昨秋、小型軽量な折りたたみ自転車を買い、最近は車や電車で輪行して、今まで車で通ったことはあっても自転車で走ったことのないエリアをまったりとサイクリング(ポタリング)するようになりました。
となると、時には「チャリンコで今走ってる風景を記録しておきたいなぁ」と思うこともあって、それが目的で GoPro を購入したのは、以前の記事で述べたとおり。
■ 買おうかな?どうしようかな?と迷ってる時にセールが始まったら、ついポチっちゃうのは仕方ないよね 〜GoPro HERO11 購入【前編】
■ 買おうかな?どうしようかな?と迷ってる時にセールが始まったら、ついポチっちゃうのは仕方ないよね 〜GoPro HERO11 購入【後編】
で、GoPro 本体と同時に、自転車走行時の撮影用に使えそうな純正アクセサリーを購入して、早速3種類の純正マウント(ストラップ)を幾度か試してみました。
そして、それら3種類の製品を使ってみた第一印象や簡単な感想は、前回記事で書きましたが、細かいことは割愛しまたので、今回からそれぞれの製品を使った感想、注意点などをもう少し深く記しておきたいと思います。
■ GoPro 自転車用マウントお試し感想その1 〜3種類の純正アクセを使ってみた大まかな比較と雑感
なお、GoPro 購入後間もない知識も経験も乏しい状態での試用感ですから、今後それぞれの製品についての感想、自分なりの使える度が変わる可能性もあります(変わらない可能性もあります)ので、その点はご了承ください。
ということで、まず今回は本命(だったはずの)、通気穴の空いたサイクルヘルメットに装着するための純正アクセサリー「通気ヘルメット ストラップマウント」(Vented Helmet Mount Strap)です。
撮影例やハンドルバーマウントとの比較例を出しながら、半月間使ってみた感想、良し悪しを述べておきます(毎度前置き長めなので、結論やまとめは半ば以降に)。
となると、時には「チャリンコで今走ってる風景を記録しておきたいなぁ」と思うこともあって、それが目的で GoPro を購入したのは、以前の記事で述べたとおり。
■ 買おうかな?どうしようかな?と迷ってる時にセールが始まったら、ついポチっちゃうのは仕方ないよね 〜GoPro HERO11 購入【前編】
■ 買おうかな?どうしようかな?と迷ってる時にセールが始まったら、ついポチっちゃうのは仕方ないよね 〜GoPro HERO11 購入【後編】
で、GoPro 本体と同時に、自転車走行時の撮影用に使えそうな純正アクセサリーを購入して、早速3種類の純正マウント(ストラップ)を幾度か試してみました。
そして、それら3種類の製品を使ってみた第一印象や簡単な感想は、前回記事で書きましたが、細かいことは割愛しまたので、今回からそれぞれの製品を使った感想、注意点などをもう少し深く記しておきたいと思います。
■ GoPro 自転車用マウントお試し感想その1 〜3種類の純正アクセを使ってみた大まかな比較と雑感
なお、GoPro 購入後間もない知識も経験も乏しい状態での試用感ですから、今後それぞれの製品についての感想、自分なりの使える度が変わる可能性もあります(変わらない可能性もあります)ので、その点はご了承ください。
ということで、まず今回は本命(だったはずの)、通気穴の空いたサイクルヘルメットに装着するための純正アクセサリー「通気ヘルメット ストラップマウント」(Vented Helmet Mount Strap)です。
撮影例やハンドルバーマウントとの比較例を出しながら、半月間使ってみた感想、良し悪しを述べておきます(毎度前置き長めなので、結論やまとめは半ば以降に)。
『通気ヘルメット』ストラップマウントは Vented Helmet(通気ヘルメット)用の名のとおり、自転車などスポーツ系で使用する通気孔の開いたヘルメットに GoPro を固定するためのマウント用ストラップです。

自転車用ヘルメット、の場合、通気孔が空いているだけでなく空気抵抗を減らすために流線形かつ複雑な形状をしているものが多く、一般的なベタっとマウントを貼るタイプのマウントは利用できませんから、上記写真のようにヘルメットの通気孔にストラップを通してマウント部を固定しようというものです。
本製品のサイクルヘルメットへの装着方法は、国内代理店さんが動画で説明されているものが Youtube に掲載されています(下記動画)。GoPro は取扱説明書や装着方法の説明が同梱されていないので、この動画は非常に有り難かったですね(買う前の参考動画としても)。
ヘルメットの穴にストラップをキツく縛ってマウント部を固定する程度のものですから、当然ながら他のマウントと比べると固定力は弱め、色々と弱点もあります。が、平面のない(少ない)タイプのサイクルヘルメットではこの手の方法になるのは致し方ないでしょう。
バイク用や工事用のような穴の空いていない一般的なヘルメットの場合は曲面テープ固定タイプのマウントが使えて、純正アクセサリーでも「ヘルメットフロント+サイドマウント」が用意され、サードパーティからも類似製品が出ています。

側面にマウントを貼って固定したり

額あたりに固定したり
フルフェイスヘルメットなら顎の前に付けたり
通気孔のない一般的な形状のヘルメットの場合は、このように割と自由に強力テープ固定でマウント部を貼り付けて GoPro を装着することができます。GoPro の宣伝その他でもよく見かける形です。
自転車用ヘルメットでも通勤通学用には通気孔がない、もしくは通気孔が小さく、形状も一般的な丸い形をしているもの、最近は帽子に見える形でシティユースでも違和感のない製品が出ています。

こういったヘルメットなら、先のバイクヘルメット用のマウント製品が使える場合もありますが、私が持っているのは比較的廉価ながらスポーツタイプのヘルメット(OGK Kabuto RECT)。
一昨年 TB1e を買った後に「念のためにヘルメットを買っておこうか」と購入したわけですが、バイクと違って自力で漕いで進む自転車ですから、汗っかきの発汗対策として通気孔のある(多い)スポーツタイプのヘルメットを選びました。
今春からは自転車もヘルメット着用が努力義務化となり、私も反射神経の衰えを感じざるを得ない年頃ですので、ごく近所へ行く時以外は付けるようになりました。
また、Ultralight 7 のような小口径折りたたみ自転車は 20インチ以上のタイヤを持つ一般的な自転車より遥かに走行安定性が低いので、車に撥ねられる以外にも段差その他に引っかかって自分で大ゴケする可能性が高いので、小口径折りたたみ自転車に乗ってる時こそ必要だなぁ…と、この半年乗っていて思います。
(せっかく小さな自転車なのにヘルメットを携行するのは面倒ですけど、安心には代えられないと思う昨今)
というわけで、GoPro 購入の目的が「どこか景色の良いところでサイクリング/ポタリングする際の周囲の風景を撮りたい」でしたから、必然的にこのサイクルヘルメットへの GoPro 装着が第一選択肢、本命でした。

で、バイクヘルメット用マウントと比べるとサードパーティ製品もあまりありませんし、以前の記事でも書いたようにセールで半額になっていた&まずは純正の信頼性?重視ということで、本製品「通気ヘルメット ストラップマウント」(Vented Helmet Mount Strap)を購入、使ってみました。
最初に結論から言うと、
これに尽きます。
ので、使いたいがなかなか使い所が難しいというか、お馬鹿度が目立つ中で使っても良いくらい撮りたい場所(ルート)であったり、心を無にして周りの目を見ることなく装着して走れる心境の時であったり、そういう時じゃないと、↓これはなかなかキツいです。

(ヘルメットに装着した時点でアホさが漂いますが…)

(かぶると影でも一目瞭然のイタさ)
通気(ベンティッド)ヘルメットストラップマウント自体の高さはほぼないですから、GoPro がヘルメットから飛び出すサイズは割と最小限なのですが、それでも頭上からピョコーンと出ている姿は、かなり目立ちますし、アホっぽいです。
昭和アニメに出てくるロボットに見えなくもないし、どことなくアホ毛の一種に見えてもおかしくない。アホ毛というか、アホだけど。人によっては
と言われちゃうかもしれない。車両が入れない遊歩道や山道で Google マップのストリートビュー用映像を徒歩で撮影している人も同じように頭上にカメラを付けて歩いていますからねえ😅

(後ろから見ても…アホっぽい😅)
反面、ヘルメットの上にカメラを設置するということで視点は目線よりもずっと高くなり、「チャリンコで走ってる時の周辺風景を記録しておきたい」という目的には理想的な設置位置、ベストな映像記録位置と言えます。
前回記事で書いたとおり、自転車走行感は少ないので、自転車ライドムービーにはなりづらいのですが、自分の目的はそれではないので全く問題ありません。
実際に通気ヘルメットストラップマウントで頭上から撮ったモノと、ハンドルバーマウントから撮ったモノとを比較した動画を以下に載せておきますが、視点の高さがかなり違うことが判るかと思います。
川沿いや橋のようにフェンスがあると、自転車のハンドルに固定した GoPro では周囲の景色はかなり見えづらい or 見えないこともあるのに対して、本製品を使ってヘルメット頭上に設置した場合にはフェンスは概ねクリアでき、見た目と同じかそれより若干クリアランスの良い状態が一見して分かると思います。
これを見てしまうと「チャリンコで走ってる時の周辺風景を記録しておきたい」目的のためには、見た目が最高にバカでもこの通気ヘルメットストラップマウントを使いたいなぁ、と思ってしまいます。見た目馬鹿すぎだけど。
また、ヘルメットに付いているということは自分の首振り、頭の動きにカメラの方向が追従するわけで、額や顎部分に GoPro を設置するほどではなくても、自分が自転車を走らせている時の視点、視線に近い動画が撮れます。下記動画は参考例(ちょっと大げさに首を振っています)。
こういった首振り、視線追従が良いかどうか、好みかどうかは人それぞれだと思います。あまりに映像の動きが大きすぎると、いくら GoPro のブレ抑制が強力でも、後から見た時に見づらい、酔いやすい場合も出てきます。視点固定の方が安定した動画になって良い、好みという人もいるでしょう。
ただ、個人的には、
この2点の理由から正面方向での視点固定より頭の動きに合わせて視線が変わる方が(現段階では)好きだな、と思っています。正面方向に視点固定だと車の車載動画と似た感じになって、わざわざ自転車に乗ってる時に撮る必然性が下がるかな、と。
それも合わせるとやはり、見た目バカでも通気ヘルメットストラップマウントを使いたいなぁ、と思うのですね。

いずれにせよ、見た目のバカさ具合を許容できるかどうかは人に依りますし、私自身、自分の GoPro 購入目的からも本製品を使いたいけれど(見た目を考えると)状況に依りけりにならざるを得ないところです。
なので、見た目のアホさはひとまず置くとして、この「通気ヘルメットストラップマウント」を何回か使ってみて良いと思った点、イマイチだと思った点を以下にまとめておきます。
ひとまず現状では、こんなところでしょうか。
固定力の弱さ、ヘルメットに付けることによる水平の取りづらさ(自分の癖による傾きもある)、プレビュー時にスマホ連携必須の面倒さ、といった難点はあるものの、視点の高さ、クイックリリースバックルによる脱着の楽さなど「自転車走行時の周辺風景の記録」といった目的には最適であり、通気孔のあるサイクルヘルメットで使うには良い選択肢だと感じました。
(ヘルメット装着時の水平の取りづらさ問題や水平ロック機能を使った時の良し悪しについては次回に詳しく書きます)
ただまぁ、頭のてっぺんにオモリを乗せる頭部負担(短時間では気にならない程度だが)と、なによりも、装着した時の見た目のバカさ加減と目立ち度だけは、なかなか勇気を必要とするわけで、そこをどう割り切るか、どこまで割り切れるかは、私自身わからないですし、今後どう使っていくか、どれくらい使えるかは不透明です。
脱着が簡単なクイックリリースバックルを同じく採用しているハンドルバーと使い分けしていくのがベターかな…と思っていますが、どうなるやら、です。
次回は、「通気ヘルメットストラップマウント」と同じくヘルメットに装着するけど、意外と使用感は違う「ヘッドストラップ」を使った感想について述べます。合わせて GoPro の強力な水平ロック機能を自転車走行動画に使った場合のメリット・デメリットについても触れておきます。

自転車用ヘルメット、の場合、通気孔が空いているだけでなく空気抵抗を減らすために流線形かつ複雑な形状をしているものが多く、一般的なベタっとマウントを貼るタイプのマウントは利用できませんから、上記写真のようにヘルメットの通気孔にストラップを通してマウント部を固定しようというものです。
本製品のサイクルヘルメットへの装着方法は、国内代理店さんが動画で説明されているものが Youtube に掲載されています(下記動画)。GoPro は取扱説明書や装着方法の説明が同梱されていないので、この動画は非常に有り難かったですね(買う前の参考動画としても)。
ヘルメットの穴にストラップをキツく縛ってマウント部を固定する程度のものですから、当然ながら他のマウントと比べると固定力は弱め、色々と弱点もあります。が、平面のない(少ない)タイプのサイクルヘルメットではこの手の方法になるのは致し方ないでしょう。
バイク用や工事用のような穴の空いていない一般的なヘルメットの場合は曲面テープ固定タイプのマウントが使えて、純正アクセサリーでも「ヘルメットフロント+サイドマウント」が用意され、サードパーティからも類似製品が出ています。

側面にマウントを貼って固定したり

額あたりに固定したり
フルフェイスヘルメットなら顎の前に付けたり
通気孔のない一般的な形状のヘルメットの場合は、このように割と自由に強力テープ固定でマウント部を貼り付けて GoPro を装着することができます。GoPro の宣伝その他でもよく見かける形です。
自転車用ヘルメットでも通勤通学用には通気孔がない、もしくは通気孔が小さく、形状も一般的な丸い形をしているもの、最近は帽子に見える形でシティユースでも違和感のない製品が出ています。

こういったヘルメットなら、先のバイクヘルメット用のマウント製品が使える場合もありますが、私が持っているのは比較的廉価ながらスポーツタイプのヘルメット(OGK Kabuto RECT)。
一昨年 TB1e を買った後に「念のためにヘルメットを買っておこうか」と購入したわけですが、バイクと違って自力で漕いで進む自転車ですから、汗っかきの発汗対策として通気孔のある(多い)スポーツタイプのヘルメットを選びました。
今春からは自転車もヘルメット着用が努力義務化となり、私も反射神経の衰えを感じざるを得ない年頃ですので、ごく近所へ行く時以外は付けるようになりました。
また、Ultralight 7 のような小口径折りたたみ自転車は 20インチ以上のタイヤを持つ一般的な自転車より遥かに走行安定性が低いので、車に撥ねられる以外にも段差その他に引っかかって自分で大ゴケする可能性が高いので、小口径折りたたみ自転車に乗ってる時こそ必要だなぁ…と、この半年乗っていて思います。
(せっかく小さな自転車なのにヘルメットを携行するのは面倒ですけど、安心には代えられないと思う昨今)
というわけで、GoPro 購入の目的が「どこか景色の良いところでサイクリング/ポタリングする際の周囲の風景を撮りたい」でしたから、必然的にこのサイクルヘルメットへの GoPro 装着が第一選択肢、本命でした。

で、バイクヘルメット用マウントと比べるとサードパーティ製品もあまりありませんし、以前の記事でも書いたようにセールで半額になっていた&まずは純正の信頼性?重視ということで、本製品「通気ヘルメット ストラップマウント」(Vented Helmet Mount Strap)を購入、使ってみました。
最初に結論から言うと、
走行時の周辺景色を撮るにはベストだが
見た目のお馬鹿度が結構キツい
見た目のお馬鹿度が結構キツい
これに尽きます。
ので、使いたいがなかなか使い所が難しいというか、お馬鹿度が目立つ中で使っても良いくらい撮りたい場所(ルート)であったり、心を無にして周りの目を見ることなく装着して走れる心境の時であったり、そういう時じゃないと、↓これはなかなかキツいです。

(ヘルメットに装着した時点でアホさが漂いますが…)

(かぶると影でも一目瞭然のイタさ)
通気(ベンティッド)ヘルメットストラップマウント自体の高さはほぼないですから、GoPro がヘルメットから飛び出すサイズは割と最小限なのですが、それでも頭上からピョコーンと出ている姿は、かなり目立ちますし、アホっぽいです。
昭和アニメに出てくるロボットに見えなくもないし、どことなくアホ毛の一種に見えてもおかしくない。アホ毛というか、アホだけど。人によっては
あ、Google(マップ)の人だ
と言われちゃうかもしれない。車両が入れない遊歩道や山道で Google マップのストリートビュー用映像を徒歩で撮影している人も同じように頭上にカメラを付けて歩いていますからねえ😅

(後ろから見ても…アホっぽい😅)
反面、ヘルメットの上にカメラを設置するということで視点は目線よりもずっと高くなり、「チャリンコで走ってる時の周辺風景を記録しておきたい」という目的には理想的な設置位置、ベストな映像記録位置と言えます。
前回記事で書いたとおり、自転車走行感は少ないので、自転車ライドムービーにはなりづらいのですが、自分の目的はそれではないので全く問題ありません。
実際に通気ヘルメットストラップマウントで頭上から撮ったモノと、ハンドルバーマウントから撮ったモノとを比較した動画を以下に載せておきますが、視点の高さがかなり違うことが判るかと思います。
川沿いや橋のようにフェンスがあると、自転車のハンドルに固定した GoPro では周囲の景色はかなり見えづらい or 見えないこともあるのに対して、本製品を使ってヘルメット頭上に設置した場合にはフェンスは概ねクリアでき、見た目と同じかそれより若干クリアランスの良い状態が一見して分かると思います。
これを見てしまうと「チャリンコで走ってる時の周辺風景を記録しておきたい」目的のためには、見た目が最高にバカでもこの通気ヘルメットストラップマウントを使いたいなぁ、と思ってしまいます。見た目馬鹿すぎだけど。
また、ヘルメットに付いているということは自分の首振り、頭の動きにカメラの方向が追従するわけで、額や顎部分に GoPro を設置するほどではなくても、自分が自転車を走らせている時の視点、視線に近い動画が撮れます。下記動画は参考例(ちょっと大げさに首を振っています)。
こういった首振り、視線追従が良いかどうか、好みかどうかは人それぞれだと思います。あまりに映像の動きが大きすぎると、いくら GoPro のブレ抑制が強力でも、後から見た時に見づらい、酔いやすい場合も出てきます。視点固定の方が安定した動画になって良い、好みという人もいるでしょう。
ただ、個人的には、
- 自転車走行してる感
- 正面方向だけでなく横の景色も残せる
この2点の理由から正面方向での視点固定より頭の動きに合わせて視線が変わる方が(現段階では)好きだな、と思っています。正面方向に視点固定だと車の車載動画と似た感じになって、わざわざ自転車に乗ってる時に撮る必然性が下がるかな、と。
それも合わせるとやはり、見た目バカでも通気ヘルメットストラップマウントを使いたいなぁ、と思うのですね。

いずれにせよ、見た目のバカさ具合を許容できるかどうかは人に依りますし、私自身、自分の GoPro 購入目的からも本製品を使いたいけれど(見た目を考えると)状況に依りけりにならざるを得ないところです。
なので、見た目のアホさはひとまず置くとして、この「通気ヘルメットストラップマウント」を何回か使ってみて良いと思った点、イマイチだと思った点を以下にまとめておきます。
- 【良かった点、高評価な点】
- 前述のとおり、視点が高く走行時の周辺風景を撮るには最適
- 頭の動きとカメラの方向が連動するので、自転車や自分の手などは映らないものの自転車走行の記録な感じがする
- マウントが GoPro 純正品で採用されているクイックスライドバックルなので、GoPro にスライドバックルが付けてあれば GoPro の装着も非常に簡単、手間要らず。
- なので、GoPro 純正のハンドルバーマウントや The Handler(フローティングハンドグリップ)、TELESIN のバッグストラップマウントなど、GoPro のクイックスライドバックル対応のマウント製品とならば付け替えも楽ちんで、自転車を降りてハンドグリップで景色を撮る、バッグストラップに付けて歩く、と切り替える際の手間が最小限で便利。
- マウント部のサイズが最小限かつ高さがないので、GoPro を使わない普段の時でもヘルメットにマウントを付けっぱなしにしておいても違和感がない、GoPro 使用時にヘルメットへのマウント装着の手間が不要
- 【いまひとつな点、気になる点】
- 散々言ってるように、GoPro 装着後の見た目が馬鹿すぎ、目立ちすぎ
- ヘルメットの穴の空いた部分にストラップを通してバックルで締め付けてマウント部を固定する、というやり方なので、使っているうちにストラップの締め付けが緩むので、時々ストラップの締め付け直しが必要になる。
- しっかりストラップを締め付けても当然ネジ止めなどと比べると固定力は弱く、ヘルメットの通気孔のサイズはストラップより大きいので、頭の振りや振動で GoPro の固定位置が若干ズレることはあるし、その点は構造上許容せざるを得ない欠点。
- 通気ヘルメットの形状、穴の位置によっては取り付け位置に制限が出たり、水平が取りづらかったりする。
- OGK Kabuto RECT の場合、頭頂部より前側にはヘルメットの内側に A.I.ネットがあるので、頭頂部より前側には取り付けづらく、頭頂部より若干後ろ側(角度調整しないと後ろ倒し気味になる位置)に取り付けることになる。
A.I.ネットが内側にある部分にも付けられるが、ストラップマウントのストラップ余り部分の処理、前述したようにストラップの再締め付けを行う時を考えると、A.I.ネットがない部分に装着した方が面倒がないので、私的には設置位置を妥協せざるを得ないかな、と。
- 頭上にカメラを付けるため、装着後に水平や前後角の確認などプレビューを見ようと思ったら、スマホから GoPro に接続してプレビュー画面を出さないと確認できないのは、かなり手間(致し方ないけど)。
- 自転車を漕ぐ時、前を見る時の癖によって、走行前に水平を取ったつもりでも走り始めてからの映像が傾きがちになる場合が多々ある(GoPro の水平ロック機能を使えば解決できるが、画角が狭くなる&水平が固定されすぎて臨場感が失われる)
- 頭のてっぺんに 150g ちょい+マウント重量少々のおもりが乗っかることになるので、どうしてもヘルメットが重くなり走行快適性は落ちるし、人によって長時間は厳しい可能性もある。私自身も 1〜2時間なら許容できるが、それ以上は嫌だなぁ…って感じ。
- 前述のように、ヘルメットの通気孔にストラップを通してマウント部を止める構造上、頭の振りや振動で GoPro の固定位置が若干ズレることがあるため、頭のてっぺんのおもりが微妙に動く感覚は正直気持ち悪い。
ひとまず現状では、こんなところでしょうか。
固定力の弱さ、ヘルメットに付けることによる水平の取りづらさ(自分の癖による傾きもある)、プレビュー時にスマホ連携必須の面倒さ、といった難点はあるものの、視点の高さ、クイックリリースバックルによる脱着の楽さなど「自転車走行時の周辺風景の記録」といった目的には最適であり、通気孔のあるサイクルヘルメットで使うには良い選択肢だと感じました。
(ヘルメット装着時の水平の取りづらさ問題や水平ロック機能を使った時の良し悪しについては次回に詳しく書きます)
ただまぁ、頭のてっぺんにオモリを乗せる頭部負担(短時間では気にならない程度だが)と、なによりも、装着した時の見た目のバカさ加減と目立ち度だけは、なかなか勇気を必要とするわけで、そこをどう割り切るか、どこまで割り切れるかは、私自身わからないですし、今後どう使っていくか、どれくらい使えるかは不透明です。
脱着が簡単なクイックリリースバックルを同じく採用しているハンドルバーと使い分けしていくのがベターかな…と思っていますが、どうなるやら、です。
次回は、「通気ヘルメットストラップマウント」と同じくヘルメットに装着するけど、意外と使用感は違う「ヘッドストラップ」を使った感想について述べます。合わせて GoPro の強力な水平ロック機能を自転車走行動画に使った場合のメリット・デメリットについても触れておきます。