本年もまた、この場末ブログの年末恒例として、今年1年のお買い物から「これは良かった」と今現在思っている製品およびサービスを10個+α紹介していきたいと思います。

昨年のお買いものベストは以下のとおり。今年になっても使っているかどうかのフォローアップ記事も先日書きましたが、概ね今年も使い続けている「良いお買いもの」が多かったようで何よりでした。

だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2021 【前編】10位〜6位
だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2021 【中編】次点その他
だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2021 【後編】5位〜1位
一年前「お買いものベスト2021」に選んだ製品その後 2022

なお、お買いものベスト10は原則として当年に購入した製品を対象としていますが、年末ギリギリに購入した製品については、十分使う時間も、評価する時間もないため、一部翌年のお買いもの扱いにする場合があります。

本年につきましては、昨年のクリスマスに発売・購入したニコン Z9 や、大晦日に届いて元旦から使い始めた Z 24-200mm f/4-6.3 VR は今年 2022年のお買いもの扱いとしています。予めご了承ください。

また、毎年注釈していることですが、

本記事はあくまで私のお買い物評価であり
普遍的な評価尺度は一切存在しません


買ったことによる満足感、コストパフォーマンスや自分がどれだけ使ったか、そういった点が強く加味されての評価であり、製品の良し悪しとお買い物評価は全く別であることをご承知おきください。(製品のトータル評価も適当な点数として横に付け加えていますが、テキトーな参考値です)

UltraLight7_01


今回の前編では、まず 2022年のお買いものベストのうち、第10位から第6位を紹介します。それにしても今年のお買いものをまとめてみると、とにかく

今年のお買いものベストに入れた
製品の多くで感想を書いていなかった


ことに気付かされ、来年に向けた反省をしております。その分、本記事で気に入ってる製品を知っていただければ幸いです。


第10位その1 UN ブロアー ジャンボハリケーン UN-1301
お買い物評価:84点 (製品評価:95点)


▽良かったところ
  • ブロワーはやっぱりジャンボハリケーンで賞
  • オレ的一番使いやすいブロワー(当社比、他人は知らん)
  • 滑らずに力が入りやすく、ゴミを飛ばせる強い勢いでしっかり吹ける
  • 不純物が飛ぶこともなかった(あっても気づかないレベル)
  • 紛失まで10年近く使えていた耐久性
  • 何よりもお手軽価格
  • 白以外のカラーも増えたけど白オススメ

▼ダメなところ
  • ジャンボハリケーンが悪いわけではないけど、紛失して買い直しだったのでお買い物評価として減点
  • 製品に対しては全く文句ない

◇雑感

今年はベスト10に入れたい製品が若干溢れ気味だったため、第10位に位置付けた製品が2つとなりました。今年のお買いものベスト10ではなくベスト11になりましたが、W杯直後ということでご容赦ください。

で、第10位の1つ目は、カメラ機材用のブロワー。長年使っていたジャンボハリケーンをどこかで紛失して(小松基地航空祭予行?)、仕方なく手元にあった他のブロワー(2種類)を使っていたけれど、やっぱり馴染めず、使いづらく、半月くらいで買い直し。

他のブロワーを使ってから買い直して使ってみて、改めてジャンボハリケーンの良さを実感。やっぱりブロワーはジャンボハリケーンに限る。異論は認める。でも私にはコレ。

紛失しての買い直し、昔からある定番製品なので今さらレビュー記事を書く必要も書く気もないけれど、長年のお気に入り製品を紹介しておく機会として、今年のお買いものベスト10に入れました。

ずっと使っている時は、「他のブロワーより使いやすいけど失くしたら他のを使えば良いや」と思っていたけれど、いざ紛失してみると、たかがブロワーごときだけど、やっぱりお気に入りの感覚というのは捨て難いですね。自分でもビックリしました。

ちなみに、判る人は判ると思いますが「ブロワーはやっぱりジャンボハリケーン」というのは往年の某所にあったスレタイトルからの借用です。もうその手の掲示板も長いこと見ていませんが(そんな時間がない)、まだあるのかな…


第10位その2 ニコン Z 24-200mm f/4-6.3 VR
お買い物評価:84点 (製品評価:88点)


▽良かったところ
  • 過去買ってきた中で初めて画質に不満を感じない高倍率ズームレンズ
  • 高倍率ズームレンズにありがちな「広角から標準域の画質は真っ当だが望遠域はヘロヘロ」ということはなく、テレ側の画質にも納得できる
  • 従来購入してきた高倍率ズームレンズでは、感度を抑えたりシャッター速度を稼ぎたい時以外はとりあえず1段2段絞らないと…という意識があったが、本レンズはそこまで考えなくても良い(1段絞った方が画質は安定するけど)
  • 画質に不満が出ないフルサイズ用高倍率ズームレンズだが、テレ端 200mm までということもあってか同種レンズと比べても特に大きくも重くもなく、トラベルレンズとして使うのに問題ないサイズ感・重さ
  • ワイド端 24mm からテレ端 200mm、DX モードを使って 300mm 相当までカバーできるので、昼間の民間機撮影では割とコレ1本でカバーでき、他の撮影でも超望遠レンズと組み合わせるサブレンズとして結構便利
  • 従来使っていた AF-S 24-120mm f/4G ED VR と比べて全域で周辺画質が良さげ(開放F値は暗いが)
  • AF 速度は決して速くないが、望遠側が 200mm に抑えられていることもあって Z9 の民間機撮影なら不満は感じない(日中限定)
  • モータースポーツでも引いた構図なら AF 速度は問題ない印象
  • 高倍率ズームの割にはフォーカスブリージングが少なめな上、ズームリング回しながら被写体を追う際のフォーカス追従も高倍率ズームとしては悪くない
  • ほぼ1年使ってきたが、ズームロックスイッチを使わずレンズを下に向けても自重でビヨーンと伸びることは、ほとんどない(肩から下げて走ったりすると伸びるが)
  • 高倍率ズームだが逆光耐性はそこそこ、可もなく不可もなし
  • 手ぶれ補正の効きは今どきではそれなり程度だが必要十分、手ぶれ補正の設定をボディ側メニューで行うのは微妙だがオフにすることが滅多にないので問題なし
  • Sレンズではないが、前面レンズにフッ素コートがされていて手入れが楽
  • ニコンの Z レンズはバカ高い製品ばかりになった中で、利便性と性能その他を考えるとリーズナブルに思える希少な製品

▼ダメなところ
  • 開放F値が暗いのはサイズ・重さ的に仕方ない…とはいえ、50mm で F5.6 、80mm で F6.3 に達してしまうのは正直微妙
  • 普段使いレンズとして使おうとすると、寄れないストレスを感じる場面は出てくる
  • トラベルレンズとして使うのに便利な画角、不満のない画質、十分なサイズ感・重さだけれど、自分には見合ったボディがない(ショールームで試したかぎり Z9 以外の AF では快適とは言えないし…)
  • 高倍率ズームレンズとしては不満のない画質ではあるが、Z 70-200mm f/2.8 VR S のような上位クラスのレンズと比べると明確な画質差はあるので、そこを求めてはいけない
  • 高倍率ズームレンズゆえ不満ではないが、線がやや太い描写だったり周辺部のフリンジ、絞り開放時の四隅などは割り切りが必要

◇雑感

昨年末の Z9 購入からこの1年、結構な金額をニコンに貢いできました。Z9 に不満を言いつつも(僅かな希望を抱いて?)よくまぁなけなしの金を注ぎ込んできたと思います。

Z428TC や Z640TC みたいな大砲レンズは買ってないですが、556PF でウンザリしたので注文してもいつ手に入るか判らんモノは基本的に買わないし、ボディ Z9 に更に大金を突っ込むだけの価値と満足度を見出せていないので、そこまで手を出すことはありませんでした。それでも、不満を言うことに対して陰口叩く割に金を落とさない人よりかはニコンに貢献?してきたでしょう(笑)

ともあれ、

この1年買ったニコン製品で納得できたのは2つだけ


であり、そのうちの1つがこの NIKON NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR です。これが今年のお買いもの第10位の2製品目。

過去に何本もの高倍率ズームレンズを買ってきて初めて、画質に大きな不満のない、テレ側での画質に落胆しなくて済んだ高倍率ズームレンズ。

1年近く使ってきても「コレ悪くないね」と言える初めての高倍率ズームレンズであり、購入1年以内に売却を考えなかった高倍率ズームは EF-S 18-135mm 以来2本目。(EF-S 18-135mm も結局2年もたずに売ったけど)

なので、本来はもっと高い評価をしても良い、高い順位でも良かったのですが、今年は比較的満足度の高いお買い物が多かったことに加え、

Z9 のサブに使える、買いたくなる Z ボディがあれば、もっとこのレンズの使用頻度が上がったのになぁ…


という製品評価とは別のところで思うところがあって、今年のお買い物評価として少し落としてしまいました。

Z9 のサブとして適した、買いたくなるボディがあれば、Z9 にメインの超望遠レンズを付け、サブボディに本レンズを付ける2台体制でもっと活躍してくれたはずですし、ちょっとしたお出かけ時に持っていくカメラ&レンズがサブマウントの X-S10 + X マウントレンズばかりではなく、Z サブボディ+本レンズで持ち出す機会も多かったはず。

けれど、サブ機として買う気になる Z ボディがないために、本レンズの出番も減ってしまったかな、という感じで多少割り引いてこの順位となりました。ニコンの Z レンズの中ではリーズナブルな方とは言え、実際のお値段を考えると、もう少し稼働率を上げたかったかな、と。

そういう意味では来年以降、買う気になる Z ボディが出れば本レンズの出番も増えて元が取れていくでしょう。来年に更なる活躍を期待、という感じ。

一部製品を除いて「凄い、重い、高い」印象が強いニコン Z レンズの中では利便性と画質のバランスが良く、お財布にも比較的優しいレンズとして、個人的には高く評価しています。高いレンズの性能、描写が良いのは当たり前、デカく重いレンズの描写が良いのも当たり前、ですからね。

Z 24-200mm f/4-6.3 VR 雑感


第9位 ESR HaloLock CryoBoost付き MagSafe車載充電器
お買い物評価:87点 (製品評価:85点)


▽良かったところ
  • 揺れる車内でもしっかり固定される必要があるけど脱着に手間取りたくない、そんなスマホ車載ホルダーには強力磁力吸着の MagSafe は何よりも便利
  • MagSafe の磁気吸着だけだが、今までの囲うタイプの車載ホルダーよりずっとしっかり固定され、段差やワインディングロードでも外れたことはない(ケースなし裸 iPhone 利用)
  • 車載ホルダー脱着時に充電ケーブルの接続も不要なので便利以外の言葉がない
  • サードパーティ製 MagSafe 対応製品に多い MagSafe 15W 急速充電非対応、最大出力 7.5W 仕様だが、冷却ファン内蔵のおかげか、他のサードパーティ製 7.5W 出力の MagSafe 製品や Qi 充電器よりも明らかに充電速度は速い、というか充電速度が落ちない
  • MagSafe 充電は熱を持ちやすいが、冷却ファン内蔵で充電速度は落ちないし、真夏のダッシュボード脇でも発熱で充電が止まるようなこともない
  • 冷却ファンの効果もあってか、Google マップなどのナビアプリで長時間負荷をかけながらでも充電可能な出力が継続されている
  • エアコン送風口に固定した後から磁気吸着部分だけを自由に角度調整できるので、一番見やすい、使いやすい角度へ簡単に調整できる
  • スマホ縦置き、横置きに関係なく固定できるだけでなく、ホルダーにスマホを固定吸着した状態でホルダーを90度回転させることも可能
  • 裸利用時より吸着力は多少落ちるが、同じ ESR の MagSafe 対応ケースを使っても実用的な固定力を保っている
  • エアコン送風口にクリップ状固定器具で留めるだけでなく、下支えするパーツもあるので、ホルダー自体の固定後の保持力は比較的しっかりしている
  • 某サクラチェッカーで判定すると、コメントや評価はサクラまみれで危険と判定されるが、友達が冷却ファンのない旧型(上記 Amazon リンクの後者)を使っていたので不安なく買えたし、半年以上問題なく使えている
  • iPhone を 11 Pro から買い替えたら真っ先に使いたかった製品で、買い替えてすぐに購入し使ってみて満足

▼ダメなところ
  • 冷却ファンの音がそれなりにするので、停止中など車内が静音の場合はちょっと気になるかも
  • 冷却ファンのオンオフ、充電のオンオフはできず、磁気吸着してセットした数秒後には充電開始され、冷却ファンも作動する
  • 冷却ファン内蔵ということもあって、他の MagSafe 車載ホルダーよりも少しサイズが大きめ
  • 充電は最大 7.5W 出力だが、利用する USB カーチャージャー(シガーソケット USB 充電器)側と使用ケーブルが 9V 2A または 12V 2A で QC3.0 または USB PD 規格に対応している必要がある(古いカーチャージェーによくある 5V 2A 仕様のものは不適)
  • USB ケーブルが付属しているが、車載時の利用では短い場合も多い
  • エアコン送風口に留めるタイプなので、送風口へしっかり留めるための試行錯誤の面倒くささはある
  • エアコン送風口が横スリットタイプなら問題なく固定できることが殆どだと思うが、縦スリットタイプの送風口は安定させるのが難しい
  • 私のところでは全く問題なく使えているが、周囲では調整して装着し直している時に固定用のパーツが破損した例もあり

◇雑感

iPhone 12 シリーズで MagSafe が搭載された時には、「ワイヤレス充電自体は 11 Pro で使っていた Qi 規格で十分」と思っていたが、車載時にマグネット吸着でホールディングできるのは便利すぎだろう、と思っていたので、ようやく使うことができた待望の機能、製品。

友人が冷却ファンのないタイプの製品(上記 Amazon リンクの後者)を使っていて「早く使ってみたい」と思っていたので、iPhone 13 Pro 買い替えた直後に購入して使用開始。期待に違わぬ便利さで大満足

これもレビュー記事を書いていないが、今年のお買い物でかなりお気に入りで重宝している製品なので、購入時点で新製品とは言い難かったとはいえ、気に入って使ってる製品の感想記事を書かず、イマイチなカメラ製品の記事ばかり書いていたことを反省してます。

とりあえず、

車載ホルダーの便利さだけでも
もうMagSafeから離れられない


ですね。据え置きのワイヤレス充電器は今でも Qi 規格だし、それで問題ないと思ってますが、車載充電器だけはもうコレから離れられないです。

十分な吸着磁力で、ちょっとやそっとでは落ちる気配すらないですし、かといって外す時に力がいるわけでもなく、もちろん装着するときはマグネットでパチっとジャストポジションへ一発でハマる便利さは、もう手放せません。車の乗降時に車載ホルダーへスマホをきっちり固定したり外したりは面倒でしたからねー

iPhone13Pro51


購入時には友人が使っていた冷却機能なしと、この冷却機能付き製品で迷いましたが、充電時の発熱はバッテリーに良くないことを考えて多少の音は我慢してでも冷却機能付きにしました。ナビアプリを使いながら充電も、となると結構負荷がかかってスマホが熱くなりがちですしね。

冷却ファンの音が思ったより大きめだったこと、エアコン送風口取り付けタイプにありがちな手間はマイナス点。また、同じモノを使っている友達のモノはクリップ状の送風口留め具が折れてしまったので、耐久性に不安による減点で第9位になりました。

まぁ、エアコン送風口固定式の車載ホルダーは昔から留め具の破損は付き物ですが、何か良い代わりの方法は見つからないものでしょうかねぇ。


第7位 アップル iPhone 13 Pro 256GB アルパイングリーン
お買い物評価:88点 (製品評価:87点)


▽良かったところ
  • iPhone 12 シリーズ以降で対応となったマスク付き顔認証は完全ではないものの、11 Pro の非対応に比べれば雲泥の差で超便利(ロック解除は Apple Watch があるから別に良いが、決済利用時やアプリ内認証時の利便性が違いすぎる)
  • 前項、第9位の MagSafe 車載ホルダーで散々書いたように MagSafe のマグネット吸着は車内やモバイルの充電では絶大に便利(据え置き充電時は Qi で十分)
  • iPhone 14 Pro の進化はショボそう、USB-C 端子化などの大幅変更は 15 Pro になりそうということで、半年遅れで買い替えたが、その判断は正解だった(14 Pro の進化は微妙すぎた)
  • 夏の円安値上げ前に買えた判断も正解
  • カメラ画質、特に夜間撮影時の画質と超広角カメラは 11 Pro から相当に良くなっている
  • マクロ機能は、寄りきれなかった 11 Pro と比べて便利、重宝するし、ミドルクラス Android スマホにありがちなオマケマクロじゃないのも良い
  • バッテリーは 11 Pro 購入直後と比べても多少保ちが良くなっているのを実感
  • 5G 対応はどうでも良いと思ったけど、実際 5G エリア内で動画を見たりすると安定性やバッファ待ちがほぼ無い速さを実感できる
  • パナソニックスタジアムのように 5G スポットだと数万人が集まっていてもパケ詰まりしないので有難い。
  • お値段はまた高くなったけれど、毎日朝から晩まで使うメインスマホだから妥協なしが一番だし、納得もできる

▼ダメなところ
  • 11 Pro と比べても明確に重い、サイズに比して重すぎ
  • とにかくカメラの出っ張りがウザい!カメラ画質が良くなってるとはいえ、ちょっと酷い
  • シームレスなマクロ機能は良いのだけど、寄ると超広角カメラに自動的に切り替わってしまうのは正直良い点だけではない
  • 望遠カメラが広角カメラの3倍望遠画角になり、望遠バカとしては嬉しい反面、50mm 域の2倍望遠相当の画角がなくなったのは正直不便(14 Pro が唯一羨ましい点)
  • 相変わらずシャープネス強すぎカメラ画質、逆光、点光源で盛大にゴースト出る問題が解決されていない
  • 望遠カメラ周りで初期不良的な問題を抱えていて、修理に出せば無償修理してくれると思うけれど、我慢できる範疇なのでそのまま使っていて、問題は問題なので評価マイナス(修理に出すとおそらく個体交換になるので色々面倒だから)
  • 春になってから買ったので春の新色であるアルパイングリーンを購入したが、11 Pro と同系色だったので変わり映えせず、新鮮味が薄かったのは若干反省
  • 何よりも前年 13 シリーズが発表発売されたと同時に購入すべきであったのは大きな反省点
  • 毎日使うものだから、と納得はしているが、高いものは高い

◇雑感

昨秋の発表発売時にはスルーを決め込んだつもりが、発売から半年後に遅ればせながら購入。でも買って良かったし、あのタイミングで買って正解でした。2ヶ月後には円安値上げもあったし、14 Pro は噂どおり進化の度合いが小さかったし。

成熟商品になってしまったスマホだけに、ハイエンド機を買う理由はどんどん少なくなってきたし、機能的進化も小さく、細かいところの評価も良し悪し色々あるけど、MagSafe の便利さ、マスク対応 Face ID など、日々使うからこそ細かな進化は重宝しています。

発売直後購入でなかったにも関わらず満足しているものの、トップ5に入らず第8位という評価になったのは、やっぱり昨秋の発売時にちゃんと判断できて買わなかったこと、そして修理に出すほどじゃ無いけどちょっとした初期不良を抱えていること、あとカメラの出っ張りが本当に酷い、その3つのマイナス点が理由。

とはいえ、メインスマホとして毎日朝から晩まで使っているので、初期の iPhone からすると3倍近くまで高くなっているけれど、1年2年で十分に元は取れる、お買い物評価としては悪くないよなぁ、と。

スマホはもう趣味のものではなく完全に生活必需品、日用品の類いになっているから面白味は無くなってきているけれども、必要十分で安価なミドルクラスの Android 機ではなく無駄に高い iPhone Pro を買うのは、まだ少しは楽しめているからかな?と思ったり。

まぁ少なくとも、

この1年で結構な金額突っ込んだ割には満足させてくれる製品が少なかったカメラ機材より、高いとはいえ毎日使うスマホの方が100倍くらい真っ当なお買い物だし、満足度も高かった


というのはあるので、やっぱり良い買い物だったということで。

昨秋スルーした iPhone 13 Pro に今ごろになって買い替えた6つの理由
今さら iPhone 13 Pro に買い替えての雑感少々 〜便利になった点もあるが重さとカメラ部の突起で相殺


第7位 RENAULT ULTRA LIGHT7 TRY143
お買い物評価:89点 (製品評価:90点)


▽良かったところ
  • 折りたたみ自転車を新調するにあたっては公共交通機関の輪行でもあまり負担にならないよう小型軽量さを最重視して選択したが、間違いはなかったし、買い替えて良かった
  • 当初は DAHON 製品を買うつもりだったが、狙っていた製品がメーカー側の生産都合で年内納車できるかどうかと言われ、今秋の航空祭その他での使用に間に合わないため、nearly DAHON なルノーブランドの製品にしたが、現状の性能、使い勝手は概ね満足
  • 自分の体力の無さを考えて、当初予算をオーバーしても少しでも軽量なモノを選んだのは正解だった
  • 小型軽量な折りたたみ自転車に変えて輪行が気軽に、とまでは言わないがハードルが下がり、航空祭予行などでの現地移動に自転車が必要な場合には車移動必須だったのが、公共交通機関で行くことで交通費コスト軽減になった
  • 従来のクソ重い激安折りたたみ自転車と比べて重量半減なので、車載した場合でも車に出し入れする際の負担が違って楽チン
  • 小型軽量さ最優先で当初予算をオーバーしていたのに、さらにオーバーして、当初予算の倍くらいになったけれど、変速なしじゃなく3段変速の本製品にしたのも大正解だった
  • 14インチという小口径自転車だが3段変速のおかげで意外とスピードが出るし(頑張れば 20km/h 近くで巡行可能)、ある程度の坂もこなせるので、駅や車から 5〜10km くらい移動する分には全く問題ない
  • 自転車が極めて小型軽量な分、小太りのオッサンが 10kg 超える荷物を背負って乗るのに自転車が耐えてくれるか心配だったが、今年秋シーズンの遠征などでの使用では問題なかった

▼ダメなところ
  • 当初3〜4万円くらいの適度に軽くて安価な折りたたみ自転車を買うつもりが、1kg でも軽い方、やっぱり変速機は必要、と思って結局、当初の倍くらいの価格のものを買ってしまった(内容を考えればよかったと思っているにしても)
  • なんだかんだで10万円近い出費をした割に、航空祭や F1 日本GP での遠征先移動用が主な用途なので、その他で使っても年に10回程度だから、コストパフォーマンスとしては最悪
  • 誰でもすぐ持っていけちゃうレベルの小型軽量さなので、自転車に鍵をする程度では盗難防止にならず、太く強力なU字ロックなどでしっかりと地球ロックしないと盗難は防げない(基本的に自分から離さないようにすべき)
  • ペダルを止めて空走している時のラチェット音がメチャクチャ大きいので目立つ
  • 軽量化のため、シートは極薄ですぐにお尻は痛くなる
  • 14インチという小口径タイヤなので(多少慣れても)路面が濡れてたりするとリスクは高い
  • シート高の調整はそこそこ余裕あるが、ハンドルの高さはシート高に比べて低い位置までしか設定できないので、やや背の低い私でも前傾姿勢強めになり数十分乗るのが限界なので、身長によっては厳しいかもしれない
  • 極めて小型軽量なだけに、風の影響は強く受ける(横風転倒リスクなど)
  • サイクリングというよりは気軽にゆっくりポタリング用途向けだが、それでも 20km くらい乗ると「もう十分」という感じ(気軽にまったり乗ってる分には楽しいけど)
  • 乗る人間も軽くない上に重い荷物を背負って使うことが多いので、正直なところ耐久性、長期使用に対する不安はある
  • タイヤ一つとっても普通のサイズではないので、そのほかも含めた修理に対する不安もある
  • 同種製品ではメジャーな DAHON と比べると情報も少ないし、手探りになるところはありそう
  • 取扱説明書は組み立てなどの説明は多いが、乗り方使い方に対する説明は最小限で不親切(国内メーカーの手抜かりの無さはない)
  • ルノーというメーカーは有名だけど、ブランドを使って売ってるだけの自転車に対してどれだけ真っ当にやってくれているのかの不安は拭えない

◇雑感

昨年は電動アシスト自転車 TB1e を購入して、2021年のお買いもの No.1 に位置付けたわけですが、続いて今年は夏に折りたたみ自転車の方も新調しました。

『3年ぶりの航空祭&F1日本GP復活、なので6年ぶりに折りたたみ自転車買い替え「ルノー Ultra Light 7」購入』というタイトルで、購入時の選択判断の理由や使用感を数回に分けて記事にするつもりだったのですが、草稿にはタイトルだけ書いて放置されています😅

とはいえ、DAHON 製品と違って(よく似た)ルノーブランドの自転車のレビューはかなり少ないですし、本製品の使用感も探しても数える程度しか出てこなかったので(仕様がちょっと違う旧製品は多少ある)、年が明けたらちゃんと記事を書こうと思っています。

UltraLight7_03


上記の良し悪し欄にも書いたとおり、当初は DAHON 製品を買うつもりだったのですが、中国が当時行っていたゼロコロナ政策の煽りをまともに食らっていたのか夏の時点で「年内納車は難しいかも…」と複数の店で言われたので、断念。

DAHON のパクリを手本にしたような似たような製品と価格帯の(一部は OEM?)ルノーブランドの自転車を購入することにしました。TB1e と同じ近所の自転車チェーン店で注文して、半月ほどで納車でした。

DAHON と比べるとレビューにしろ、パーツにしろ情報は少ないし、それ以前に 14インチ小口径車という特殊さに対して修理、サポート、耐久性等々について、チャリンコヲタクでもない私にとって購入前も今も不安しかありません。

が、年々体力が落ちてきて大型レンズなどの機材を背負って運ぶだけでもしんどい身だけに、空港、基地、サーキットでの現地移動に使う折りたたみ自転車を小型軽量化したのは、本当に大正解でした。

当初 3〜4万円の予算で適当なところを選ぶつもりが、1kg でも軽くと思って投入金額を追加し、さらに現地移動時にシングルスピードではストレスを感じそうだからと3段変速モデルを買うのにさらに追加となりましたが、結果的には大満足しています。

10万円近い金額を投入した割には使用頻度は限られているため、お買いもの評価としては多少厳しくならざるを得ませんが、満足度はかなり上位であり、今でも購入したこと、予算大幅オーバーで納得したものを買ったことには後悔がありません。(と言いながら、来年早速壊れたら不満爆発しそうだけど😅)

価格は高いけど毎日朝から晩まで使う分だけ元が取れる iPhone 13 Pro とはまた違う、高いのに使用頻度は少ないけれど、ここぞという時には満足度の高い活躍をしてくれる ULTRA LIGHT7 TRY143。どちらも、お買いもの満足度は高かったですね。

UltraLight7_02


今まで車でしか行く気がなかった小松空港/基地も、サンダーバードで輪行しての展開が十分可能と判りましたし、公共交通機関なら輪行必須だった岐阜基地への輪行も随分と楽になりました。

伊丹空港も車が停められない、停めにくい場所はあるので、そこへの展開に輪行が使えるようになりました。今まで使っていた激重激安折りたたみ自転車ではとても近場で輪行しようという気にはなれませんでしたが、コレならだいぶ輪行する頻度は増えそうです。

来年は飛行機撮影以外にも使って、コイツを輪行して、どこか知らない土地でポタリングしてみる、なんてこともやってみたいですねぇ。(やってみたいで終わる可能性は高いけど)

その前に使用感をまとめた記事を、なんとか冬の間には載せておきたいと思ってます。


第6位 CIO NovaPort TRIO 65W
お買い物評価:90点 (製品評価:93点)


▽良かったところ
  • GaN 採用で USB PD 対応かつ USB-C 出力×2 + USB-A 出力×1 の製品としては非常にコンパクト
  • 世の中 USB-C 出力に移行しつつあるが、まだ旧製品で USB-A 出力を必要とする or USB-A で良い場面は少なくないので、USB-C ×2 だけでなく USB-A 出力があるのは安心かつ便利
  • 最大出力 65W なので単ポート出力ならミドルクラスのノートPC もフルスピードで充電可能
  • USB-C 2ポート使用でも MacBook Air と iPhone 13 Pro の組み合わせなら十分な充電速度
  • ライバル製品は同じ出力構成の ANKER 735 になるだろうが、ANKER 735 よりだいぶ軽いのは持ち歩きにメリット
  • 通常販売価格でも ANKER 735 より安いが、セール時には2千円くらい安くなることも多く、またセールでなく通常価格で売ってると見せかけて2千円近いポイント還元があるなど、ANKER 735 より圧倒的に安い
  • ANKER 製品はツルツル表面だが、本製品は滑り止めなのか微妙な表面加工がしてあって良い
  • 安定性、信頼性はこれからだけど、今夏の発売直後に購入して使ってきた半年間は問題なく、周囲に3人ほど勧めて購入した人たちにも問題は起きていない(当たり前ではあるが)
  • 一応、国内メーカー製の安心感(今どき国内製が良いとも限らないけど)

▼ダメなところ
  • ANKER の同種製品よりは安いが、USB PD 複数出力ポートの製品はまだ高め
  • 新興ブランドなので ANKER ほど実績、信頼感がない

◇雑感

コンパクト&軽量ながら USB-C (USB PD) ×2、USB-A という今一番使い勝手の良い(と個人的には思っている)出力ポート構成の AC-USB 充電器。USB PD 対応機器が増えて充電器の USB-C 出力ポートも複数欲しいが、USB-A もまだ全く不要ではないから、使い出がある。

また、大は小を兼ねるとはいえ、出力パワーに比例して充電器サイズは大きくなるため、必要以上に大出力タイプを買うと無駄にデカくなるだけなので、65W のコレくらいが複数ポート出力でもバランスが良い。

元々、「今年はそろそろ遠征、旅行へ出かけることもできそうだな」と思って購入したのだが、昔ほど頻繁に遠征、旅行へまだ出かけられず、出張する機会も激減したままなので、結局自宅で使っています。自宅で使うにしても、コンセント周りを考えればコンパクトの方が良いので Good。

半年近く使ってきて安定性、信頼性も今のところ問題ないし、来年泊まりで出かける機会が多くなってきたら、もう1個買っても良いかな、と思うくらいには気に入っています。通常価格も、セール時の割引率、セール以外の時のポイント還元率も高めで ANKER よりかなり安い魅力もある。

CIO_NovaPortTRIO


この手の製品はブロガー、メディアに新製品をばら撒いて宣伝力の強い ANKER ばかりが目立つし、実際に実績もあるけれども、コストパフォーマンスに優れた本製品、CIO を応援したいと思う今年でした。

そう思っている割には本ブログでレビューしなかったけれども、今さらもう USB 充電器を取り上げる気もなく…代わりに年末の本稿で、今年のイチオシ USB 充電器と推しておきます。





以上、まずは10位から6位まででした。明日は惜しくもベスト10(11)に入れられなかった次点製品、それ以外のベスト10に入れなかったけどひとこと言いたいモノを取り上げていきます。

(続き)→ だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2022 【中編】次点+α