ロードサイクル向け輪行袋と比べると、DAHON や Brompton、ルノーなどの14〜16インチ小口径折りたたみ自転車向けの輪行袋は、DAHON や Brompton などのメーカー純正品を除けばそう多くない印象ですが、それでもネットで見るかぎり困らない程度にはあるように思います。

私が昨秋、ルノー Ultra Light 7 を購入した際には、ほぼ同時に Velo Line MOBILLY の 14〜16インチ用輪行バッグを購入しました。



ネットで小口径折りたたみ自転車を調べている際に、小口径向けでは定番の輪行袋という感じだったので購入したわけですが、コンパクトに折り畳めて、自転車を出してからも邪魔にならない、ハンドルに掛けていけるサイズに畳めるのはとても気に入っています。

車移動で駐車した場所へ戻ってくる前提でなければ自転車を出してから輪行袋も持ち歩くことになりますから、使わない時の輪行袋が邪魔にならない、手間がかからないのは重要なポイントだと感じています。

ただまぁ、外側&畳んだ時に見える側に微妙な自転車の絵が描いてあるのは、ちょっとダサくて嫌ですけれども…😅

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とまぁ、半年少々愛用していたのですが、最近ふと持ち上げたら、がっつり穴が空いていました…😩

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どうやら折り畳んだ状態だと剥き出しになる(そして一番の底になる)シートポストが、輪行袋に穴を空けたようです。普段は車のトランクに入れてあるのですが、車走行時の振動や衝撃でシートポストと輪行袋が強く擦れ続けて破けたようです。

Amazon のレビューや個人ブログのレビュー記事を見ても、確かに、このシートポストの部分が輪行袋を破ってしまう事例は少なくないようです。ただ、1年くらいで破けた報告例はいくつか見受けられるのですが、私の場合は半年で破けてしまったので、さすがにもうちょっと頑張れよ感が強いです…(´Д` )

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(半年で結構くたびれていたけれども…)


と言っていても、輪行するときのバッグは必要なので(輪行しなければ何のために小型軽量な折りたたみ自転車を買ったか分からない)、新しい輪行袋を買いました。

半年に一度買い換えるつもりで、また同じ輪行袋を買っても良かったのですが、Amazon を見ていると Rhinowalk というブランドで輪行袋をいくつか出していましたので、今回はそこの製品から一番コンパクトサイズな製品を買ってみることにしました。それがコレ↓



この製品、私が買ってからまもなく売り切れになってしまいましたが、最近再入荷したので本記事を掲載することにしました。使ってみると

Velo Line MOBILLY とは違った良さ


がありました。特に14インチタイヤの折りたたみ自転車では定番?のVelo Line MOBILLY 輪行袋とともに選択肢に入れて良いと思います。

(Rhinowalk の輪行袋には、私が購入した製品とは別に 14〜16インチ向けの輪行袋製品がありますが、畳んだサイズが大きい、900g 超とかなり重いなど、そのまま代替になるモノではありません。せっかく軽い自転車を買っても輪行袋が重くては意味がありませんから)

購入した Rhinowalk 製品と Velo Line MOBILLY では双方に良し悪しがあって甲乙付け難し、どちらが良いとまでは言えないのですが、購入される方が Velo Line MOBILLY 輪行袋と迷ったときの参考になればと、以下この両製品を使ってみた比較、感想を記しておきます。


まず、2つの製品を実際に使ってみての良し悪し比較表を、以下にまとめておきます。

  Velo Line
MOBILLY
Rhinowalk
畳んだサイズ(cm)27×20×1320x17x9 (※)
広げたサイズ(cm)90x63x4267x64x39
重量600g760g
生地の厚み普通?やや厚め
裏地防水加工風味防水生地
ファスナー小さめやや大きめ
UL7収納具合余裕あり横幅ピッタリ
UL7入れやすさ
袋の畳みやすさ


上記表のサイズや重量は商品ページに記載の公称値であり、Rhinowalk 製品は文字情報と画像内に記載のサイズで違う場合がありましたが、他製品からの転載ミスと思われる文字情報ではなく画像内記載のサイズを採用しました (*)。

ただ、それでも実際に使ってみると、購入した Rhinowalk 製品の折り畳みサイズ公称値はおかしいと言えるので、鵜呑みにはしない方が良いと思います。中華製品あるあるなので、別に目くじらは立てませんけど、一応念のため。

というのも、VeloLine Mobility の折り畳み時サイズが 27×20×13cm なのに対して、購入した Rhinowalk 製品の折り畳み時サイズの公称値は 20×17×9cm。これを見ると、購入した Rhinowalk 製品の折り畳み時サイズの方が圧倒的に小さいわけですが、実際には

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こんな感じで VeloLine Mobility の方が折り畳み時にコンパクトです。「折りたたみ方が下手くそなんじゃ」と言われるかもしれませんが、普通に使っていて畳んだサイズが実用サイズ、実例サイズだと思いますので、この点は留意していただいた方が良いかと思います。

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(ロゴだけで変な絵が描かれていないのは良いですね)


また、Rhinowalk 製品が届いて、手に持ってすぐ感じたのが、

VeloLine Mobilityより重い


ということ。

これは公称値でも 600g と 760g と差があるように、持った感じで明確に判る差があります。10kg を超える自転車なら無視できる差でしょうが、7kg 台やそれ以下の軽量化重視の折りたたみ自転車の場合は、自転車を入れて持った際に若干重くなったと感じられる差はあります。

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とまぁ、ここまでは Rhinowalk 製品にネガティブなことを書きましたが、Rhinowalk の輪行袋を開いてみると、

多少重いのは納得できる理由あり


ということに気づきます。

使い始めてみれば、

VeloLine Mobilityより生地が少し厚い


ことはすぐ判ります。表地は似たようなものなのですが、裏地の防水処理の生地が VeloLine Mobility より購入した Rhinowalk 製品の方がしっかりしています。

VeloLine Mobility は折りたたんだ際に底部で剥き出しになるシートポストで穴が開いたわけですが、それが Rhinowalk 製品では起きないかどうかは判りませんけど、VeloLine Mobility よりは長持ちするのでは…と思わせる生地ではあります。判りませんけどね(穴が開いたら報告します😅)。

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(使い古したVeloLine Mobilityの内側)

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(Rhihowalk輪行袋の内側)


また、ファスナー一つ取ってみても、VeloLine Mobility は最小限のサイズであり、購入した Rhinowalk 製品の方は大きめのモノを使っています。そのせいか、袋の開け閉めは購入した Rhinowalk 製品の方が若干スムースです(が、どちらももう少し頑張れよレベルだけど)。

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(上側が購入したRhinowalk製品のファスナー)


ともあれ、VeloLine Mobility より購入した Rhinowalk 製品の方が生地の厚みが若干厚めですから、重いのも当然ですし、また畳んだ際のサイズが公称値と違って小さくないのも、これまた当然。

ですから、公称値はともかく、Rhinowalk 製品の方が重くて、折りたたんだ際にもちょっと大きめなのは納得できることです。生地が厚くなくて良いから小さめ軽めの方が輪行時の負担軽減には良い、ということもありますが、重さの理由としては納得です。

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(生地が厚めのせいか畳みやすさは落ちる)


輪行バッグとしての機能性は両製品で全く変わりません。使い方も同じ。輪行袋でそうそう違うものがあるとは思えませんが、見た目は「これ、ブランド名が違うだけで全く同じ製品だろ」と思うくらいに似ています(実際は前述のような差がありますが)。

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(Velo Line Mobility)

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(購入したRhinowalk製品)


全体をみても、ほぼ同じようなデザインであり、折りたたむ部分もほぼ同じ構造。

FoldingCycleBags06VeloLine
(Velo Line Mobility)

FoldingCycleBags07Rhinowalk
(購入したRhinowalk製品)


ただ、同じように見えて違うことが(生地に加えて)もう一つ。Velo Line Mobility と比べて今回購入した Rhinowalk 製品の方が

収納サイズが一回り小さい


ということ。

輪行袋を広げた時の公称サイズは Velo Line Mobility が 90×63×42cm、今回購入した Rhinowalk 製品は 67×64×39cm であることから判るように、購入した Rhinowalk 製品は重い割に袋の容量は小さいわけです。

ただ、

14インチUltra Light 7には
小さいRhinowalk製品の方がピッタリ


今まで使っていた Velo Line Mobility の方は 14インチの Ultra Light 7 を入れるとちょっと大きめで前後が余ってしまう感じでしたから、車内持ち込み時のコンパクトさを考えても購入した Rhinowalk 製品のぴったりサイズは好ましいです。ちょい重いけど。

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(Rhinowalk製品は横幅ピッタリ)


もっとも、14インチの Ultra Light 7 でピッタリということは、

購入したRhinowalk製品は
16インチタイプには向かない


商品ページには 14〜16インチ用と書いてありますが、16インチタイヤモデルはちょっと入らないか、入ってもキツキツになるのではないか、と思います。

ですから、16インチの折りたたみ自転車をお使いならば Velo Line Mobility を選ぶか、Rhinowalk でも少し大きめの製品の方を選ぶべきでしょう。


(右は16インチも入るが900g超のRhinowalk製品)


ぶっちゃけ言うと、両者使ってみて個人的には

購入した Rhinowalk 製品と同じような14インチ折りたたみ自転車ピッタリサイズで、Velo Line Mobility と同じかそれ以下の軽さを持つ輪行袋が欲しいなぁ


って感じですね。全体的に生地を厚くするのではなく底部だけ補強して、シートポストによる穴あきを少しでも軽減できれば、それで十分。ずっと、長く使える、なんてことまでは望まないので…

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というわけで、機能性や使い勝手は両者基本的に同じ、違うのは生地の厚さやジッパー、それらによる重さ、そして収納サイズの差、ですね。

あ、そうそう、自転車を出した後は輪行袋を畳むわけですが、その畳みやすさは Velo Line Mobility の方がちょっと上かな?って感じ。両者同じ構造で大差ないのですが、生地の厚さから畳みやすさは Velo Line Mobility の方が畳みやすい印象。Velo Line Mobility の方はまだ使い始めで、袋の生地自体がまだこなれていないせいもあると思いますが。

あと、もう一つ、Rhinowalk の輪行袋の外側には小さなブランドロゴがあるだけで(下記写真)、Velo Line Mobility のようなダサい自転車の絵がありません。これも小さくない?違いですね☺️

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以上、14〜16インチ小口径折りたたみ自転車用の輪行バッグ、Velo Line Mobility と Rhinowalk 製品、この両者を使ってみての感想、違いを記しました。

14インチタイヤの Ultra Light 7 を使っていると購入した Rhinowalk 製品のサイズピッタリ具合が気持ち良いのですが(Velo Line Mobility はちょっと余裕ありすぎで持ち運びに嵩張る感があった)、Velo Line Mobility と比べて判る程度の重さは微妙かなぁ、と。

こんな風に「どっちが良い」と言い切れないだけに、自分が重きを置く部分を鑑みて購入を決めたら良いのでは…?という身も蓋もない話になっちゃいます😓

ただ、いずれにしても、いざ輪行して出かけようと思ったら穴開きでは、出かけるに出かけられませんから、予備を買っておくかなぁ…と思う今日この頃です😅



(右の購入したRhinowalk製品は販売復活までリンク切れ状態)