使っている iPhone 11 Pro も発売から2年近く経ち、今年は買い替え時。発売前の噂の内容から iPhone 13 シリーズはスルー風味だったものの、発表内容を見ると Pro のカメラが予想以上の進化で少々心動いたのは事実。

この秋の買い物について考えるどうでもいい話 2 〜 iPhone, iPad, Apple Watch いずれも買い替え時だが…
寝落ちして見られずだったアップル恒例・秋の発表会、iPhone Proは意外と盛ってきたし、iPad miniは全部盛り。さて…

とはいえ、カメラ以外の進化で惹かれるものは皆無だったので、3GS で iPhone ユーザーになって十数年、初めて同一機種3年目を迎えることにしました。もうスマホも進化はあまりないですし、現状でも満足度が高いので不満不便は感じないですから。

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にしても、今朝、家族を病院へ送ったその足でヨドバシカメラ梅田へ行き、開店時間前に着いてしまったこともあって開店直後に入店したのですが、ちょうど iPhone 13 シリーズの発売日ということもあって入店すると、全キャリアとも店員が通路に並んで「iPhone 13 シリーズの発売開始で〜す」と連呼勧誘。

昔はヨドバシ西口本店や梅田で予約開始日に並んで予約、発売日朝に必ずヨドで買っていたのですが、最近は SIM フリー機をアップルストアで買っているため、こういう光景は久しぶりでちょっとビックリ?されました😅

ちなみに、ヨドバシ梅田へ行ったのは iPhone 13 を買うわけでもなければ、iPad (mini) を買うわけでもない、全く別の家電機器の消耗品購入でしたので、全くつまらない用事でありました。家族を迎えに行くまでの待ち時間、秋風に吹かれてスタバっていたのが気持ち良かったくらいですかねぇ。

さて、そのヨドバシ梅田で新型 iPad mini は買わなかったのですが、ヨドバシカメラ通販で新型 iPad mini は予約しており、本日発売日に到着しました\(^o^)/

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初代 iPad mini を予約買いしたもののの手に合わずロクに使わなかった私としては、かなり買うかどうか迷っていたのは事実

今回の新型iPad miniは凄く良い
のは間違いないが、どれだけ使うだろうか?


という点が迷いのポイントでした。

なので、発表直後にアップルストアで予約はせず、少し経ってからヨドバシカメラのオンラインショップで予約しました。(コロナ禍ということもあって梅田や京都の店頭ではなく通販で予約)

予約したのは発表当日ではなかったので、「まぁ別に発売初日に届かなくてもいいや」と思っていたのですけど、発売前々日には商品確保&発送メールが来てました。さすがヨドバシ。

ちなみに、ネット注文なのに、納期がより早く確実なアップルストアじゃなくヨドバシを選んだ理由は、

貯まったポイントはアップルに使え


という鉄則を実行したため。(アップルの主力商品はポイント還元率が低いので、ポイントを使うと還元分も減るヨドバシのポイントはアップル商品に使った方が効率的という話。なお、ポイントは結局損する教の教義は聞き飽きたのでお帰りください)

コロナ禍以降あまり都心部に近寄らないのでヨドバシのポイントも細々としか貯まっていませんが、

このところ色々と出費続きで iPad mini なんて買ってる場合じゃないけど、貯めたポイントを使えば、少しは買うハードルも下がるか…


という、よくある言い訳を実行した次第であります😅

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(購入したのは64GB Cellular版)


ただまぁ、貯めたポイントを利用することで購入金額の数割が削減され買いやすくなりましたが、購入した理由はそういうわけではありません。

過去にminiは合わないと判断した私が
今回は買ってみよう/買うべきと判断した理由


は、以下の4点。普遍的な理由が2つ、個人的な事情による理由が2つです。


1. もしかして最初で最後の気合全開なモデルチェンジ?全部入りだから長く使えそう

既に多くの発売前メディアレビュー記事がネットに上がっていますが、

今回のminiは全部入り!


と言っても過言ではない内容。
  • Air 同様にホームボタン廃止&スリープボタンに指紋認証 Touch ID 統合
  • サイズ感変えずに画面が一回り拡大(7.9→8.3インチ)
  • iPad Pro 同様の USB-C 端子に変更!
  • iPhone 13 シリーズと同じ最新の A15 プロセッサ搭載(Pro と同じ 5GPU 仕様のクロックダウン版)
  • インカメラが超広角になって M1 iPad Pro や iPhone 13 シリーズと同じくセンターフレーム機能に対応
  • Apple Pencil は使いやすい第2世代に対応
  • Cellular 版は iPad Pro と同じく 5G 対応

過去の mini は搭載チップが世代遅れであったり、長らくモデルチェンジせず放置されるなど、ぶっちゃけ割と適当な扱いでありました。しかし今回は、mini には殆ど力を入れてこなかったアップルとしては驚くほど気合の入ったモデルチェンジ

一時期はもうこのままフェードアウト終了と言われていたのに、こんな最新スペックを積んでくるようになるとは…
ここまでやって売れなかったら、もう小型タブレット市場は無理と判断して止めるんとちゃうか?


そう思えるくらい。特に、iPhone 13 シリーズと同じ最新鋭チップを積んで、なおかつ iPad Pro と同じく端子が USB-C に変更になったことは、私にとっても大きな評価ポイント。

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従来のように搭載チップが1〜2世代前ならば、今回の廉価 iPad 第9世代のように「搭載チップを替えただけのマイナーチェンジは毎年ありそう」と思えますが、最新鋭チップを搭載したことは iPhone 同様、数年は全く不満ない処理速度が保証されたようなもの。

3年前に十数万円で発売、購入した iPad Pro (2018) は当時のタブレットとしては爆速でしたが、今でも全く不満ないレスポンス。今回 iPad mini 搭載の A15 は、その iPad Pro (2018) よりも処理性能は上ですから、そりゃもう通常のタブレット用途なら3〜4年、いや5年は大丈夫じゃないか?と思うわけです。

そして USB-C 端子採用、Apple Pencil も第2世代対応、Cellular モデルは 5G 対応、というのも含めて、

これだけ最新仕様が揃ってれば
長く使えるだけではなく
しばらくモデルチェンジも怖くない


と思うんですよね。Lightning 端子のままなら「近いうち USB-C 化するんだろうなぁ」なんて思いますが、そんなこともなく。

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iPad Pro として初めてフルモデルチェンジとなった iPad Pro (2018) を買って3年経っても全く不満のない状況を実感しているだけに、ここまでフルモデルチェンジしたなら

iPad mini は今回が買い時


と判断した次第です。

そして、アップル製品の常として、時間が経てば値下がりするわけでは無いので、どうせ買うなら発売と同時または直後で問題なし、と。


2. Android含めて小型タブレットはどこもやる気ない中、オンリーワンで意外とコスパ良い

今回の第6世代 iPad mini のお値段は Wi-Fi 版 64GB なら税込 59,800円。Android の 8インチ前後の小型タブレットは2〜3万円台の廉価端末がほとんどなので、それらと比べると絶対的な値段は高いです。

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でも、前項で示したように基本的な性能機能が iPhone 13 シリーズと同等レベルにあるわけで、

iPhone 13シリーズの値段を考えると
6万円弱って意外とコスパ良くない?


と思うんですよ。

有機 EL じゃなく液晶で、Face ID じゃなく Touch ID だけど、画面はずっと大きく、指紋認証もスリープボタ一体型で悪くない。(出先でマスクしてると Face ID は効かない上、iPhone みたいに Apple Watch 認証もないですし)

一般電話の通話はできないけど、FaceTime も LINE 通話も Zoom その他のリモート会議も問題なく、最新 iPad Pro、iPhone 13 同様のセンターフレームもある。

小型タブレットとして絶対的な価格は高め
でもスペックからすると特に高くない


そう思うのは私だけでしょうか。

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(Cellularモデルへの差額は変わらずボッタクリ)


2〜3万円台の Android タブレットの性能は、当然それなりです。ウェブブラウジング、電子書籍読書、動画視聴ならまぁまぁ使えるレベルですが(中にはそれすら厳しいものも売ってます)、それを越えた何か作業するには力不足なことがほとんど。自分が Android タブレットを代々愛用してきているからこそ、それは重々承知。

もちろん、小型タブレットは画面サイズからもブラウジング専用端末で問題ないでしょうし、処理性能的にそれができれば値段が安い方が良い、という人も多いのは判ります。私も寝モバ(ベッドサイド利用)端末はずっとそのような Android 小型タブレットであり、それで不足はありません。

ただ、持ち出し用小型タブレットとしては、もう少し余裕があった方が良い。画面が広くてもスマートフォンより明らかに遅い端末はモバイルだからこそストレスになりやすい。そう思うと、

最新スマホと併用しても見劣りしない
唯一の小型タブレットが新mini


であり、貴重な存在です。

大型タブレットなら iPad Pro は別格にしても Air にしろ、Android タブレットにしろスマホ並み性能は珍しくないですが、8インチクラスの片手で持てるタブレットではオンリーワン。これを買って/持っておけば小型タブレット端末に迷う必要がないと言えます。

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(男としては手が小さな私も掴めるサイズ)


私自身、寝モバ用の小型 Android タブレット選びに昨今は苦労させられて、どんどん選択肢が減っているので、場合によってはこの先の寝モバ端末も iPad mini にしようかなぁ、と思ってます。自分の寝モバ端末用にはちょっと大きいので、これから試して要検討ですが。

とにかく、アップルが iPad mini に力を入れてこなかったのと同様、Android 端末メーカーは(数の出ない、儲からない)タブレットに力を入れているところがまず希少で、中華系メーカーで高性能タブレットを出してるところはあれど、ほぼ全部10インチ以上のサイズという状況。

国内メーカーでは某社が頑張って細々と小型タブレットを売っていますが、最新モデルは Android 11 を搭載したのに、搭載チップは3年前のモデルで使っていた古いミドルクラスのまま。今どきの廉価スマホにも負ける処理性能のままなのを見ると、とても先々期待はできないですからねぇ。

あと、 iPhone 13 Pro を買わない代わりに Galaxy Z Flip 3 をどうしようか?なんて考えていましたけど、実のところ

興味は Galaxy Z Fold 3 の方があって欲しいけど、さすがに20万超の値段は手が出ず、でも小型タブレットとしての用途なら価格3分の1 の iPad mini で良いんじゃね?折り畳めないけど、それを嬉しがるのは最初だしねえ


などと Fold 3 を買えない言い訳で mini を買ってるところも無くは無いです。まぁ Z Fold 3 は小型タブレットとかそういう次元では無いですけど😓


3. M1 MacBook Airが良すぎてiPad Proの出番が激減、Airとペアを考えると…

ここから2点は個人的な理由であり、これが一番の理由でもあります。

昨年末に発売された Apple M1 チップ搭載の MacBook Air/Pro。Thunderbolt / USB-C 端子が2つしかない、などの制約はあるものの、圧倒的な価格対性能・速度のノートパソコンで、未だに大満足の買い物でした。今後ここまでコスパと満足度が高いパソコンを買えると思えないくらい。

でもって、M1 Air の圧倒的な性能と静かさ、熱くならなさ、があることで、

M1 Air購入後、iPad Proの出番が激減


しました。M1 Air の性能があまりにも飛躍して快適になったので、よっぽど持ち歩く端末のサイズ、重さを減らしたくない限りは M1 Air を持ち出す選択がほとんど。

もちろん、iPad Pro (2018) も未だに快適な性能で、書類の草稿を始めとする文章書きマシンとして、そしてApple Pencil 併用しての図表の下書き作成用として愛用してきましたし、未だに愛機と言ってもいいくらい気に入ってます。

ただ、M1 Air が良過ぎてねえ。以前の MacBook Pro や Windows ノートのようにファンの音を気にしなくて良いし、夏場でもほとんど熱くならないし、それでいて圧倒的にサクサク。iPad Pro + Smart Keyboard Folio も悪くないんだけど、選ぶ理由が減ったわけで。

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(質の良いUSB-Cケーブルが手に入るのも有り難い)


そうやって M1 MacBook Air(や Windows ノートPC)をメインに持ち出すようになると当然、持ち出して使うモバイル用タブレットもノートパソコンとペアで持ち出すのに相応しいサイズ、重量を求めたくなります

これが今回、私が「もう一度 iPad mini を使ってみよう」と考えた理由。それが上手く行くかどうかは判りませんが。

ノートパソコンは作業用端末としてはタブレット端末より遥かに効率的であり、できることも多いわけですが、閲覧用端末としてはタブレットの方が優れていることも多く、特に電子書籍読書やウェブブラウジングはタブレットの圧勝。さらに、移動中の車内とかでサッと見られるのはタブレットであることは言うまでもありません。

となると、ノートパソコンの他に閲覧用端末として別途タブレットも持っていきたいことがあるわけですが(特に出張時とか)、

ノートPCとタブレットを両方持ち出すのに
大きな iPad はサイズ的に微妙


でした。いつも iPad Pro とペアで使っている Smart Keyboard Folio を外して薄いケースに入れ替えても、ノートパソコンより一回り小さいだけのサイズは微妙でした。

多くの場合は「まぁ、スマホだけでええか」となってしまいます。寝モバに使っている Android 小型タブレットや家族が使っている古い iPad mini はモッサリ君かつ Wi-Fi しかないので、それを外で使うくらいならスマホでええわ、と。

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(電源アダプタは20W出力仕様)


そこに上手い具合にフィットするのは iPad mini だろうとは考えていましたが、今までの iPad mini はお世辞にも魅力ある端末とは言えませんでした。が、今回の第6世代 iPad mini は文句なし。

そしてまた、もう一つ。M1 MacBook Air が気に入って持ち出す機会が多くなったことも併せて、

iPadでのタイプにはもうこだわらない


と決めたことも、今回 iPad mini を買う理由になりました。

初代 iPad 以来、様々なキーボードを iPad とペアで使ってきましたが、iPad Pro + Smart Keyboard Folio を使ってきて重さや厚みという点で疑問に思うことも多かったので、もうあまり iPad でのタイプ作業環境には拘らないでおこう、と。

(iPad Pro + Smart Keyboard Folio の持ち出しやすいサイズ感と、意外とタイプに集中できる良さは捨て難いのですが)

以前は iPad mini サイズのキーボードも発売されていて、初代 mini の時はロジクールの iPad mini 用キーボードケースも買いましたが、iPad mini サイズのキーボードはキーピッチが狭過ぎて使い物にならないので、mini を買う限りはそこにこだわるのは止めようと。

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(と言いながらも試さずにはいられない私😓)


正直、過去に iPad mini は手に合わないと判断しただけに、今回の新型 iPad mini を自分がどうやって使っていくのかは不透明な部分もありますが、とりあえず

スマホとノートPCと一緒に持ち出すなら
手軽サイズと高速性を備えた新iPad mini


かなぁ、と思って購入した次第です。


4. カメラ機材と持ち歩ける iPad に最適では?

コロナ禍で撮影遠征はできなくなったものの、カメラと一緒にタブレットも持っていこう、と思うことは少なくありません。仕事をするわけでもないし、本気の写真現像を現地でやるわけでもないので、ノートパソコンは不要。でも大きな画面で写真を取り込んでチェックしたい、的な。

iPad Pro (2018) はそれを念頭に購入しました。端子が USB-C になり、USB 3 化もされたので、100GB 以上の写真データーを取り込むのも現実的な速度で取り込むことができ、それを閲覧、整理、仮現像もしていました。

ただ、iPad Pro はそれなりにデカいのでノートパソコン対応のカメラバッグじゃないと入らないことも多く、小型軽量なミラーレス機システムで出かける際、iPad Pro を入れるためだけに(大きな)カメラバッグを使うと本末転倒になってしまい、この点でも iPad Pro を持ち出さないことが多くなりました。

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で、今回の新型 iPad mini を見てみますと、
  • iPad Pro/Air と比べるとずっと小型軽量で、ノートPC対応じゃない中型カメラバッグでも十分入る
  • USB-C 端子だから普通のカードリーダーが挿せて読み込める
  • 処理速度は最新チップで爆速
  • 画面は液晶だが質の良さはアップルの伝統(Androidの安タブレットとは全然違う)

iPad Pro の良さをそのままに小型化した仕様で、撮影したデーターの現地確認手段としても優秀です。それに

体力が低下してきた人間にとっては
撮影機材は少しでも軽い方がいい


わけです。軽い方が良いからと言って、デカく重たいレンズを小さなモノに落とすのは最終手段であり、それまでにアレも削り、コレも削り、一番多用する、信頼するレンズ以外をどんどん削るくらいですから、タブレットを持っていきたくなっても(要求仕様を)小型軽量な方が良いわけです。

私も20代30代までなら、こんなことは思わず、iPad Pro が最高なんだからそれを持っていくしかないやろ!?とか言ってたと思うんですけどねぇ…仕方ありません。

そんなわけで、

カメラ機材と一緒に持ち出す
タブレットとしてはベスト


なのではないか、そう判断したのも今回の購入理由です。カメラ機材と持ち出すことは Pro と比べて確実に増えると思います。たぶん。きっと。

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(お馴染みの簡単環境移行はホント便利)


というわけで、新しい第6世代 iPad mini を買った言い訳理由を、あーだこーだと書き連ねてみました。

とにかく、iPad mini に興味ある人、購入を検討している人には、

とりあえず今回のminiは買い


ですので、自分のライフスタイルに合いそう、使いそうなら、自信持って背中を押せるスペックです。

個人的には、前述のとおり、
  • ノートパソコンと一緒に持ち出すタブレット
  • カメラ機材と一緒に持ち出すタブレット

として相応しいのではないか、という判断であり、また

3年間使ってきたiPad Proの反省
または補完的役割を求めての購入


ですね。今後、自分がどう使っていくのかは判らない部分があるので、その点は自分でも楽しみです。初代の時のように、ロクに使わないということは、多分ないと思うので。

ともあれ、今回はストレージの少ない 64GB モデルにしたため、iPad Pro や iPhone 11 Pro からデーターをそっくりそのまま移行できないし、久しぶりに真っさらの状態から環境構築をしていくので、今日はこの辺で。