2021年も残すところ、あと3日となりました。昨年に続き、コロナ禍が世界中を覆ったままの1年でありましたが、医療関係者の皆さま、政府関係者の皆さまのおかげで、希望者にはなんとかワクチン接種が進み、秋以降は一定の希望と安心が得られた年の瀬でもありました。
とはいえ、今年も泊まりの旅行や遠征を行うことなく、いつもの、ごく狭い範囲で過ごすことの多かった一年になってしまいました。体力的にも精神的にも衰えが見え始めるお年頃だけに、こういう状況が続くと来年以降、ふたたび精力的に動き回れる自信も無くなってきます。
また、長い緊急事態宣言時期があったため、お買い物的にも秋口までは近場で使う用途のものが多かったかもしれません…と言いながら、いつもの IT ガジェット系が多いお買いものになっていますけど。
■ 昨年末「お買いものベスト2020」に選んだ製品のその後 2021
昨年のお買いものベスト10で取り上げた製品は上記記事でも紹介していますが、割とどれも今でも使っています。翌年になったら全然使わなくなっていた、という製品も時々あるんですが、昨年分についてはそんなこともなく、振り返ってみて一安心でした☺️
ということで、前置きはこれくらいにして、とっとと今年のお買いものベストの紹介にいきたいと思います。
なお、毎年のことですが、私のお買い物評価であって一切の普遍的な評価尺度は存在しません。買ったことによる満足感、コストパフォーマンスや自分がどれだけ使ったか、今後とも使いそうか、そういったものが加味されての評価なので、ご了承ください。
(製品のトータル評価も適当な点数として横に付け加えていますが、製品評価の点数がお買い物評価の点数や順位と一致しない適当な数値であることは分かってもらえると思います😓)
今回の前編では、まず 2021年のお買いもの第10位から第6位までを。
とはいえ、今年も泊まりの旅行や遠征を行うことなく、いつもの、ごく狭い範囲で過ごすことの多かった一年になってしまいました。体力的にも精神的にも衰えが見え始めるお年頃だけに、こういう状況が続くと来年以降、ふたたび精力的に動き回れる自信も無くなってきます。
また、長い緊急事態宣言時期があったため、お買い物的にも秋口までは近場で使う用途のものが多かったかもしれません…と言いながら、いつもの IT ガジェット系が多いお買いものになっていますけど。
■ 昨年末「お買いものベスト2020」に選んだ製品のその後 2021
昨年のお買いものベスト10で取り上げた製品は上記記事でも紹介していますが、割とどれも今でも使っています。翌年になったら全然使わなくなっていた、という製品も時々あるんですが、昨年分についてはそんなこともなく、振り返ってみて一安心でした☺️
ということで、前置きはこれくらいにして、とっとと今年のお買いものベストの紹介にいきたいと思います。
なお、毎年のことですが、私のお買い物評価であって一切の普遍的な評価尺度は存在しません。買ったことによる満足感、コストパフォーマンスや自分がどれだけ使ったか、今後とも使いそうか、そういったものが加味されての評価なので、ご了承ください。
(製品のトータル評価も適当な点数として横に付け加えていますが、製品評価の点数がお買い物評価の点数や順位と一致しない適当な数値であることは分かってもらえると思います😓)
今回の前編では、まず 2021年のお買いもの第10位から第6位までを。
- 第10位 富士フイルム XF10-24mmF4 R OIS
- お買い物評価:86点 (製品評価:92点)
▽良かったところ- 超広角F4ズームとしては小型軽量で描写も安定、値段もまずまずとバランスの良い製品
- 防塵防滴仕様の後継レンズが出たが光学性能はほとんど変わっていないので、防塵防滴が不要ならむしろリーズナブルに買えた
- 最高レベルの写りではないかもしれないが、過去使ってきたニコンやキヤノンの小三元 F4 超広角ズームと比べて断然良い
- X-S10 と組み合わせると若干レンズヘビーだが、十分に許容範囲内
- 何かと不満の多かったニコン AF-S 16-35mm f/4G ED VR と入れ替えて幸せになれた
▼ダメなところ- ほぼ不満はないが、敢えて言えば Xマウント比較的初期のレンズのせいか、AF がさほど速くはないくらい(が、通常用途で不満を感じることは皆無)
- 本レンズというより Xマウントの悪いところだが、レンズ側の絞り操作が他のレンズと異なる場合があって、絞りオートの操作にまごつくことがある
- RAW ではそれなりに歪曲がある(が Xマウントは JPEG 撮影基本なので関係なし)
- 比較的初期のレンズなので今後予想される高画素ボディにどこまで耐えられるかは??
◇雑感
Xマウントにおける安心安定の超広角ズームレンズ。特筆するところもなければ欠点や不満もほとんど感じない、面白みとかには無縁で、評価する言葉に困るレンズだが、信頼して使える、良い意味での実用レンズ。
XF35mmF1.4 R とともに、Xマウントに戻ってきてキットレンズの他で最初に揃えようと思っていたレンズで、その選択は間違いなかったと思っているし、Xマウントを使い続けてる限りは長く使えるはず。
7Artisans 12mm F2.8 みたいなお遊び広角レンズを買ってしまったのも、ダメならこのレンズがあるし〜、という余裕があったからこそ。お気軽お散歩カメラとして富士フイルムに戻ってきた分、X マウントレンズにはあまりお金をかけてないけれど、本レンズは多少出しても大正解、大納得であった。
贅沢言えば、もう少し小型軽量のレンズの方が X-S10 に合うけれど、Xマウントの広角レンズにはあまり選択肢がないので、やっぱりコレで安定って感じ。
ただ、私がどうしても超広角レンズを必要とするのは、航空祭などでブルーインパルスの一部の演目(サクラ、スタークロスなど)だけなので、コロナ禍で航空祭が全滅だと最初から判ってる今年冒頭に買うことはなかったのは、買った後で気づいた😅
なので、正直言って稼働率は低いし(お出かけスナップで時々使うくらい)、前述のとおり面白みも何も無い実用製品ではあるので、お買いものとしては家電製品を買った感覚に近くて、そのあたりを加味すると製品としては不満なくても、慌てて買っちゃったかな?という反省込みで、第10位。
■ 8年ぶり2度目のXF35mmF1.4 R & WR じゃない方のXF10-24mmF4 R OIS 〜2度目のXマウント生活を彩るレンズたち(その1)
■ X-S10 購入から半年で使ってきたXマウントレンズの極めて適当な雑感【前編】 - 第9位 アップル AirTag
- お買い物評価:88点 (製品評価:88点)
■ AirTag - Apple(日本)
▽良かったところ- 「iPhone を探す」機能などと同じく転ばぬ先の杖として、安心とまでは言わないけど、それに多少近い何かを提供してくれる
- 大して利用者もいないサードパーティ製と違って圧倒的な iPhone ユーザーの数をベースにしているので、この手のサービスで初めて実用的と思える検知能力(と推測)
- iOS 15 から、AirTag(を付けているモノ)と離れたら通知が来るようになり、紛失だけでなくちょい忘れ物程度にも効果があり、利便性がかなり高まった
- 離れても通知を出さない例外場所が指定できるのも便利
- AirTag 自体の価格はリーズナブルとは言えないまでも高いとは感じず、もう1個追加するのも大して負担にならない絶妙な価格
- iPhone が新しめなら AirTag までの距離が近い場合は距離、方向を示してくれるのは自宅内紛失に便利
- AirTag までの距離、方向が出なくても AirTag から音を鳴らして存在を知らせることが可能
▼ダメなところ- 財布、小銭入れへ入れるには分厚すぎるので、カードタイプの薄型 AirTag を切に希望
- AirTag の音を鳴らす機能は、AirTag から出るのは小さな音なので(デバイスのサイズから仕方ない)、自宅内ならともかく外出先では役に立たない
- 1個1個の値段が高いとは思わないが、2千円台が理想的
- キーリングなど純正アクセサリーがデバイスより高い Apple らしい
ボッタクリ信者価格。
◇雑感
Tile などこの手のデバイスは既にあったし知っていたけれど(少なくとも日本では)一部の好事家だけのものであり、それゆえユーザー数や専用ポイント数が少ない状況では、いくら自分が買って付けていても誰も見つけてくれへんやろ…とスルーでした。
Air Tag も、Air Tag 同士または Air Tag ユーザーでデバイスを探す仕組みなら、きっとスルーしていたでしょう。
ところが、日本では半分近いシェアを占める iPhone そのものがサーチングデバイスになるというのですから、その網羅具合はかなりのもの。その時点で「それなら実用的かも?」と予約購入を決めました。
当初は「万が一、紛失した時に役に立てばいいな」という転ばぬ先の杖(になったらいいな)レベルでしたが、iOS 15 からの機能強化で Air Tag から離れると通知が来る仕組みが搭載されたことで、一気に利便性が上がったと思います。
手元にあるはずの Air Tag を入れたバッグやポーチをうっかり忘れて店を出たり、離れてしまった場合、目を離した隙にスッと持って行かれた場合、自分と Air Tag を入れたバッグやポーチの距離が離れれれば、多少のタイムラグはあっても通知が来るのは、かなり実用的かつ安心材料です。
私自身はまだ Air Tag のお世話になったことはありませんが、周りではもう2人が忘れ物、紛失物の回収のキッカケに役立っているのを見ていますし、私自身、時には「探す」アプリで確認して安心することがありますから、十分役に立ってます。
1個 3,800円、4個セットだと1個あたり 3,200円という価格は安いとも言えませんが、多数の iPhone ユーザーの力によって位置検出能力がかなり実用的と考えると高くはないように思います。いくら安くても使えない代物に付けられる値段はないですからね。
最初に家族や友人と分け合って4個セットを買い、1個試して満足できそうだったので、今では自分だけでも4個使っていますが、維持費は年イチのボタン電池代だけですので、暫定的な安心感と引き換えに十分納得できる出費だと思っています。
あとは、多少電池の保ちが悪くなってもいいから、財布などに入れやすい薄型タイプを出して欲しいですねえ。
■ アップル AirTag 使い始めて10日間、ほんの少しの雑感 - 第8位 Kindle Paperwhite (2021) シグニチャーエディション
- お買い物評価:89点 (製品評価:97点)
■ 【NEWモデル】Kindle Paperwhite シグニチャー エディション (32GB)
▽良かったところ- (多少の)狭額縁化によるサイズ感そのままに画面拡大、暖色ライトの追加による色調調節、充電端子の USB-C 化、シグニチャーエディションのみ自動調光、ワイヤレス充電機能が追加され、電子書籍リーダーとしてほぼ完璧な形になった
- 今までは Kobo のリーダー端末と比べて機能的に劣るところも多く、防滴以外目立った機能はなかったが、これで見劣りすることは無くなった。
- シグニチャーエディションはお値段高めだが、また3年以上使うと思えば十分に元は取れる
- 目に優しいアンバーを加味した色合いにできる色調調節、外光によって輝度を自動調整する機能は快適な読書に欠かせない
- Kindle 電子書籍リーダー最大の難点である動作速度の遅さも、劇的ではないながらも多少改善されている
- 画面拡大&動作速度改善でコミックの読書が本当の意味で実用的になった(セリフの文字がだいぶ潰れにくくなった)
- 充電端子が USB-C になったので、使用機器から microUSB 絶滅に向けてまた一歩前進
- サイズは半回り大きくなったが、持った感じの印象はあまり大きく変わってなく、従来の感覚の延長で使える
▼ダメなところ- 機能的にはほぼ文句なしになったが、その分だいぶ高くなった
- 内容を考えると2万円という値段は高いとは言えないが、タブレットよりは使用頻度的に低くなるので、お買い物具合としてはちょっと奮発した感
- ノーマルモデルに自動調光機能さえあればノーマルモデルで良かったし、今のところ自動調光機能が思ったほどじゃないので、ノーマルモデルでも良かったかなぁ…感はちょっとある😅(ストレージは8GBで十分だし)
- タッチパネルの感度が前モデルより落ちた?と思えるくらい微妙
- 自動調光機能は調光範囲が狭くて作り込みが足りない感
- モッサリ君が多少改善したとはいえ、バックグラウンドで書籍のダウンロードを行っている時をはじめ、まだまだモッサリを感じることも多い
- テスト機能から正式機能になって久しい内蔵ブラウザは、有名サイトすらロクに表示できないままで使い物にならないまま変わらず
- 機能的にはほぼ網羅したので、あとはページ送りのハードウェアボタンさえあれば…(と思うが、それは最上位機種の特権かな)
◇雑感
2018年に発売された前モデルを予約購入してから3年、そろそろ新モデルをよろしく…と待っていたら、予想以上に力の入ったアップデートモデルとなって発表されました。この秋、というか今年、iPad mini と並んで「ほぼ完璧やん!」と思わせてくれたデバイス。
今度出る Kindle Paperwhite は(動作速度の若干改善以外には)せめて充電端子が USB-C になっておいて欲しいなぁ…程度に思っていたので、画面サイズの拡大や暖色ライト追加による色調調整機能の追加、さらには上位版シグニチャーエディションの追加には驚きました。
経験上、この手のデバイスには自動調光機能は必須だと思っているのでシグニチャーエディションを発表即予約するのに躊躇いはありませんでしたが、さすがに2万円という価格は(電子書籍リーダーに出す金額としては)だいぶ金額が上がってきたなぁ、という感じはあります。
タブレットと異なり単一目的のための、それもタブレットで賄えることを目の健康や快適性のためだけに余分な出費をしているとを思えば、金額的にはそろそろこのあたりが限界かなぁ、という気はします。
その点を考えて、お買い物評価としては少々厳しめの点をつけましたが(シグニチャーエディションの機能がノーマルモデルに全て入っていれば文句なしにトップ3以内でした)、購入したことに全く後悔はなく、細かい点を除けば、ほぼ満足の逸品ですし、Kindle ストア中心に電子書籍してる人には勧められる一品です。
ノーマルモデルの方は既にセール価格になっていることもあるので、たいていの人にはノーマルモデルで良いと思いますが。
■ 【NEWモデル】Kindle Paperwhite (8GB)
■ 新型 Kindle Paperwhite (2021) シグニチャーエディションと1週間【前編】 〜旧型のセール価格に負けず新型を勧めたい
■ 新型 Kindle Paperwhite (2021) シグニチャーエディションと1週間【後編】 〜使えば細かい不満はあるが長く使えるフルモデルチェンジ - 第7位 Uniheartz Jelly 2
- お買い物評価:90点 (製品評価:85点)
■ Unihertz Jelly 2 - 3インチ小型FeliCaスマホ | Unihertz
▽良かったところ- 手のひらで包み込める、本当の意味での手のひらサイズスマホ
- デニムなどの前ポケットに入れても違和感がないくらい小さい
- 超小型だが性能はミドルクラススマホと変わらず、2021年現在の環境ならモッサリ感は皆無
- 超小型でもメモリ 6GB、ストレージ 128GB、外部SDXCカード利用可能と普通に使える仕様
- 手のひらサイズスマホだが、おサイフケータイが使える
- 超小型なのにイヤホン端子を省略していないし、充電端子もちゃんと USB-C
- 超小型ゆえに画面も超小型だが、その分、指は画面全体に余裕で届くし、安価な端末の割にタッチパネルの反応も悪くなく(文字入力以外の)操作性は意外と悪くない
- サイズも画面も超小型なのでブラウジングや動画視聴には向かないが、電話や IC 決済、ちょっとしたメールの確認などガラケー+α感覚で使うなら最適(サイズもガラケー)
- お値段も2万円台半ばと同クラス性能のスマホと大差ないし、キワモノスマホとしては安くて気軽に?買える価格、コスパは抜群に良い
- ごくマイナーなスマホゆえにサードパーティからケースや画面保護シールは期待できない分、(安いのに)ちゃんと付属している。
▼ダメなところ- サイズ的に仕方ないがカメラは全然ダメ、5年前の iPhone 以下
- サイズ的にバッテリー容量が少ないこともあって、待ち受けだけでもどんどんバッテリーが減っていく(待ち受けだけで丸1日が限界、ただし充電もあっという間)
- 指紋認証機能があるが、精度は良くない
- 画面が小さすぎ(解像度が低すぎ)るせいで、dポイントカードなど一部のポイントカードアプリのバーコードが正常に表示できない
- QR コード決済は可能だが、画面が小さすぎるせいで読み取りが上手くいかず、レジで何度か試行錯誤してもらわないと読み取れないことがある(そういう意味ではICカード決済を使うのが良い端末)
- 画面が小さすぎてサイトによっては表示が乱れる
- 超小型ではあるが、端末の厚みは通常のスマホの数倍あって分厚いので、カバンに入れる際は場所を選ぶ(厚みのある分だけ持ちやすいけど)
- 画面が小さすぎて、ウェブブラウジングやゲーム、動画視聴、電子書籍というスマホのメジャーな用途には向かない(スピーカーもショボい)
- とりあえず老眼には向かない端末(使うならガラケー的用途に限定で)
- 操作性は見た目の印象ほど悪くないが、文字入力は仮想キーボードでで画面の大半が埋まってしまうので向かない
- 超小型端末ゆえ内蔵アンテナも弱いせいか、明らかに電波の掴みが弱い
- 最近のスマホでは当たり前の防滴仕様ではない
- 手厚いサポートを期待して買うものではない
◇雑感
一般的なスマホと比べると圧倒的に超小型、なのにサクサク動作&おサイフケータイ OK、おまけに安い。
過去に使ってきた Android スマホでは Xperia mini (pro) が最も心に残ってる私のような人間には、ドキューン!とクリティカルヒットな端末。
一般的なスマホの用途を考えると上記で書いたように不向きな点がいっぱいありすぎてとても薦められないが、サブのスマホ、予備端末として、またガラケーのような電話主体の端末として使うなら十分に実用的。
私の場合、仕事回線用の SIM を入れてガラケー代わりに使っていることが多く、もしくは予備回線の楽天モバイル回線を入れてモバイルルーター代わりのテザリング専用端末にしているかの、いずれか。
どちらにしても、スマホ的な用途には使ってないし、使うつもりもない。けれども、サブのスマホ、予備のスマホとしてみた場合、小型軽量であることの強みは大きい。
ニッチすぎるので他人に薦めようとは思わないが、手頃な価格なので、上記の良さが分かる人なら一度試してみては?と言える、かも :-)
■ お気に入りになったミニサイズ Android スマホ「Jelly 2」日本版【1】〜Xperia miniが大好きだった私は買わずにはいられなかった編
■ ガラケーとの2台持ち感覚で使っているミニサイズ Android スマホ「Jelly 2」日本版【2】 〜ちゃんと2台目端末として持ち歩いて
■ 超小型軽量なのに性能妥協なし&お手頃価格なミニサイズ Android スマホ「Jelly 2」日本版【3】 〜1ヶ月使っての率直な◯と× - 第6位 Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W
- お買い物評価:91点 (製品評価:93点)
■ Anker PowerCore 10000 PD 25W | モバイルバッテリーの製品情報
▽良かったところ- USB PD 対応で最大 25W (9V 2.78A) と、このサイズのモバイルバッテリーとしては出力大きめ(9V 3A 対応機器なら結構充電が速い)
- 10,000mAh クラスのモバイルバッテリーとしてコンパクト
- USB-C 端子だけでなくレガシーな機器のための USB-A 出力も用意され、USB-C との2台同時充電が可能
- 一部の Android スマホなどで採用されている PPS 対応
- モバイルバッテリーでは(一応)安心安定の ANKER 製
▼ダメなところ- USB-C 端子だけ使っている時は最大出力 25W だが、USB-A 端子と合わせて2台同時充電する際は、両端子合わせての出力が 15W まで落ちるガッカリ仕様
- 付属ケーブルは、USB-C to C ケーブルに USB-C to A の変換アダプターが付いているのだが、その変換アダプターは USB 規格違反(便利だけどね)
- 前モデルより出力アップした製品だが、コストダウンのためであろう、パッケージや取説の表記が旧製品そのまま
◇雑感
今夏の感染爆発のピークが過ぎ、私自身も2回目のワクチン接種から半月以上が過ぎて、
もうちょっとしたら気兼ねなく外出できるようになりそうかなぁ?長らく緊急事態宣言などで活躍が減っていたモバイルバッテリーも出番が復活しそうかな?
そう思って、放置気味だったモバイルバッテリーの動作確認をしたところ、使わない間にお亡くなりになっていた製品が1つ、購入から4年以上が経ってバッテリーが膨らんできた製品が1つ。
ということで、久しぶりに新しいモバイルバッテリーを買おう、そもそも今後は USB PD 対応、USB-C 出力のモバイルバッテリーに統一していこう、そう思って購入したのが本製品。
購入した時はまだ緊急事態宣言中だったため、外出も最低限+α程度でしたが、秋になって解放されて公私ともに “いつもの行動範囲” 以外への移動が増え、と同時にモバイルバッテリーの活躍も増えました。
その中で痛感したのが、出先での USB PD 急速充電はマジありがたい!ということ。
私自身、コロナ禍前は USB PD 対応モバイルバッテリーは持っていたものの、やや重めの製品だったため、あまり持っていく機会がなかったのですが(そして大して使わないうちに死亡)、本製品はサイズ、重量とも日々持っていく気になる許容範囲内。
そして、いざ持ち歩いて使ってみれば USB PD の急速充電は助かりますね。ちょっとした休憩の時にしか充電できない場合などには強い味方すぎます。
ということを実感したので、今年のお買いもの第6位に挙げました。
USB-C / USB-A 2台同時出力時に大きく出力が落ちる仕様はイマイチどころかイマ3くらいですが、それを別にしても便利に感じています。(次期モデルでは改善して欲しいものですが)
一応、製品の質やサポートには定評のある ANKER 製で 3千円台の価格というのは、決して安いとは言えませんが高いわけでもなく、どこか知らないブランドの安物モバイルバッテリーを買うよりは安心して使えます。モバイルバッテリーは加熱発火リスクがありますからねぇ。
今後、各種デバイスの充電が USB-C / USB PD に収斂していくのは間違いないですし、自分のデバイスもそうなっていく過程で、次にモバイルバッテリーを買い増す時も第一候補になりそうです。
■ 久しぶりにモバイルバッテリーを買ったら色々進化?してた 〜 容量・出力とサイズが高バランス Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W
まずは前半、10位から6位まででした。明日は次点その他、ベスト10に入れなかったけど、ひとこと言いたいモノを取り上げていきます。
(続き)→ だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2021 【中編】次点その他