【追記】本記事で触れている GoPro 直販サイトのサブスク加入前提の大幅割引は終了した代わりに値下げされ、サブスク加入関係なく以前より安く購入可能となりました。ただし、期間限定の全品15%オフセールは1ヶ月近く継続された後に終了しています。【追記終】

GoPro 買ってみようかな?病が数年ぶりに再発して、けれども熱が通り過ぎるのを待っていたら直販サイトでセールが始まってしまい即落ち、というほぼ衝動買いの GoPro HERO11。

おまけに GoPro 直販サイトは海外発送なのに、未明に注文した翌夕方には届いていて Amazon お急ぎ便並みの速さでビックリ。もうちょっと届くまで楽しみにする時間が欲しかった、というか、なんの知識もない GoPro、アクションカメラの予備知識くらい調べる時間くらいが欲しかったくらいです😅

買おうかな?どうしようかな?と迷ってる時にセールが始まったら、ついポチっちゃうのは仕方ないよね 〜GoPro HERO11 購入【前編】

手元に届いてまだ数日ですが、この手のモノはとにかく使ってみないと判らないのでセットアップもそこそこに、合間を見て軽く試し撮りしてみたり、セットになっているアクセサリー類、同時購入したマウント類を試したりしています。


(ギフト残高の余りで買ってみたり…)


それらの良し悪し、合う合わないについてはまた近いうちに触れておきたいと思いますし、GoPro HERO11 に対するインプレも書こうとは思っていますが、とりあえず思うのは、

GoPro は11世代も時間を重ねてきてるのに、こなれてないところが多すぎじゃね?


って感じはありますね。DJI とかが本気で対抗機をぶつけてくるまで一強のカテゴリーだったせいか、これだけ世代を重ねる割には使い勝手が微妙というか、挙動が自然でない点が多くて、初心者は戸惑いますね(判らないではなく戸惑う、疑問に思う点が多い印象)。

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ともあれ、購入にあたっての(何の役にも立たない)アレコレを書いているわけですが、GoPro 直販サイトのセールは本記事公開時点ではまだ続いているようなので、興味ある方は見に行かれると良いと思いますし、通常時と比べてどんな差があるかは、前編記事を参照下さい。

DJI Osmo Action 3 のような機能性能的にも負けていないコストパフォーマンスの良いライバル製品もありますから、自身の目的と勘案比較しながら購入 or スルーされるのが良いかと思います。GoPro の最新 HERO11 が安価に買えたのも有力ライバル製品の登場ゆえでありましょう。

ともあれ、私自身の GoPro HERO11 購入にあたって、迷ったり考えたりした点について書いているわけですが、前編では以下4点のうちの最初の2点について記しました。
  1. なぜ大定番だけどお高め GoPro を選んだのか?
  2. なぜ最新 HERO11 を買ったのか(直販サイトで買ったのか)
  3. 直販サイトで安価に買える理由であるサブスクリプションサービス加入の是非
  4. 購入から配達、開梱まで

今回の後半2点について判断した結果、直販サイトでの購入から届くまでの経緯を述べておきたいと思います。



【3】直販サイトで安価に買える理由であるサブスクリプションサービス加入の是非

前編記事で詳しく書きましたが、GoPro 購入においては一般的に直販サイトでのサブスクリプション加入前提の購入が最安であることがほとんどです。量販店の店頭価格はもちろん、ネットショップの販売価格よりもずっと安く買えることが多く、今回の私もそこを突かれて落ちました。セール前でも店頭、ネットショップより圧倒的に安かったのが、さらに迷っていた時にセール開始とは…うまくやられました…

もちろん、直販サイトでの購入はデメリットもあって
  • 安く買えるけどサクブスクリプションサービス(6,000円/年)加入必須(最初の1年で解約可)
  • 海外(シンガポール)発送なので購入から到着まで数日かかるため、すぐ手元に届くわけではない(2日で届いたけど)
  • メーカー直販なので初期不良交換などがあった場合のアフターサービスで店頭購入のような迅速対応は難しい

ということがあります。

ただ、サブスクリプションサービスに加入しても店頭 or ネットショップで買うより断然安く、サブスクリプションサービス加入によるメリットも含めると、

海外メーカー直販であるデメリットを考えても GoPro 直販で買う方が利点が多い、値段の魅力の方が大きい


と、私は判断しました。

そもそも、GoPro 直販サイトでここまで安くなければ、欲しい病の熱が冷めるまで待って買っていなかった可能性は高いですし、もしくは買ったとしても安価な前々世代の HERO9 を買っていたかもしれません。

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GoPro 直販サイトの安価さを享受するには上にも書いたとおり、サブスクリプションサービス(以下サブスク)への加入が必須です。年間6千円ですが、直販サイトの GoPro 販売価格には最初の1年のサブスクリプション価格6千円が含まれた価格として提示、販売されています。

これは良心的で好感が持てる話で、国内販売サイトでもこの手の売り方をする場合、サービス料金は別にして本体価格だけ表示することで見かけ上の価格を安くする方が主流ですからね。

そして GoPro サブスクのサービス内容は以下の6点。
  1. クラウドへの容量無制限アップロード/バックアップ(GoPro 本体からの自動バックアップ)
  2. 理由を問わない、年2回までのカメラの有償($99)交換サービス
  3. GoPro 直販サイトでのアクセサリー購入時割引
  4. 次回 GoPro 購入時の直販サイトでの $100 割引(年1回まで)
  5. GoPro でのライブストリーミング機能解除
  6. GoPro 用 Quik アプリの機能制限解除
  7. クラウドにアップロードされた動画からの自動ハイライト動画作成

年間6千円、ひと月あたりにすると5百円と考えると、それなりに充実したサービスではあるように私には思えます。後述するように難のある部分もあったり、全部が全部必要な人もいないでしょうけれど、

直販で安く買おうとすると強制的についてくるサブスクだけど、内容は悪くないんじゃね?


と、購入前の素人は考える内容でしたし、購入直後の今もその印象は変わりないですね(使っていっての今後は判らないけれど)。

もちろん、そういったコスパの良さ(良いと見せるの)は誘い水であり、公式直販サイトで安く売る、その条件でサブスクサービスを契約させる、容量無制限のクラウドを提供するというのは、

GoProから離れられなくする縛り


であり、サブスクでクラウド保存した動画を盾にするところも含めて珍しくないやり方です。

ケータイの契約時のレ点商売のように「とりあえず契約させといて解約忘れを狙う」というやり方が横行していたこともあって、こういう商売方法が嫌いな人、サブスクに抵抗感がある人もいるでしょうが、それが嫌なら直販サイトで買わない、直販サイトでも(割安販売ではなくなるけど)サブスク契約なしに買えるわけですから、そこは人それぞれ自由にできます。

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今回、衝動買いっぽいところがあるとはいえ、購入前にサブスクの内容その他はきっちり調べて、その過程でサブスクに加入しなかった人、解約した人、直販サイトで買わなかった人の意見もググって調べて、その上で私は納得して購入した次第。

GoPro のサブスク否定派の意見として、幾つか見られたものとそれに対応する自分の意見を以下に箇条書きにしておくと…
  • 1年間で解約すれば追加料金はかからないが、忘れそう、忘れることもある
    → それこそ朝の目覚ましと一緒で、心配ならカレンダーやら ToDo アプリやらに山ほどアラートを入れて解約、再考を促す予定を入れて良いだけの話では?

  • 直販サイトのアクセサリー購入時割引はあっても一定金額以下は送料がかかるからあまり魅力がない、サードパーティー製品の方が良い
    → 直販サイトの割引はむしろオマケ程度に考えておけば良いような?

  • 年2回までの交換保証があるけど有償($99/回)で無料じゃない
    → このサブスク価格で無料交換は虫が良すぎだし、$99 で壊れた GoPro を交換してくれるだけでも良いのでは?

  • クラウドは容量無制限アップロード/バックアップ可能だけど、アップロード速度が遅すぎて使えない
    → 「gopro 自動アップロード」で検索しようと思うと「遅い」が追加候補の最上位付近に出てくるくらい文句言われまくっていますが、よくよく調べていくと条件や使い方によって千差万別って感じで、たくさん動画を撮るパワーユーザーほど使えない度が高まり、そもそもネットには肯定的な話より否定的意見、文句が多く書かれる、より注目される傾向にあるので、購入前は使ってみたいと判らない印象。
    というか、そもそも、月500円で容量無制限を謳うのだから多くは望めないのは分かりきった話だろ?って感じしかしなかった。

とまぁ、私はこんな感じに受け止めましたので、サブスク加入前提での安価な価格を選びました。

とはいえ、サブスクを翌年度以降続けるかは全くの未定で、一番の魅力である容量無制限のクラウドストレージは便利だけどどこまで使うか、使えるかはこれからの話。

ただまぁ、購入前に GoPro サブスクが魅力的に見えるか、納得できる内容か、サブスク付きでも安く変えた方が良いか、という点においては納得してサブスク付き割引で購入できた、というのが私の結論でありました。(衝動買いっぽかったけど、この点はきちんと調べて納得しました)

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ちなみに GoPro サブスクの容量無制限アップロード/バックアップサービスを数日試し撮りして使ってみたかぎりだと、
  • スマホアプリ Quik からのクラウドバックアップ(アップロード)が全く使い物にならない激遅というのは本当だった。

  • そもそも GoPro からスマホへの Wi-Fi 転送(Quik)が驚くほど遅くて、全く使い物にならない(異常に遅すぎて怒る気にすらなれないレベル)。

  • ただ、GoPro 本体から直接クラウドへ自動バックアップ(アップロード)させると、スマホアプリからより速く(人によっては/撮影サイズによっては)現実的な速度になるかもしれない不思議。

  • ブラウザから GoPro クラウドへのアップロードはさらに速い不思議。

  • GoPro 本体からのクラウドバックアップの速度は数回試した限りでは 1GB/7〜10分くらいで、1日の撮影サイズが数十GBくらいのライトな使い方だと夜にバッテリ充電しながら使えるレベル、か、な?

  • 逆に1日で数百GBも撮影する人が GoPro サブスクのクラウドは遅すぎて使えないというのは理解できる。が、はっきり言って月500円のクラウドサービスでそこまで求めるのは無理ありすぎ。

  • GoPro からスマホへの転送は USB-C ケーブルで有線転送を行うと比較的現実的な速度で読み込めるが(iPhone の場合は Lightning-USB3 カメラアダプタ経由で面倒)、今どきの USB-C 有線転送としては速くない印象。

とまぁ、こんな感じで、家族や友達と遊びに行った際などで、短い動画をちょこちょこ撮る感じで使う人なら GoPro クラウドバックアップは使える存在だと思いますが、1日に100GB〜数百GBも撮るようなパワーユーザーには到底使えたものではないというのも納得です。

が、ネットワークサービスに多少でも関わったり、知見のある人なら

たった月500円程度のサービスで容量無制限だけでなく高速性まで求めるとか、世の中舐めてんの?


としか思えない要求ではあります。ちゃんと帯域を確保できるネットワークサービスがどれだけの値段するかを調べれば、個人が気軽に払える金額で1日数百GBをバックアップできるようなサービスはあり得ないのは判るかと思います。

クラウドサービスの容量無制限ってのは何か制約があるのは今に始まったことではなく、今まで容量無制限を謳ったサービスで速度が出ない例は数知れず、そしてどれだけが始まって終わって行ったことか…未だ容量無制限を謳う Amazon のプライムフォトも最大手クラウドサービスかつ動画は対象外(静止画だけ)だからまだ維持できてるのでしょうし。

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と、話が逸れて長くなってしまいましたが、GoPro の自動バックアップが使えるかどうかはこれから自分の使用スタイルもあって決まっていくと思います。私の場合、手元に余ってた 128GB の microSDXC カードで十分こなせる程度しか使わないでしょうからねぇ。

そもそも1年後に GoPro を使っているかどうかという問題が一番最初にありますから、継続するかどうかは1年後になってみないと分かりません。

ちなみに、スマホアプリ Quik は GoPro からの転送はクソ遅すぎて使えないですし、正直分かりづらく操作性もイマイチですけれど、

でも、ちゃんとカメラの Wi-Fi に繋がってプレビューやら転送自体は問題なくできるから、ニコンや富士フイルムのスマホアプリよりは1億倍マシ


と思ってます。GoPro のアプリも酷いけど、カメラメーカーにはもっと下の下がいるんですよね…そういうのに慣らされてるもんで、評価が甘くなるのはご容赦ください😅


【4】購入から配達、開梱まで

GoPro 直販サイトでの購入は海外(シンガポール)からの発送になります。配送料は無料ですが、税金関連の手数料として 1,207円が追加されていました。これは購入時の値段には書かれておらず、注文後のメールにて書かれていました。正直言って、そういうのは印象がよろしくありませんね。

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商品の到着予定に関しては、注文前の商品ページでは日本の大阪へは5日後の日付が書かれていました。が、前回記事でも書いたとおり、タイミングが良かったのかなんなのか、日付が変わったくらいの深夜に注文したら翌日の夕方には届いていた速さでした。

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12日の未明に注文したのですが、その日の昼には出荷、UPS へ渡され、その際のメールには上記スクショのとおり 14日到着予定となっていました。夜にはチャンギ空港から空輸、深圳経由で翌13日朝に関空へ到着し、「明日届くんやなー」と思っていたら、その日帰った直後に配達されたという状況でした。

ただまぁ、以前は UPS の荷物はヤマトが配達していた覚えがあるのですけど、今回は所属不明の態度の悪い配送業者でちょっと印象は悪かったですね…

で、箱を持ったらカラカラと中でモノが動いてる音がするので、開いてみると…

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届くまでは Amazon お急ぎ便並みの速さでしたが、梱包も Amazon 並みという。この状態で空港の荷物仕分けで投げられていると破損が心配ですが、そんなこともなく一安心ε-(´∀`*)ホッ

ってか、詰め物にもなっていない、こんなのを敷くことになんの意味が…とりあえずなんかやらんとアカンからやっといた感が満載です😅

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今回購入したのは、以下の3点。
  • GoPro HERO11 BLACK + アクセサリーセット
  • 通気ヘルメット ストラップマウント
  • ハンドルバー/シートポスト/ポールマウント

アクセサリー類もサブスク割引に加えて 15% 割引セール中ですので、この機に合わせて2つのマウントを購入しました。16,500円以上でないと送料がかかりますから、本体と一緒に買えば送料はかかりませんからね。

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GoPro HERO11 BLACK + アクセサリーセットだけ茶色の袋に包まれていますが、それを開けると

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本体+アクセサリーセットのパッケージが出てきて、さらに開けると、

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長方形のポーチが出てきます。この中に GoPro HERO11 本体と USB-C ケーブル、そしてアクセサリーセットに含まれる「ヘッドストラップ」「QuickClip」、フローティングハンドグリップの「The Handler」、加えて予備バッテリー1個を含めたバッテリー2個が入っています。

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15% 割引セールが始まる前の特価では本体のみとアクセサリーセットの価格差が3千円しかなく、その時に

これなら予備バッテリー買う感覚でアクセサリーセット買う一手だな


と思ったのをセール開始後の価格差(6千円弱)を考えずに買ってしまった次第😅

この価格差でアクセサリーセットを買った良し悪しについては、すぐにダメとも言えないので、もう少し使った段階で評価してみたいと思っています。

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(今回購入アイテムすべて)


ということで、無駄に長くなってしまいましたが、GoPro HERO11 Black を思わず買ってしまった次第です。セールもサブスクも全部 GoPro の作戦に乗せられてる感はありますが、乗りたい時は乗っておこうという思いであります。

今までスチル写真オンリーで、ミラーレス機の動画撮影もほとんどしたことがない、動画にさほど興味がない人間ですから、今後もそんなに変わることがない、どれほど GoPro を使うか分からないですが、多少手荒く使えるカメラというのは気楽そうなので、色々試していきたいと思ってます。

この先は、とりあえず自転車動画を撮るためのアイテムは買ったので、そのお試し感想からですかね…