なかなか体調が完全に戻らない昨今ですが、毎年辛い花粉だけはようやくピークを超えたようで、全国7億5千万人の花粉症な皆様もあともう少し頑張っていきましょう(ToT)

さて、新しい「nasne」。NAS という文字が入っているように、ネットワーク経由でスマートフォンやタブレット、パソコンでの視聴に特化した HDD レコーダー。

2年前にソニー製 nasne の販売終了されたものの、昨秋バッファローがソニーの協力を得て、後継製品を製造販売することを発表、先月末に第1次ロットが発売開始、即完売となりました。

nasne(ナスネ)™ | バッファロー | BUFFALO

数日前、バッファロー公式 Twitter から21日発売分で受注再開とリリースされましたが、こちらも完売したようで、今は転売業者が高値をつけて売っています。そのうちまた受注再開すると思いますが、お値段は 29,800円であり、買われる方はバッファローストア販売分を確認して予約するようにしてください。



ともあれ、一時期の苦境から立ち直って以降のソニーは、人気や評価がある製品、独自性のある製品でも利益が見込めなくなれば遠慮なく手を引く会社になったので(企業として悪いことではない)、製品を受け継ぐメーカーが出てきたのは良い話だったと思います。

私自身は過去に nasne ユーザーだったことはあるものの使わなくなって友達に譲ってしまった経緯があり、今回の新 nasne に興味はあっても買うかどうか迷っていました。

が、ちょうど初回ロットの予約受付開始直後にそのことを知って、「とりあえず買ってみるか」と購入しました。

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とりあえず言えることは、

新しいnasneと言っても
機能的には何も新しくない


わけで、バッファロー製になったことや製品内部は根本から変わったとはいえ、機能的には目新しいことは何もありません。(内蔵 HDD が 2TB に増量されたとか細かい変更はある)

スマートフォンやタブレット、PlayStation で使うアプリは「torne」のままであり、Windows パソコンからは「PC TV Plus」ですから、できることも、できないことも従来と同じ。良くも悪くも、新しいけど何も新しくない nasne でした。



例えば、今回の新 nasne も地上波/BS/CS の3波チューナーを内蔵していますが、相変わらず1つだけ。昨今3万円クラスで買える HDD レコーダーでもダブルチューナーを搭載している製品も珍しくない。というか、最近はダブルチューナーが最低限になっているのを思うと、ちょっと「新しい nasne」としては物足りない感はあります。

もちろん、ネットワーク経由の視聴に限定した製品コンセプトはそのままですから HDMI 出力が追加されたりもありません。NAS の機能も変わらず、ファイルサーバー、メディアサーバーとしての機能はあるものの、特に追加されたものもありません。

観る側のソフトウェアとしてソニー製のアプリ、ソフトウェアを使うことが前提なので、バッファローが独自拡張するわけにいきませんし、あくまで「nasne の販売継続」という観点での新 nasne ですからそのあたりは仕方ないのでしょう。

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(同梱物は必要最小限、問題なし)

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(製品サイズはコンパクト、同社製ルーターよりずっと小さい)


むかし nasne をセットアップした時の記憶がもうないので旧来製品との比較はできませんが、製品添付のクイックセットアップは親切でもないので、LAN 環境その他の条件によって躓くことがあればクイックセットアップが役立たずになってハードルが上がる可能性はあります。

セットアップは PC 周辺機器の設定に慣れた人なら全く問題ないですが、HDD レコーダーでありながらネットワーク機器(NAS)というのが nasne ですので、この手の機材に詳しくない人は手こずる可能性があるのは変わらないですね。

おまけに、公式サイトにある製品マニュアルは PDF で置かれてなくて HTML だけというのがバッファローらしいですが、このあたりは「まぁバッファローだからなぁ」と覚悟していたので、そのとおりという感じ。

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nasne を設置する前に底面のファイルサーバー名(MAC アドレスベース)をメモっておかないと、パソコンから nasne の設定画面にアクセスする時に、ケーブルで繋いで設置した nasne をひっくり返す羽目になります😅

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もう一つ言っておくと、nasne は当然 HDD が内蔵されているわけですが、その割には新 nasne 梱包箱のパッケージングがよろしくなく、nasne 本体がしっかり固定されてない状況でした。(本体が中で動く)

Amazon の梱包は Amazon が潰れるまで雑なまま、固定という概念がないままでしょうし、今回も Amazon 箱の中を nasne のパッケージが動き回る梱包でしたから、せめて nasne のパッケージ内部くらいちゃんとした固定して欲しかった感はありますね。無事に動いてますけど。

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でまぁ、実際に使ってみても昔の nasne 同様であり、あまり言うことはありません。PlayStation 4 は持っていないので、スマートフォンやタブレットの torne アプリを使っています。

旧来の nasne と変わらないまま使えるわけですが、久しぶりに使ってみると、

今となってはtorneって使い勝手イマイチ…


と感じますね。妙なウケ狙いの余分なところにリソース割いて、肝心な部分を改良せずにいられた時代のまま。

もっとも、torne は今もソニー側がメンテナンスしているわけですが、nasne から手を引くくらいですからリソースを割いてもらえるわけでもないでしょうし、このあたりは止むを得ないのでしょうねぇ。

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torne は基本無料アプリですが、nasne の動画を見るためにはアプリ内課金(iOS 版 610円、Android版 500円)が必要なのも変わらず。課金しないとお試しとして視聴時間が1分に制限された状態になります。

録画データーをスマートフォンやタブレットへ転送し、出先で端末内部で閲覧するためには別途また課金が必要になります。

もちろん、iOS 版と Android 版では別課金ですから両方のスマホ/タブレットで nasne を使うたい場合には、再生だけで千円ちょい、Windows PC でも再生したければ PC TV Plus で 3,300円〜の課金が必要になります。

従来の nasne を使っていて torne のアプリ内課金や PC TV Plus を購入している人はそのまま使えますが、新しく nasne を使い始める人は nasne 本体以外にソフトウェアの追加出費が必要になるのは留意しておく必要があります。

ちなみに、新しい nasne を使っていても torne は torne ですので、

外出先からのモバイル視聴はOK


ですし、

自宅がtransixのIPv6環境でも
外からnasneへのアクセスは問題なし


でした。このあたりは nasne & torne の良さでもあり、それが変わらないままなのは有難いですね。

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あと、何度も触れているように Windows パソコンからの視聴には、ソニーの「PC TV Plus」ソフトウェアを購入して利用することになります。(他の手段もあるけど、公式的にはコレ)

パソコンでテレビ視聴、かんたんダビング「PC TV Plus」 | ソニー

ところが Mac からの視聴環境は公式には用意されておらず、DTCP-IP 対応の DLNA クライアントソフトを使えば視聴できるわけですが、あまり良い評判のソフトはなく、私も「別にタブレット視聴で別にええか」と思っていたのですが、ふと

M1 Mac なら iPhone 用アプリが動くことが多いし、ストアに提供されていれば、M1 Mac で torne が動くんじゃないの?


と思って見てみたら、MacAppStore で iOS版の torne がダウンロードできるようになっていました。

実際に使ってみると、

M1 MacでiOS版torneが問題なく利用可能


でした\(^o^)/

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(2560x1440のWQHD画面でのtorne)

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(粗いが全画面モードで再生可能)


torne の再生解像度が低いので大きなディスプレイでは粗さが目立ちますが、一応 Mac でも問題なく nasne の映像が視聴可能です。iOS 版 torne のアプリ内課金をしていれば追加出費なしというのが良いですね☺️

個人的には、適当に流しみるだけのテレビ録画に精細さは求めていないので、画像がちょっと粗くても問題なしです。それより追加出費なしで、かつ安定して使えるのが良いです。

操作に関しては Mac 側メニューの「タッチ代替」にチェックを入れておけば、TrackPad でほぼ問題なく操作できます。

ただ、ウチの環境では、M1 Mac で iOS版 torne を起動すると何故かミュージックアプリが同時に立ち上がってしまいます😓 さらに、torne を終了する時にも何故かミュージックアプリが起動してしまいます…

原因は不明で、ちょっと微妙な気分にはなりますが、元々動作保証されている使い方ではありませんし、実害はないので、良しとしています。

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(torneではスクショは撮れるが、警告も出る)


ということで、新しい nasne は良くも悪くも従来の nasne のままでありました。

録画を大量にする予定も溜め込む予定もないので、HDD を 2TB に大容量化するくらいなら、お値段を少し下げて打って欲しかった感はありますが、少しでも改良点が欲しかったのだろうと納得はしています。

私自身、テレビを観る時間があるなら本を読む、何かしらの文字を読んでいたい人なので、元々テレビを観るのは最小限。だから以前 DVD/HDD レコーダーが壊れた時に nasne を買ったもののすぐ手放しました。

にも関わらず、今回改めて購入したのは、

昨年末から色々と部屋整理、機材整理している中で、パソコンその他の機材がある仕事部屋からテレビを撤去したい


という目的のため。

先に書いたようにテレビを見ることは少ないのですが、それでもとりあえずテレビを置いています。が、nasne によってテレビを見たい時はタブレットなりパソコンなりで見ることができるようになり、場所を取っているテレビは撤去できて、そのスペースを別の目的に使えるな、と。

そのためだけなら nasne を買うのはコスパが悪いのですが、モバイル対応の HDD レコーダーも兼用として思えば、十分買う理由はありました。(BD レコーダーのあるリビングのテレビを見るのは、もっぱら家族なので😅)

画質云々にこだわらず、テレビの前でじっとして見る習慣がなく、気楽に録画して見たら残さないタイプの私にとってはちょうど良いのが nasne かな、と。そう思いつつ買った結果は、これからどうなるか自分でも不透明ですが、さて。


(くれぐれも転売業者には要注意)