6月に入って Apple WWDC もありましたし、ニコン Z9 のファームウェア Ver.4.0 というトピックもありましたが、どちらも「なるほど、そうですか」止まり。特に WWDC は、防府航空祭&ガンバ大阪福岡アウェイ遠征から帰ってきてへこたれてる間に終わってた状況でした😅

さて、また間が空きましたが、相変わらず GoPro アクセサリー類の話をもう少しお付き合いください。

もっとも GoPro も購入から1ヶ月半は(試し撮り含めて)それなりに撮ったものの、梅雨絶好調な感じの鬱陶しい天気続きですから、防府航空祭に持ち込んでブルーインパルスの展示飛行を定点撮影したりして遊んで以降、撮る機会もしばらくなさそうです。が、未編集動画が溜まりすぎたので、ちょうどいいですね。

UltraLight7toGo40
(暑くなってチャリンコお出かけも秋まで休止…)


以前の記事でも触れたように、GoPro HERO11 周辺アクセサリー類を揃えていくにあたっては、
  1. GoPro とアクセサリーを脱着する際にクイックリリースマウントを使って楽するか?
  2. 使うなら、GoPro 純正クイックリリースバックルで行くか、Ulanzi のマグネット吸着マウントで行くか?

という悩みがあって、それについて試した結果も含めて記しました。

GoPro 購入後最初の悩み、使うクイックリリース規格をどうするか?問題 〜Ulanzi GoQuick II を使ってみた結論

結論として「面倒くさがりとしては脱着の手間を減らしたいのでクイックリリースシステムは使う」ことにして、また実際に Ulanzi 製品も買って使ってみた上で、

純正クイックリリースバックル対応製品を使う


ことにしました。
  • Ulanzi のマグネット吸着システムより脱着が楽
  • Ulanzi 独自のシステムより対応製品が多い

のが理由で、これ以降、購入する GoPro 周辺機器、アクセサリー類は原則として GoPro 純正クイックリリースバックル対応、もしくはアタッチメントなどで対応可能なアクセサリーを選んでいます。

GoProQuickReleaseBuckle1
(クリックリリースバックルも色々仕様が違う)


何度も書いているように、GoPro 購入の理由は、お出かけ先のポタリング/サイクリングでの走行周辺風景の撮影でしたし、それ以外でも出先で何かする際の撮影。レンズ交換式カメラで写真を撮る時と違って、行動が主、撮影が副(おまけ)ですので、出先の GoPro 脱着はできるだけ負担のない形にしたい、

撮影がメインでないから
撮影に関する手間は最小限に


ということであります。GoPro を今後長く使うためにも、そこは譲れないところでした。

そんなわけで、GoPro HERO11 の周辺機器、アクセサリー類を買い揃えていくにあたって、GoPro 純正クイックリリースバックル対応を前提にするということで、購入したのが以下の製品たち。
  • GoPro 通気性ヘルメットストラップマウント
  • GoPro ハンドルバー / シートポスト / ポールマウント
  • GoPro ラージチューブマウント
  • GoPro マグネティック スイベルクリップ
  • TELESIN バッグストラップマウント
  • wumio 三脚ベースマウント
  • SmallRig アルカスイス規格 GoPro 用プレート

このうち GoPro 純正の自転車撮影用のアイテムである「通気性ヘルメットストラップマウント」「ハンドルバー / シートポスト / ポールマウント」および、それに類する「ラージチューブマウント」と、そして TELESIN バッグストラップマウントと「マグネティックスイベルグリップ」については前回までに使ってみた印象を記しました。

GoPro 自転車用マウントお試し感想その2 〜通気ヘルメットストラップマウント (Vented Helmet Strap Mount)
GoPro 自転車用マウントお試し感想その4 〜ハンドルバー/シートポスト/ポールマウント (Handlebar / Seatpost / Pole Mount)
歩き動画も、自転車動画もイケる👍 GoPro純正クイックリリースバックル対応 TELESIN バッグストラップマウント
脱着簡単で自由度高め、車載に、バッグストラップ装着に使える GoPro マグネティック・スイベルクリップ【前編】
脱着簡単で自由度高め、車載に、バッグストラップ装着に使える GoPro マグネティック・スイベルクリップ【後編】

今回は残る2つ、
  • wumio 三脚ベースマウント
  • SmallRig アルカスイス規格 GoPro 用プレート

この2つの三脚用マウント製品について、使ってみた感想を簡単に記しておきたいと思います。


1)wumio 三脚ベースマウント



私の場合、購入目的から言っても「GoPro を三脚に据えて撮る」ということは、タイムラプスを撮りたいな、ということはあるわけで、その場合は三脚が欲しいこともあります。

また、手に持って撮る場合でも GoPro は小さい分だけ(スマホより)手持ちがしにくく、自撮り棒みたいなものに付けた方が撮りやすい場合も多々あります。手ブレに関しては GoPro の強力手ぶれ補正に頼ることになりますが、それはチャリ車載などでも同じ。

ともあれ、GoPro などのアクションカメラの定番アイテムといえば、そういった用途に向けたミニ三脚兼自撮り棒となる“伸縮式ミニ三脚”とも言える製品。GoPro 純正アクセサリーでも「Shorty」「3Way 2.0」などの製品が用意されています。



私自身、Shorty のコンパクトさはちょうど良さげで欲しいな、と思っていたのですが、Shorty は GoPro 純正アクセサリーなのに純正クイックリリースバックルには非対応、GoPro 本体底部にあるフォールディングフィンガーによるネジ留め方式。

コンパクトさ、軽量さを優先しての仕様かもしれませんが、他のマウントアイテム(例えば自転車用マウント類)と付け替える時には面倒ですし、先にも書いた「GoPro 周辺アクセサリーは原則クリックリリースバックル対応製品で統一する」方針にも反するので、Shorty 購入は断念。

購入からしばらくは、本体と一緒に購入したアクセサリーセットにあるフローティンググリップ「The Handler」を使っていたのですが、やはりミニ三脚と兼用できる方が良いですし、The Handler は伸縮もできず、軽いけど少し大柄。

そう思って物色したのですが、GoPro 純正クイックリリースバックルに対応した “ミニ三脚 兼 伸縮自撮り棒” 的な製品は無さげ。

けれど、手元には何種類ものカメラ用ミニ三脚、テーブル三脚があることを思い出して(だいぶ昔に幾つか買った時期があった)、

カメラ用三脚に取り付けるための三脚穴アダプターなら、GoPro 純正クイックリリースバックル対応製品があるんじゃね?


と探したら幾つか出てきて購入したのが、コレ↓



購入時は 500円未満のお手軽価格の製品でしたが、全く問題なく使えています。これを(ロクに使いもせずに余っている)カメラ用三脚に付ければ GoPro クイックリリースバックル対応三脚として流用できます。

GoProTripodHoleQRB1
(チープだけど実用十分)

GoProTripodHoleQRB2
(三脚ネジ規格は1/4"、端にもあるのが○)

GoProTripodHoleQRB4
(手持ちのミニ三脚の一つに)

GoProTripodHoleQRB5
(安物ゆえバックルのゴムがハマらないのはご愛嬌)

GoProTripodHoleQRB6


さらに、「そういえば、スマホ用にミニ三脚兼自撮り棒になる製品を買って放置していたはず」と思い出して、カメラ用アクセサリーコーナーを探ってみたところ、ありました。Ulanzi のミニ三脚兼3段伸縮自撮り棒(↓)。



Ulanzi のアクションカメラ向け自撮り棒製品は、自社のマグネットマウント Go-Quick 対応製品か、GoPro 本体底部のフォールディングフィンガーによるねじ止め用製品かのいずれかだったのでスルーしていたのですが、上記製品は普通の三脚穴タイプのミニ三脚兼自撮り棒製品。

ですから、この純正クイックリリースバックル対応三脚ベースマウント製品を付けると、

GoProTripodHoleQRB7

GoProTripodHoleQRB8


純正クイックリリースバックル対応のミニ三脚兼自撮り棒のできあがり、となるわけです(当たり前)。

三脚穴タイプのミニ三脚兼自撮り棒なら Ulanzi よりもっと安くて同程度のものがありますし、なんなら百均ショップでも売ってますから(百円ではないけれど)、各自の使い方に耐えられそうならもっと安くできるかと思います。


2)SmallRig アルカスイス規格 GoPro 用プレート



GoPro だけを考えたミニ三脚(兼自撮り棒)を使う場合は、前項で紹介したカメラ用三脚穴アダプター製品をかまして使うことで解決しました。純正クイックリリースバックルを直接付けるミニ三脚兼自撮り棒製品がないなら仕方ないし、その方が手持ち機材を流用できて結果的に安上がりでした。

ただ、年に一度か二度しかないカメラ用マジ三脚(Gitzo 4型、トラベラー2型など)を持っていく機会に、もしそれに GoPro に据えつけて撮ることがあった場合、私が三脚(一脚)に付けている雲台、プレートは、ほぼ全てアルカスイス互換のもの。

それを考えると、

GoPro 純正クイックリリースバックルをアルカスイス雲台/プレートに装着できるアダプターがあれば、念のために1個買っておくか…たぶん使わないだろうけど、万が一の時に慌てて探さなくても良いように


と思って探してみると、ありました☺️

ぶっちゃけ、「さすがに、こんなニッチな製品はないだろうなぁ」と思ってました。が、カメラアクセサリーメーカーとしては近年すっかりメジャーになった SmallRig が出してくれていました(↓)。



前項で紹介した 500円以下のお安い三脚穴アダプターと違って、こちらは有名メーカー品ということもあって2千円以上とちょっとお高めなお値段。

とはいえ、チープで実用最低限だった 500円以下の三脚穴アダプターとは、レベルの違う造り。

GoProArcaSwissBaseQRB1
(真っ当な質感の金属製)

GoProArcaSwissBaseQRB2
(台座部分はアルカスイス互換)

GoProArcaSwissBaseQRB3
(裏面には三脚穴も3箇所、うち1箇所は 3/8")

GoProArcaSwissBaseQRB4
(バックルもしっかりハマって全く問題なし)

GoProArcaSwissBaseQRB5
(アルカスイス互換プレートにもしっかりハマる)

GoProArcaSwissBaseQRB7


前項の安い三脚穴アダプターとはお値段4倍以上ですから(といっても2千円程度ですが)、当然のことながら造りも精度も段違いに良く、こちらは安心して使えます。

上記写真のとおり、裏面には三脚穴アダプターもあるので、普通のカメラ用三脚に取り付けるためのアダプターとしても使えます。また、一般的な 1/4" サイズの三脚穴だけでなく、大型一脚、三脚で使われる 3/8" サイズの三脚穴も開いているのが、さすが著名ブランド品って感じです。

私自身、アルカスイス互換の雲台、プレートを使ってる三脚に GoPro を載せる機会がどれだけあるか判りませんが、備えあれば憂いなしってところでしょうか(そうやって無駄遣いが増えるのだけれども😅)。

GoProArcaSwissBaseQRB9

以上、GoPro をカメラ用三脚 or ミニ三脚兼自撮り棒に取り付けるためのアダプター2製品を購入して使ってみた印象を紹介しました。

どちらが良いかといえば、後者の SmallRig 製品の方が良いのは間違いないのですが、普通に GoPro をカメラ用ミニ三脚・自撮り棒に取り付けるためだけなら前者の 500円以下の安物で十分だと思います。頻繁に使うわけではない人なら尚更です。

日々 GoPro で撮ってるような人なら造りの良い、剛性もしっかりしている SmallRig 製品を選ぶべきでしょうが、そんな人は既に自分で何とかしてるでしょうからね☺️


長々と何回も続けている GoPro 関連記事ですが、とりあえず次回 GoPro を使い始めて2ヶ月経ってようやくのファーストインプレ記事で一旦締めたいと思います。