2022年も残すところ、あと僅かとなりました。コロナ禍による影響はまだ世を席巻していますが、医療関係者の皆さまの尽力もあって少しずつではありますが元に戻り始める本年だったように思います。

コロナ禍の規制も緩み、メディアの報道も抑えられて、世間の意識はすっかりコロナ後の感じになっていますが、コロナによる日別死亡者数が過去最多になっている年末を鑑みると、高齢者の家族がいる身としてはまだ感染抑止最重視は変えられず(自分が感染して死んでも仕方ないけど自分の感染で家族に何かあるのは辛いですからね)、それでも少しずつ出かけることの増えた 2022年ではありました。

だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2022 【前編】10位〜6位
だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2022 【中編】次点+α

ともあれ、今年も場末の独り言発散ブログにお付き合いいただき、ありがとうございます。本年最後の更新になりますが、2022年の “お買い物ベスト” 上位5製品、第5位から第1位を紹介していきたいと思います。


第5位 リズム(RHYTHM) 携帯扇風機 卓上扇風機【2022モデル】 9ZF033RH08
お買い物評価:91点 (製品評価:88点)


▽良かったところ
  • 4段階の風量の上2段階は結構強い風を出して、汗っかきの私にはピッタリすぎた
  • 強い風量の割には騒音も控えめで、下2段階なら車内で使っても周りを気にしなくて済む程度
  • 真夏に外を歩いてきた直後じゃなければ、下2段階で十分なくらいの風量を出してくれる
  • ファン部分の首の角度が自由に変えられるので、手持ちだけでなく卓上小型扇風機としても使いやすく、屋内外で多用した
  • 近年ちょくちょく見る首かけも可能なように持ち手の一番下がカラビナになっていて(ストラップも付属)、カバンやベルトに引っ掛けておくこともできて便利
  • 充電端子が USB-C(microUSB 充電はもう勘弁)
  • 一応国内メーカー品で取扱説明書なども日本語でしっかり書かれており、Amazon に多い中華輸入品っぽさは無いので多少安心感がある

▼ダメなところ
  • USB-C 充電だけど USB PD 非対応で、USB PD 充電器に繋ぐと充電されないことがある半端仕様
  • 風量を考えるとサイズは許容できるし、持ち手も持ちやすいが、平均的なハンディファンと比べるとやや嵩張る
  • 百均で売られているものを始め、安いハンディファンが幾らでもある中では(3千円前後というのは)ちょっと高めお値段(性能、利便性を考えると決して高くないと思うが)
  • 季節性商品だから仕方ないけど、春に発売されて夏になる前に売り切れてしまってから再入荷せず(2年以上前の旧製品はいつまでも売られている)
  • バッテリー切れから満充電まで6時間と、充電時間は結構長い(USB PD 対応希望)
  • バッテリー残量警告 LED 表示はあるが、残量表示、充電状況表示はない
  • 充電・通電しながらの使用は推奨されておらず、風量設定によっては禁止となっている

◇雑感

どこかのレビュー記事を読んで良さげに思えたので、夏を前に Amazon で購入した携帯用小型扇風機。この手の製品をわざわざ取り上げるつもりなんてなかったのだけど、過去に幾つか購入した製品と比べて、かなり良かったので、本ブログでも取り上げました。

とにかくハンディファンとしては、なかなかの風量の強さが魅力。「強」や「ターボ」だと床置き扇風機の「強」風にも負けない強さの風が受けられ、小型ゆえにピンポイントで風を当てられる分、酷暑の中で歩いた後の首元(の中)、頭などの汗だく状態には結構効果があります。汗っかきの真夏に重宝しました。

風量の強さだけでなく、汗ばむくらいならちょうど良い「中」程度の風力なら静音性もある程度確保してくれているので、お出かけ使用時には騒音を撒き散らさなくて済むのもお気に入りポイント。

また、お出かけ時のハンディファンとしてだけでなく、仕事机の卓上扇風機としても活躍してくれました。充電、通電しながらの使用には制限があるものの、風力「中」以下なら長時間保つし、ファン部分を起こす角度も自由に決められるので、冷房の補助として便利に使えて一石二鳥。今夏だけで、充分以上に元を取りました。

使い勝手も良くてオススメなのは間違いありませんが、唯一の欠点としては USB-C 充電だけど USB PD 非対応で、USB PD 仕様の充電器とケーブルを使用すると充電されない面倒臭さがあります。これは是非、次期モデルで対処して欲しいところ。USB PD 対応してくれれば買い換えたいくらい気に入りました。

あとは、夏前に買ってから人にお薦めしたかったけれど、購入後しばらくしたら売り切れとなって、その後ほぼ再入荷せず(一瞬だけ再販されていたけど)。今年モデルだけでなく昨年モデルも売り切れて、残るは色々改善前の古いモデルのみ。

ただ、きっと来春にはまた改良された新モデル 2023年版が出るでしょうから、興味がある人はそちらを待つのが良いかと思います。

最近お気に入りのハンディファン 〜RHYTHM 携帯&卓上扇風機 2022モデル


第4位 アップル Apple Watch Series 8 (GPS モデル)
お買い物評価:93点 (製品評価:87点)


▽良かったところ
  • Series 7→8 の進化の無さは酷かったが、従来使っていた Series 4→8 の進化はさすがに多数あって、買い換えて良かった思いしかない
  • Series 5 から導入されていた常時表示はやっぱり超便利、便利だと思っていた以上にもう手放せない
  • Series 7 からの画面拡大は「たかが 1mm」と思っていたが狭額縁化もあって「思ったよりデカい 1mm」で、視認性が随分と良くなった
  • バッテリーの保ちも随分改善されていて、Series 4 購入当初より確実に長く保つ(ワークアウトしなければ起床から就寝時まで装着していて残量が50%程度)
  • 緊急用ではなく実用的に変わった低消費電力モードがあれば1泊2日の出張、旅行なら Watch 充電器は要らないのでは?と思えるところまで来た
  • バッテリーの保ちに満足できているので急速充電の必要性はあまり感じていないが、それでもあると安心
  • Series 4 & watchOS 9 でもストレスを感じるモッサリ感はなかったが、一部アプリで動作の重さを感じていたのが Series 8 では軽快に動くので性能向上はだいぶあることを実感
  • サイズアップはあったが、Series 4 で使っていたベルトを流用できる
  • Series 7→8 の進化の無さを思うと円安値上げで高くなってから買ってしまった感はあるが、毎日朝から晩まで身につけて使っているものだから、多少高くても元は取れているのは事実

▼ダメなところ
  • Series 8 を待つべく1年間バッテリー激弱状態の Series 4 を頑張って使い続けたのに Series 7→8 の進化の無さを見れば、「こんなことなら昨年 Series 7 を買っとけば良かった」感、反省はずっとある
  • iPhone 同様、今年になってからでも良いから Series 7 に買い換えていれば、円安値上げで1万円を無駄にすることもなかった、お買いもの的反省もある
  • ここ2年くらいは血圧計センサーか血糖値センサーが入ることを期待して待っていたが、先は長そうで諦めた…
  • 血中濃度センサーや皮膚温センサーのような「参考値」でしかないセンサーは追加されたけど、きっちり測れるヘルスケアセンサーの追加にはまだ時間がかかりそうだし、この先スマートウォッチに進化がどれだけあるのだろうか?という気がする昨今
  • 気分的な新鮮味のために Watch 本体のボディカラーを変えたため、多数所有している Series 4 のベルトは使えるけど、どれも色が合わなくなってしまった…orz

◇雑感

iPhone 13 Pro に続く「去年買っとけば良かった」案件。iPhone は発売から半年後の今春に 13 Pro を購入したため、今は型落ちになったものの、円安値上げ前に買えた分だけ救い?がありましたが、Watch は今年の Series 8 まで待ったため、「去年買っとけば良かった」度合いは Max。

できれば入って欲しかった血圧計や血糖値センサーの実現が無理なのは判っていましたが、Series 7→8 の進化がここまで小さいものとは思いませんでしたし、加えて円安値上げ。

「次に Watch を買う時は(使わないと思うけど)セルラーモデルを試してみよう」と思っていたものの、GPS モデルと Cellular モデルの差額がまるまる円安値上げ分になってしまったので、今回も一番安い GPS モデル。まぁ、iPhone は常に携帯しているので GPS モデルで何も困らないのですが。

AppleWatch8_09


そんなわけで、買うタイミングとしては明らかにミスったので、お買いもの評価としては本来低くて当然なのですが、それ以上に

買い替えた満足感は凄く大きいし
起床から就寝までずっと使ってるモノ


あらゆる購入アイテムの中で使用時間は最多と言えますから、円安値上げで多少高くても「元を取った率」は最上位に位置づけられます。このあたりは iPhone 同様、趣味のものではなく生活必需品的な買い物扱いですね。

ともあれ、Series 7→8 の進化は微少でしたが、今まで使ってきた Series 4→7 までの進化が色々大きて、あれも便利、これも便利、状態で、4年ぶりに買い換えるとここまで便利になってたか…と思わされました。

ですから、「去年買っとけば良かった」という思いはずっと消えませんが、それ以上に「買い替えて大満足」しているので、今年のお買いもの上位に位置付けざるを得ません。

ま、この先 Watch の進化の余地がどれだけ残されているのか分かりませんが、次の買い替え時期には数年後に血圧計や血糖値センサーが搭載されていることを願いたいですね。(というか、それらが搭載されたら即買い替え)

不本意ながらの購入 Apple Watch Series 8(前編)〜思ったより7→8の進化はなかったけれど…
不本意ながらの購入 Apple Watch Series 8(後編)〜Series 4 から故に進化を感じられてそれなりに満足
4年ぶりの Apple Watch 買い替え、Series 8 を使い始めて1ヶ月のセカンドインプレ
watchOS 9 & Apple Watch Series 8 の文字盤いま


第3位 シグマ 18-50mm F2.8 DC DN (X Mount)
お買い物評価:98点 (製品評価:95点)


▽良かったところ
  • F2.8 通しの明るい標準ズームなのにコンパクトで軽く、X-S10 のような小型軽量ボディにもベストバランス
  • F2.8 通しズームとはいえフルサイズの大三元クラスのように描写で語るレンズではないが、普段使いレンズとして描写に不足なし、むしろサイズや重量を考えれば凄いと言えるくらい
  • 小型軽量化を実現する上でもデジタル補正前提のレンズだが、Xマウントでもしっかり補正が効いてるので撮って出し JPEG を見るかぎり気になるほどの歪曲その他はない
  • 明るい標準ズームの割には寄れるので日常スナップにも便利&最適
  • ボケの良し悪しなんて判らない私だが、ボケ感は結構良いんじゃね?と思っている
  • 安価なレンズだが、リングの操作感はスムースで悪くなさげ
  • ズームリングとフォーカスリングの前後関係が富士フイルム純正レンズと反対だが、個人的にはニコン機と同じなのでむしろ歓迎
  • 高くなっても(純正レンズのように)絞りレンズを付けて欲しかったとか、リングの回転方向を純正レンズと揃えろとか(判らなくはないが)面倒くさいことを言うユーザーの声を無視して、先行発売されていた E/Lマウントと同じ価格で出してくれたことに感謝!
  • 昨今のカメラ製品の価格上昇からするとバーゲンプライスのような値段、コストパフォーマンス

▼ダメなところ
  • 昨今の標準ズームの仕様からするとワイド端が 24mm 相当ではなく 28mm 相当スタートなのは物足りない(が、それがこの小型軽量さを実現してると思えばダメとは言えない)
  • 描写は決して悪くないが、絞り解放時の四隅近辺の描写とか重箱の隅まで突いても大丈夫なレンズではない(小型軽量さの代償と思えば許容範囲)
  • デジタル補正前提のレンズなので、補正前 RAW データーなんてのは見てはいけない
  • ワイド〜中間域と比べるとテレ端側の描写が若干緩くなる傾向にあるのは有りがち…
  • AF 速度は、まぁ速くない
  • 富士フイルム純正レンズに慣れきってる人には、リングの回転方向が逆、ズームリングとフォーカスリングの前後関係が逆、絞りリングがないとか色々ケチをつけたくなる部分はある

◇雑感

昨年末から今年に数多くのカメラ製品を買い倒したけれど(散々書いてきたようにニコン Zマウント製品が多かったが)、

この1年で買ったカメラ機材で唯一満足の製品


と言い切れるのが本レンズ。今年の最後にコレを手にできてホント良かったです。そうでなければ、カメラ関係のお買いものは今年一年「悪くはないけど、なんだかなー」ばかりで終わっていましたから。

明るい F2.8 通しの標準ズームなのに小型軽量、描写も良好、そして寄れる便利さ。重箱の隅までケチをつけたくない人、悪条件での撮影で最高を求める場合には少し足りないかもしれないけれど、Xマウントに限らず、過去使ってきた標準ズームレンズの中でも

普段使い、お出かけスナップ用レンズとしてはベスト


なのではないかと思うくらい。少なくとも、私の欲求にピタッとハマったレンズ。X-S10 にもピタッと似合うレンズ。

さらに、それでいてお値段がリーズナブル。もうね、ケチの付け所がないですわ。

要求レベルが違うから比べるものじゃないとはいえ、今年買った Z マウントのレンズなんて遥かに高いものばかりで、レンズじゃなくテレコンですら本レンズより高いのを思うと、これまた「なんだかなー」って感じになっちゃうわけで。スポーツ撮影とか望まなければ、自分の生活はもっと豊かになっていたよなぁ…なんて(>_<)

昨今あらゆるものが値上げ続きで、カメラメーカーも製品が売れなくなって平均単価あげるぜ大作戦で馬鹿みたいに高くなるばかりだが、その中でこのスペック、性能をリーズナブルな価格で出してきたシグマさんには感謝しかないです。ヨドバシでは今注文しても入荷が2月とアナウンスされているくらい人気ですが、当然でしょ!って感じ。

SIGMA18-50F2.8DCDN04


ともあれ、これだけビタッと自分(の Xマウントシステム)にハマって気に入れば、ワイド端が 24mm 相当ではなく 28mm 相当スタートで少し狭いという欠点なんて、正直どうでもいいくらい。

24mm 相当スタートにしたら一回りは大きく重くならざるを得なかっただろうし、お値段もグッと上がっていたはず。それではこのレンズの魅力の大半が失われる。それを望んだり、とことん気持ち良く不満ない描写を求めるなら純正赤バッジレンズを買えば良いわけで。役割分担ができている。富士フイルムユーザーが文句を言う点も同じ。

値段的にも、性能的にも、サイズ重量的にもビタッときた今年唯一のカメラ製品で、久しぶりに「買って良かった」と心底思えたカメラ機材。褒めすぎかもしれないが、自分の Xマウントシステムに足りなかった部分へ

ドンピシャにハマった最の高な製品


通常年なら今年のお買いもの第1位でも良かったくらいなのですが、今年は残り2位のコストパフォーマンスが強すぎだったので、第3位となりました。

それにしても、レンズがビタッと来るとボディの方も更新したくなるから困りもの😅まぁボディの方は Z マウントだけでなく X マウントも今のところビタッと来そうなものがないので X-S10 現状維持の方向ではありますが…

発売&購入から2週間、今のところ満足しかないシグマ 18-50mm F2.8 DC DN (X マウント)


第1位その1 au povo 2.0
お買い物評価:100点 (製品評価:93点)


▽良かったところ
  • 月額基本料ゼロ円だけでなく契約事務手数料も無料という「au 大丈夫なの?」と思う大盤振る舞い(契約事務手数料の無料は1年間6回線契約までの制限付きとなりましたが)
  • 月額基本料無料で、使いたい時だけトッピング(オプション)を付けて料金を払う形なので、電話だけ使う回線やタブレットなどモバイル利用はたまにしかない端末には最適
  • 一定期間のデーター通信を買うトッピング(オプション)も別段高すぎることはなく、月額基本料を無料にしてトッピング(オプション)で利益をあげまくる感じがないのも良い
  • 日常的にある程度データー通信する人・端末に微妙なところもあるが、データー通信を使う時と使わない時の差が大きい人にはピッタリで、私も iPad は Pro も mini も povo 2.0 に切り替えて大満足&コストダウン
  • タブレット(iPad)だけでなく、ほぼ電話しか使わない仕事用端末も最近 povo 2.0 に変えてコストダウンした
  • 仕事電話用スマホにしろ、iPad mini/Pro にせよ、データー通信を使う時はその都度トッピングをチャージすれば良く、24時間使い放題プラン(最大2日間有効)も、データ追加 1GB で1週間プランも 300円台なので気軽に使える価格
  • おまけに、データー通信のトッピングを利用していない無料使用時は全く通信できなくなるわけではなく、極めて低速ながら IP reachable な状態なので(多少遅延はあっても)通知の類いはちゃんと来るので、無料状態でも待ち受け端末としては通話も通知も問題なく使える
  • おまけに au Pay と連携することで、ギガ活対応店舗で買い物、食事して一定金額以上を au Pay で支払えばデーター通信容量(300MB〜1GB)のプロモコードがもらえるので、無料利用がさらに捗る
  • ぶっちゃけ、今日ちょっとだけ出先で使いたい、いま少し使いたいレベルのデーター通信なら、au Pay 支払いで貰ったプロモコード(だいたい 300MB)で事足りることも多いので、月額基本料無料に契約事務手数料も無料なのに「ここまで無料で使わせてもらって大丈夫なの?」とマジで思う
  • au Pay は PayPay や d払いと比べて使えるところが少なく、QR コード払いサービスの中では決して使い勝手が良いとは言えないが、データー通信容量乞食のためだけに au Pay を使ってます(主にローソンやギガ活対応のカフェ、一部外食チェーン店)
  • 今どきのスマホなら複数 SIM を扱えるので、ドコモやソフトバンク回線を使っている人、格安 SIM を使っている人が回線トラブル時、混雑時での予備回線として契約するのにも最適(月額基本料無料だから)。
  • イベント会場で iPhone の主回線であるドコモのパケット流れが悪くなってきた時に、データー通信をサブ回線の povo 2.0 (eSIM) に切り替えてある程度スムースに通信できるようになったことは何度かある
  • 24時間データー使い放題プラン(契約の翌日23時59分まで使い放題可能)は、自宅の光回線にトラブルがあった時の緊急用代替に活躍してくれたし、出張・旅行時のホテルのネットが激遅い時(良くある)にも極めて有用で、ホント重宝している
  • 無料でかなり使えるとはいえ、180日間何もトッピングを買わない=無料使用のみだと警告が来て、それでもお金を使わないと強制利用停止となるけれど、逆に言えば、半年に一度だけ数百円のトッピングを買えばOKなので、今のところは本当に太っ腹すぎる
  • 色々と無料なのでサポートはオンラインチャットのみだが、繋がれば割ときちんと対応してくれる(二度ほど使ったが繋がるまでに時間がかかったことがあった以外は嫌な思いはなかった)

▼ダメなところ
  • 夕方以降や土休日などでオンラインサポートのチャットが繋がりにくい、待たされる時がある(が、これだけ無料利用可能だと仕方ないとしか)
  • サポートはほぼオンラインチャットだけなので、待たされる場合があるのを含めて、そこは無料範囲が広い分だけ文句言わない覚悟は必要
  • iPhone の eSIM クイック転送に対応しているが、通常の eSIM 再発行がウェブサイトで手続きできず、オンラインチャットのサポートに繋いで身分証明書の再提示などをしなければならない面倒臭さは何とかして欲しい(個人的には iPad が eSIM クイック転送に対応してくれれば良いだけだけど)
  • データー通信を買うトッピング(オプション)は高いわけではないが、継続的にある程度コンスタントにデーター通信を使う人にとっては必ずしも一番安い選択肢とは限らない
  • 正直言って、すごーく有難いサービスだが、こんな料金モデルでいつまでやっていけるのか心配(そのうちサービス改訂=多くの人にとっての改悪は覚悟しておいた方が良い気がする)

◇雑感

今年のお買いものベストワンは2つの製品、サービスが甲乙つけ難く、両者第1位としました。まずは、2022年お買いものベスト第1位の一つ目 povo 2.0。

普段からデーター通信を使う主回線としての利用は、人それぞれの使い方によって良いとも悪いとも言えないサービスですが、
  1. たまにしかデーター通信を使わない端末(タブレット、セカンドスマホなど)
  2. ほぼ通話専用のスマホ
  3. 使っている回線がドコモやソフトバンクで、イベント時や回線トラブル時に備えて別キャリア回線を安く確保したい人
  4. とことんスマホ電話代をコストダウンしたい人

これらの用途には過去最高レベルにヒットするサービスであり、それが格安 SIM 業者ではなく大手キャリアの au が(サブブランドとして)提供しているというのは、画期的でしかありません。

povo 2.0 のスタートは昨秋だったものの、私自身は今春になってようやく iPad に正式対応した時点ですぐ iPad mini / Pro の両タブレット用に契約。さらにはメインスマホ iPhone のサブ回線として、そしてほぼ通話専用になっている Android スマホの回線も MNP してコストダウン、と多数使わせてもらっています。

それだけ契約しているにも関わらず、契約事務手数料も月額基本料もタダ。たまに、24時間使い放題プランやデータ追加 1GB で1週間プランを利用していますが、ローソンやドラッグチェーン、ドトールやエクシオール、たまに王将や松屋で 500円以上買ったり、飲み食いしたら貰える 300MB のデーター通信容量も結構使っています。

「au Pay とか使えないから作る気ないわ」だったのが、コンビニで昼ごはん買うならローソンで au Pay で買うか、牛丼は吉野家が一番好きだが松屋かすき家で au Pay 支払いにしとくか、と思うことは(毎回じゃないけど)結構増えました…

完全に au の策略に乗せられていますが、こんな美味しい戦略なら乗るしかないやろ!?です。

ネットでよく見かけるような、世の中のサービスでも何でもとにかく安いのが正義、無料にしてくれ、とは全く思わないし、ちゃんとサービスには対価を払うべきだとは思っている方ですが、とはいえ、無駄が省いてコストダウンできるところはしたいですしね。

私のように「複数のスマホや複数のタブレットで SIM を使いたいけれど、メインスマホ以外の端末ではそんなにたくさんのデーター通信容量も使わないし、使う時と使わない時の差が激しいよ」という人間にはちょうどハマるサービスでした。

そういう意味では、前項の SIGMA 18-50mm F2.8 レンズと同じく、

自分の使い方にドンピシャにハマったサービス


であり、月々の経費削減にも寄与しているのですから、これはもう「お買いもの」として最高レベルの評価です。サポートに制限があるのも文句なんて言えません。

povo2.0SIM


周囲から聞かれること、相談されることは多く、結果的に私の周囲でもタブレットやスマホのサブ回線として使っている人は多いのですが、少しずつでもコンスタントに使う人にとっては、いくら無料範囲が広いとは言っても povo 2.0 が必ずしも安いとは限りません

たとえば、IIJmio のデーター通信専用 eSIM の月間容量 2GB のプランは月額 440円。povo 2.0 の「データ追加 1GB で1週間」プラン 390円や「データ追加 3GB で30日」プランと比べて随分とお得です。毎日でなくても、ちょくちょく使っているなら povo 2.0 は勧めません。

私の場合、iPad Pro では月間容量 2GB でも余る、全然使わない月もあったから povo 2.0 へ移行したわけですが、人それぞれの使い方で必ずしも povo 2.0 が一番良いわけではないことは判ってもらえるでしょう。

ただ、先にも書いたように、私の使い方にはハマりました。随分と通信経費のコストも下げられました。ありがたいことです。ほぼ満足しかありません。月々の経費削減に繋がったのですから、「お買いもの」としては最高評価しかないでしょう。

唯一の懸念は、あまりにも大盤振る舞いとしか思えないので、この料金・サービスモデルが永遠に続くとは思えない、いつかサービスの大幅改定(多くの人にとっての改悪)が来るだろうということ。

複数回線を使ってる私が言うのも何だけど、契約事務手数料くらいは最初の回線から多少取った方が良いと思うんですよね…。eSIM ならともかく郵送が必要な物理 SIM の発行まで無料というのは、どうなってんだろ?としか思えないわけで。

その懸念を考えなければ、有難いとしか思えないサービスなんですけどね…来年以降どうなりますやら。楽天モバイルのようなことは避けてほしいですけれども。

ゼロ円な携帯回線に思う徒然【前編】 〜楽天モバイル0円やめるってよ、の今さらな話
ゼロ円な携帯回線に思う徒然【後編】 〜自宅固定回線トラブル時に povo 2.0 を契約していて非常に助かった話


第1位その1 SwitchBot Hub Mini
お買い物評価:100点 (製品評価:93点)


▽良かったところ
  • 4千円前後でエアコンやテレビ、扇風機やファンヒーターなど赤外線リモコン付きの家電その他をスマホからコントロールできるようになる
  • 一般的な常時接続のインターネット回線があれば、外出先からスマホで自宅の家電をコントロールできるようになる(多くの場合はそのための特別な設定は不要)
  • メディアその他の紹介記事、商品ページでは Amazon Echo や Google Home などのスマートスピーカーやスマートディスプレイのような機器とセットで紹介されるが、そのようなモノは不要であり、このスマートボット・ハブミニとスマホのみで十分使える
  • 海外製品らしく取扱説明書の説明が簡素すぎて判りづらいし、アプリも使いづらいし、コントロールする機器の設定にも難があるが、家電機器のリモコンを1台にまとめるインテリジェントリモコンを使ったことがある人なら問題ないはず
  • そうでない人も、ユーザーが細かく設定手順を書いてくれているページをググって探し出すか、周りに使っている人からアドバイスを貰えれば、越えられるハードルなので頑張る価値はある
  • ハブミニ自体にスケジュール機能があるので、エアコンなど家電機器のタイマー設定より高度かつ柔軟なスケジューリングが可能
  • Siri や OK Google、Alexa と連携できるので、スマホやスマートスピーカーに声でコントロールを指示することも可能(要設定、ちょっと面倒)
  • ハブミニの機能を内蔵した SwitchBot シーリングライトは(長期的な信頼性は判らないが)、シーリングライトを LED に変える予定がある人ならオススメ(6〜8畳用のみ)
  • SwitchBot シーリングライトはハブミニの設置場所や電源を取る必要がないだけでなく、ライトの状態もスマホから判るし、ライトのシーンを作成して呼び出したり色々できて便利だし、「これがスマート家電なのか」というのを1万円くらいでよく理解させてくれる
  • ハブミニは小さく軽く、赤外線照射範囲も比較的広角なので、どこへでも置けるし貼り付けて設置も可能(USB 電源はいるけど)
  • 物理スイッチのオンオフ用装置、温湿度計、シーリングライト、スマート電球、監視カメラ、カーテン操作など Switchbot 関連製品が多く、それらをハブミニ経由でスマホから操作、閲覧できるだけでなく、連携した動作も可能(室温が30℃になったらエアコンの冷房オンにするとか)
  • ハブミニや関連機器を複数の部屋や複数の家に置いてコントロールすることを前提に、ホームやルームの概念で設置場所ごとの分類、表示のフィルタリングが可能
  • 電源は USB 5V 1A なので消費電力は小さくて済む

▼ダメなところ
  • 赤外線式リモコンが付属していない機器はコントロールできない(別途デバイスを買えばオンオフくらいはできる場合もある)
  • 家電機器のコントロール(リモコン)設定では、市販のインテリジェントリモコンと同じようにコントロールしたい家電のリモコンをかざして学習させる機能があるが、はっきり言ってバカなので、最低限のボタンしか使えない状態になることが多い
  • 学習機能より型番検索から探す方がコントロールできるボタンが増えることも多いが、国内製品では見つからない場合も多く、さらにそれでもリモコン全部の機能が使えることは稀
  • 自分でリモコンのボタンを1つ1つ覚えさせる手順をとれば、リモコンのボタンほとんどをスマホから操作できるようになるが、かなり面倒
  • リモコン学習や手動設定の方法は判りづらい上、詳細な説明もなく(小さな取扱説明書だけでなくウェブにもない)、そのあたりはちょっと酷い
  • Siri や OK Google、Alexa と連携は「シーン」という機能を使って設定するのだが、シーン自体の作成は簡単だが、ボイスコントロールとの連携はとにかく判りづらい
  • USB 電源端子が今どき microUSB

◇雑感

今年のお買いものベスト第1位の2つ目は、スマホ家電コントロールの SwitchBot Hub Mini。安くて、使ってみれば極めて有用。もう手放せない。夏場の帰宅前のエアコンスイッチオンは、もう無しでは考えられない。

とりあえず、

家電をスマホで制御?オンオフ?いちいち、スマホでアプリ立ち上げるより、そこにあるリモコン使った方が早いやん!


という食わず嫌い、

家電をスマホで制御しようと思ったら、対応家電とか買わなきゃならないんでしょ?


という誤解、

近いうちホームコントロールの規格が統一されて、その規格に準拠した製品がたくさん出てから考えるわ


という様子見、

これら過去の自分を反省しました。(Amazon、Google、Apple によるスマートホーム統一規格「Matter 1.0」は今秋策定されました)

もっと早く買えば良かった


とメッチャ後悔しました。iPhone 13 Pro といい、Apple Watch といい、今年のお買いものは「もっと早くに買う決断をしておけば良かった」ばかりですね…😅

海外の新興企業製品にありがちな、アプリの使い勝手、特に機器コントロール設定の手順や UI の分かりづらさはいただけないし、気軽に使うためのハードルを上げていて、そこは最大の欠点です。

が、スマホや IT 機器に決して詳しくない女性が、多少のアドバイスはしたものの一人で家電機器のコントロールを設定できたので、ヒントさえあれば何とかなるレベルのハードルかなぁ、と思っています。(最初は無理だと言って投げ出しそうになっていましたけど😅)

また、SwitchBot Hub mini があまりにも気に入ったので、操作可能にする部屋を増やすべく Hub mini を追加購入する際、一部屋は Hub mini の代わりに SwitchBot の LED シーリングライトを導入しましたが、こちらも満足しています。

今回の SwitchBot お買いものベスト第1位は、SwitchBot LED シーリングライトの満足度も含めた第1位と思ってもらって良いかと思います。

Hub mini やシーリングライトが気に入ったこともあって、他の SwitchBot 関連製品も買っていますが、まぁ全部が全部勧められるモノではありませんけど、温湿度計のように「別に要らないけど、あっても悪くない」みたいなものもあって、実用一辺倒というだけでなくちょっとした楽しさもあった気がします。

ちょっと言い過ぎかもしれませんが、

4千円で生活の質が少し向上


したのは事実で、「コスパ最高」「もう手放せない」という満足感を鑑みると、今年購入した製品の中では間違いなく「最も良かったお買いもの」は間違いありません。

前述のとおり、設定関連に難があるので安易には勧めにくいのですが、

とりあえず一度使ってみ?


と言いたくなるほど満足した「お買いもの」でありました。いやホントに。

4千円から始めるスマートホーム(スマホの家電コントロール) 〜SwitchBot製品を導入して半年
4千円のスマホ家電コントロールHub miniを気に入ったので、シーリングライトなど色々SwitchBot製品買って半年使った感想
今夏SwitchBotやRingとセットで、そしてセールに釣られてまたEcho製品を買ったけど無駄遣いだった反省を今ごろ





以上、私だぶる☆えっちが選ぶ、2022年のお買いものベスト10でした。

来年は、脱コロナの年なんて言われていますが、当方にとっては公私ともにさらに厳しくなる覚悟をせざるを得ない状況。自分の健康もどうなるやらですから、来年もまたお買いものベスト10なんて書けるような状況かどうか判りませんが、少しでも心穏やかに、前向きに生きていけるよう努力したいと思います。

そして、本年もまた、人々の健康と治療に寄与していただいた医療従事者の方々には、心からの感謝を。

では、皆さま、良いお年をお迎えください。