以前、X-S10 購入&Xマウント出戻りから半年で買った Xマウントレンズの雑感記事でも触れましたが、半年ほど前にマニュアルフォーカスのコンパクトな超広角単焦点レンズ 7Artisans 12mm F2.8 を購入していました。
■ X-S10 購入から半年で使ってきたXマウントレンズの極めて適当な雑感【後編】
上記記事でも軽く使った感想を書きましたが、しばらく使った後にもう少しちゃんとした感想でも書いておこうかと思っていたのですが、すっかり忘れておりました。

ので、今さらですが、半年使った感想を(上記記事の頃とはちょっと感想は変わっているので)記しておこうかと思います。
ただし、当方はレンズの良し悪し、味その他を語れるほどの知識も経験もないので、単純に使ってみた感想しか言えませんので、その手の真っ当なレビューをお探しの向きは他を当たっていただきたく、よろしくお願いいたします。
■ X-S10 購入から半年で使ってきたXマウントレンズの極めて適当な雑感【後編】
上記記事でも軽く使った感想を書きましたが、しばらく使った後にもう少しちゃんとした感想でも書いておこうかと思っていたのですが、すっかり忘れておりました。

ので、今さらですが、半年使った感想を(上記記事の頃とはちょっと感想は変わっているので)記しておこうかと思います。
ただし、当方はレンズの良し悪し、味その他を語れるほどの知識も経験もないので、単純に使ってみた感想しか言えませんので、その手の真っ当なレビューをお探しの向きは他を当たっていただきたく、よろしくお願いいたします。
X-S10 でXマウントへ7年ぶりくらいに戻ってきた当初から、超広角レンズは純正ズームレンズ XF10-24mmF4 R OIS を購入するつもりでしたし、実際に手に入れて今に至るまで満足しています。
APS-C ミラーレス専用の超広角レンズらしく比較的小型軽量でありながら、描写は周辺まで(個人的には)不足なくしっかりしており、それまで使っていたニコンの AF-S 16-35mm f/4G ED VR で感じていたストレスを全部解消してくれ、メインマウントで使えない点(当たり前)を除けば殆ど不満はありません。
ただ、X-S10 で購入したのは「小型軽量なお気軽お手軽撮影サブシステム」という目論見でしたから、
という思いが出てきて、お散歩用の小型軽量な超広角単焦点レンズを物色し始めました。
むかし使っていて気に入っていた純正 XF14mmF2.8 R や、MF ながら 14mm 以下の超広角で F2.8 という LAOWA 9mm F2.8 も候補に上がっていたのですが、
という理由で却下となり、それでも LAOWA 9mm F2.8 とは随分迷って買ったのが、廉価な MF 超広角単焦点の 7Artisans 12mm F2.8。
廉価な MF レンズでお馴染み 7Artisans ですから、12mm F2.8 の超広角レンズも 2万円台前半。本レンズを選んだ理由としては、
といったところです。
端的にいえば、懐具合とも勘案して
という判断でした。そもそも、超広角レンズの稼働率はそう高くないので、結果的にそれで良かったと半年経った今も納得しています。

(7Artisans共通の白箱)

(安くても真っ当なパッケージング)

(簡素な取説その他)
さて、本レンズ 7Artisans 12mm F2.8 を使い始めて1ヶ月程度だった以前の記事では、使用感として
と書きましたが、半年経って色々なシーンで使ってみて言及しておきたい点は1つ。
絞ると周辺描写は改善されるが、四隅の流れは F8 くらいまで絞っても止まらない点は、半年使ってきて一番気になる点です。個体差である可能性もありますが。
安価でコンパクトな超広角レンズですから四隅が流れる、周辺描写が厳しいのは当然のことで、周辺まで完璧を求めるなら高価で重いレンズを選択すべきであり、そこを求めるのは間違っていますが、撮るもの、撮り方には注意すべきことだと思います。まぁ慣れた方には当たり前のことでしょうけど。
ですので、
と安易な考えで紅葉スナップなどに持って行ったりすると、撮影したのちに
と自分の安易な選択を後悔する羽目になる場合もあります。
ま、こういうのは 7Artisans 12mm F2.8 が悪いのではなく自らのズボラさが悪いだけですけどね。7Artisans 12mm F2.8 は予めそういうレンズ(小型軽量安価な反面、周辺描写など画質は妥協)ということを分かって買ったのに、
ことを忘れちゃうと失敗するという話ではあります。
四隅に描写が気になるものを置かない、画面全体に等質性を求める被写体を撮らない/構図にしない、ということに注意すれば十分使えるレンズであり、2万円台前半の安価かつ小型超広角レンズとして値段なりに満足できるものだと思っていますが、その分、使い方には注意ではありますね。
本来の使用目的である、お気軽お散歩レンズとしてみた場合、
この2点は改めて記しておくべき点かな、と思います。うっかりすると前玉に指がすぐ触れちゃいますし、雑に扱うと傷つけてしまいそうですから、持っていくにはお気軽レンズですが、扱いはお気軽とまでは言えません。
とはいえ、
は気軽に持ち出せて良いですね。マニュアルフォーカスという難点はありますが。
ただまぁ、キヤノンから RF16mm F2.8 STM なんていう廉価で小型軽量な純正フルサイズ AF レンズが出てしまった今では、APS-C 用レンズでこの程度の小型軽量さは、なんのインパクトもありません。
Xマウントでも小型軽量&安価な XF11mmF2.8 R とか出ませんかね?まぁ高画質&単価 ageage ⤴️⤴️ 志向な昨今の富士フイルムでは、たとえ超広角単焦点レンズが出ても小型軽量安価というのは望めそうもないですが…

(かぶせフードはメタル仕様)

(フードは凸な前玉保護としては微妙)

(激安25mm F1.8と)

(X-S10とのバランスはちょうど良い)
あと気づいた点としては、超広角で被写界深度が深いので適当スナップの時はある程度絞って当たりをつけて適当マニュアルフォーカスでも撮れるわけですが、逆に厳密にしっかりピント合わせしようと思うと、X-S10 の EVF では拡大表示を使ってもやりづらい、くらいですね。
とりあえず、安い超広角レンズだからといって逆光でボロボロになるようなことはないし、お手軽お気軽超広角レンズとして値段分の働きはしてくれています。
ただまぁ、自分への戒めとして、いくら本レンズが小型でも、画質を担保したい時には多少嵩張っても純正 XF レンズをちゃんと持っていこう、ということを書いて〆ておきたいと思います。
APS-C ミラーレス専用の超広角レンズらしく比較的小型軽量でありながら、描写は周辺まで(個人的には)不足なくしっかりしており、それまで使っていたニコンの AF-S 16-35mm f/4G ED VR で感じていたストレスを全部解消してくれ、メインマウントで使えない点(当たり前)を除けば殆ど不満はありません。
ただ、X-S10 で購入したのは「小型軽量なお気軽お手軽撮影サブシステム」という目論見でしたから、
一眼レフの超広角レンズと比べると圧倒的に小型軽量な XF10-24mmF4 R OIS だけど、お気軽お散歩レンズとしてはちょっと大きく重いかなぁ?
という思いが出てきて、お散歩用の小型軽量な超広角単焦点レンズを物色し始めました。
むかし使っていて気に入っていた純正 XF14mmF2.8 R や、MF ながら 14mm 以下の超広角で F2.8 という LAOWA 9mm F2.8 も候補に上がっていたのですが、
- XF14mmF2.8 R は換算 21mm 相当で今どきあまり超広角感もなく、以前購入時より相当値上げされていて書い直す気になれなかった。
- LAOWA 9mm F2.8 は画角も色乗りも魅力だったが、AF 中心で MF レンズはお遊びレベルでしか使えない自分に6万円以上は躊躇った
という理由で却下となり、それでも LAOWA 9mm F2.8 とは随分迷って買ったのが、廉価な MF 超広角単焦点の 7Artisans 12mm F2.8。
廉価な MF レンズでお馴染み 7Artisans ですから、12mm F2.8 の超広角レンズも 2万円台前半。本レンズを選んだ理由としては、
- XF10-24mmF4 R OIS という満足してる超広角レンズがある中、サブのお散歩レンズにも関わらず高いモノを買うのは躊躇われた
- 35mm 換算 18mm 相当は今どきの超広角レンズとしては大して広がり感はないものの、逆にお散歩広角スナップとしては使いやすい画角
- 他に 75mm 相当、38mm 相当の2本の MF レンズがあるので、お遊び MF 縛りセットとして持ち歩くなら超広角単焦点レンズも MF レンズの方が良さげだし、画角的にも良いセットになりそう
- 7Artisans は激安8千円台レンズの 25mm F1.8 を使っていて、「安かろう、それなりだろう、なレンズだけど値段以上の価値はある」と感じているので、期待し過ぎなければ使えるはず、と判断
といったところです。
端的にいえば、懐具合とも勘案して
お気楽お散歩用のサブレンズ
だからお手軽価格優先で
だからお手軽価格優先で
という判断でした。そもそも、超広角レンズの稼働率はそう高くないので、結果的にそれで良かったと半年経った今も納得しています。

(7Artisans共通の白箱)

(安くても真っ当なパッケージング)

(簡素な取説その他)
さて、本レンズ 7Artisans 12mm F2.8 を使い始めて1ヶ月程度だった以前の記事では、使用感として
- 小さいけど、サイズに比してそんなに軽くはない
- 開放での周辺描写は目を瞑るしかないが(価格的にも)、絞れば改善され悪くない
- 逆光で派手なフレアやパープルフリンジ大爆発にはならず、意外にやるやん感
- 歪曲補正も値段を考えると結構ちゃんとしてる
- 色乗りはボディとの相性もあるのか好みじゃないかも
- イマイチ寄りきれないのは一番不満
- フォーカスブリージング大きめ
- 個体差のせいか、レンズ脱着がしづらい
と書きましたが、半年経って色々なシーンで使ってみて言及しておきたい点は1つ。
絞ると周辺描写は改善されるが、四隅の流れは F8 くらいまで絞っても止まらない点は、半年使ってきて一番気になる点です。個体差である可能性もありますが。
安価でコンパクトな超広角レンズですから四隅が流れる、周辺描写が厳しいのは当然のことで、周辺まで完璧を求めるなら高価で重いレンズを選択すべきであり、そこを求めるのは間違っていますが、撮るもの、撮り方には注意すべきことだと思います。まぁ慣れた方には当たり前のことでしょうけど。
ですので、
超広角レンズを1本持っていきたいけど、XF10-24mmF4 R OIS は少し大きめだから隙間に入れられる 7Artisans 12mm F2.8 にしとくかな
と安易な考えで紅葉スナップなどに持って行ったりすると、撮影したのちに
あああ〜、周辺まで(比較的)ちゃんと写る XF10-24mmF4 R OIS を持っていくべきだった〜
と自分の安易な選択を後悔する羽目になる場合もあります。
ま、こういうのは 7Artisans 12mm F2.8 が悪いのではなく自らのズボラさが悪いだけですけどね。7Artisans 12mm F2.8 は予めそういうレンズ(小型軽量安価な反面、周辺描写など画質は妥協)ということを分かって買ったのに、
値段以上の役割を求めてはいけない
ことを忘れちゃうと失敗するという話ではあります。
四隅に描写が気になるものを置かない、画面全体に等質性を求める被写体を撮らない/構図にしない、ということに注意すれば十分使えるレンズであり、2万円台前半の安価かつ小型超広角レンズとして値段なりに満足できるものだと思っていますが、その分、使い方には注意ではありますね。
本来の使用目的である、お気軽お散歩レンズとしてみた場合、
- サイズに比して意外と重量感がある
- 前玉が凸レンズなので、安レンズとはいえ取り扱いに多少気を使う
この2点は改めて記しておくべき点かな、と思います。うっかりすると前玉に指がすぐ触れちゃいますし、雑に扱うと傷つけてしまいそうですから、持っていくにはお気軽レンズですが、扱いはお気軽とまでは言えません。
とはいえ、
バッグの隙間に入る超広角レンズ
は気軽に持ち出せて良いですね。マニュアルフォーカスという難点はありますが。
ただまぁ、キヤノンから RF16mm F2.8 STM なんていう廉価で小型軽量な純正フルサイズ AF レンズが出てしまった今では、APS-C 用レンズでこの程度の小型軽量さは、なんのインパクトもありません。
Xマウントでも小型軽量&安価な XF11mmF2.8 R とか出ませんかね?まぁ高画質&単価 ageage ⤴️⤴️ 志向な昨今の富士フイルムでは、たとえ超広角単焦点レンズが出ても小型軽量安価というのは望めそうもないですが…

(かぶせフードはメタル仕様)

(フードは凸な前玉保護としては微妙)

(激安25mm F1.8と)

(X-S10とのバランスはちょうど良い)
あと気づいた点としては、超広角で被写界深度が深いので適当スナップの時はある程度絞って当たりをつけて適当マニュアルフォーカスでも撮れるわけですが、逆に厳密にしっかりピント合わせしようと思うと、X-S10 の EVF では拡大表示を使ってもやりづらい、くらいですね。
とりあえず、安い超広角レンズだからといって逆光でボロボロになるようなことはないし、お手軽お気軽超広角レンズとして値段分の働きはしてくれています。
ただまぁ、自分への戒めとして、いくら本レンズが小型でも、画質を担保したい時には多少嵩張っても純正 XF レンズをちゃんと持っていこう、ということを書いて〆ておきたいと思います。