今年最初のお買いもの、Amazon の初売りセールで購入したものが卓上の USB 加湿器。最近あちこちで見かけて、それこそ百均でも見かけるようになっています。(さすがに 100円ではなく 500円とかですが)

USBHumidifier10


当方が購入したのは百均で売られているほど小さいサイズではなく、もう少し大きめ、350ml タンクでペットポトルサイズのコレ↓


(購入したのはブルーですが品切れなので他の色を)


通常2千円前後で売っていますが、私が購入した時はタイムセールで 1,600円くらいでした。もちろん、LOMAYA(ロマヤ?)なんてブランドは全く知りません😅

Amazon では安い USB 卓上加湿器は多種多様、山ほど売ってますし、私が購入した↑の製品が別段良い、良さそうとかではなく、たまたま購入するタイミングで安く売っていて、かつ自分が必要と思う機能を備えた製品であった、というだけの話です。

とはいえ、割と満足していますので、一応紹介しておきます。(超音波式加湿器は後述するようにリスクもあるけど)

ちなみに、私が上記製品を購入したのは、次の条件を満たしたかったため。



  • (モバイルバッテリーからを含む)USB 給電での動作だけでなく、充電できてケーブルレスのバッテリー運用も可能なこと
  • スイッチ入れっぱなしで忘れても大丈夫なように、一定の連続動作時間でオフになる機能があること
  • 首振りとか壊れやすいものはNG、マイナスイオン云々も不要でシンプルなもの
  • 仕事机の卓上利用なので大きすぎず、でも百均製品ほど小さいとウォータータンク交換が頻繁になるので適度な水容量のもの(350〜500ml)

この条件は別に難しいものでも何でもなくて、Amazon の中華 USB 卓上加湿器の半分くらいは当てはまると思います。千円くらいのものはバッテリーがなくて USB 給電のみが多いと思いますが。

これら条件と値段、あとは一応レビュー数もそこそこある点を鑑みて購入しました。(中華製品のレビュー、評価はサクラが多すぎて当てになりませんが、レビューや星がない、少ない製品はやっぱり怖いです😅)

USBHumidifier5
(思いの外ちゃんと国内向け製品でした😓)

USBHumidifier1
(加湿器本体、直径7.7cm 高さ16.5cm)

USBHumidifier6
(箱にはLINEサポートアカウントも記載)

USBHumidifier9
(USBケーブルと説明書のみ同梱。USB給電器は別)


で、実際に使って見た感想としては、以下のとおり。
  • サイズは直径 7.7cm、高さ 16.5cm で、だいたい 500ml ペットボトルより少し背が低く、径が若干太い程度で、割とどこでも置けるサイズ

  • 本体の上部4分の1が噴き出し機構、残り下側4分の3が 350ml のウォータータンクになっていて分離して給水できる

  • 上面に小さな噴き出し口がある以外は、ボタンが1つ、充電・給電用の micro USB ポート、その横に充電状態の LED ランプがあるのみ。

  • お値段からして造りはそれなりなので、ウォータータンク部分の付け外しなどで無理な力を入れるのは厳禁

  • 転倒時に動作停止するような安全機能はなく、横倒しになっても動作しているので、その点だけは注意が必要

  • ただ、設置して不安定なんてことはなく、平らなところにおけば全く問題ない(公称本体重量 255g)

  • ちゃんと PSE マークあり(コレ重要)
    USBHumidifier11

  • 小さな説明書もちゃんと記載すべきことは書かれていた。超音波式で守るべき注意(必ず水道水を使うこととか)もしっかり書かれていた

  • 蒸気の噴き出しは、無風状態で加湿器上面から 7〜8cm 程度まで
    USBHumidifier3

  • 極めて弱い噴き出しなので、部屋の中の湿度には一切影響がないのは言うまでもなく

  • ただし、当方の仕事デスクの直上にエアコンがあって乾いた暖気が直接下へ吹き出してきて当たるので、その風を少しでも湿らせたいために使う用途としては概ね想定どおり
    (大して湿った感はないが機械が多いのでその程度で良し)

  • 40cm ほど離して使っていると湿気はほとんど感じず、でも乾き切った暖房の空気とは変わる感じ

  • 就寝時にはベッドサイド 50〜60cm くらいのところに置いているが、ベッドが湿るようなこともない(大して効果がないかもだが気分的に😅)

  • 動作音は、ほぼ聴こえないレベル

  • 極めて弱い噴き出しなので、置く場所や風向きを配慮すれば、デスク上のパソコンその他の機器には影響なさそう

  • 連続運転だけでなく、3秒吹き出して3秒休む間欠運転(断続加湿モード)があって、近場に置いて置く時はこの間欠運転がちょうど良い(湿り気が来すぎなくて良い)

  • 1つだけあるボタンを押すと、連続運転→間欠運転→オフの繰り返しで極めてシンプル

  • ボタン長押しで中華製品らしく7色のライトを光らせることができるらしいが、No Thank you であり使ったこともなく使うこともないので、コメントはできない

  • 連続運転で4時間、間欠運転だと8時間で自動的に動作停止するのは(出かける時に忘れたりしても)安心

  • 正面に水量が見える窓が付いているので、減り具合を確認できる

  • が、ちょっと窓から水量が見えづらく、ちょっと傾けるなどして水を揺らさないと判りづらい

  • ウォータータンク容量が 350ml だが、間欠モード8時間連続運転で満タンから3分の1くらいまで減る(環境に大きく左右されると思うが)

  • バッテリー運用ができることを条件にしたが、意外ともたなかった。公称値は連続運転で2〜3時間、間欠運転で5〜6時間とあるが、間欠運転で2〜3時間くらいしかもたない
    (仕様ではバッテリー容量 750mAh、定格消費電力 2W)

  • なので、長時間動作は USB 給電必須

  • 5V 1A の入力仕様でもあり、モバイルバッテリーでも全く問題なく動作
    (コロナ禍でモバイルバッテリーがあまり使われず放置気味なので、充放電させるために積極的に使っている)

  • 充電端子が micro USB なので、ほぼ USB-C(と Lightning)端子でで統一された当方としては、USB-C 端子の製品にすれば良かったかな、とその点だけは後悔(他は満足だけど)

  • 給水芯(フィルター)の交換目安は3ヶ月

  • 給水芯の交換なんてどうするんだよ、売ってんのかよ?と思ったら、ちゃんと売られていて(5本で650円なら悪くない?)本体だけ売りっぱなしでは無かった↓(いつまで売ってるのかは判らないけど)

  • アロマ対応とかマイナスイオンがどうとか書かれている廉価 USB 加湿器も多いが、本製品はアロマその他は非対応で水道水限定(むしろ安心?)

  • 購入から1週間、毎日10〜12時間くらい使っているが、すぐにおかしくなったとかは無い

  • 【追記】内蔵バッテリーが完全に放電してしまうと、USB 給電しても動作がすぐ止まってしまうようです。その場合は5〜10分ほど充電してから動作スイッチを入れると USB 給電しながら動くようになります。

USBHumidifier7
(外箱側面に記載の仕様)


Amazon には廉価な USB 加湿器がたくさんあって選ぶのが困るくらいで、ぶっちゃけ、たまたま買った製品ですが、予想していたよりちゃんと日本で売る製品になっていて、怪しい日本語や日本で使っていない漢字が使われている、なんていう有りがちなことも無い製品でした。

加湿器には超音波式、加熱式、気化式、加熱気化式と4種類あって、廉価な製品、小型製品は超音波式一択であり、本製品もそうですが、

殺菌機能のない超音波式加湿器は
雑菌放出に極めて注意が必要


であり(過去死亡例あり)、こまめに水は入れ替えて、給水のたびに必ず洗う、ミネラルウォーターとかは使わずに必ず(塩素消毒されている)水道水を使うなどの注意点があるわけですが、そのあたりもちゃんと説明書に書かれていて、PSE マークもあるし、真っ当な製品という印象は受けました。

(まぁ、次亜塩素酸水対応とか書いてある時点で、真っ当な印象の9割くらいは無くなるわけですが😩)

しばらく使っていれば必ず汚れたり詰まったりするフィルターの交換用給水芯もちゃんと売られているし、どれだけ長く使えるかは別にして、すぐに使えなくなることはなさそうです。

超音波式の USB 加湿器自体が積極的に人に勧められるかというと、前述のことからなかなか難しいわけですが、機材の多い部屋で部屋の湿度を無闇に上げたくない場合には、こういう局所的な卓上加湿器もありかな、と使ってみて思いました。

エアコンの温風がまともに当たってくるところを(その途中に置いて)少し湿らせてくれるだけでも違いますからねぇ。雑菌、ウイルス対策だけはちゃんとしなければなりませんが。