今年買った生活家電的なモノから3製品について、使い始めて思うところがあったのでそれぞれ簡単に触れておく第3回、最終回。

面倒臭がりが不精するため今年買った生活家電的な3製品【その1】適当で不精な人間のための衣類スチーマー
面倒臭がりが不精するため今年買った生活家電的な3製品【その2】エコより面倒解消で買った電動エアダスター

今回は、ありきたりではありますが、スティックタイプのコードレス掃除機。実を言うと、コードレス掃除機を買うのは2回目。

随分前、体力の落ちた家族が自室で楽に使えるようにと一度購入したのですが、吸引力があまりにも弱くて家族は不満を言って使わず、私も使わず、誰も使わないまま1年くらい放置された後、知り合いに貰われていった経緯があります。

それゆえ、ずっと

コードレス掃除機は吸引力が弱くて、結局フツーのコード付きキャニスター型掃除機を使うことになるから、もうええわ


と思っていたのですが、近年ちょっと考え直すことがあった中、先月の Amazon プライムセールで通常2万円台後半の製品が2万円ちょうどで売ってるのを SNS で見て、衝動的に購入してしまいました。


EC-FR5 | 掃除機:シャープ

購入したシャープ「RACTIVE Air」の廉価モデル EC-FR5 は、さほど吸引力で評判が高いわけでもないメーカーの廉価モデルということもあって、結論から言えば、吸引力は値段なりであり、決してその点で推せるものではありません

が、このところ自分自身も年齢的に体力が少し落ちてきたこともあり、

まめに掃除しようと思ったら、吸引力云々より掃除機が軽くて楽にかけられる方が掃除する気になるよなぁ


と思っていたこともあって、この点については軽いコードレス掃除機を買って満足しています。

EC-FR5_1


吸引力云々については、今まで使ってきたコード付きで取り回し難く重いけど吸引力のある掃除機と使い分け前提なら、出る不満も出なくなる、というか割り切れます。

吸引力の必要な場面場所をしっかり掃除する場合は従来使っていた掃除機を使う、とすることで、普段軽く掃除する時なら多少吸引力が弱い廉価モデルでもまぁまぁ妥協できるんじゃね? という感じですね。


むかし購入してロクに使わず知り合いに譲渡したコードレス掃除機も(シャープではないが)某国内メーカー製の中間モデルだったこともあって、

やっぱりダイソンの高いやつとかじゃないと吸引力ダメかなー


と思ったりもして、ダイソンのコードレス掃除機の購入も考えたこともあるのですが、それなりのモデルはお値段も張ります。加えて、

毛足の長い絨毯とかをしっかり掃除しようと思ったら、結局コード付いたキャニスター型の掃除機を使うことになりそうだからなぁ


と思っていたこともあって結局買えず、ずっと重い掃除機を引きずりながら掃除していました😅

前述のように「重い掃除機を引きずって掃除するのが億劫になってきた」中で、今回 Amazon プライムセールがきっかけとはいえ、なぜ衝動買いしたかといえば

クソ暑い季節に重い掃除機を使うのは嫌


になったからであり、自らの体力低下と気が狂ったような夏の暑さ、その2つの要因でした。

EC-FR5_5


以前なら、重いキャニスターを引きずって、部屋ごとにコンセントを差し替えて掃除をかけることが(面倒ではあったけれど)できたのが、最近は手間とか面倒とかを超えて苦痛と感じることも高まってきました。気が狂ったような酷暑の気候では、重い掃除機を1階と2階の間すら持ち運ぶことも嫌。

(2階には家族が買ったスティックタイプの掃除機があるのですが、コード付きの上に吸引力は大したことがなくて放置プレイ)

となると、

吸引力が強くても重い掃除機が嫌で
掃除する頻度が下がったら本末転倒


と気づいて、セールをきっかけに、小まめに掃除機をかけるための購入でした。

ダイソンのような吸引力が自慢のモデルでもなければ、同メーカーのシリーズ中でも比較的廉価に位置する製品ですから元から吸引力には期待していないし、実際そうではあったので、

フローリングはギリ使えるレベルだけど
毛足の長い絨毯マットには無力


という結果にも特に驚いていませんし、仕方ないかな、と。絨毯、マットでも毛足の短いタイプで、なおかつ浮いたゴミくらいは取ってくれますが、基本的に絨毯、毛足が長いマットには厳しいです。

フローリングの床でも張り付いた小さなゴミを引き剥がすほどの吸引力はないので、ぶっちゃけ一定サイズ以上のゴミ、浮いてるゴミ、ホコリ専用って感じです。そこは割り切りが必要。

EC-FR5_4


また、オートモードだとフローリングと絨毯で吸引力の強さを変えてくれますが、元々吸引力はあまり強くないので、絨毯、マットだけでなく、フローリングも全部手動の強モード一択で使っています。強モードでないとフローリングでも物足りない、と言えば吸引力のイマイチさの想像はつくでしょう。

ただ、今回は

吸引力それなりでも軽くて使いやすい掃除機と
デカ重で吸引力の強い掃除機を使い分けていく


方針で買いましたし、絨毯などをしっかり掃除する時にはデカ重掃除機を使うとして、日々ちょこちょこ掃除するくらいには、本機程度の掃除機でもそこそこ役立ちます(特にフローリングなら)。実際こまめに本機を使っていて、しっかりゴミは溜まっていきます。

EC-FR5_3


吸引力を別にすれば、

軽くて扱いやすい


のは想定どおりで、自身の体力が少しずつ落ちてきてることを自覚する年頃にとっては、でっかく重いキャニスターを引きずって掃除機をかけることを思えば雲泥の差です。もっと軽いモデルはありますが、私にとってこれくらい軽ければ十分。

簡易スタンドは廉価製品らしい簡素なものですが、普段立てかけておくには必要十分(立てかける方向を間違えると倒れますが😅)。

ちょっと床にゴミが落ちていたら、サッとスタンドから掃除機を取って、サッとかけて、サッと戻す。そう言うのはデカ重コード付きキャニスター型掃除機では不可能ですからね。小まめに掃除する気にさせてくれます。

EC-FR5_7


交換ノズルは細ノズルとハンディ掃除機にするノズルの2種類。こちらも必要最小限ですが、特に不足は感じないです。色々あっても使わないですし。

ただ、スティックタイプのコードレス機、それも廉価製品ということもあってバッテリーの保ちはそう長くありません強モードでずっと全速でかけてると15〜20分くらいが目安、30分は無理。

ですから、

一気に家中を掃除する人には足りない


レベルだと思います。が、私のように 1回で2〜3部屋程度なら十分です。

この辺は使う人の家の広さや使い方によって評価は変わりますし、数部屋なら十分といっても一部屋が十数畳もある部屋を3部屋も掃除するのは無理なわけで、まぁだいたい6畳間なら3〜4部屋くらい、もしくは LDK+αくらいなら十分、といった使用感です。

EC-FR5_6


また、唯一「ちょっとこれは…」と気になるのは(吸引力を別にすれば)、

廉価モデルだけあって急速充電非対応
使用時間に対して充電時間がかなり長い


こと。急速充電非対応は値段が安いから我慢せざるを得ない点ですが、全速だと15〜20分で使い切るバッテリーを4時間かけて充電というのは、ちょっと使用時間に対して充電時間が見あってないですね。

EC-FR5_2
(上位機は急速充電対応、充電時間は本製品の半分以下)


とまぁ、値段の安いモデルだけに幾らかは我慢せざるを得ませんが、
  • 小まめに掃除をする時は、小型軽量なスティックタイプのコードレス掃除機
  • しっかりかけたい時は、デカ重だけど吸引力は強い今まで使ってきたコード付きキャニスター型掃除機

こう使い分けするならば、妥協できるかな?という感想ですね。少なくとも今回は廉価モデルでも我慢できて良かったかな、と思っています。

何よりも、昔は吸引力が弱いだけでダメ出ししていたけれど、掃除に対する体力も気力も無くなってきた今は、どれだけ小まめに掃除機をかける気にさせてくれるかが重要、ということに気づかされました。

体力と気力がなくなってきたから軽量コードレス


年齢とともに考え方が変わる、変えていかねば、っていうことがまた一つ増えました😅

とりあえずコードレス掃除機が今の自分に必要、合っている、このことがわかっただけに、そのうち吸引力の強い2台目を買うこともありそうですが、今のところはお安い本製品で満足、毎日のように使っています。