海外ベンチャーによる超小型 Android スマホ「Jelly 2」。手に入れてからしばらく使っていますが、非常に気に入っています☺️近年購入したスマホで一番気に入っているくらい。

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Jelly2 JP

正直なところ、注文する時は、

老眼が入ってきて久しいし、小型端末が好きだった私も実際に持ち歩く端末としては(サブ機としても)使えないだろう
歳食ってコンサバって、性能機能に妥協して小型端末を使うほどのマニア度ももうないしねぇ
とりあえず手に入れて楽しむだけでもいいわ


と思っていたのですが、ポケットに軽々と入る超小型端末なのに性能機能に妥協がなくてサクサク、ノーストレスで使えることもあって、

進みつつある老眼を押しても使ってる


昨今であり、サブ機として持ち歩いています。

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(iPhone11 Proとの比較)


海外ベンチャー開発機ながら Jelly 2 は日本専用版が用意され、一般販売開始当初は実際に届くまで2ヶ月くらいかかっていたわけですが、最近になって Amazon で普通に買えるようになりました。



お値段も廉価スマホの価格で買いやすく、それでいて性能機能はミドルクラス端末並みと魅力はあるのですが、そうは言っても小型画面に最低限以下のマニュアルと、あくまでマニア向け、数寄者向け端末。

ですので、なかなか人に勧めるのは難しい Jelly 2 ですが、想定以上にお気に入り端末になっていることもあって、複数回にわたってアレコレ語りたいと思います。

しばらく使った感想については次回に記すとして、今回は購入に至るまでの、どうでもいいチラシの裏の戯言を。



初めてのスマホ iPhone 3GS 以来、iPhone だけでなく Android 機もそれなりに多数、というか台数だけで言えば、iPhone の2倍以上の台数を購入、使ってきました。基本的に iPhone メインで Android はサブですが、Android メインで過ごした時もありました。

そんな自分のスマホ歴の中で、一番気に入っていた Android スマホはソニー Xperia mini pro でした。iPhone を含めても過去のお気に入りスマホ No.1 を争えるくらい。

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Xperia mini / mini pro は、ソニーのスマホが世界市場でまだ存在感を保っていられた頃の小型スマホ。スライド収納式キーボード有りが mini pro で、無しが mini。

Xperia mini pro は日本で売られることがありませんでしたが、キーボードなしの Xperia mini は一時期イーアクセス(e-mobile)から販売されていました。

キャリアが SIM ロック解除なんかしてくれない時代でしたし、SIM ロックフリー機が普通に売られているなんてこともない時代だったので、SIM フリー機が欲しければ海外から個人輸入するか、海外端末を扱うショップで買うしかなかった時代。

でも、あの頃の Xperia は(特に海外端末は)バリエーションに富んでいて惹かれるものが多かったです。今がダメというつもりはないけれど、収益改善のために絞り込んだ方向性は自分の物欲を刺激はしなくなってしまいました。

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Xperia mini Pro が大好きだった理由は、やっぱり超小型で、なおかつスライド収納式のハードウェアキーボードを備えているというギミック。

といっても、実際にはハードウェアキーボードもこれだけ小さいと実用性は低くて、日本語入力なんかは画面上12キーのフリック入力の方が速かったりしました。それゆえ、mini pro じゃなく mini で良かったかな?なんて思ったことも😅

もっと言えば、Xperia mini pro は実用的に使えなくはない端末だったけど、当時の水準でも性能は高くなかったし、サブ端末として持っているだけで満足、時々使って自分で悦に入って満足するスマホだったのも事実。(技適云々もあったし😅)

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(iPhone4S、Jelly2、Xperia mini pro)


そして、お気に入りだった Xperia mini pro 以降、超小型スマホに手を出してこなかったのは、小型なんだから性能も低い、どれだけ実用になるか判らない、使う気になるか判らない端末ばかりだったことに加え、

小型スマホ最大の敵である老眼


が進んでしまったことが最大の原因でした。

同世代の友人知人たちより老眼が始まるのが遅かったとはいえ、一度始まってしまうと進むばかりの一方通行、こればっかりはどうしてもありません…😭

iPhone も小型だから良しとしていたはずなのに、気がつけば iPhone 6s のような大型画面モデルを選ぶようになったり、設定で文字サイズを1段階大きくしている自分に哀しくなりつつも、せざるを得ない昨今。

iPhone 12 mini ですら「文字サイズを上げなきゃならないのに、もう小さい画面はええわ」とスルーするくらいになっていました。(カメラに望遠レンズがないことが最大のスルー要因でしたけど)

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(iPhone4S、Jelly2、Xperia mini pro)


それを思うと「もう小さな端末を買うことはないだろうなぁ」と思っていました。Jelly 2 以前の「Jelly Pro」の存在も知っていて興味を惹かれないことはなかったのですが、性能やバッテリーがイマイチだったこともあってスルー。(Rakuten mini も同じ)

昨年、Jelly 2 がクラウドファンディングで募集されていた際も、「これは良さそう!値段も安いし」という思いと、「老眼が入ってきた自分にもう超小型端末を使うなんて無理だろ」という思いが錯綜して迷っているうちに、期限が過ぎていました…今となっては割と後悔してますが😅

「欲しくなったら一般販売で買えばいいか」と思っていたところ、年明けになってクラウドファンディングの応募者のもとに届くと同時にメディアのレビュー記事も出るようになりました。

【Hothotレビュー】小さいことはいいことだ。世界最小のFeliCa対応スマホ「Jelly 2」 - PC Watch
3インチスマホ「Unihertz Jelly 2」は待望の超ミニおサイフケータイ - Engadget 日本版

物欲は高まる中、Hothotレビューを見て

これなら、小型端末だからちょっとモッサリや機能が足りないのは我慢、なんてことはなさそう、良いかも!?


と納得できる理由ができ、購入を決意。

画面サイズは3インチと初期の iPhone よりも小さな画面だけど、小型軽量を優先して性能は控えめなんてことはなく、超小型だけど一般的なミドルクラス端末の性能を持っていて、使っていても全くストレスなくサクサク動く逸品。(メモリ 6GB、ストレージ 128GB 内蔵)

おまけに、国内のキャリアで扱うことのない海外端末としては珍しく、日本の技適を通していて堂々と使えるだけでなく、おサイフケータイまで搭載しているという完全日本仕様。通信仕様も全キャリア利用可能&DSDV(ダブル SIM)対応。

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(大好きだったXperia mini proとほぼ同サイズ)


それでも記事冒頭にも買いたように、

老眼入ってきてる私が、小型端末を実用機として使い続けられるかどうかは怪しいけど、とりあえず手に入れて楽しむだけでもいいわ


という覚悟だったのですが、

小画面ゆえの割り切りは必要だが
思いの外サクサク普通っぽく使える


端末です。

今のスマホサイトでは想定していないほど小さな画面、低い解像度なので、機能的にできるはずがサービス側の想定外によってできないことはありますし、長い文章を読んだり文章を書くことには当然向いていません。

ただ、おサイフケータイ始め日常的に使えるツールとしても活用できるにも関わらず、

隙間に入る小ささ


は、ホント魅力的です。よくまぁ、ここまで詰め込んだな、というのは何度でも感じます。

厚みは普通のスマホの倍くらい厚いので、カバンの薄手のポケットへ入れるには普通のスマホの方が入りやすいですが、小さく軽いのでボトムの前ポケットに入れても違和感ないレベル。

もちろん、小型であることの制約、欠点は幾らでもありますが、それ以上の魅力はありますし、お値段も2万円台半ばばであることのコストパフォーマンスを思うと、買ってみて大満足の一品でした😁

というか、理屈より前に、こういうヲタク心をくすぐるというか、

超小型のちゃんと使える端末は
無条件に欲しくなる


のは致し方ないと思うんですよね😅

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というわけで、しばらく使ってきた Jelly 2 の感想については、次回にて。

(続き)→ ガラケーとの2台持ち感覚で使っているミニサイズ Android スマホ「Jelly 2」日本版【2】 〜ちゃんと2台目端末として持ち歩いて