今年買った生活家電的な製品から3つ、使い始めて思うところがあったので、それぞれ簡単に触れておく第2回。

面倒臭がりが不精するため今年買った生活家電的な3製品【その1】適当で不精な人間のための衣類スチーマー

前回は衣類スチーマーという、おおよそ本ブログに似つかわしくもない製品でしたが、今回は生活家電とは言えない、けど IT 製品とも全く言えない電動エアダスター。


(割引クーポン適用すれば私の購入時よりだいぶ安い…)


PC 周辺機器など諸々の機器その他のメンテナンスで使うことの多いエアダスター。私の場合は、カメラのレンズ表面の埃飛ばしにも(あまりよろしくないのを承知で)シュポシュポとハンドブロワーでも取れない場合にはエアダスターでぶっ飛ばしてます。大口径レンズの埃は結構隅に溜まって取れないんですよね…

エアダスターで一般的なのは缶に入ったタイプ。使われている方も多いと思います。



私もヨドバシに寄った時に2〜3本セットを買って持って帰ったり、Amazon で何か注文する時についでに購入したりしていました。が、

いちいち買うのも面倒だが
使い終わって捨てるのも手間


であり、エコという点からもあまり好ましくはないなぁ、とは思っていました。SDGs とか内心クソ喰らえとしか思わない私でも、それくらいは思うわけです。

また、缶エアダスターの使用量は半年に1本前後ですからそう多くないのですが、それだけにうっかり買い忘れて切らしたりすることもあるわけです。

そのたびに電動エアダスターを購入は考えていたのですが、微妙なハードルがあってようやく買ってみた次第。


以前から電動エアダスターの購入は検討していたのですが、
  1. Amazon で見ていても中華製品ばかりで、あまり安いヤツには手を出したくないが、ぶっちゃけどの製品が良いかサッパリ分からない
  2. どの製品もコメントを見ていると(缶エアダスターと比べて)風量への不満が書かれていることも多い
  3. 缶エアダスター1本あたりの値段からすると、それなりにお高い値段

これら3点がネックになって購入に踏み切れていませんでした。

が、半年くらい前に「ウダウダ迷っていても仕方ない」と購入した次第。当てになる時ばかりとは限らない(良くてもサクラ商品扱いされることもある)サクラチェッカーを信じ…たかどうかは忘れたけど、候補製品のコメントなどを眺め倒して、それなりの風量と機能がありそうなものを選びました。

FrapowAirDuster1
(購入したFrapow電動エアダスター)


電動エアダスターにはコードレスタイプとコード接続タイプがあり、後者の方が連続使用時間は長く、また風力も強い傾向あるようですが、利便性を考えてコードレスタイプを選びました。

そもそも、缶エアダスターと同じような使い勝手を求めるならコードレス一択でしょう。風力や連続使用時間の限界はあっても、機材ラックの裏の方とか車内清掃に使うとかを考えるとコードレスでしか考えられなかったですね。

FrapowAirDuster2


で、本製品を使ってみた感想としては以下のとおり。
  • いちいち缶エアダスターを買わなくても済む、使いたい時にエアがない/なくなることがないのは楽、精神的にも良い

  • 反面、ちゃんと充電しておかないと、いざという時に使えない、使ってる途中にバッテリー切れになることも

  • USB 充電で端子が USB Type-C という点も○(USB PD は非対応)

  • USB 充電しながらの使用は不可

  • 風力は最大風力でも缶エアダスターと比べて8割程度だが、十分に埃飛ばしの役割は満たしてくれた

  • 諸々機材の埃飛ばしにはまずまず十分、レンズ表面の埃飛ばしにも使っている

  • とはいえ、正直使うのは最大風力ばかり
    (中間風力以下は缶エアダスターと比べると物足りない)

  • なので連続使用時間も限られるが、機材の埃飛ばし、レンズ清掃といった日常用途には困らない
    (車内の隅々まで清掃とかでは足りなくなる可能性はあるが、まだ未経験)

  • バッテリー残量目盛りは目安程度で、残量1個を信用しすぎると急にバッテリー切れになることも

  • 本体重量は軽いというほどではないけど重くはないので、ある程度の時間を連続使用していても問題ない印象

  • 缶エアダスターでは十数秒使っていると缶が冷え冷えになってくるが、そういった不快感はない

  • 缶エアダスターだと向きによって出が悪くなるが、電動エアダスターだと(向きによって多少の差はあっても)そういうことが少なく、下向き、上向きの噴射も問題なし

  • ノズル交換式で多種なノズルが同梱されているが、使うのはせいぜい3種類程度

  • ノズル交換式では強い出力の際にノズルが飛ぶリスクだけ懸念されるが、しっかりと嵌め込まれていて不安感はさほどない
    (むしろ缶エアダスターの細いノズルの方が飛んでいく怖さはある、というか飛んだことは何回もある😅)

  • 風力調整は3段階だが、最大および中間風力ではそれなりの騒音がある(当然の話)

  • ダスターの騒音対策として耳栓が同梱されているのが中華製品らしくて笑う

  • エアダスター機能だけでなく吸引機能もあるが、吸引は無視して良いくらいには微妙で弱い吸引力
    (買う前から期待していない機能であり、気長にやりたい人以外は掃除機を使えって話)

  • 収納袋が付いているが、本体以外にたくさんのノズルがあって、それらを整理して収納できるわけでもないため、結局まとめて整理収納できるのは元箱しかなくて、毎回使う時は元箱から出し、使い終わったら元箱の中にしまうことになる

  • ので、使うときは缶エアダスターの方が手っ取り早いのも事実

  • ただ、缶エアダスターのように使い終わった缶を処分する手間がいらないのは、精神的にも物理的にもとっても良い☺️

と言ったところでしょうか。

肝心どころのエア出力の強さですが、個人的には

最大風力なら概ね缶エアダスターの代わりになる


レベルだと思います。これでも物足りない人はいるでしょうが、適切なノズルを使えば、普通にエアダスターする用途の大半は賄えるのではないかと思います。

また、缶エアダスターだと極細ノズルだけ(もしくはノズルを外した太めの口)ですが、吹き飛ばす対象によって様々な形のノズルを使えるのは良いですね。と言っても、普段使うのは2〜3種類だと思いますが。

FrapowAirDuster4


それに何より、使い終わった缶のエアを全部出して穴を開けて資源ゴミの日に捨てる、という作業から解放されるのは、ほんのちょっとした手間ですけど良いです。エコという側面からも良いですが、面倒臭がりとしてはゴミの手間が少しでもなくなる方が嬉しいです。

また、缶の中のエアがなくなったら/なくなる前に買ってくる必要もないわけで、その点からも面倒臭がり、不精者には良いと思います。使う時にサッと使えるのは缶エアダスターですし、充電も必要ですが、それくらいは許容できます。

初期投資はちょいかかっても
缶の購入廃棄の手間を考えれば納得


買って良かったですね。缶エアダスターの使用頻度、使用量が年に数本もないからとか、どれが良いのか分からんから、とかで迷わず、もっと早く買えば良かったと思っています。

ただし、繰り返しますが、本製品の吸引機能はオマケレベル、そこにも期待して買うものではないです。あくまでエアダスター、吹き飛ばし機能だけが目的の製品と考えてください。

(その3)→ 面倒臭がりが不精するため今年買った生活家電的な3製品【その3】歳食ったから一度は捨てたコードレス掃除機を再び