前回、スマホによる家電コントロール(いわゆるスマートホーム的な)デバイス SwitchBot Hub mini を今夏の Amazon プライムセールで買ってみたら、

これは使えるわ!
4千円くらいで試せるのに、なんで今まで買って使ってみなかったんだろう…orz


と、その便利さと安価に始められるハードルの低さ、そして試すことが遅きに失したことを若干後悔しました。

4千円から始めるスマートホーム(スマホの家電コントロール) 〜SwitchBot製品を導入して半年

導入のきっかけは前回記事でも書いたように「猛暑の中、帰宅した時に自宅がエアコンで涼しくなっていて欲しい」という出先からのエアコン・コントロールでありました。もちろん、その目的は4千円(×部屋数)で完全に達成されて満足しています。



今回の記事でも触れるように、エアコンだけでなくシーリングライトや扇風機その他のデバイスも遠隔コントロールし、室温監視およびトリガー動作もできるようにしましたが、それらはオマケでもあります(後述するように思ってた以上に便利なデバイスもありましたが)。

ただ、エアコンの遠隔コントロールだけでも

こりゃもう手放せないわ


となりました。

また、この手のスマートホーム的なメディア記事ではセットで語られることの多い Amazon Echo や Google Home などのスマートスピーカーは実は全く不要で、4千円程度の SwitchBot Hub mini と SwitchBot アプリだけで実現できるので、実は投資も最小限で済みます。

SwitchbotHubMini08


前回記事でも触れたように SwitchBot 製品の付属説明書やウェブの説明、サポートには難があるので、その点では多少ハードルがあるとは思いますが、類似製品より安価なこともあって、コストパフォーマンスはかなり良いと感じます。

最初に SwitchBot Hub mini(と速攻で使わなくなった Amazon Echo Show 5 など)を買って試して、SwitchBot Hub mini は即日「コレは使える!」と判断したため、追加の Hub mini を始め、色々な SwitchBot デバイスを買ってしまいました😅

明後日から Amazon の Black Friday セールも始まり、そのあたりでまた Switch Bot のセールも行われるでしょうから、メインの Hub mini 以外に買った Switch bot 製品についても半年使ってみた感想を、簡単に紹介して興味がある方の参考にしてもらえればと思います。



1. SwitchBot LEDシーリングライトプロ



先にも書いたように、お試しでまず1個買った SwitchBot Hub mini を自室に設置し、使い始めてすぐ
  • 「コレは使える!」と判断(主に外出先からのエアコンオン)
  • 値段にも見合うメリットが感じられた(ここは人それぞれ)

ので、すぐにリビングや仕事部屋などスマホ家電コントロールをする可能性のある部屋の分だけ追加の Hub mini を買い足すことにしました。

その際、Switch Bot の関連製品を色々見ていると

Hub mini の機能を内蔵した
LED シーリングライト


があることを知り、ちょうど自室のシーリングライトもそろそろ LED シーリングライトに交換しようと思っていた時でしたので、思いきって SwitchBot の LED シーリングライトを導入してみることにしました。

ぶっちゃけ言えば、家電製品の実績もないメーカーの家電製品を買うことには躊躇したのも事実で、ダメ元とまでは言わないものの、ちょっとエイヤ!という感じで買ってみたのが本当のところ。

ただ、
  1. Hub mini 自体が安いとはいえ 4千円程度することを考えると、その Hub mini の機能を内包した LED シーリングライトが1万円前後(8畳用)で買えるのはリーズナブル

  2. 部屋の中央の天井に設置する LED シーリングライトに Hub mini が内蔵されるので、小さいとはいえ Hub mini を置くスペース、電源を取るためのケーブルなどを這わす必要がなくなるのはスマート

この2点の魅力を感じて購入してみた次第です。

SwitchbotHubMini10


で、半年使ってみた感想ですが、

現状大満足


しています。まだ使い始めて半年なので耐久性が不明なこと以外は、実用上全く問題なく使えています

とにかく何が便利かって、

ライトの現在状態が判る


のは便利というか安心で、自室からリビングやダイニングへ移動した後、外出した後に部屋の電気の消し忘れもリモートで確認できるのは良いですね。(状態が見えなくても心配ならリモートでオフにすれば良いのですが)

そして、スマートホームにネイティブ対応の家電機器だとこういうこともできると判ると、

エアコンその他の機器も運転状態がスマホで確認できたらなぁ…


と思います。そのためにエアコンから何から買い変えるつもりはないですけれども…

SwitchbotHubMini06


Hub mini の機能としては単体製品と変わりないですし、リモコンの照射範囲も6〜8畳の部屋内なら問題なし。むしろシーリングライトと一体化している分だけ Hub mini 単体製品のように別途設置する場所や電源を取るケーブルを這わさなくても良いので、

これから LED シーリングライト導入 or 買い替えを考えているなら、この製品を候補に入れるのもアリでは?


と思うくらいです。(とはいえ最初の一歩、お試しは安価な SwitchBot Hub mini 単体製品を勧めます)

残念ながらウチではほとんどの部屋や玄関他が LED ライトに交換済みで、私の自室以外でわざわざ本製品を導入する部屋はないのですが、もっと早くに SwitchBot 製品を試して、この Hub mini 内蔵 LED シーリングライトも使えることを知っていたら、Hub mini を設置した仕事部屋やリビングその他にも導入していただろうと思います。

前述のように、Hub mini の機能が LED シーリングライトと一体化していると Hub mini 単体製品を別途設置したり電源ケーブルを這わさなくても良いので、その点は思いのほか便利でしたね。

SwitchbotHubMini12


また、シーリングライトとして肝心要の照明の機能、質についてですが、こちらは可もなく不可もなく。

今回本製品を導入した自室以外の LED シーリングライトは主に1〜2万円クラスのパナソニック製品を使っているのですが(一部東芝製品もあり)、それらと比べて特に劣る印象はありません。

機能的にも調光、調色、常夜灯、付属リモコンでのワンタッチタイマー(30分、60分)など一般的な LED シーリングライトの機能はあるだけでなく、SwitchBot の機能としてスケジュール機能などもありますから、全く不足なしです。

仕事部屋にも自室にも、6畳間に8畳用製品を付けていて(LED シーリングライトは一回り大きな光量の方が良いので)、仕事部屋がパナ製、自室が本製品ですから直接比較できるのですが、パナ製と比べて照明の質が大きく落ちる感じはないですね。いささか劣るとすれば、
  • 部屋全体への光の回り方はパナ製の方が若干良好な印象
  • 付属リモコンの照射範囲が SwitchBot 製品の方が狭くてライトに向けないと反応しにくい

この2点くらいでしょうか。

買って半年なので耐久性は分かりませんし、サポートには期待していませんが、先に書いた Hub mini 内蔵のメリット、パナ製 LED シーリングライトと変わらない値段で買えるコストパフォーマンスは、SwitchBot Hub mini を増やしていく際の選択肢として十分アリと言える製品だと思います。


2. SwitchBot 温湿度計



必要、不必要で言えば、特に必要のない製品ですが、SwitchBot Hub mini、LED シーリングライトと買って使って満足していたので、その勢いで買ってしまった温湿度計です。

SwitchBot の温湿度計は本来、

温度や湿度をトリガーに家電を自動操作


するためのもので、例えば
  • 室温が 30℃ を超えたらエアコンの冷房をオンにする
  • 湿度が 40% まで下がったら加湿器をオンにする
  • 湿度が 80% 超えたらエアコンの除湿をオンにする

といった設定を SwitchBot Hub mini と連動して行うことができます。

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そういった温湿度による家電機器の自動操作を設定するだけでなく、「室温が35℃を超えたらスマホにアラートを通知する」といったことも可能だったり、過去30日間/68日間の温湿度データーを保存しているので、その経過をアプリにダウンロードしてグラフ化、または CSV にデーター出力できるので、不在中の室温監視もできます。

はっきり言えば、私自身も特に必要なものではなかったのですが、お試しに1個買ってみたら室温の経過観察データーを見るのが結構面白かったので、リビングと自室 or 仕事部屋に置いて使ってます。

今のところ家電の自動操作トリガーとしては使っていないのですが、室温、湿度のアラートだけは設定しています。来夏はエアコンの自動オンのトリガーとして使うかもしれません。

SwitchbotHubMini05ASwitchbotHubMini05B


ちなみに、SwitchBot の温湿度計は旧型のノーマルタイプと新型の「プラス」の2種類があり、私は安いノーマルタイプを使っています。両者の違いは、
  • 両者とも温度・湿度の表示記録は同じだが、プラスには快適度という表示項目がある

  • 温湿度計に保存されるデーターの期間がノーマルは30日間、プラスは68日間

  • 設置方法がノーマルは、そのまま置き、簡易スタンド、マグネット、両面テープ接着だが、プラスはそれらに加えて吊り穴があったり、スタンドの角度が2段階に変えられる

  • サイズはノーマルタイプの方が若干小さい

  • プラスの方がお値段千円弱高い

といった差があり、私はプラスを買う必要性を感じなかったので、安いノーマルタイプです(2千円弱)。

SwitchbotHubMini16


温湿度をトリガーにして家電を自動操作ってのは、ペットを飼われている人なら必要性はあるかもしれませんが、そうでない人間にとってはあまり必要なものでもなく、お遊びの類になるかもなので、特に勧めません。

が、お値段も安いので、決して買って損した感じはなく、楽しんでるって感じですかね。


3. SwitchBot プラグミニ スマートプラグ



こちらは、コンセントタイプで電源をリモートでオンオフできる、いわゆるスマートコンセントと言われる製品。

壁のコンセントへ電気製品の AC ケーブルを挿す間に入れて、スマホやタブレットから通電をオンオフすることで接続した電気製品の電源を強制的にオンオフするものです。

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仕組み上、リモコンのある家電製品ではなく、昔ながらのハードウェアスイッチでオンオフするような電気製品、紐を引っ張って灯りをオンオフするライトとか、リモコンのない古いタイプの扇風機とか、そういったものに使います。

今夏の前に扇風機が1台壊れて、自室や仕事部屋でために使う扇風機がかなり旧型のものを納戸から引っ張り出して使っていたので、ちょうどそれをコントロールするのに使えると思って購入、しばらく使っていました。

今どきの家電製品はいくら安価なものでもリモコン付きが多いので、本製品の活躍の場は限られると思います(ウチも扇風機の季節が終わるとともに本製品も休眠期間に)が、それでも1個あるとリモコンなしの家電を制御するのに使えて便利です。

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購入してから消費電力を確認、記録できることを知りましたが、今のところ使っていません。消費電力が気になる家電は本製品を使わず SwitchBot でコントロールできていますし、消費電力計測のためだけに本製品をコンセントにかますほど気にもしていないので…😅


4. SwitchBot 人感センサー



これまた必要かと言われれば微妙なのですが、「部屋に入ったら照明が自動的に点く」という良くある仕組みを実現するために購入しました。

ウチでもトイレとか洗面所では人感センサーライトを使っているのですが、SwitchBot 製品を色々買っていく中で「自室や仕事部屋で入ったら点く仕掛けも試してみるか」と思って購入。

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電池式で配線も不要、本体も小さく、感度もそこそこ良いので、後付けの人感センサーとしては設置しやすく、SwitchBot 製品との連携トリガーとして色々使えて、その点はまずまず。

ただ、「部屋に入ったら照明が自動的に点く」用途として使ってみたところ、

部屋に入って照明が点くまでタイムラグあり


で、センサー一体型の照明器具、最初から人感センサーと連動して設置されている照明器具と比べると、ライトが点くまでの間があって、そこは(SwitchBot Hub mini によるコントロールがあるので)仕方ないとはいえ、期待した感じとはちょっと違うと思います。

部屋に入ってから照明のリモコンを持ってライトを点けるよりは早いですけれど、良くある人感センサーライトほどのレスポンスを期待していると少し期待外れになるかもしれません。

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とはいえ、人感センサーのない照明器具でも後付けで SwitchBot Hub mini と連携して人感自動点灯が可能になりますし、仕事部屋に子供が入らないように不在時にセンサーで入室を感知したら通知が来るようにできたりと(スマートスピーカーと連動して警告発声も可能)、用途は色々あって面白い一品かな、と。

私自身、部屋に入ったら照明が自動的に点けるために買いましたが、ちょっと別の用途にも使ってみようかな?と考えてもいます。(屋外では使えないので防犯には不向き)

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とまぁ、以上が半年前 Hub mini のお試し購入直後に追加購入した SwitchBot 製品です。LED シーリングライト以外は数千円で買えるものばかりなので、つい「試してみよ」と気軽に手が伸びるお値段というのも良いところというか悪いところというか…

それでも SwitchBot Hub mini も、関連製品も、色々買った割には「これは使えんかった」「これは失敗した」というのはなかったので、必要不必要は多少あっても、この半年間使ってきて不満はどれもない感じですね。