10月末のハロウィンが過ぎると、街や巷のショッピングセンターの飾りつけはクリスマスムード一色に。そして今年も各所のブラックフライデー、サイバーマンデーのセール時期が近づいてきたわけで、Amazon も今週末11月25日から Black Friday Sale を行う予告をしています。

Amazon ブラックフライデー 2022

近年 Amazon のセールが始まると、アフィリエイト狙いブログだけでなく大手 IT メディアまでセール品情報の記事で埋め尽くされウンザリするわけですが、それはともかく、Amazon は「ブラックフライデーセール」とともに、夏の始めのプライム会員限定「プライムセール」が2大セール期間。

過去に散々無駄遣いしてきた反省から、昨今はプライムセール、ブラックフライデーセールともに、

「ほしい物リストにある商品が安くなっていたら買う」
「プライムセールはポイント還元率が高いから、セールをしない商品、書籍類をまとめ買いしておく」
「安くなってるだけでは買わない」

という感じで自重?していますが、それでも今夏のプライムセールでも色々買ってしまいました。

で、夏に買ったもので新製品でもないため、今さらの話なのですけれども、

今年有数の無駄遣いと
今年有数の買って良かったを
セット買いした


話であり、これは年を越す前に書いておかなければなぁ…と思って、4ヶ月放置していた書きかけの記事を破棄、一から書き直して載せておきたいと思います。



今夏のプライムセールで「この機に一揃えして、チャレンジしてみようか」と思った一つが、

Amazon EchoとSwitch bot
による、スマホ家電コントロール


でした。(いわゆるスマートホーム的な)

なぜ急に思い立ったのか、正直記憶にありません。きっと、なにかネットをぶらついていて思いついたのでしょう😅

SwitchbotHubMini04


Smart bot 製品や Nature Remo など、この手の製品は前から知っていたものの、ぶっちゃけ

家電をスマホで制御?オンオフ?いちいち、スマホでアプリ立ち上げるより、そこにあるリモコン使った方が早いやん!!
声で指示できる?スイッチ押す方が面倒ないわ
家電をスマホで制御しようと思ったら、対応家電とか買わなきゃならないんでしょ?ちょっとの便利さに、そこまで金かける気はないわ…


と思って敬遠していました。たぶん、家電のスマホコントロールというものに対して、同じように思っている人は多いと思うんですよね。

ただ、始めてみて気がついたことでしたが(ちゃんと考えれば始める前に判ったことだけど😅)、

スマホの家電コントロールは
Switch bot Hub mini 一つ
4千円前後から始められる


わけで、Echo だの何だの他のデバイスは必要なし。初めの一歩はそう大きな投資は不要ということでした。



特に、巷でスマートホーム的なことを書いた記事では決まって声によるコントロールがフィーチャーされて Alexa や OK Google とか言って家電コントロールをさせようとしますが、それが別に要らなければ、

Amazon EchoもGoogle Homeも
スマートホームには特に不要


なわけです(OK Google, Hey Siri ならスマホでも可能だし)。それを考えれば、スマートホームの第一歩は 4千円くらいの Switch bot Hub mini 一つで始められるわけです。

SwitchbotHubMini02
(こういう宣伝に騙されがち…私も😅)


例えば、私が今夏、スマホの家電コントロールを試してみようと思った理由の一つが、

帰宅前に家のエアコンを付けて、帰る頃には涼しくしておきたい…


ということでした。

猛暑のピークに締め切って半日放置しておくと室温が 35℃を超えていることが度々あり、エアコンつけて冷えるのにも相当な時間がかかって、その間にまた汗だくになることが多かったので、それを何とかしたいと思ったのが、Switch bot Hub mini、スマートホーム機器導入のキッカケ。

猛暑の中でしたから家に帰る前に部屋を冷やしておきたい需要でしたが、これからの季節なら帰宅前に部屋を暖めておきたい、となるでしょう。

そんなエアコンのオンオフや温度調整、扇風機やシーリングライトその他リモコンで操作できる家電のスマホリモート操作は Switch bot Hub mini 一つで可能なため(後述する制限あり)、私は無駄な買い物をしちゃったけど、本来は初期投資は最小限で済むわけです。

自宅が Wi-Fi でインターネット常時接続が可能な状態なら、Switch bot Hub mini によるスマホリモート操作は家の外からも可能なので、先のように「帰宅前に家のエアコンを付けて帰ったら涼しい/暖かい」状態にできるわけです。

SwitchbotHubMini09
(宣伝にも使われる用途ですが…便利!)


設定自体は、分かりづらい、面倒ということはあまりない方だと思います。機械もの、設定ものが苦手という人にとっては多少のハードルがあるのも事実ですが、ある程度機械慣れ、スマホ慣れしている人なら高いハードルではないと思います。

特に、昔から売られている

複数のリモコンを1台にまとめる
インテリジェントリモコンと仕組みは同じ


なので、その手のインテリジェントリモコン(スマートリモコン)、多機能リモコンを扱ったことがある人なら、ハードルはだいぶ低いと思います。

スマホとイヤホンやキーボード、車などと Bluetooth でペアリングする作業と、使っているリモコンを学習させるフェーズの2段階ですが、どちらも今までにないナニカ特別な機能ではないので、落ち着いて順序立ててやれば、たいていの方は設定できると思います。(リモコンの学習は1つできれば後は同じ手順の繰り返し)

SwitchbotHubMini03ASwitchbotHubMini03B
(リモコンの学習はリスト選択も可)


ただ、注意すべきは
  1. リモコンの全ての機能が扱えるわけではない(主要機能のみ)
  2. リスト選択にない機械、リモコンは推定させて使うことになるが、その場合は自分でカスタマイズしないと使える機能が制限されることが多い
  3. 一部の機械を除いて、操作対象機械の現在の状態(オンオフの状態とか温度設定とか)を知ることはできない
  4. 家の外からコントロール可能だが、一部のマンション共用インターネットでは使えない場合がある

といった点があります。

「リモコンの全ての機能が扱えるわけではない」というのは、エアコンで言えばリモコンの表面にあるボタン、オンオフや冷暖房など動作の切り替え、温度設定、風量などの主要機能は使えるが、蓋の中に隠されているような細かい機能には対応していないことが多い、ということです。

ちなみに、タイマー機能についてはエアコン側のタイマー機能はコントロールできないものの、Switch bot Hub mini 側に多機能なスケジュール機能があるので、そちらを使うことになります。

リスト選択にない機械・リモコンの場合ですが、こちらはリモコン学習の時点で推定で「これでどう?」という感じで使えるようになるのですが、オンオフはできても首振りスイッチが使えない、といった感じで制限されます。

これについては自分でボタンカスタマイズすると使えるようになるのですが(これはインテリジェントリモコンと同じ)、Switch bot Hub mini のカスタマイズはお世辞にもユーザーフレンドリーではないので、慣れるまでは苦労すると思います。ここはちょっとハードルになりますね。

あと、「操作対象機械の現在の状態を知ることはできない」というのは、機械から現在の状態を送信する機能がないので止むを得ない制限です。ただ、現在の状態は判らなくても、スイッチをオンにする、暖房にする、24℃に設定する、というように指示はできるので、あまり不便は感じてないですね。

不便を感じるとすれば、安価な扇風機のようにオンスイッチとオフスイッチが分かれてなく、オンオフが一緒のスイッチになっていると現状動いているかいないかが判らないと困りますが、まぁ一部の機械のみなので割り切りが必要です。

次回で説明するようなスマートホーム対応家電なんかだと、現在の状態をスマホで知ることができて細かく対応はできますが、それは Switch bot Hub mini を試してみて「これは便利だ、もっと使おう」と判断してからで良いように思います。

SwitchbotHubMini07


実のところ、Switch bot 製品は最初に Hub mini を導入して「これは使えるわ」と判断できたので、追加導入するだけでなく色々な Switch bot 製品を購入して使っているのですが、はっきり言って

Switch bot 製品全般で説明が不親切


なところがあります。

メーカーのサポートページを見ても判りづらいことが多く、

ぶっちゃけ Switch bot のサポートには期待できないかなぁ


と思っています。人に勧める上で一番のネックになるのは、正直そこはあります。国内メーカーほどのサポートはなくても、最低限クリアすべきラインにも少々届いてないかなぁ、と。

モノの出来はどれもまずまず満足していて、コストパフォーマンスも同種製品と比べて良いと思うのですが、その分サポート的なところは割り引かれてしまってるのかな?と。その点はちょっと家電というよりガジェット的で、そこを苦労と思わない人向きなのは事実。

そういう意味では一般の人向けなのは Switch bot よりも Nature Remo なのかもしれません。友人知人で使っている人がいて話に聞くだけですので、Remo と関連製品がどこまでできるのか分かりませんが、少なくとも製品説明やサポートページは Switch bot よりずっと判りやすいですね。



ということはあるものの、私自身は

Switch bot Hub mini を導入して大満足


であります。家に帰ったら既にエアコンで部屋が冷えてる/暖まっているのは便利すぎて、もう手放せません。

……ま、家へ帰る前にスマホからエアコンを入れておかなければ意味はないのですけれども😅

いずれにせよ、外部からの家電コントロールだけでなく、リモコンが手元にない時にスマホ一つで操作できるのは意外と便利です。複数のスマホ、タブレットにアプリを入れることができ、設定は1回やればどのデバイスにも反映されるため、かなり便利です。

もちろん、Amazon Echo や Google Home とも連携できますし、スマホやタブレットへ OK Google や Hey Siri でコントロールさせることも可能です。(後者は別途設定が必要ですが、Amazon Alexa への設定はほぼ自動です)

今夏から使い始めて半年が経ちますが、

こんなことなら、もっと早くに使い始めておくんだった…


と、導入が今年になったことを後悔したくらいです。

この手の製品は合う合わないがあるので誰にでもオススメとは言いませんが、4千円程度でできるものですから、

「少しでも興味があれば一度試してみては?

と思います。今週末からの Amazon ブラックフライデーセールでは上記の Switch bot 製品や Remo 2 などもまたセール価格になるかもしれませんしね😁

次回は Switch bot Hub mini が「使える!」と判断して色々買った、他の Switch bot 製品について半年使ってみた感想を少々。(たぶん)