Apple から AirTag が発売されて2年が過ぎました。なんだかんだで買い増して、自分と家族で相当数使っています。転ばぬ先の杖だからと色々なものにつけていますが、今のところ盗難、紛失で AirTag が役に立ったということは、幸いにしてありません。
が、連れ合いは幾度か助けられていますし、私自身も位置確認できる、自分から離れたことが通知としてくることは安心に繋がっているので、あって良かった、あるのが当たり前の状況になっています。
ただ、AirTag の位置情報の精度は iPhone を使う人の多さに依存していますから、今までは別に iPhone のシェアがどうなろうが知ったこっちゃなかったのですけど、AirTag を常用しているとなると、今後あまり iPhone ユーザーが減るようなことはよろしくないなぁ、と思ったりする今日この頃です😓

さて、AirTag はコンパクトにできているのですが、電源として CR2032 ボタン電池を内包するという仕組み上、ちょっと厚みがあります。それゆえ、発売当初からみんな困っていたのが、財布へ入れる際の処遇。
カード&紙幣のみの財布にはどうしようもないですし、小銭入れ、または小銭入れ付きの財布ではそこへ入れるしかないのですが、5百円玉と比べても結構厚い AirTag は、小銭入れでも邪魔感が強いものです。「カードタイプの AirTag があればなぁ」という思いは AirTag リリース当初から多くの人にありました。
AirTag が発売されてしばらくして「カードタイプの AirTag」として「Chipolo CARD」という AirTag 互換デバイスが発売されました(↑)が、AirTag より高いのにバッテリー交換不可で1年で使い捨て、というのは買うのに抵抗があって踏み切れませんでした。
そして、今年2月にはモバイル関連製品でお馴染み ANKER から同じようなカードタイプの AirTag 互換デバイス、「Eufy Security SmartTrack Card」が発売されました。
AirTag の定価よりは若干安い(4千円弱)ながら、最近は AirTag もちょくちょく安く売られているので、お値段は同程度、また先の「Chipolo CARD」と同じく、バッテリー交換不可ながら電池寿命は公称最大3年間というもの。
(ちなみに、Chipolo CARD も Anker Eufy Security SmartTrack Card も iPhone だけでなく Android も対応。ただし、独自アプリでのみ利用可能なため、アップル「探す」アプリによる広域の位置情報は取れず、スマホから近い距離だけでの探す、忘れ物防止のみ利用可能)
薄さを追求したカード型にするかぎり、バッテリー交換、ボタン電池式にするのは難しいのは理解できますが、
という気持ちは拭いきれず、最初はこの「Eufy Security SmartTrack Card」もスルーしていました。
そしてスルーしていたもう一つの理由は、最初の頃のレビュー記事で AirTag 互換デバイスではあるけれど、初期設定とかに ANKER の独自アプリを使っていたので、
という気持ちがあったことも理由でした。

というようなことを発売直後に「Eufy Security SmartTrack Card」を購入して使っている友達に言ってみたところ
と言われ、それなら買ってみるか、試してみるかと購入。
結果的に、AirTag 互換として使うかぎりは
って感じでした。
以下、手順を試したところを紹介しますが、純正 AirTag のようにスマホと iPhone を近くに置いておけば自動で認識することができないだけで、手動で認識させてやれば、あとは AirTag とほぼ同じ。機能的にも UWB を使う機能が使えないくらいです。
このように、純正「探す」アプリだけでも ANKER 「Eufy Security SmartTrack Card」は、しっかりペアリングされ、AirTag と同じように利用することができました。
一応、探すアプリでこのデバイスの情報を見ても

しっかり認識できていることが分かりますし、肝心要の「探す」ことを行っても

他の AirTag と変わらない形で使うことができます。探す機能だけでなく、AirTag 同様、iPhone の探すアプリで Eufy Security SmartTrack Card からビープ音を鳴らせますので、Eufy Security SmartTrack Card を入れた財布を探すのに便利に使えます。
Apple 純正の AirTag と比べて使えない機能は、近距離で AirTag までの方向と距離を表示してくれる機能のみ。これは AirTag と違って本製品が UWB を搭載していないので、どうしようもありませんが、これくらいは妥協できるでしょう(ビープ音を鳴らせるので、それで探せる)。
(UWB による AirTag の方向・距離表示は、自転車に付けておくと、広い自転車置き場で自転車を置いた場所を見失った時には割と便利。駐車場での車探しは、ある程度近づかないと方向、距離が出てくれないので、こちらはあまり役に立たない)
置き忘れて自分から一定距離、時間離れてしまったら通知してくれる機能も純正 AirTag 同様に使えますから、財布の中に入れておくデバイスとして十分安心材料になります。

写真を見て分かるように AirTag と比べれば十分薄く、縦横のサイズはクレジットカード、バンクカードと合わせてあり、厚さはクレジットカード2枚分くらい。ですから、
くらいの薄さではあります。カードを1枚ずつ入れるホルダー部では、本製品がギリギリ入るものの、前後のホルダーに入れるカードの枚数を調整する必要があるかもしれませんし、やや財布の厚みが増す場合もあるでしょう。

正直なところ、クレジットカード2枚分というのは、財布、カード入れ用としては決して理想的な厚みではありませんが、実際に使ってみると
でありますし、小銭入れのない紙幣・カードのみの財布にも使えるメリットは大きいかと思います。
唯一懸念があるとすれば、電池交換不可、最大3年間の電池寿命がきたら使い捨て、ということでしょう。最大3年間と言っても公称値ですから、実際には(実利用では)2年くらいしかもたないかもしれないし、1年、1年半かもしれません。発売されて間がないだけに、そこは誰もまだ分かりません。
ただまぁ、1ヶ月使ってきて、
厚みのある純正 AirTag を小銭入れスペースに入れたり、財布にぶら下げるよりはずっとマシだと思います。
最初、なんだかんだでスルーしていた私自身、買って良かった、最初の食わず嫌いを反省しております😅
が、連れ合いは幾度か助けられていますし、私自身も位置確認できる、自分から離れたことが通知としてくることは安心に繋がっているので、あって良かった、あるのが当たり前の状況になっています。
ただ、AirTag の位置情報の精度は iPhone を使う人の多さに依存していますから、今までは別に iPhone のシェアがどうなろうが知ったこっちゃなかったのですけど、AirTag を常用しているとなると、今後あまり iPhone ユーザーが減るようなことはよろしくないなぁ、と思ったりする今日この頃です😓

さて、AirTag はコンパクトにできているのですが、電源として CR2032 ボタン電池を内包するという仕組み上、ちょっと厚みがあります。それゆえ、発売当初からみんな困っていたのが、財布へ入れる際の処遇。
カード&紙幣のみの財布にはどうしようもないですし、小銭入れ、または小銭入れ付きの財布ではそこへ入れるしかないのですが、5百円玉と比べても結構厚い AirTag は、小銭入れでも邪魔感が強いものです。「カードタイプの AirTag があればなぁ」という思いは AirTag リリース当初から多くの人にありました。
AirTag が発売されてしばらくして「カードタイプの AirTag」として「Chipolo CARD」という AirTag 互換デバイスが発売されました(↑)が、AirTag より高いのにバッテリー交換不可で1年で使い捨て、というのは買うのに抵抗があって踏み切れませんでした。
そして、今年2月にはモバイル関連製品でお馴染み ANKER から同じようなカードタイプの AirTag 互換デバイス、「Eufy Security SmartTrack Card」が発売されました。
AirTag の定価よりは若干安い(4千円弱)ながら、最近は AirTag もちょくちょく安く売られているので、お値段は同程度、また先の「Chipolo CARD」と同じく、バッテリー交換不可ながら電池寿命は公称最大3年間というもの。
(ちなみに、Chipolo CARD も Anker Eufy Security SmartTrack Card も iPhone だけでなく Android も対応。ただし、独自アプリでのみ利用可能なため、アップル「探す」アプリによる広域の位置情報は取れず、スマホから近い距離だけでの探す、忘れ物防止のみ利用可能)
薄さを追求したカード型にするかぎり、バッテリー交換、ボタン電池式にするのは難しいのは理解できますが、
4千円を使い捨てか…
という気持ちは拭いきれず、最初はこの「Eufy Security SmartTrack Card」もスルーしていました。
そしてスルーしていたもう一つの理由は、最初の頃のレビュー記事で AirTag 互換デバイスではあるけれど、初期設定とかに ANKER の独自アプリを使っていたので、
これ以上、設定だけのために独自アプリをインストールするのは嫌、ANKER アプリとか嫌、AirTag 互換ならアップルの「探す」アプリだけで完結させろや
という気持ちがあったことも理由でした。

というようなことを発売直後に「Eufy Security SmartTrack Card」を購入して使っている友達に言ってみたところ
オレは正式な手順どおりに ANKER のアプリ入れて登録してから使ったけど、AirTag と同じように使うなら ANKER の独自アプリはなしで行けると思うよ
と言われ、それなら買ってみるか、試してみるかと購入。
結果的に、AirTag 互換として使うかぎりは
ANKERの独自アプリ使わずとも問題なし
って感じでした。
以下、手順を試したところを紹介しますが、純正 AirTag のようにスマホと iPhone を近くに置いておけば自動で認識することができないだけで、手動で認識させてやれば、あとは AirTag とほぼ同じ。機能的にも UWB を使う機能が使えないくらいです。
- iPhone の「探す」アプリから「持ち物を探す」タブを開き、+ボタンから「その他の持ち物を追加」をタップする
- Eufy Security SmartTrack Card 表面左側にあるボタンを長押し
- iPhone の画面に「Eufy Security SmartFinder」という表示が出るので「接続」をタップ
- 持ち物の名称を入れろ、と出てくるので入力する(後で変更可能)
- 初期の頃にはなかった、ストーキングには使うなよ警告画面が出るので、「同意」をタップ
このように、純正「探す」アプリだけでも ANKER 「Eufy Security SmartTrack Card」は、しっかりペアリングされ、AirTag と同じように利用することができました。
一応、探すアプリでこのデバイスの情報を見ても

しっかり認識できていることが分かりますし、肝心要の「探す」ことを行っても

他の AirTag と変わらない形で使うことができます。探す機能だけでなく、AirTag 同様、iPhone の探すアプリで Eufy Security SmartTrack Card からビープ音を鳴らせますので、Eufy Security SmartTrack Card を入れた財布を探すのに便利に使えます。
Apple 純正の AirTag と比べて使えない機能は、近距離で AirTag までの方向と距離を表示してくれる機能のみ。これは AirTag と違って本製品が UWB を搭載していないので、どうしようもありませんが、これくらいは妥協できるでしょう(ビープ音を鳴らせるので、それで探せる)。
(UWB による AirTag の方向・距離表示は、自転車に付けておくと、広い自転車置き場で自転車を置いた場所を見失った時には割と便利。駐車場での車探しは、ある程度近づかないと方向、距離が出てくれないので、こちらはあまり役に立たない)
置き忘れて自分から一定距離、時間離れてしまったら通知してくれる機能も純正 AirTag 同様に使えますから、財布の中に入れておくデバイスとして十分安心材料になります。

写真を見て分かるように AirTag と比べれば十分薄く、縦横のサイズはクレジットカード、バンクカードと合わせてあり、厚さはクレジットカード2枚分くらい。ですから、
財布のカード入れにギリ入る
くらいの薄さではあります。カードを1枚ずつ入れるホルダー部では、本製品がギリギリ入るものの、前後のホルダーに入れるカードの枚数を調整する必要があるかもしれませんし、やや財布の厚みが増す場合もあるでしょう。

正直なところ、クレジットカード2枚分というのは、財布、カード入れ用としては決して理想的な厚みではありませんが、実際に使ってみると
小銭入れスペースにAirTagを
入れるよりだいぶマシ
入れるよりだいぶマシ
でありますし、小銭入れのない紙幣・カードのみの財布にも使えるメリットは大きいかと思います。
唯一懸念があるとすれば、電池交換不可、最大3年間の電池寿命がきたら使い捨て、ということでしょう。最大3年間と言っても公称値ですから、実際には(実利用では)2年くらいしかもたないかもしれないし、1年、1年半かもしれません。発売されて間がないだけに、そこは誰もまだ分かりません。
ただまぁ、1ヶ月使ってきて、
2年くらいで使い捨てさえ許容できれば
財布用AirTagとしては現状ベスト
財布用AirTagとしては現状ベスト
厚みのある純正 AirTag を小銭入れスペースに入れたり、財布にぶら下げるよりはずっとマシだと思います。
最初、なんだかんだでスルーしていた私自身、買って良かった、最初の食わず嫌いを反省しております😅