常時表示、可変リフレッシュレート(ProMotion)といった金のかかる追加仕様や、RAW 写真撮影や ProRes 動画撮影といった上級者向け機能は取り込まれず、無印/Plus と Pro の差は維持されています。
とは言え、
昨年の無印は13→14の変化がなさすぎた
こともあって、全く新機種への魅力に乏しかったわけですが、今回の 15 無印/Plus は USB-C 端子採用にメインカメラの大幅強化もあって、
13以前の無印ユーザーには買い替え度高し
のアップデートではないでしょうか。
(mini が好き!という人は永遠に 13 mini で行くしか…ワールドワイドでは全然売れなかったから復活の機運はなかなか起きないでしょうし)
特にカメラは無印系ユーザーの場合、今まで望遠はデジタルズームしかなかったので、トリミングとはいえデジタルズームなしの2倍モードの標準画角が使えるのは推せるポイントだと思います。

そして、今回注目はなんといっても
がっつりフルモデルチェンジのPro系
であります。特に Pro Max は望遠カメラが 120mm 相当。初期出荷数が去年と同じか、それ以上に少ない噂も流れているので、ちょっと争奪戦になりそうです(元々海外では Pro Max の販売比率が高いし)。
他にも Pro 系モデルは以下のように、かなり魅力あるモデルチェンジ内容となりました。
- チタン系素材採用で軽量化(Pro 系は重くなりすぎていたので嬉しい!)
- 軽くなったが、実は分厚さが増した(7.85→8.25mm)
- マナーモードスイッチが機能カスタマイズできるアクションボタンに変更
- USB-C 端子は Pro 系モデルのみ USB 3 の 10Gbps 高速転送に対応
- Pro 系の USB-C 端子は Display Port 対応なので、対応ケーブルで直接ディスプレイ接続可能
- 搭載チップは A17 Pro となり、内蔵 GPU はハードウェア・レイトレーシング対応に!
- メイン広角カメラは 14 Pro と変わらない?レンズF値も画素数も画素ピッチも同じまま(噂のソニー積層センサー採用はなかったっぽい?)
- ただしメイン広角カメラのデフォルト保存画素数は 1,200万画素から 2,400万画素に変更(15 無印/Plus も同じ)
- 4,800万画素フルで保存する場合、14 Pro では RAW だけだったのが 15 Pro では HEIF でも可能に
- メイン広角カメラのデフォルト撮影画角を 24mm、28mm、35mm 相当に切り替え設定可能に(カメラは 24mm 相当なので 28/35mm 相当はトリミング)
- Pro の望遠カメラは 77mm 相当(3倍)のまま据え置きだが、Pro Max の望遠カメラは 120mm 5倍相当に延長
- 今までの iPhone カメラ最大の欠点であったフレア軽減の反射防止コーティング採用\(^o^)/
- 動画の USB 3 経由外部ストレージ録画が可能になり、その場合 ProRes 4K 60p 撮影も可能に
- プロ向け動画の Log ビデオ撮影やアカデミーカラーエンコーディングシステム対応に
- XR デバイス「Apple Vision Pro」向けの「空間ビデオ」撮影にも対応予定
- 超広帯域無線 (UWB) チップが第2世代に、5G の国内ミリ波には引き続き非対応
とまぁ、こんなところでしょうか。
■ アップルから「iPhone 15 Pro」、チタン素材や新「アクションボタン」採用 - ケータイ Watch
■ アップルが「iPhone 15 Pro Max」を発表、5倍光学ズームの望遠カメラ
■ ついに発表された「iPhone 15」シリーズ、iPhone 14シリーズからの変わったところ/変わっていないところは? - ケータイ Watch
機能面をちゃんと見ていくと、
Pro Maxの望遠カメラを除けば
カメラ関係のハードは変更なし?
カメラ関係のハードは変更なし?
のように見えます。
メイン広角カメラだけでなく、超広角カメラも Max じゃない Pro の望遠カメラも、画素数&画素ピッチは同じ、レンズF値も同じ。14 Pro と同じソニーのセンサーを使ったカメラユニットに思えます(15 無印とはセンサーサイズが違う)。
発表会ビデオではメイン広角カメラに対して「更に進化した」とか言ってましたが…うーん。北米現地価格が値上げされると言われていたのに据え置きになったのは、ここらへんのコストを削ったせいなのかな?と穿ってしまうくらいです😅もし変わり映えしないなら、ちょっとガッカリポイントです。


ただ、今回の 15 Pro 系カメラの大きな変更点として、
フレア抑制コーティング採用
であり、この新しいレンズコーティングがしっかり効果あるならカメラユニットがそのままであることを許容して余りある改善です。

発表会ビデオではサラッと流されましたし、発表会レポートのメディア記事でもちゃんと触れているところは少ないのですが、
現行iPhoneカメラ最大の欠点は
逆光および点光源のフレア、ゴースト
逆光および点光源のフレア、ゴースト
と言っても良いくらい。点光源のゴーストは本当に酷くて、いくらナイトモードが良くてもフレア、ゴーストで使い物にならない写真になることは、しょっちゅうあります。
ですから、これが改善されるなら超超大歓迎の改良です。メッチャ楽しみです。

(メインだけでなく超広角カメラにもコーティング)
コーティングの進化がイケるならそれだけでも個人的には大改善ですが、とりあえず今回 15 Pro 系のカメラ周りスペック的には Pro Max の望遠カメラが 120mm 相当まで延びたことだけ。なので、買うなら Pro Max 一択のつもり。
ぶっちゃけ、2倍モードの 48mm 相当から途中すっ飛ばして 120mm 相当になっちゃうのは(途中はデジタルズーム)決して使い勝手が良いとは思えない。のですが、やっぱり
100mm超の望遠レンズが使えると
カメラとしての幅は広がる
カメラとしての幅は広がる
のも事実。正直言って 13/14/15 Pro の 77mm 相当というのは、私の日常使いではちょっと中途半端でした。
特に 13 Pro ではメインカメラのトリミング 2倍モードの標準画角(48〜50mm 相当)で撮れなかったから、帯に短し襷に長し感がありました。
それに今回の Pro Max の望遠カメラは 120mm 相当まで伸ばしたのに 14 Pro Max よりセンサーサイズ拡大&レンズの明るさは F2.8 のままだそうで、これはかなり頑張った印象。ただ、背面のレンズの出っ張りがさらに酷いことになってるっぽいけど…

カメラの進化は Pro Max だけな雰囲気ですが、今回の Pro 系の一番の良さは(ようやくの)軽量化。
望遠カメラ必須なので iPhone はずっと Pro 系を使ってきた私ですが、iPhone X → 11 Pro → 13 Pro と買い替えていく中で 174g → 188g → 203g と、13 Pro ではとうとう 200g オーバー(直近の 14 Pro では 206g)。
いくらカメラ周りその他が高性能とはいえ、さすがに 6.1インチ液晶で 200g 超はないわ…
と、Pro モデルの重さにはいささか閉口気味でしたが、今回チタニウム合金採用で、15 Pro は 187g と4世代前の 11 Pro より軽くなるところまで軽量化。


タブレット兼用折りたたみスマホの Galaxy Fold にも匹敵する重さになっていた Pro Max も 221g と1割近く重量減になって、「これなら Pro Max を選んでも上着のポケットに入れられるかなぁ?」と考えられる重さになりました(それでも重いけどサイズ、機能を考えれば仕方ない)。
ただ、軽くなったのは良いけれど、分厚さがかなり増した、13 Pro/Pro Max から 14、15 とモデルチェンジするたび、7.65 → 7.85 → 8.25mm と分厚くなっているのは、いただけないですねえ。これに加えてカメラの出っ張りがあるわけですから…(´Д` )

細かいところでは、マナースイッチが機能カスタマイズ可能なアクションボタンに変更されたのも嬉しい点。最近の iPhone のマナースイッチは硬すぎたので、アクションボタン長押しの方が都合が良いですし、Xperia みたいにカメラ起動ボタンとして使えるのも良さげ。
そして、GPU のハードウェア・レイトレーシング対応もかなり大きなトピック。前 A16 世代で入ると言われていて入れられず、その後 Snapdragon 8 Gen 2 に先行されてしまった経緯がありましたから、性能的にはどうであれ、とにかくハードウェアレイトレが入って一安心でしょう。
PC / PS5 / Xbox の AAA ゲームタイトルではレイトレ利用が当たり前になってきていますから、今後はスマホでも当然の表現になっていくでしょうしね。

値段については、北米現地価格は予想に反して据え置き、円安による日本価格値上げは予想されていたし、止むを得ないので、
15 Pro Max 256GB が 20万円を超えなかったから、まだ何とか…かなぁ…
って感じ。値上げ幅も無印系で+5千円、Pro系で+1万円で、為替レート換算も比較的良心的?(前日に国内某社のボッタクリ為替レートを見たばかりなので😅)で、このくらいの値上げで済んで良かったのでは?と思うくらい。
もちろん、岸田の円安でいいや政策には1ミリも賛同していないし、久しぶりに「早よ辞めろよボケが」と思っているわけですが、日本だけでなく米国の情勢的に仕方ない面もありますしねえ。

(向こうの値段据え置き宣言が辛い…)
とまぁ、未明の iPhone 発表会に思う諸々を書き連ねつつ私自身も情報を整理して、改めて
買うなら高くてデカいけどPro Max
であり、逆に言えば USB-C 端子化、軽量化という魅力は強いものの、
Proのままなら来年買い替えでいいや
って感じもあります。
USB-C 端子化は Android 端末や iPad Pro / mini、Mac と共通化できて良いのですけれど、
iPhone 13 mini もあるし、日常的に使ってる初代 AirPods Pro も Lightning 端子だから、iPhone 15 を買ったからと言って Lightning 端子全廃というわけにもいかないんだよなぁ
という事情もありますからね。iPhone 13 mini は予備機だし、初代 AirPods Pro はワイヤレス充電メインですけれども…

(決戦は金曜日)
もちろん、iPhone 15 Pro Max (256GB) は約19万円!という値段の高さも躊躇い要素の一つですが、手元の iPhone 13 Pro (256GB) を下取りした場合は 81,000円。
13 Pro下取りで差額11万円弱
と思えば、悪くないんじゃないかなぁ、と。
毎日朝から晩まで使うもので(2年間使うとして)1年あたり5万円台半ば、1日あたり150円。うん、悪くない。バカ高いカメラやレンズに比べれば、全然真っ当な買い物😅

このあたり2年前の端末でも下取り金額が計算できるのも、そこそこ値段のつく iPhone だから、というのはあります。
正直なところ、iPhone に 20万円近くも出すのならば Pixel Fold か Galaxy Fold 5 を買った方が面白そう、と思っているものの、Android 端末はハイエンドであってもなかなか数年後の下取り金額は渋いので、最後まで使い倒して減価償却する覚悟がないと買えないため、遊びで買うにはちょっとハードルが高くて踏み切れません。
そんなわけで、ひとまずは気が変わらなければ、金曜日の iPhone 15 Pro Max の予約争奪戦に参加するつもりですが、Pro Max のサイズ感は決して好みではないですし、資金捻出も含めて、どうしましょうかねぇ。
(発売前から売ってる中華アクセはダメ元で…)
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