今年の iPhone / Apple Watch 発表会はリアルタイムで見ることなく、どっぷり夢の中でありました。夢は見ていたけど内容は覚えていないので、どうでも良い夢だったと思いますが…

でもって、朝からまた病院での待合時間がありまして(珍しく家族分ではなく自分)、ようやく未明の Apple イベントで発表された iPhone、Apple Watch、AirPods シリーズ新製品の内容をチェックしているところです。

AppleEvent20220908

Appleのイベント - Apple(日本)

まぁほぼほぼ噂どおり、リーク情報どおりなのは例年どおりであり、今年は特に「おおっ!?」と目を惹くこともなく、タイトルにも書いたとおり

どれも今回はマイナーアップデートで
円安の影響だけが目立つ結果に


なっており、なんともモヤモヤするというか、

進化の内容もグッとくるものでなければ、それでいて(円安の影響で)どんどん値上げ、となれば全く心が動かないのは仕方ないでしょう…


という感じであります。円安値上げは全くアップルのせいではありませんが…

ただ、今回発表時の Apple 為替レートは 136円/ドル。昨今の1ドル140円を軽々と突破してからも止まるところを知らずな為替状況を考えると、むしろまだ良心的?という為替レート。

逆に考えると、現在の Apple 為替レートが実勢に比して円高ですから、

このまま円安がさらに進み、1ドル145円、150円となれば、追加の国内価格値上げは必至だろうなぁ


という予測も成り立つわけです。口先介入しかできない岸田政権が急に方針転換でもすれば別でしょうが、いま第三者が見てそういう雰囲気は皆無ですしねぇ。

AppleWatch8Buy4


でまぁ、私としては
  • 円安値上げ前に iPhone 13 Pro へ買い替えたので iPhone 14 シリーズは予定どおりスルー

  • Apple Watch Series 8 もマイナーチェンジで買い替えたくなる要素ナッシングだけど、4年前の Series 4 のバッテリーがマジヤバなので已む無く購入(不本意)

  • AirPods Pro 第2世代も思っていた以上にマイナーアップデートだし、第1世代で特に不満ないのでスルー

という方向。iPhone は(次の 15 Pro と噂される)USB-C 端子仕様になった時に買い替えです。

というわけで、細かい仕様、特徴などはメディア記事を読めば判ると思いますので、それぞれの製品について、個人的な雑感を箇条書きで端的に。


▽ iPhone 14 Pro シリーズ

iPhone14Pro_Release

iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Max - Apple(日本)
前面デザイン一新「iPhone 14 Pro/Pro Max」。常時表示ディスプレイ初採用 - AV Watch
iPhone 14 Proと13 Proの違い:プロセッサ、ディスプレイ、カメラが大きく進化 - ITmedia Mobile
iPhone 14/14 Proの実機に触れて分かった“違い” Plusのサイズ感やProの新ノッチはどう? - ITmedia Mobile
「iPhone 14 Pro」「第2世代AirPods Pro」現地レポート…Proならではの要素を探る【実機】 | Business Insider Japan
  • 今回の Pro シリーズの目玉はノッチがなくなってパンチホールになったこと。ですが、単丸●じゃなく横長のデカいパンチホールなんてノッチと大差ないし、個人的にはむしろノッチより格好悪く感じるので正直どうでもいい、パンチホール>ノッチという風潮に流されたせいなのかもしれませんが、「パンチホールにすりゃええってもんじゃないだろ…」という印象だったのですが…

  • 今回の売りの一つである「ダイナミックアイランド」機能の動画を見てみると、

    大きなパンチホールを逆手にとって
    ギミック付けて売りにするアップルらしさ全開


    と思いましたね。馬鹿デカパンチホールを誤魔化すための苦肉の策感もなくはないですが、欠点を欠点のまま出さずに格好良く見せるセンスは昔から秀逸であり、他者との違いでもあります。



    とはいえ、普通にしていたら単なるデカすぎパンチホールでありますから、購入予定でもある USB-C 端子になると噂される次期 15 Pro では少しでもパンチホールが小さくなることを期待しております。

  • 目立つのはノッチ→パンチホール化でしょうが、むしろ常時表示ディスプレイの方が他社から先取りの機能でしょう(既に Android で実現してる端末はありますがメジャーではない)。昔のガラケーでもあったような、折りたたみ端末の背面小型ディスプレイでの時計表示、通知表示の延長線上、10年経って戻ってきた感があります。

    スマホを置き時計代わりにしている人には便利でしょうが、目に映る範囲に常に時計が表示されているのは好みじゃないし、スマホを見るときはしっかり手に取るので現時点では常時表示にあまり意義は感じない…

    と思っていたのですが、ゲリラ豪雨対策の雨雲レーダーとか FR24 のフライト情報とか、そういったものを常時表示させておくのは意外といけるかもしれませんね。

    これだけで買い替えるところまでは行かないですが(iPhone より常時表示が有効だと思ってる Watch でもそれだけでは買い替えなかったわけですし)、そのうち有効に使っている誰かの表示を見せてもらいたいな、とは思っています。

  • ノッチ→パンチホールと並ぶ、今回の 14 Pro シリーズの目玉はメイン広角カメラの高画素化、4,800万画素化ですけど、実は

    メイン広角カメラの画角が
    26mm相当から24mm相当に変更


    となっているので、使い始めは慣れた画角からちょっと広くなる違和感を覚えることも多いかと思います。動画を撮ってる人なんかは影響あるでしょうね。

  • メイン広角カメラの高画素化については、通常4画素混合の 1,200万画素で画質、高感度優先、必要に応じて 4,800万画素で撮れる切り替え式、というのは Android では何も珍しくもない一般的な仕様なので、今さら語るほどのことでもないでしょう。

    ただ一点、今回の 15 Pro で一番魅力に感じるのは 4,800万画素のメインカメラを活かした

    トリミング切り出し2倍望遠モードの搭載


    以前から Pro シリーズの望遠カメラは(メインの広角カメラに対して)3倍望遠になっていて、望遠馬鹿としては望遠カメラが長焦点化してくれたのは嬉しく、iPhone 11 Pro → 13 Pro に買い替えて満足している点の一つなのですが、

    望遠馬鹿として望遠に強くなるのは良いけど、やっぱり標準画角(50mm 前後)となる2倍望遠がないのは超不便だわ…


    と常日頃感じていました。もちろん従来 Pro でも2倍相当にズームできるわけですが、それはデジタルズームであり画質は萎え萎えです。(デジタルズームはせいぜい 1.5倍)

    1画素あたりの光量を考えると 4,800万画素から切り出し2倍ズームはクワッドピクセル混合の通常撮影よりは画質が劣るでしょうが、13 Pro までのデジタルズームよりは遥かに良いのは間違いありません。

    14 Pro シリーズのカメラが、超広角(0.55倍)、広角(1倍)、標準(切り出し2倍)、中望遠(3.2倍)を切り替えて使えることになったことだけは、14 Pro が羨ましいなぁ、と思うところです。そのためだけに買い替えることはありませんが…

  • ただ、13 Pro でも辟易している背面のカメラの出っ張りが(メインカメラだけは)さらに酷くなって、人に見られる側の背面のデザインが醜くなる一方なのはウンザリ。ケースをしない裸ユーザーとしては使い勝手も落ちる。むしろ AQUOS R7 とかライツフォンの馬鹿デカ一つ目の方がデザインとして真っ当に感じますね。

  • メインカメラと比べて弱かった超広角、望遠カメラの暗所性能が向上したのは順当進化だけど魅力。(特に望遠)

  • 前面カメラも AF 搭載、暗所性能向上というのは、スマホのセルフィー能力が売れ行きを左右する現在では当然でしょうね。

  • ディスプレイが少し良くなった、処理速度がまた速くなった、高速充電の強化、自動車衝突事故の検知、衛星通信による緊急 SOS 機能とかは、なるほどそうですか程度で。

  • デュアル SIM だけでなくデュアル eSIM に対応、さらに米国モデルは SIM トレイ廃止という、アップルの先取りでどんどん廃止省略するぞ、が見られて、15 ではグローバルモデルもそうなるのかと戦々恐々。(eSIM 賛成派だしイヤホン端子廃止の時はどうでもええわだったけど SIM トレイ廃止はあと2年は猶予が欲しいところ)

  • 噂どおり端子は Lightning のまま。次は頼むで。

  • 指紋認証搭載は噂すら聞かなくなりましたが、12/13 以降のマスク付き顔認証でまぁまぁ満足できているので別にもう要らないかな…。特に画面埋め込みタイプの指紋認証はサクッとストレスフリーの認証が難しいので要らないっす。

  • また少し厚くなって、微妙に重くなった。萎えますね。


▽ ノーマル iPhone 14 シリーズ

iPhone14_Release

iPhone 14とiPhone 14 Plus - Apple(日本)
アップルが「iPhone 14」発表、6.1インチでA15 Bionic搭載 - ケータイ Watch
「iPhone 14 Plus」、6.7インチで13万4800円から - ケータイ Watch
「iPhone 14/14 Pro」は何が進化した? iPhone 13シリーズとスペックを比較する - ITmedia Mobile
  • mini が廃止されて Pro Max と同じ大画面の Plus が復活。一部だけが熱狂的に好む小型端末は売れないのを mini が改めて証明してしまったし、平均単価も上昇するし、当然の施策かな。

  • 周りでも大きな画面の iPhone は欲しいけど Pro Max はちょっと高すぎ…という人は何人もいたので、個人的にも歓迎。

  • Pro と無印の画面サイズも同じになり、Pro とノーマルシリーズの差別化はカメラ以外薄まっていたが、搭載チップに一世代の差を付けたことで Pro とノーマルの差別化が顕著になった。ぶっちゃけ 12〜13 は無印と Pro の値段差がちょっと納得できなかったが、今回は妥当。

  • 広角カメラやインカメラ若干明るくなったり、自動車衝突事故の検知、衛星通信による緊急 SOS 機能の追加があったけれど、

    無印 13 は 12 との差が最小限


    なので、ちょっとだけ安くなった 13 を買うのもアリかと(1万円少々の差なら最新機種を買った方が良いとも言えるけど)。

    iOS のアップデートが終了した iPhone 6s/7/初代SE ユーザーはもちろん、8/X や XS/XR 世代のユーザーも買い替え時期ではありましょうが、機能強化が最小限で円安価格の今は控えめな買い替えにしておくのも悪くないように思います。(MNP の 激安 12 が復活すればそれもありなんでしょうけど)

  • 無印はほとんど機能追加、強化がないのに 0.15mm も厚くなっている不思議!

  • 大画面が欲しい人は Plus 一択。まぁ円安のせいで全然安くなっていない(少し前の Pro Max と大差ない値段…)


▽ Apple Watch Series 8 / SE / Ultra

AppleWatch8_SE2_Ultra_Release

Apple Watch Series 8 - Apple(日本)
Apple Watch SE - Apple(日本)
Apple Watch Ultra - Apple(日本)
アップルが「Apple Watch Series 8」発表、低電力モードで36時間駆動 - ケータイ Watch
アップルが「Apple Watch SE」新モデル発表 - ケータイ Watch
アップルが「Apple Watch Ultra」発表、過酷な環境下にも対応 - ケータイ Watch
  • メインストリームである Series 8 の強化は皮膚温センサー(2ヶ所)。体温計のような発熱管理ではなく、女性の月経管理が目的っぽい。血中酸素センサーの強化や血圧計、血糖値センサーを期待していた身としては(事前の噂でないと分かっていても)ガッカリ。

  • 皮膚温センサー以外の Series 8 での追加&強化機能は、バッテリー持続時間が2倍になる低電力モード、iPhone 14 シリーズでも追加された自動車衝突事故検知、セルラーモデルでの国際ローミング対応、耐衝撃防塵防水機能の強化のみ。

  • 第2世代 SE は従来と比べて、処理性能の強化(Series 8 / Ultra 搭載の S8 チップのアンダースペック版)、Series 8 でも追加された自動車衝突事故検知のみ。だが、初代 SE もそろそろ watchOS アップグレードから外れそうなくらい古い性能なので、SE 買うなら第2世代一択。

  • 第2世代 SE はメインストリームモデルにある心電図計測、血中酸素計測、常時表示ディスプレイ、高速充電、高速充電の機能がないので(もちろん Series 8 で追加された皮膚温センサーもない)、Series 8 との価格差なりの機能差、性能差はある。皮膚温センサーとかどうでも良ければ、在庫で少し安くなった Series 7 を買うのもアリ。

  • Ultra はデカくて高くてエクストリームからは遠い私には無関係なので…

  • Ultra は Garmin 対抗ということらしいが、周りにもいる Garmin 信者を崩すのはなかなか難しいというか、信頼性を求められる環境では今まで頼れてきた信用がモノを言うから、どこまで使ってもらえるかな…?という印象(バッテリー駆動時間もまだまだだと思うし)

  • 円安値上げのおかけで、一番安い GPS モデルの組み合わせの価格が Series 7 発売時の Cellular モデルと同じで、マジ萎える…orz


▽■ 第2世代 AirPods Pro

AirPodsPro2_Release

AirPods Pro(第2世代) - Apple(日本)
第2世代AirPods Pro。ノイキャン性能2倍、空間オーディオ対応39,800円 - AV Watch

  • 新チップで最大2倍のノイズキャンセリング性能、空間オーディオ、ヘッドトラッキング強化、通話音質強化、バッテリー駆動時間強化と至極当然なアップデートだけで、最上位モデルなのにロスレスオーディオには対応しなかったのは解せぬところ。

  • iPhone の TrueDepth カメラでユーザーの耳の周囲を撮影して、頭の形をもとに空間オーディオのパーソナルプロファイルを作成するのは良いね!ソニー機でも空間オーディオ用プロファイルの作成はしたけど、こちらの方が楽チンそう?

  • 第2世代 AirPods Pro はイヤホン本体の機能強化よりケースの方が色々と機能強化されていて、ケースを見失った時のために音を鳴らす機能、Apple Watch の充電器でも充電可能になり、ストラップホールまで付いたのは少し驚き。

  • 個人的に唯一、第2世代 AirPods Pro が魅力的に感じた点は

    スティック部分を上下になぞって音量調節


    ができること。AirPods はイヤホンだけでの音量調節が難しかったので(Siri に話すとかないし)、これはかなり欲しい機能。って、初代から付けておけよ…

  • ただまぁ、初代には不満がないことはないけど買い替えるほどでもないというか、4万円はさすがに手が出ないので、円安が収まるまで買い換えられないかも…

  • 充電端子が Lightning のままなので、iPhone 同様に充電端子が USB-C になってから買い替えかなぁ、という方向。その頃には円安も収まってくれてると良いのだけど…



今回の新製品に思うところは、こんなところでしょうか。とにかく進化の度合いが小さくなってるのに円安値上げ直撃では、買い替えテンションは上がりようもないのは止むを得ません。

iPhone の進化はともかく、まだ色々進化して行っても良いはずの Apple Watch に今ひとつ惹きがなかったのは、個人的に一番残念でした。とはいえ、series 4でここまで我慢してきてバッテリーが限界に来ているので予約注文しましたが…不本意な買い物ではあります(´Д` )

もちろん、新しい iPhone それはそれで常時表示ディスプレイまわりで色々と楽しいことはありそうですが、できることに進化、広がりはなさそうですから、その楽しみは次回買い替え、端子が USB-C 化した 15 Pro に期待しておきたいと思います。

そんなところで…


(型落ちSeries 7が安くなった時に買う手もあったが…)