すっかり放置プレイになってしまった本ブログ。夏場は体調も気分もげんなりだし、コロナ禍で今年も色々中止やれ、お出かけ自重やらばかりですしね。まぁ、ごく近所でサッカー観戦できるだけ救われてますから文句は言えないですけど。

最近の買い物は「欲しいっ」と思って買うものは殆どなく、「足りなくなってきたから」「必要に駆られて」の買い物ばかりなので、物欲系記事も書くことはあまりないんですよね。おまけにプライムセールで安いからと目新しいモノを買ってみたら今ひとつハズレで…😅

とはいえ、今年の秋には色々と注目している新製品も出てくる中、まずは昨晩、トップバッターとして富士フイルムがオンライン新製品発表会を開催。個人的にも

いい加減 35mm 相当の 23mm レンズを買わないとストレス溜まってきた…けど、新製品発表会で XF23mmF1.4 R の2世代目が出るから、それを見てからにしよう


とも思っていたので、一応注目していました。


富士フイルムのオンライン新製品発表会は夜11時からという、明らかに海外を意識した時間設定。富士フイルムは他社と比べると国内率高いと思うのですが、軽く見られてますなw



で、発表内容については毎度の富士フイルムらしく随分前からダダ漏れリーク情報が出回っていたとおり。
  • 背面液晶は固定式になったけどボディ内手ぶれ補正が搭載&色々刷新された廉価版中判デジカメ GFX 50S

  • GFX 50S 用キットレンズとして開発された中判用廉価ズーム GF35-70mmF4.5-5.6 WR

  • ファームウェアなどを X-T4 相当にアップグレードしながらもボディ内手ぶれ補正は入らなかった、どマイナーチェンジ X-30 II

  • 初代 XF23mmF1.4 R の設計外観とも一新して、将来の高画素機対応、防滴、リニアモーター搭載化された XF23mmF1.4 R LM WR

  • ぴったり 50mm 相当の画角で高解像、防滴、リニアモーター搭載の XF33mmF1.4 R LM WR

35mm判の約1.7倍となるラージフォーマットセンサー採用のミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」 「FUJIFILM GFX50S II」新発売 | 富士フイルム
ラージフォーマットセンサー搭載のミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」用交換レンズ「フジノンレンズ GF35-70mmF4.5-5.6 WR」新発売 | 富士フイルム
色調豊かで滑らかな4K/30P動画撮影が可能 「FUJIFILM X-T30 II」新発売 | 富士フイルム
ミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズの大口径広角単焦点タイプ 「フジノンレンズ XF23mmF1.4 R LM WR」新発売 | 富士フイルム
ミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズのラインアップをさらに拡充 「フジノンレンズ XF33mmF1.4 R LM WR」新発売 | 富士フイルム

この他、X/G マウントのレンズロードマップが更新され、軽く次世代センサーについても触れられた発表会でありました。

Xマウントレンズ ロードマップ | 富士フイルム Xシリーズ & GFX
Gマウントレンズ ロードマップ | 富士フイルム Xシリーズ & GFX
富士フイルム、Xシステム次期フラッグシップモデルは積層型のX-Trans CMOSを搭載。投入は2022年か - デジカメ Watch

本来なら Xマウントボディはいい加減、次世代センサー&エンジンである X-Trans CMOS & Processor 5 世代を積んだカメラが出てきて良い頃なのですが、あからさますぎる第4世代の繋ぎモデルを出さざるを得なかったのは苦しい印象もしますが、本業もカメラ事業も好調な富士フイルムですから急いで出すこともないとも言えます。

じっくりしっかり煮詰めて、昨今のエレ関連部品供給の厳しい波が落ち着いてから次世代機を出しても問題なし、遅くない、というところなのでしょう。

レンズはしっかり XF18mmF1.4 R LM WR から、しっかり積層センサーを採用して高画素化されるのに備えた新 F1.4 シリーズを順調に繰り出して次世代期に備えている準備万端さもありますしね。

それでも X-T30 II がボディ内手ぶれ補正を入れないほどのマイナーチェンジ、FUJI RUMORS が "Firmware Steroids" と称したレベルなのはどうかなぁ、という気もしますし、X-S10 のコスパの良さを再確認する次第です。

G マウントの方は入門機 GFX50 に足りないとされたボディ内手ぶれ補正が入って、さらに手を出しやすくするための+5万円のキットレンズも用意するなど、中判デジタルへの勧誘がやばいレベル。キットレンズ込み50万円切りなら、買ってみるか…という静止体相手のフルサイズユーザーは増えそうな気が。

FUJIFILMSUMMIT202109_1


とまぁ、そのあたりはともかくとして、個人的には新しい XF レンズ、特に XF23mmF1.4 R LM WR は気になっていました。過去形ですけど。

リーク情報で LM WR 化(リニアモーター&防滴)するという時点で XF18mmF1.4 R LM WR の価格から想像はついていましたけど、

13万円超はないわー


って感じで、私の 23mm レンズ選びからは脱落。

ぶっちゃけ、出せるか出せないかで言えば、出せないわけではないけれど、

APS-C の 23mm F1.4 ってフルサイズ換算で 35mm F2 相当なのに 13万円?いくら将来の高画素機対応とか言っても高すぎじゃね??


としか思えないし、所詮私の場合 X マウントはお気楽お散歩用サブマウントですから、

十数万円も出すなら、将来の新メインマウント用のレンズを買うわ…


となりました。

私個人としては Xマウントにそんな超高解像レンズ、高画素ボディは求めていないので、そういう結論になりましたが、Xマウントをメインにしっかり作品作りしている人なんかは全く違う結論になるでしょう。そこは人それぞれであります。

ま、むかし発売直後に買って愛用していた初代 XF23mmF1.4 R は、凡庸とまでは言わないけれど絶賛レンズでもないのに、5年ぶりくらいに富士フイルムに戻ってきたら10万円くらいで売られていて、ええぇ…と少し引いたことを思えば、新型は初代と比べて高くないのかも、と思ったりもします。

富士フイルムさんはこのご時世でも本業、カメラ事業とも順調ですから強気に出られるでしょうけれど、お気楽お散歩カメラに出せる金額のレンズじゃなくなってしまいましたねー。

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同じことは XF33mmF1.4 R LM WR にも言えるわけですが、50mm 近辺のレンズはさほど好きじゃないので XF35mmF1.4 R 一本あれば十分なのでスルー。

高解像レンズ目指して XF35mmF1.4 R と比べると随分と大きく重くなりましたけど、XF35mmF1.4 R の小型軽量さの方が私は好きです。開放付近で柔さはあってもフワフワホワホワなんてことは全然ないので、日頃解像最優先の私でも別にダメとか全く思わないですしね〜

ただ、XF35mmF1.4 R の角形フード用ゴムかぶせフロントキャップだけは超絶💩クソ仕様であり、オレ史上最低のレンズキャップ認定で、いつも「○ね○ねこの糞フード○ね」と言うてますけど、不満はそれだけですね。

ま、怖い?のは

XF18mmF1.4 R LM WR が絶賛されまくりのレンズだったから、きっと新しい XF23mmF1.4 も XF33mmF1.4 も絶賛されるんやろなぁ…


という予測はあって、それに心動かされることですが、「高いんだから良いのは当たり前だろ」と、できるだけ冷ややかに見て心抑えようと思っております。

あ、そうそう、XF33mmF1.4 R LM WR 公式ページにキャッチコピーに「神話は第二章へ」とか書かれてるんですが、XF35mmF1.4 R が神格化されているレンズとか自分たちで思っちゃったりしてるんですか?と突っ込みたくなったのは私だけでしょうか。

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とまぁ、それくらいでしょうか。いずれにせよ、しばらく悩んでいた Xマウントの 23mm レンズ選ぶの処遇については心がほぼ決まりました。無駄に高いものは買わない。これ。

ともあれ、今回の発表会の内容から予測される未来からすると、せっかく富士フイルムの色、フィルムシミュレーションが忘れられなくて戻ってきたけれど、Xマウントは X-S10 一発のおつきあいになりそうな気もした富士フイルム 2021.9 発表会でありました。