困ったことに?毎年1つは買ってしまうものとして、タブレットやスマホ用のモバイル・キーボードがあります。手元には用途、使用条件に応じた複数用意しているのですが、それでも「これならもうちょっと快適かも?」そう思って、また買っちゃうわけで。
前回記事まで書いていた折りたたみ自転車も持ち運び前提、小型軽量さのために犠牲にする部分があり、特定用途に割り切って使うものでしたが、モバイル利用に特化したキーボードも同じ。持ち運ぶことを前提とした小型軽量さ優先のため、犠牲になるものがある分、どこかしら割り切って使うものです。
ですから、買う時点で「ここはしゃーない」と割り切って買って使うのですが、喉元過ぎれば割り切ったはずの部分に不満を感じて、また新しいものを探し始める…終着地はきっとなさそう。折りたたみ自転車と比べれば一桁安価なこともあって、つい「コレ試してみよう」と手が出てしまいます😅
去年はあまりモバイル用キーボードへの欲求、物欲が出なくて、Amazon の「とりあえず入れとく」欲しいものリストにもモバイル・キーボード製品は入っていなかったのですが、うっかり昨年末のセールで買ってしまって使い始めたのがコレ↑ iClever の 三つ折りタイプの折りたたみキーボード IC-BK20se。
iClever の折りたたみキーボードは以前一つ買ってイマイチですぐ手放したこと、さらに近年「折りたたみキーボードはもういいや」と思っていたので(理由は後述)興味がなかったはずなのに、とある記事で別の三つ折りキーボードに興味が出て Amazon を眺めていたところ、Black Friday セールで安くなっていた同種製品のコイツをポチってしまいました😅
折りたたみキーボードは、かの昔 Thinkoutside の Stowaway Universal Bluetooth Keyboard を見た瞬間に惚れて個人購入した時から少なからず使ってきましたが(Stowaway の格好良さは今でも同種製品で No.1 と思ってる)、
と思うようになり、ここ数年は心に留めることも無くなり、購入は全然考えていなかったはずだったんですけどねぇ。
前回記事まで書いていた折りたたみ自転車も持ち運び前提、小型軽量さのために犠牲にする部分があり、特定用途に割り切って使うものでしたが、モバイル利用に特化したキーボードも同じ。持ち運ぶことを前提とした小型軽量さ優先のため、犠牲になるものがある分、どこかしら割り切って使うものです。
ですから、買う時点で「ここはしゃーない」と割り切って買って使うのですが、喉元過ぎれば割り切ったはずの部分に不満を感じて、また新しいものを探し始める…終着地はきっとなさそう。折りたたみ自転車と比べれば一桁安価なこともあって、つい「コレ試してみよう」と手が出てしまいます😅
去年はあまりモバイル用キーボードへの欲求、物欲が出なくて、Amazon の「とりあえず入れとく」欲しいものリストにもモバイル・キーボード製品は入っていなかったのですが、うっかり昨年末のセールで買ってしまって使い始めたのがコレ↑ iClever の 三つ折りタイプの折りたたみキーボード IC-BK20se。
iClever の折りたたみキーボードは以前一つ買ってイマイチですぐ手放したこと、さらに近年「折りたたみキーボードはもういいや」と思っていたので(理由は後述)興味がなかったはずなのに、とある記事で別の三つ折りキーボードに興味が出て Amazon を眺めていたところ、Black Friday セールで安くなっていた同種製品のコイツをポチってしまいました😅
折りたたみキーボードは、かの昔 Thinkoutside の Stowaway Universal Bluetooth Keyboard を見た瞬間に惚れて個人購入した時から少なからず使ってきましたが(Stowaway の格好良さは今でも同種製品で No.1 と思ってる)、
折りたたみキーボードは持ち運び時にコンパクトになるけど、最近はなかなか手に馴染む製品も、我慢できる範囲のモノもなく、折りたたむ機構がある分だけ壊れやすいし、これ以上買っては投げを繰り返すのもなぁ…
と思うようになり、ここ数年は心に留めることも無くなり、購入は全然考えていなかったはずだったんですけどねぇ。
過去のモバイル用折りたたみキーボードで、そこそこ気に入ってよく使っていたのが、リュウドのキーボード。iOS / Mac 用と Windows / Android 用があって、両方とも購入して使っていました。
(上がリュウド製品、下が今回購入 IC-BK20se)
■ 折りたたみキーボード トップページ リュウド株式会社
10年前の製品なので Bluetooth 3.0 規格、単4乾電池式(当時はバッテリー内蔵なんてほぼなかった)と時代を感じさせるスペックですが、
とまぁ、なかなかイケてる製品でした。この製品の特徴でもあるストロークあるキーは軽めでカチャカチャうるさかったので賛否あったでしょうけど、個人的にはタイプ感も良好で、折りたたみ部のロック機構含めてモバイル用、折りたたみ式としては頑張っていると評価していました。
ただ、5年も使っていると iOS / Mac 用、Windows / Android 用とも折りたたみ部位のプラスティックパーツが壊れてしまい、買い換えようにも販売終了済みで後継製品も出ず。騙し騙し使っていたけれど、少しずつ壊れた範囲が広がって使い物にならなくなって廃棄せざるを得なくなりました(ToT)
上記リュウド製品が壊れ始めたあたりから、バッファローなどの国内メーカー、Amazon で売ってる中華メーカーの折りたたみキーボードを幾つか買ってみたものの、どれもしっくり来ず。すぐに使わなくなって友達に譲ったり、放置して忘れられたり。
いまモバイル機材ラックを見たら下記の折りたたみキーボードだけは手元に残していましたが、これは「折りたたみキーボードを全部手放すと何かの時に困るかも?」と念のために残しておいただけ。これも使いづらくて買ってすぐ放置になった製品。
下記のキーレイアウト写真を見れば分かるように、2つ折りの折り目の部分、ど真ん中のキーレイアウトが変則的になっています。これがねえ、やっぱり無理なんですよねえ。
端の方のキーレイアウトが変則的なのは小型化を重視したモバイル向けキーボードではやむを得ない、許容すべき点ですが、キーボードのど真ん中が変則レイアウトなのはキツい。この手のキーボードは少なくないのですが、ミスタイプが爆裂して無理でした。ストレス MAX。
「じゃあそんなモン、何で買ったんだよ?」になるわけですが、ひと言で言えば血迷ったというか。リュウド製品以来折りたたみキーボードでなかなか良いものに巡り会えずに、買ってはダメを繰り返してるうちに、
なんて思ってしまったんですね。結果、非常用としても許容できなかったけど。
なので、個人的には全くオススメできない製品ですが、折りたたみキーボードとして最薄な部類なので、そこを重視する人には良いかもしれません。あと安い!
ただまあ、最近思うのは Z世代からは遥か遠いオッサンであっても、
んですよね。上記のようなキーレイアウトが変則すぎてミスタイプ誘発祭りのハードウェアキーボードとか、キーピッチが微妙すぎる iPad mini のソフトウェアキーボードとか、それらを使うくらいならスマホの慣れたテンキー打ちの方が意外と効率が良い。マジで。(テンキー打ちの速度にも依るのは言うまでもなく)
私自身、昔は「そんな馬鹿な」と思っていたんですけど、以前あるライターさんと話している時にそんなことを言っていたと思ったら、とある副業作家さんも同じことを言っているのを聞いて、いざ試してみたら
と気づくことに。
スマホの狭い画面では前後を見渡して書いたり推敲するのには向きませんが、とりあえず書き殴っていく、(仕事の文章でも)下書きをザッと書いていくのは、使いづらいキーボードよりスマホテンキー打ちの方が速いか、少なくとも同等。画面が狭いストレスはあっても、ミスタイプのストレスは少ない。
このあたりは昔と異なり、スマホ用 IM の
もあって、文字全部をタイプしなくても、タイプ途中に出てくる推測候補を選んで入力していくことで、テンキー入力でも効率よくタイプしていけることも背景にあるでしょう。
また、昔と違うと言えば、過去に何回か触れてきましたが
という音声認識入力の実用度が上がったこともまた、使いづらいキーボードなんて要らなくね?という要因の一つになっているように思います。
音声入力は
という難点はあるものの、認識速度はそれなりに速いので、文章がある程度組み上がっていれば入力速度は結構速かったりします。定型化された仕事の返信メールをスマホで行う時なんかは、意外と音声入力からの多少修正の方が速かったり。
閑話休題。モバイル用キーボードの話に戻すと、折りたたみ式のモバイルキーボードを使わなくなったのはリュウド製品以後気に入ったモノに出会えなかっただけでなく、
というのが、最大の理由でもありました。
超軽量&超薄型で、投げても、落としても、コーヒーをこぼしても全く問題ナシ!の Keys-To-Go はモバイルキーボード最強!そういう思いで、過去に絶賛記事を書いたと思います。
購入当初より長く使って、バッグの隙間に入って全く重さを感じさせないし、壊れたりしない Keys-To-Go の良さを実感してくるわけです。折りたたみキーボードはどうしても壊れやすく、モバイル用なのにタブレット本体より扱いに気を使ったり、それでも経年劣化で破損したりを経験してるだけに、ラフな扱いに耐えるキーボードが魅力的に見えます。
ペタペタのキー、というよりボタンでしかないタイプ感は最悪ですが、キーピッチは狭いながらもレイアウトは iPhone / iPad で使うのにストレスのない配置ですので、モバイル特化キーボードだからと割り切れば私は許せる範囲でした。(耐えられない人もいると思うけど)
ただ、そんな Keys-To-Go も経年劣化には勝てず、シリコンカバーが浮いてしまって使いづらくなったので、iPad mini 購入に合わせてもう1つ買い直したところ、名前は同じまま実はマイナーチェンジしており、タイプ感が変わってしまってどうにも馴染めなく。結局、新しく買い直した方は、友達にあげてしまいました。
■ ロジクール Keys-To-Go のマイナーモデルチェンジがダメな方向に行ってしまった件 〜新旧 Keys-to-Go の話
仕方なく、シリコンカバーが浮いた古い Keys-To-Go を騙し騙し使っていたものの、シリコンカバーが浮いて使いづらいことから、最近は(持ち歩けるなら)Apple 純正キーボードをモバイルキーボード(の一つ)として使っていました。
ぶっちゃけ、現行の充電式になった Apple 純正キーボードはデスクトップパソコン用キーボードとしてクソ of クソで、歴代 Apple キーボードの中でも最低だと思っていますが、かなり薄くて軽いキーボードになったことで、モバイル用キーボードとしては(幅があることを我慢すれば)結構良いものです。
なにせ、モバイル用としては横幅が大きな反面(キー間隔はフルピッチで折りたたみなしですからね)、普段 Mac で使っているキーボードそのものなので、モバイル用に持ち出してもタイプ感覚が変わらないのは、大きなメリットです。
ですので、デスクトップで使っている Mac用キーボードを Touch ID 搭載キーボードに買い替えて、充電式の現行 Apple 純正キーボードが1つ余ってからは iPad mini とともに持ち出すことも増えました。画面サイズがどうであれ、キーボードさえ使い良ければ文字入力効率は下がりにくいので。
そんなこんなで近年は折りたたみキーボードより折りたたまれないキーボードをモバイル用として使うことが主流だったのですが、
という悩みはありました。
ただ、先に述べたように
と思うようになっていたので、しばらくは新しいモバイル用キーボードへの物欲も失っていました。
そんな昨年だったのですが、年末近くになって何かのネット記事を見て、久しぶりに折りたたみ式キーボードで気になった製品が、↓この MOBO Keyboard2。
3つ折りタイプで、キーピッチは右側の記号キーを除けば 19mm フルピッチ。その分、開いた時だけでなく折り畳んだ時も大きめ&厚めだし、三つ折りヒンジ部にある突起はタイプ時に手に当たって気になるだろうけど、Enter キーは大きな逆L字タイプだし、英数/かなキーで言語切り替えできるのはかなり魅力的。
という点は、それだけで欲しい人もいるだろうと思います。モバイル用キーボードの日本語対応は、英語配列+日本語対応キー追加の、なんちゃって仕様が一般的ですからね。(私はそれで良いのだけど)
充電端子は(まだ折りたたみキーボードでは少ない)USB-C だし、ファンクションキー列もあるなどスペックやキーレイアウトには文句がない製品で、だいぶ良さげ。
だけど、5千円以下の安物製品が乱舞している中では微妙にお高めな上、
と、出した値段の分を使う自信が今ひとつ出ませんでした。
キーボードに2万3万出すのは珍しくないのに、いざ折りたたみ式キーボードとなると、壊れやすいことや気に入ったものに最近出会えていなかったこともあって、7〜8千円の製品に及び腰となっていたのは今から思えばアホでしたけど😓
そんな MOBO Keyboard2 を買うかどうか踏ん切りがつかない中、Amazon の Black Friday セールで色々物色していて見かけたのが iClever の 三つ折りタイプな折りたたみキーボード IC-BK20se(↑)。
iClever の折りたたみキーボードは EWIN と同じく過去に一度買ってイマイチだったメーカーなので一瞬スルーしかけた(笑)のですが、ちゃんと見てみると
これらに気づいて、
ということで、MOBO Keyboard2 ではなく安くて US 配列ベースの IC-BK20se を購入しました。
でもって購入から、かれこれ 2ヶ月近く使ってきましたので、ある程度使い込んでみた時点での IC-BK20se の感想を次回に。
先に結論だけを言っておくと、一定の満足は得ていて、久しぶりに使う気になっている折りたたみキーボードです。ただ、欠点もそれなりにあるので、合う合わないで人を選びます(人を選ばないモバイル向けキーボードなんてないですけどね!)。そのあたりは次回に徒然と。
(続き)→ 折りたたみ自転車の次は、折りたたみキーボードの話【後編】 〜iClever Bluetooth & USB 三つ折りキーボード IC-BK20se
(上がリュウド製品、下が今回購入 IC-BK20se)
■ 折りたたみキーボード トップページ リュウド株式会社
10年前の製品なので Bluetooth 3.0 規格、単4乾電池式(当時はバッテリー内蔵なんてほぼなかった)と時代を感じさせるスペックですが、
- モバイルキーボードでは珍しくストロークが確保されたパンタグラフ式キーでタイプ感がモバイル用としては良かった
- モバイル用としては真っ当なキーにも関わらず 18mm キーピッチ確保
- iOS / Mac 用は A キーの左に Control キーがあるレイアウト(私には超重要)
- 折り目になる中央付近のキー配置が自然
- 引き出し式スマホスタンド内蔵
- キーボードを開いた後に折りたたみ部を固定するロックスライドがあった
- マルチペアリング
とまぁ、なかなかイケてる製品でした。この製品の特徴でもあるストロークあるキーは軽めでカチャカチャうるさかったので賛否あったでしょうけど、個人的にはタイプ感も良好で、折りたたみ部のロック機構含めてモバイル用、折りたたみ式としては頑張っていると評価していました。
ただ、5年も使っていると iOS / Mac 用、Windows / Android 用とも折りたたみ部位のプラスティックパーツが壊れてしまい、買い換えようにも販売終了済みで後継製品も出ず。騙し騙し使っていたけれど、少しずつ壊れた範囲が広がって使い物にならなくなって廃棄せざるを得なくなりました(ToT)
上記リュウド製品が壊れ始めたあたりから、バッファローなどの国内メーカー、Amazon で売ってる中華メーカーの折りたたみキーボードを幾つか買ってみたものの、どれもしっくり来ず。すぐに使わなくなって友達に譲ったり、放置して忘れられたり。
いまモバイル機材ラックを見たら下記の折りたたみキーボードだけは手元に残していましたが、これは「折りたたみキーボードを全部手放すと何かの時に困るかも?」と念のために残しておいただけ。これも使いづらくて買ってすぐ放置になった製品。
下記のキーレイアウト写真を見れば分かるように、2つ折りの折り目の部分、ど真ん中のキーレイアウトが変則的になっています。これがねえ、やっぱり無理なんですよねえ。
端の方のキーレイアウトが変則的なのは小型化を重視したモバイル向けキーボードではやむを得ない、許容すべき点ですが、キーボードのど真ん中が変則レイアウトなのはキツい。この手のキーボードは少なくないのですが、ミスタイプが爆裂して無理でした。ストレス MAX。
「じゃあそんなモン、何で買ったんだよ?」になるわけですが、ひと言で言えば血迷ったというか。リュウド製品以来折りたたみキーボードでなかなか良いものに巡り会えずに、買ってはダメを繰り返してるうちに、
折りたたみキーボードの中でも極薄軽量だし、中央の変則キーレイアウトも非常用と思えば許容できるかも?
なんて思ってしまったんですね。結果、非常用としても許容できなかったけど。
なので、個人的には全くオススメできない製品ですが、折りたたみキーボードとして最薄な部類なので、そこを重視する人には良いかもしれません。あと安い!
ただまあ、最近思うのは Z世代からは遥か遠いオッサンであっても、
使いづらいキーボードを使うくらいなら
スマホテンキー打ちの方が速い
スマホテンキー打ちの方が速い
んですよね。上記のようなキーレイアウトが変則すぎてミスタイプ誘発祭りのハードウェアキーボードとか、キーピッチが微妙すぎる iPad mini のソフトウェアキーボードとか、それらを使うくらいならスマホの慣れたテンキー打ちの方が意外と効率が良い。マジで。(テンキー打ちの速度にも依るのは言うまでもなく)
私自身、昔は「そんな馬鹿な」と思っていたんですけど、以前あるライターさんと話している時にそんなことを言っていたと思ったら、とある副業作家さんも同じことを言っているのを聞いて、いざ試してみたら
あら、本当にスマホテンキー打ちも結構いけるじゃん。下手なモバイル用キーボードを使うくらいなら、こっちの方がミスタイプのストレスが少なくて良いかも。
と気づくことに。
スマホの狭い画面では前後を見渡して書いたり推敲するのには向きませんが、とりあえず書き殴っていく、(仕事の文章でも)下書きをザッと書いていくのは、使いづらいキーボードよりスマホテンキー打ちの方が速いか、少なくとも同等。画面が狭いストレスはあっても、ミスタイプのストレスは少ない。
このあたりは昔と異なり、スマホ用 IM の
推測変換が賢くなった影響
もあって、文字全部をタイプしなくても、タイプ途中に出てくる推測候補を選んで入力していくことで、テンキー入力でも効率よくタイプしていけることも背景にあるでしょう。
また、昔と違うと言えば、過去に何回か触れてきましたが
下手なキー入力より音声入力
という音声認識入力の実用度が上がったこともまた、使いづらいキーボードなんて要らなくね?という要因の一つになっているように思います。
音声入力は
- 周りに人がいるところ、騒音のあるところでは使いづらい
- 予め頭の中で、ある程度の文章ができあがっていないと逆に効率が悪い
- 誤認識、誤変換はあるので後から修正が必要
という難点はあるものの、認識速度はそれなりに速いので、文章がある程度組み上がっていれば入力速度は結構速かったりします。定型化された仕事の返信メールをスマホで行う時なんかは、意外と音声入力からの多少修正の方が速かったり。
閑話休題。モバイル用キーボードの話に戻すと、折りたたみ式のモバイルキーボードを使わなくなったのはリュウド製品以後気に入ったモノに出会えなかっただけでなく、
ロジクール Keys-To-Go サイコー!(過去形)
というのが、最大の理由でもありました。
超軽量&超薄型で、投げても、落としても、コーヒーをこぼしても全く問題ナシ!の Keys-To-Go はモバイルキーボード最強!そういう思いで、過去に絶賛記事を書いたと思います。
購入当初より長く使って、バッグの隙間に入って全く重さを感じさせないし、壊れたりしない Keys-To-Go の良さを実感してくるわけです。折りたたみキーボードはどうしても壊れやすく、モバイル用なのにタブレット本体より扱いに気を使ったり、それでも経年劣化で破損したりを経験してるだけに、ラフな扱いに耐えるキーボードが魅力的に見えます。
ペタペタのキー、というよりボタンでしかないタイプ感は最悪ですが、キーピッチは狭いながらもレイアウトは iPhone / iPad で使うのにストレスのない配置ですので、モバイル特化キーボードだからと割り切れば私は許せる範囲でした。(耐えられない人もいると思うけど)
ただ、そんな Keys-To-Go も経年劣化には勝てず、シリコンカバーが浮いてしまって使いづらくなったので、iPad mini 購入に合わせてもう1つ買い直したところ、名前は同じまま実はマイナーチェンジしており、タイプ感が変わってしまってどうにも馴染めなく。結局、新しく買い直した方は、友達にあげてしまいました。
■ ロジクール Keys-To-Go のマイナーモデルチェンジがダメな方向に行ってしまった件 〜新旧 Keys-to-Go の話
仕方なく、シリコンカバーが浮いた古い Keys-To-Go を騙し騙し使っていたものの、シリコンカバーが浮いて使いづらいことから、最近は(持ち歩けるなら)Apple 純正キーボードをモバイルキーボード(の一つ)として使っていました。
ぶっちゃけ、現行の充電式になった Apple 純正キーボードはデスクトップパソコン用キーボードとしてクソ of クソで、歴代 Apple キーボードの中でも最低だと思っていますが、かなり薄くて軽いキーボードになったことで、モバイル用キーボードとしては(幅があることを我慢すれば)結構良いものです。
なにせ、モバイル用としては横幅が大きな反面(キー間隔はフルピッチで折りたたみなしですからね)、普段 Mac で使っているキーボードそのものなので、モバイル用に持ち出してもタイプ感覚が変わらないのは、大きなメリットです。
ですので、デスクトップで使っている Mac用キーボードを Touch ID 搭載キーボードに買い替えて、充電式の現行 Apple 純正キーボードが1つ余ってからは iPad mini とともに持ち出すことも増えました。画面サイズがどうであれ、キーボードさえ使い良ければ文字入力効率は下がりにくいので。
そんなこんなで近年は折りたたみキーボードより折りたたまれないキーボードをモバイル用として使うことが主流だったのですが、
- 古い Keys-to-Go は経年劣化で使いづらく、マイナーチェンジ後のは馴染めない
- だけど Apple 純正キーボードはモバイル用としては大きく、いつも持って行けるわけではない
という悩みはありました。
ただ、先に述べたように
中途半端なキーボード使うくらいなら、スマホテンキー入力でええか
と思うようになっていたので、しばらくは新しいモバイル用キーボードへの物欲も失っていました。
そんな昨年だったのですが、年末近くになって何かのネット記事を見て、久しぶりに折りたたみ式キーボードで気になった製品が、↓この MOBO Keyboard2。
3つ折りタイプで、キーピッチは右側の記号キーを除けば 19mm フルピッチ。その分、開いた時だけでなく折り畳んだ時も大きめ&厚めだし、三つ折りヒンジ部にある突起はタイプ時に手に当たって気になるだろうけど、Enter キーは大きな逆L字タイプだし、英数/かなキーで言語切り替えできるのはかなり魅力的。
モバイルキーボードでは珍しい
Windows向け日本語JIS配列
Windows向け日本語JIS配列
という点は、それだけで欲しい人もいるだろうと思います。モバイル用キーボードの日本語対応は、英語配列+日本語対応キー追加の、なんちゃって仕様が一般的ですからね。(私はそれで良いのだけど)
充電端子は(まだ折りたたみキーボードでは少ない)USB-C だし、ファンクションキー列もあるなどスペックやキーレイアウトには文句がない製品で、だいぶ良さげ。
だけど、5千円以下の安物製品が乱舞している中では微妙にお高めな上、
折りたたみキーボードは本気で愛用すると数年も経たずにガタがくるし、特に三つ折りタイプはヒンジ部が2箇所もあるからなぁ。何よりフルキーピッチを実現して使いやすそうな分、折り畳んでも結構デカい&厚めだから、実際の持ち運び時にどうかな?
と、出した値段の分を使う自信が今ひとつ出ませんでした。
キーボードに2万3万出すのは珍しくないのに、いざ折りたたみ式キーボードとなると、壊れやすいことや気に入ったものに最近出会えていなかったこともあって、7〜8千円の製品に及び腰となっていたのは今から思えばアホでしたけど😓
そんな MOBO Keyboard2 を買うかどうか踏ん切りがつかない中、Amazon の Black Friday セールで色々物色していて見かけたのが iClever の 三つ折りタイプな折りたたみキーボード IC-BK20se(↑)。
iClever の折りたたみキーボードは EWIN と同じく過去に一度買ってイマイチだったメーカーなので一瞬スルーしかけた(笑)のですが、ちゃんと見てみると
- MOBO Keyboard2 とキーレイアウトは違うが、3つ折りでフルキーピッチ、ヒンジ部の造りもなんか凄く似てる。中華で有りがちな OEM 元が同じか、ベース部の金型が同じというパターン?
- Enter キーの大きさは MOBO Keyboard2 の方が好ましいけど、日本語 JIS キーボード配列じゃなく US キーボードベースの分だけ、記号キーのピッチや最下段キーのサイズはコッチの方が良さげ
- そもそも私は日本語 JIS キーボード配列も英語 US キーボード配列もイケる口
- 何よりセール値段だと MOBO の半額近い!
これらに気づいて、
実際に使ってみて気に入るかどうか判らんし、折りたたみ式はよく壊れるから、同種製品なら安いの買っとくか。キーレイアウトもこっち (IC-BK20se) の方が好みだし
ということで、MOBO Keyboard2 ではなく安くて US 配列ベースの IC-BK20se を購入しました。
でもって購入から、かれこれ 2ヶ月近く使ってきましたので、ある程度使い込んでみた時点での IC-BK20se の感想を次回に。
先に結論だけを言っておくと、一定の満足は得ていて、久しぶりに使う気になっている折りたたみキーボードです。ただ、欠点もそれなりにあるので、合う合わないで人を選びます(人を選ばないモバイル向けキーボードなんてないですけどね!)。そのあたりは次回に徒然と。
(続き)→ 折りたたみ自転車の次は、折りたたみキーボードの話【後編】 〜iClever Bluetooth & USB 三つ折りキーボード IC-BK20se