人間として老化劣化が進み、老眼が否めない昨今は何を買うにしてもミニサイズ端末は諦めていたのですが、久しぶりに物欲が耐えきれなくなって、お手頃価格と良さげなスペックで気になっていたミニミニ Android スマートフォン Jelly シリーズの最新機種を買ってしまいました。


お気に入りになったミニサイズ Android スマホ「Jelly 2」日本版【1】〜Xperia miniが大好きだった私は買わずにはいられなかった編

購入時は、老眼×超小型端末の組み合わせでどこまで使えるか判らなかったこともあって、

仕事用でもプライベート用でもない予備回線(月額0円の楽天モバイル)を入れておく、予備の第3端末として使えればいいなぁ


と思って、届いてからしばらくはそういった形で、お遊び端末として使用していました。

しかし、使っているうちに

ミニサイズ端末=極小画面ゆえの不得手はあるけど、機能的&動作速度的には全くストレスなく使えるねぇ
使い道をちゃんと考えたら十分実用になるどころか、端末が小型な分だけ(持ち歩きに)便利かも?


こんな気持ちが強まって、その結果、今では

予備でも遊びでもない
常時持ち歩く2台目端末


として使うようになりました。今まで仕事用の電話回線を入れて持ち歩いていた Android 端末を、本機 Jelly 2 に入れ替えた形で使っています。

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かなり独特で一般的ではない端末ですし、メインで使うスマホには通常不向きですが、何と言いましょうか、

2台目スマホもメインスマホとほぼ同じことができる、iPhone と Android の違いはあっても機能的にも見た目にも大差ないものを持っているのは、なんかイマイチ面白くないなぁ…


そんなヲタ的発想の小さなフラストレーションをずっと感じていたので、その不満を解消できるというか、

メインで使っている普通のスマホとは全然違う2台目


という自己満足感が充足されているのは事実です😅

一定年齢以上の人に向けて言えば、

スマホとガラケーの2台持ち感覚


と言ったら良いでしょうか、そんな印象で使えています。(バッテリーの持ちはガラケーみたいに良くはないですが)

もちろん、超小型ゆえの極めて小さな画面である本機はアプリ利用の点で「できる」ことと「(快適に)使える」ことに乖離が大きく、以下の点からもスマホというよりはガラケーみたいに通話メインで使う方が良さげで、スマホ的な使い方はあくまで予備的に思っておく方が良いように思います。



  • メモリ 6GB とミドルクラスの処理速度を持つので、Android 10 スマホとしてサクサク快適に利用でき、ほとんどのアプリもストレスなく使える。が、画面の小ささから快適に利用できるアプリは極めて限られる。

  • 極小画面ゆえに文章の読み書きには向かない。文字はフォントサイズ最大にしても小さいし、画面解像度が低いので日本語入力IMを出すと画面の半分以上が占拠され使いやすくない。(初期のスマホと同じ)
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    (Twitter程度の短文なら実用ギリギリ?)

  • とはいえ、通知エリアに届いたメールやメッセージ、リプライの差出人、タイトルを判別するくらいは難しくないので、中身をちゃんと読んで返信するには向かなくても、不要なメール、メッセージを削除したりスルー処理することは割と使える。(通知 LED もあるのは便利)
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  • 電話を使うには特に不足ないし、小さな画面でも着信時に発信元を確認することくらいは問題ない。(アンテナは弱いけど楽天モバイル以外は問題とならない)

  • 動画鑑賞は敢えて小さな画面で見る意味がないし、小型端末ゆえにスピーカーも貧弱なので、本機で見る意味はない。
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  • 音楽鑑賞はスピーカーで鳴らすのは全く不向きだが、イヤホンを使うなら問題ないし、これだけ小さな端末なのにイヤホン端子もあるのは魅力。
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    (上面左側にイヤホン端子)

  • 電子書籍もこんな小さな画面で読む意味はないので、不向き。小説など文字ベースの書籍なら読めるけど、敢えて本機で読む理由がない。コミックは至難。
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  • ゲームは処理能力的には最新ゲームでも比較的プレイ可能なレベルだが、画面解像度不足で動作しない、動作してもプレイできない、プレイするのが困難なものが多い。古めのゲームなら問題なくても、こんな小さな画面でやることもないはず…
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    (こんな古めかしいゲームなら問題なく遊べるけど…)

  • 海外ベンチャー開発端末ながら、おサイフケータイ機能を搭載しているのでモバイル Suica などの IC カード決済が問題なく使える
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    (おサイフケータイのマークはないけど、ある)

  • 小さな画面だが QR コード決済関連も問題なく利用可能。ただし、バーコード決済やポイントカードアプリのバーコード表示は難ありの場合も。

  • カメラは iPhone で言うと5年くらい前の画質なので、オマケレベルと思っておいた方が良い。
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    (シャープネスかけすぎ系&白飛びまくる系)

  • 端末が小さく幅も狭いので昔のガラケーみたいにしっかり握り込めて、手の小さな私でもそのまま画面全体や両サイドのボタンまで苦もなくアクセスでき、画面は小さくてもナビゲーションボタンまであるので、操作性は思いの外、良い
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    (小画面だけにナビボタンがあるのは全然違う)

  • 薄くはないが極めて小さく軽いので、ジャケットの内ポケットやボトムの前ポケットに入れても違和感がない。

Jelly 2 を実際に持ち歩いて使っていると、ザッとこんな印象。

とにかく、機能的、処理能力的には一般的なミドルクラススマホと同じですから

やろうと思えば、だいたい何でもできる


のですが、如何せん画面も超小型、解像度も低いため、

アプリの大半は使うのに向いてない


という点。良くも悪くも Jelly 2 は、こういうスマホです。

その特徴を考えると、
  • 基本的には通話主体の端末として使いながら
  • 時には決済用端末としても利用し
  • 時にはテザリングも使って
  • メインスマホに何かあった場合は(小さな画面だけど)いつも使うアプリが使える、使う

こういったガラケー的使い方+α(予備)という形は理に適ってるかな?と思っています。仕事用電話回線を入れた端末は、普段なら電話主体、少量のメッセージ主体ですから、ちょうど Jelly 2 で賄えます。

昔みたいに、細かい文字がどれだけあってもドンと来い!という人なら、メインスマホとして使うのも可能だと思いますが、画面の小ささより解像度不足はアプリによって弊害も出てきますからね……

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(フォントサイズ最大で表示に難あるアプリは少なくない)


普通ならば2台目端末もメイン端末と同じように使えるのが予備端末としてもあるべき姿でしょうけれど、先にも書いたように個人的にはどうも面白くありませんでした。

逆に Jelly 2 を2台目端末にすることで、「もう1台のメインで使っているスマホと役割が重複しなくなった」「でも、いざとなれば Android スマホらしく使える」というのは、同じようなスマホを2台持つのが面白くないと思っていた私には、ちょうど良いものです。

超小型のかなり尖った端末ですが、見た目よりも操作性が良いこと、性能機能に妥協が少ないこともあって、一般的な大きめ画面スマホとペアで使うにはストレスは感じないのも愛用し始めた理由です。

加えて、スマホをできるだけバッグやポーチ類の中に入れず身につけておきたい派の私としては、本機の小型軽量さ、特にボトムの前ポケットに違和感なく入れておけるのはピッタリです。

これが「スマホはバックのポケットやポーチに入れておきたい」派の人であれば、端末は無闇に小型でなくても薄い方が収まりは良いので、Jelly 2 のボディサイズについて私とは違う受け止め方になるでしょう。これは、個人の好み、ライフスタイルの違いなので仕方ありません。

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というわけで、今回は私自身が Jelly 2 をお遊び端末じゃなく常時持ち歩き端末として使い始めた理由、どのように使っているかを記しておきました。

今回はあくまで自分自身の使い方に関わる印象をダラダラと述べてきましたが、次回は細かく Jelly 2 への評価、良い点、イマイチな点を箇条書きに列挙して、ひとまず Jelly 2 についての〆としたいと思っています。