先月の iPhone 14 シリーズ、Apple Watch Ultra, Series 8, 第2世代 SE および第2世代 AirPods Pro の発表に続き、今月は M2 iPad Pro に第10世代無印 iPad と新製品発表・発売が続くアップルですが、当方は Apple Watch Series 8 だけで(一応)満足しております。

もちろん、iPhone を触らずとも音量調整ができるようになった第2世代 AirPods Pro も、2018年モデルの調子がずっと悪くて騙し騙し使ってる iPad Pro の買い替えもしたいところですが、如何せん円安価格を見れば、

欲しいだけで買わずに、壊れるまで頑張って使おう


と、この私でも自制心が働いてしまいます😅

初代 AirPods Pro も音量調節がイヤホンでできない以外は許容できているし(スマホが出せない状況でも一応 Apple Watch で音量変更は可能)、デカくて使わなくなったソニー WF-1000XM3 もあるので(他に安物 Bluetooth イヤホンが2つ)、少なくとも AirPods Pro が故障または紛失まで我慢がまがま…

色々問題を抱えている iPad Pro (2018) も

修理代が6万円以上もするのかー、一応使えているし、悩むなー


と言ってる間に円安値上げで修理代金も6万円台から気がつけば8万円超!となっていて、さすがもう修理へ出す気はしません。購入価格と大差なくなってますからね…

M2 iPad Pro が 124,800円〜、Cellular モデルは最低でも約15万円となって「高ええええ」と言うしかない価格ですけれども、本来は性能と価格のバランスの良さが売りだった M1 iPad Air が 9万円台から(Cellular モデルは 11万円台〜)、廉価版のはずの無印 iPad が約7万円と思うと、むしろ M2 iPad Pro が一番コスパ良いのでは…?

などと血迷いそうになりますが、次のアップル製品買い替えは MacBook Air/Pro の予定なので、こちらも我慢がまがま。というか、最近持ち出し用 iPad は iPad mini がメインで、iPad Pro は自宅の閲覧端末メインになっているので、騙し騙し使っていても何とか…そのうちマジで壊れそうだけど😅

そんなわけで、

円安値上げで無駄遣いせずに済んでる\(^o^)/


まさに円安万歳…なんてことはないのですが、我慢できるようになったのも事実であります。

AppleWatch8Buy5


そういった中で今秋の新製品で唯一、値上げを甘受して購入、買い換えたのが Apple Watch Series 8。こちらは4年使った Series 4 のバッテリーが厳しい状態でしたから、必要に駆られて已むを得ずでもありました。

その Series 8 が手元に届いて Series 4 から付け替えて使い始めてちょうど1ヶ月。改めてのインプレッションを簡単に。



1ヶ月経ってのセカンドインプレと言いながら、ぶっちゃけ言えば、

購入直後の印象から大きく変化なし


であります。

ただまぁ、一つ違うとすれば、

買って良かった感がより増した


ということでしょうか。

購入直後も(Series 7→8 の進化には乏しくても)Series 4 からの変化、進化の大きさに満足していましたが、1ヶ月使ってきて、その満足度はより大きくなったのは間違いありません。

不本意ながらの購入 Apple Watch Series 8(前編)〜思ったより7→8の進化はなかったけれど…
不本意ながらの購入 Apple Watch Series 8(後編)〜Series 4 から故に進化を感じられてそれなりに満足

上記の購入直後記事で書いたように「こんなことなら昨年 Series 7 を買っとけば良かった」感は今なお残ってはいるものの、買って使い始めてしまってますから、今さら言っても始まらないことは置いといて、今の満足感で十分!という気分であります😁

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改めて記しておくと、Series 7 → 8 の進化
  • 皮膚温センサー(発熱管理ではなく女性の月経管理が目的)
  • 衝突事故検出
  • 耐衝撃防塵防水機能の強化
  • セルラーモデルでの国際ローミング

といったあたりで、

Series 7→8の進化は全く使ってない


のは1ヶ月経っても変わりません。(衝突事故検出は使われないのが最善であります)

けれども、私の場合は4年前の Series 4 からの買い替えですので、Series 4 → 8 の進化として
  • 常時表示 (Series 5〜)
  • 高度計 (Series 5〜、常時計測は Series 6〜)
  • 血中酸素ウェルネスセンサー (Series 6〜)
  • 画面サイズ拡大 (Series 7〜)
  • USB-C ケーブル採用の急速充電 (Series 7〜)

と数多くの進化があって、いやホント、購入直後の記事で「4年分の進化は多くて一応満足」と書きましたが、一応も何も大満足です。

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Series 4 → 8 の買い替えから1ヶ月使ってきて、特に気に入ってるのは以下の4点。
  1. 常時表示マジ便利
  2. たった 1mm 拡大とは思えぬ画面の広さ、見やすさ
  3. バッテリーの保ち&新しい低電力モード
  4. 思ったより大きな性能進化

常時表示は Apple Watch Series 5 から導入された機能で、便利だろうとは思っていましたが、使い始めるともう手放せない機能。

おまけに昔、Series 5 の常時表示を店頭で試した時は、常時表示状態ではさほど見やすくなかったと記憶していたのですが、その後の常時表示状態での見やすさが改善されたせいか、

常時表示状態でも結構見やすい


のはビックリしましたね。スリープから起こして全灯状態にしなくても、時刻や一部コンプリケーションの確認には十分実用的。

私は前腕の形状がちょっと変なのか時計の表面が少し外向きになりがちなため、腕を手前に返してもなかなかスリープから起きず、Series 4 の時は時刻の確認に手間があったのですが、常時表示なら何もせず確認できるので「ちょっと時刻確認」の時のストレスが激減しました。

もちろん、人と会ってる時に時刻確認をしたい時に、腕を返して Apple Watch をスリープ解除して時計を見る、なんて失礼なことをせずとも時刻確認できるのも大きなメリット。

はっきり言って、私に取っては常時表示これ一つ取っても、メインストリームの Series 〇 が高いから安い SE で良いや、とはなれないくらいです。(SE には心電図機能もないし)

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(常時表示ではコンプリ部分もモノトーンにして欲しい)


次に印象深い進化と感じているのは、画面サイズ拡大。

ケースサイズの拡大は 40 → 41mm、たった 1mm の差なので「1mm くらい大きくなったところで大差ないや」と思っていたのですが、実際に使ってみると「え?たった 1mm なの?」というくらい画面の見やすさが違います。

進む老眼er には嬉しいことに

文字サイズを拡大しても
情報量は減らない😁


のは本当にありがたいことです。

そのせいもあってか、Series 3 から買い替えた連れ合いはもちろん、Series 4 からの買い替えである私にとっても、

画面上の文字を読むのが
随分と見やすくなった


と感じます。老眼er に取っては SNS、メールその他の通知の内容を読む楽さが Series 4 とかなり違うと感じられます。

Series 4 と比べてケースの拡大は 1mm でも、狭額縁化がさらに進んで画面サイズは 1mm 以上大きくなっているのでしょうし、また画面の輝度も上がってクッキリ見やすい表示になっているのでしょう。

いずれにしても本当に見やすくなって、

Apple Watch の実用度が増した


と感じる、この1ヶ月です。

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3点目は、バッテリーの保ち。4年間使っていた Series 4 のバッテリーがどうしようもなくヘタっていたので、新品の Series 8 に買い換えてバッテリーが十分保って全然違うのは当然ですが、1ヶ月使っていて思うのは、

Series 8 のバッテリーの保ちは、Series 4 を使い始めた時のバッテリーの保ちよりだいぶ良くなってない?


ということ。

もちろん、1日1回の充電が数日に1回でも大丈夫になったとか、そういうレベルの進化ではないのですが、丸一日、だいたい18時間使った後の残量が Series 4 使い初めとは明らかに多く残っている印象です。

Series 8 の使い始め1ヶ月では、朝7時から深夜0時超えるような時でも 30〜50%くらい残っていて、バッテリー消費が激しくなるワークアウトの類いを全くしない日だと残量 50% 前後残っている日も珍しくありません。(通知を受け取る量にも依りますが)

Series 4 購入直後も結構バッテリーは保っていましたが、ここまでではなく、

劇的なバッテリー延長はないけれど
性能アップしつつ改善はしてる


ことに、ちょっとインパクトを受けましたね。

バッテリー技術の進化、チップの省電力化、ボディサイズの微妙な拡大や部品の小型化によるバッテリー容量の増大。色々なものが細かく積み重なってのことでしょうが、劇的な改善ではなくても私はちょっと評価したいと思ったところです。

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(スタジアムではガンバ大阪サポの応援で音量警告😅)


またバッテリーといえば、watchOS 9 からの新しい低電力モードがなかなか使えるヤツ。

今までの低電力モードは「バッテリーを最大限持たせるために、ほとんど何もできなくなる」だったのが、新しい低電力モードは「(GPS モデルの場合)必要なことは大体できる」ようになっています。

新しい低電力モードで使えなくなるのは
  • 常時表示
  • 心拍数のバックグラウンド計測&通知
  • 血中酸素濃度のバックグラウンド計測
  • ワークアウトの開始・終了忘れの通知
  • アプリのバックグラウンド更新やコンプリケーション更新の頻度が下がる
  • 電話の発信や幾つかの機能の起動が若干遅くなる
  • Cellular モデルでは Watch 単独での通信通知・電話着信ができなくなる

といった点で、GPS モデルを使っていて不便になるのは常時表示がなくなることくらい。あとはアプリの通知遅延に注意すればいいくらいでしょうか。

ですから、

新しい低電力モードは
必要なら使う気にさせる


モードになっていて、充電し忘れた時、充電できていなかった時、泊まりで充電器を忘れた時などには強い味方になってくれそうです。

また、Series 8 に買い換えたばかりのバッテリー状態ということもあって、低電力モードを試してみると(私の使い方では)1日の終わりに余裕で 50% 以上どころか 60% くらい残っていたので、

1泊2日の出張、旅行で Apple Watch の充電器を忘れても全然何とかなるなぁ


という安心感は出ました。スマホの充電器は忘れないですが、Apple Watch の充電器は忘れがちですからねぇ…

もちろん、これで Apple Watch のバッテリーの保ちが納得できるほど良くなった、とは言いませんし、1年2年使ってバッテリーがヘタってくれば状況も変わりますが、いずれにせよ、

バッテリー面での安心材料が増えた


のは間違いないところです。

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(音量計測といえば突然使えなくなるバグはどうなった?)


Series 4 → 8 に買い換えて1ヶ月使ってきて良かった点の最後は、処理速度の向上。

Series 4 から 4年も経ったのですから処理速度が目に見えてアップしていても当然ですし、搭載メモリ、ストレージも当然増量されています。ストレージは Series 4 の時点で使い切ってなかったので、倍増されても宝の持ち腐れですけど😅

watchOS 9 にした Series 4 でも別にモッサリではなく動作速度に不満はなかったのですが、

Series 4 では動作が重かったり、使ってるうちによく落ちたりしていたアプリが、Series 8 ではサクサク動くなぁ!😲


と、ふとした時に幾つかのサードパーティアプリを試してみて驚きました。

特に、Series 4 ではギリギリ使えていた程度の Twitter アプリ「Chirp」が Series 8 ではサクサク。4 では Timeline の文字情報を見るのもモッサリで、添付画像を見るとか無理でしたが(何枚か見ると落ちてた)、8 だと添付画像も含めて普通に TL を見ていけます。(動画も長尺でなければ見られる!)

Apple Watch で Twitter などの SNS をわざわざ見るようなことは滅多にないのですが(だいたいスマホも携帯しているので)、先述の Series 8 に買い換えての画面の見やすさ向上もあって、「意外と使える」存在になった気はしました。

watchOS 9 にした Series 4 と比べて、急に使い方が変わる、何か使い道が追加される、ということはないのですが、4 では割り切って使っていなかったことも使えるようになりそうな、そういった処理速度の向上を実感できたのは、全く想定外の嬉しさでした。

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以上、Apple Watch Series 4 から Series 8 に買い換えて1ヶ月使ってきた時点でのセカンド・インプレッションでした。

褒め褒めの内容ばかりでしたが、
  • Series 7 → 8 の進化の無さ
  • 円安による値上げ

この2点以外は文句を言うところはなく、前者については私の場合 Series 4 からの買い替えなので十分進化していますし、後者はまぁ買ってしまえば今さらの話になります。

ので、Series 4 から買い換えた私の、買った後の満足度は、ほぼ満点に近いと言って良いと思います :-D