ワールドカップ寝不足が続く昨今、日本代表の戦いに一喜一憂、日本以外の戦いにも魅せられて、気がつけば師走12月。皆様方にはいかがお過ごしのことでしょうか。

サムライブルーのジェットコースターな戦いぶりに、開幕から森保監督批判、代表批判を煽っていた人たちは手のひらクルクルしすぎて、とっくに手首が千切れて大変ではないかと心配しておりますが、なんとかもう一つは乗り越えて欲しいものです。堂安君にも、もう一発お願いしたいです。

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さて、前回まで初夏の Amazon プライムセールで買った「今年指折りの無駄遣いと今年指折りの買って良かったモノをセットで買った」件について、SwitchBot 製品や Ring Stick Up cam Battery などの今さら使用感を記してきました。

続いて今回は半期末、9月の終わりに購入した Android スマートフォン moto g52j 5G を2ヶ月半ほど使ってきた雑感を少々書いておこうかと思います。



ぶっちゃけ、今回の Android スマートフォン購入は、必要に駆られてではなく、

某天モバイルから MNP 脱出(2回目)しなきゃならないし、それなら昔ほどではないにせよ、MNP でちょっぴり安くなる端末を何か買おうかな?


という完全に手段と目的を間違った購入動機です。

当初は iPhone の MNP 一括安売り狙いでした。ただ、某天モバイルからの MNP 移行1回目の際にはまだ安くゲットできたものの、2回目の時期には今夏の円安値上げで全く旨味のない状況になってしまい、

iPhone は 13 Pro 以外に万が一の予備機として XR もあるし、そのうち余裕ができた時に(できれば為替が反転した頃に)13 mini を買えばいいか


と方針転換。

よって、「Android スマホはサブ機と言いつつ毎年1台は購入しているけど今年はまだ買っていない」こともありましたし、サブで使ってる Android スマホ 2台のうち1台は(さほど不便はないけど)そろそろ替えたいモードだったので、Android スマホ購入となりました。


(超小型のJelly2は通話&IC決済端末として手放せない)


今回は仕事電話端末になっている超小型スマホ Jelly 2 の買い替えではなく、予備回線の SIM を入れて予備機扱いになっている AQUOS sense 2 やお風呂専用端末と化している OPPO Reno A の買い替えが目的。

Reno A は3年経って古くなっているけれど、当時のミドルクラス機としては多かったメモリ 6GB のおかげで、まだモッサリはなく十分使えているのですけど、スピーカー周りが少々怪しくなってきているので、将来的な

お風呂端末も考慮に入れての機種選択


になりました(後述するとおりココが重要なポイントに)。

というわけで、今回の Android スマホ購入・買い替えにあたっての要求仕様は以下のとおりで、この点を元に機種選びを始めました。



  • MNP 割引も含めて予算2〜4万円台
  • ミドルクラスのチップは当然としてメモリ 6GB 以上
    (3年前の Reno A が 6GB なのに今さら 4GB とか有り得ない)
  • 普段の行動圏内はほぼ 5G になったので 5G 対応必須
  • お風呂端末として使える防滴仕様
  • できれば、今まで買った端末と違う何かがあって欲しい

良くてサブ機、下手するとお風呂専用端末か SIM を刺さないまま放置される予備機扱いになりかねないので、あまり多くを求めることはなかったのですが、とりあえず性能的には一昨年初めに買った Reno A よりモッサリ確実なメモリ 4GB 端末はいくら安くても最初に除外

5G 対応は、普段 5G が必要と思うことはないのですけれど、
  • ガンバ大阪のホームスタジアムであるパナソニックスタジアムが 5G スポットになっている
  • サッカーの試合時に観客が多いと試合前やハーフタイムにパケ詰まりまくっていたのが 5G 対応機では割と快適に通信できるようになった
    (5G 対応、5G 対応機の増加で LTE でも以前ほど詰まることは無くなったようですが)
  • 他のスタジアムでも 5G スポットになっていたりで、混雑イベントでも 5G スポット対応の場所だと意外と行ける感触がある

ということから、今後のことも含めて 5G は要求仕様に含めました。それゆえ、昨年までのミドルクラス端末で安く売られている旧機種は除外となる端末が多くなりました。

ま、5G と言っても単に 5G エリアというだけでは今までどおり混雑時にパケットが飛ばなくなるのは変わらないのですが(F1日本GPは全然通信できずだったし、航空祭エアフェスタ浜松でも厳しい時間、場所があった)、5G スポットが整備されたところは意外と耐えるかな、っていうのが今年の個人的な印象です。



当初は、デザイン性に富んだ Nothing Phone (1) が大本命。しかし、懐事情から9月に入ってから買おうとしたら、購入希望モデルだった 8GB RAM / 128GB ストレージモデルのホワイトカラーがどこも売り切れ、しばらく様子を見ても(直販含めて)入荷する様子はありませんでした。

こりゃ、初回輸入分を捌き切ったら円安値上げするから追加入荷はないんだろうなぁ…


ということで、致し方なくブラックモデルを買うか、少し値段アップになる 8GB / 256GB ストレージモデルのホワイトを買うか、それとも他のスマホにするか…で悩むこと数週間。結局 Nothing Phone は止めました。

Nothing の特徴あるデザインは買うに値すると思いましたし、性能的にもミドルクラス端末としては十分。8GB メモリなら割と長めに使えそうですし、何よりミドルクラス端末には珍しいワイヤレス充電搭載というのは個人的にポイント高し。

ミドルクラスとしてはお高めだけど、IIJmio の MNP 購入なら4万円台前半でしたので(当時の価格)、一応予算の範囲に収まるかな、と。

ただ、数週間希望モデルの再入荷があるかどうかを様子見しながら考えていくうち、
  • デザイン性で買うのに好みの色を買えないなら意味ない
  • お値段高めモデルを買うほど欲しいわけでもない
  • そもそも、どうせサブ機でそんなに表に出して使うわけでもないからデザインを重視しても仕方ないのでは…
  • Nothing のブログや SNS をフォローしていたら、ちょっと格好つけすぎ感がキモくて印象が下がった

というところで、悩んだ挙句にスルーとなってしまいました。

きっと、ミドルクラスの Android スマホをメインに使っていたなら文句なしに買っていたとは思いますし、9月の時点で 8GB / 128GB / ホワイトがあれば間違いなく買っていましたが、こういうのは(在庫を含めた)出会いのタイミング次第であり、

気持ちが高まってる時を外すと買えない


モノはありますから、致し方ありません。今回は縁がなかったということで。

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そして Nothing を買うのを止めた後、

他に欲しいと思う製品はなく
半期末も迫ってくる中で
とりあえずコレで的に買った


のが、表題のモトローラ moto g52j 5G。

とにかく Nothing 購入で悩みすぎて月末 MNP まで時間がなくなってきて、MNP では IIJmio の au 回線へ戻る予定でしたので、最後は IIJmio の MNP 同時購入割引端末を眺めて1時間くらいで決めた感じです😓

正直言って、今のミドルクラス Android 端末はどれも一定の水準をクリアしていて使い勝手に不満が出そうにないのですが、反面どれも無難になりすぎて琴線に触れるものはなく、とりあえず

目の前にある候補から
少しでも買う意味を見出せる端末


を選んだつもりです。

(折りたたみ始め、10万円前後かそれ以上のハイエンド端末には魅力ある端末は少なからずあるけど、iPhone メインで Android スマホの使用頻度は高くない分、高価な Android 端末は買いづらいところ)

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「とりあえずコレでいいか…」的に選んだ moto g52j 5G ですが、もちろん、選んだからには選んだ理由はあります。その理由を以下に。
  1. 通常販売価格4万円以下、MNP 価格1万5千円台で、最近発売のミドルクラス機種ではやや安めで、要求条件を概ね満たしながら特徴(長所欠点両方)があって、試してみたい気がした

  2. 去年の旧世代端末の安売りじゃないので 5G 対応(au で使うので 5G の対応バンドは問題なし)

  3. j の型番どおり日本国内向けモデルであり、防塵防滴、おサイフケータイにしっかり対応
    (Edge 20 がしっかりとした防滴対応だったら、そっちだったのだが…)

  4. Snapdragon 695、メモリ 6GB なので性能スペック的には要求最低限だがクリア

  5. ミドルクラス端末では最大級の6.8インチの馬鹿デカ画面を試してみたかった(試したかった理由は後述)

  6. ミドルクラス端末のカメラには何も期待していないので、メモ+α的に撮れれば問題なし

  7. nanoSIM + eSIM 両対応、対応バンド的にも一般的な SIM ロックフリー端末と同じで、そのあたりも問題なし(ドコモ 5G で使う場合は注意はあっても au 回線なら全く無問題)

  8. モトローラ端末は Android OS を変にカスタマイズされていないし、プリインストールアプリも最小限なので、その点も好感

  9. デカい画面が売りなのに今どき有機ELじゃなく液晶、おまけにモノラルスピーカーというバランスの悪い仕様には目をつぶることにした(全部を満たせないのがミドルクラス端末)

  10. ワイヤレス充電も現状ミドルクラスでは(一部を除き)諦めざるを得ない点だから仕方ない

  11. よく比較されるライバル機と比べた場合、Reno 7A は Reno A の印象が良かったけどその後の端末はどれも魅力を感じない上に OPPO はアップデートが信用できない(個人的な印象です)、Redmi Note 11 Pro 5G は隙がないスペックで素晴らしいが MIUI OS が好きになれない、という消去法も理由の一端

ということで、決め手は

6.8インチの馬鹿デカ画面端末を
試しに使ってみたかった


ということに尽きます。

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(超小型Jelly2と比べると大人と子供)


そして、その馬鹿デカ画面端末を試してみたかった理由というのは、

来年、USB-C 端子になると噂される iPhone 15 シリーズだけど、望遠レンズの光学ズームが Pro Max(Ultra)だけに搭載されるという噂もあって、それなら Pro Max を買うことも検討しなきゃならないが、あの馬鹿デカ端末を持ち歩く気になるか?


という疑問を自分なりに試して解決するため。

つまり、

来年 iPhone 15 Pro Max (Ultra) を
買って大丈夫か?のサイズお試し


としての moto g52j 5G 購入です。

 サイズ (mm)重さ
iPhone 13 Pro146.7×71.5×7.65203g
iPhone 14 Pro Max160.7×77.6×7.85240g
moto g52j 5G171.0×76.8×9.10206g


いま使ってる iPhone 13 Pro、そして iPhone 14 Pro Max、それらと moto g52j 5G のサイズ比較は上記のとおり。

moto g52j 5G は 14 Pro Max と比べてだいぶ縦長、厚みもありますが、もし iPhone 15 Pro Max(もしくは Ultra)に望遠ズームレンズが搭載されれば、14 Pro Max より更に大きく厚くなる可能性は高いですから、g52j 5G で持ち歩く感覚はある程度参考になるのではないかと考えた次第。

そんなわけで、別に moto g52j 5G に魅力を感じた云々があまりなくて申し訳ないですが、強く買いたいモデルがなかった中での購入の決め手といえば、そんなもんで決まるのではないかと思います。



ちなみに、moto g52j 5G 購入で唯一迷ったのは、昨年モデルながら g52j の上位機種とも言える moto edge 20。

IIJmio 同時契約時における本機 moto g52j 5G の購入当時価格は、通常価格 34,800円、MNP 価格 15,800円でしたが、上位機種である moto edge 20 は型落ち扱いのせいか、通常価格 39,800円、MNP 価格 19,800円とリーズナブル。

edge 20 は昨年モデルですが、アッパーミドルクラス端末だったこともあって性能は少し上で 5G にも対応。カメラは g52j 5G が一般的なミドルクラス端末同様に広角と超広角だけに対して、edge 20 は3倍光学ズームの望遠カメラ付きもあって圧勝。Wi-Fi も今年モデルの g52j 5G が未対応の Wi-Fi 6E に対応済み。

それでいて g52j 5G と edge 20 の価格差が5千円しかないとなれば、断然 edge 20 を選びたくなるし、選びたかったのですが…

大型画面お試し端末だから、しばらく使ったらお風呂専用端末になる可能性は高いから防滴は外せないなぁ…防滴ないと完全に使わない端末になりかねない…


ということで、魅力あるけど撥水対応までの edge 20 を諦めて g52j 5G を選びました。(サブ機または第3端末扱いだから、おサイフケータイの有無は気にならないです)

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そんなわけで Nothing Phone を止めて、edge 20 を諦めて、という消去法というか、色々諦めた末に残った感じのある g52j 5G ですが、

とにかく大画面が欲しくて
ミドル端末故の多少の妥協を許容できれば
リーズナブルでコスパの良い端末


であることは間違いありません。

画面の大きさ全振りで少々バランスの悪さは否めず、同等クラスのライバル機種 Redmi Note 11 Pro 5G や OPPO Reno 7A の無難さと比べると隙があって推しにくいところはありますが、若干安いことも含めて悪くはない端末と感じています。

いずれにせよ、
  • スマホ買い替え、買い増しのキッカケが MNP で安く買えるタイミングだから
  • moto g52j 5G を選んだ理由が来年デカい iPhone を選んでも大丈夫かのテスト

というのですから、自分でも舐めた話だと思いますが、実は

いざ使い始めてみると
思いのほか気に入った


端末になりました。

ということで、次回は moto g52j をなんとなく2か月使ってきた雑感をば。