誰もが忘れることのない 2020年。ワクチンという希望が出てきたものの、まだまだコロナ禍が続く中で能天気ではありますが、この場末ブログ毎年末の恒例ですので、今年もお買いものベスト10+αを紹介していきたいと思います。

アレコレ言うべきことでもないと思っていたので SNS その他で書くこともありませんでしたが、ぶっちゃけ当方もコロナ禍で仕事的な打撃が小さくなかったのは事実。まぁコロナ禍だけでなく家庭内の事情もありましたが、なかなか厳しい一年でした。

そんなこともあって今年は夏までロクに趣味的なお買い物はしてなく、そのままだったならば、今年はお買いものベスト記事は中止します、だったかもしれません。今年前半は物欲を刺激する製品もあまりなかったですしね。

その分?秋以降は「ちょっと使いすぎたか?😅」と思うくらいになりましたけど、家族のためのアイテム、家庭内家電とかが多く、それでも、なんとか(語る必要もない製品を除いて)ベスト10+αに挙げられるくらいはありました。ありがたいことです🙏

「お買いものベスト2019」に選んだ製品のその後 2020

去年のお買いものベストの内容については上記記事で触れていますので、とっとと今年のお買いものベストの紹介にいきたいと思います。

なお、毎年のことですが、私のお買い物評価であって一切の普遍的な評価尺度は存在しません。買ったことによる満足感、コストパフォーマンスや自分がどれだけ使ったか、今後とも使いそうか、そういったものが加味されての評価なので、お間違い無きよう。

(製品のトータル評価も適当な点数として横に付け加えていますが、製品評価の点数がお買い物評価の点数や順位と一致しない適当な数値であることは分かってもらえると思います😓)

まず前編では、2020年のお買いものの第10位から第6位までを。


第10位 東洋リビング ED-120CATP2(B)
お買い物評価:80点 (製品評価:90点)

ED-120CATP2(B)(製品特長)|東洋リビング株式会社

▽良かったところ
  • 安心安定の東洋リビングの防湿庫
  • ペルチェ方式じゃなく乾燥剤方式なので10年程度でペルチェの耐用期限が切れるようなことはない

▼ダメなところ
  • 他社に比べると少々お高め
  • 庫内ライトの LED が眩しすぎて逆に見づらい
  • 4連の波形レンズホルダーが1個付属しているが、4連だと小さなレンズしか置けず 3連の波形レンズホルダーを買う羽目に
  • 今回もまた小さかった。もう一つ上が必要だったかも…orz

◇雑感

むかし、大型レンズを買うなんて想像もしていなかった、まだ一般人の範疇だった頃に買った防湿庫は小さなもので、500mm F4 の大砲レンズは当然のこと、他のレンズも全部入りきれない容量。

なので、ずっと防湿庫の買い替えは懸案事項でしたが、置く場所の確保が先だったので、2年越しでようやく場所を確保して新しい防湿庫を買ったのがコレ、116L タイプ。

ただ、防湿庫が届いて設置して機材を入れてすぐ

もう一つ上のサイズを買うべきだった…


という後悔が😓

ゴーヨンの日、だからと言う訳でもなく、防湿庫はこれだけあれば十分の2倍くらいのを買っとけよ、という話、というか反省

以前、上記記事で「防湿庫は大きめサイズを買うべし」「これ以上のもんは買わない、と言い切ると、だいたい嘘になる」とか書いていたのにも関わらず、

また、やっちまったよ…_| ̄|○


という思いは拭えず。

一応、「ゴーヨンも入って、いま手持ちレンズ+αも入れられるとなれば、やっぱりある程度高さがあって 100L 以上にならざるを得ないでしょう」と書いていて、そのとおり 116L にしたのですが、手持ち機材を入れたら既にほぼいっぱい😱

サブ機のカメラを買ってもロクにレンズを入れられない、となると、ちょっとしくじったかなぁ…と😅

そんなこともあって、防湿庫自体には満足していますが、今回もまた容量を見誤った感はあったので、お買い物評価はギリギリ、ベスト10入りのポジション。まぁ、ゴーヨンをしっかり防湿庫に入れられたことで満足はできているんですけどね。

ちなみに、防湿庫はただの防湿庫なので、特に一つの記事でインプレッションを書くつもりはなかったし、ないです。書きようがない。



ちなみに言い訳をしておくと、防湿庫の設置場所が家の2階の部屋であり、20kg くらいある防湿庫を狭い階段で持ち上げていく必要があるわけです。ですから、あまり容量を増やすと防湿庫の重量も増えて、一人では2階へ持ち上げられない危惧があって、116L くらいでホドホドにした経緯。

それに、あまり高さがあると地震の時と倒壊対策もしないといけないですし、さすがにゴーヨン以上の大きなレンズを買うこともないはずなので(体力的にも金銭的にもこの先衰えていくばかりなので)、今後はボディもレンズも小さくなるから、まぁこのサイズでも問題ないのでは?と思ってます。たぶん。

あと、東洋リビングを選んだのは以前の防湿庫も東洋リビングで、安心できるということだけですね。トーリハンでも良かったのですが、他のリーズナブルな製品については考えたこともなかったです。

そういった製品が悪いということはないでしょうが、合計数百万の機材を保存するものに1万円か2万円ケチるより(私は)安心と安定を得た方が良いですからね!



第9位 Oculus Quest 2
お買い物評価:82点 (製品評価:80点)

Oculus Quest 2: Oculus史上最も高度なオールインワンVRヘッドセット | Oculus

▽良かったところ
  • VR の世界をお手頃価格で、比較的簡便に楽しめる
  • ヘッドセット単体型で、パソコンとケーブル接続が必要ないので、すぐに起動できて手間暇不要だし、楽ちん
  • 最も著名なプラットフォームなので VR タイトルは一番揃ってる
  • ヘッドセットをかぶることによる没入感および VR も含めた現実逃避感は 2D ゲーム機では味わえない良さ
  • VR 動画は「なるほどねー」と思わせるものはある
  • アダルト VR コンテンツは違和感がないわけじゃないけど、若い世代からこういうのが当たり前になると遠い将来 2D AV は廃れちゃうのかも…と思ったり
  • M-1 の VR 視聴のように、VR 視聴そのものは結構良いのに番組制作上の制約から残念な部分が多かったり
  • 解像度はまだまだ高精細とは言えないが従来機よりは随分改善され、ゲームなどではあまり気にならないことも
  • 眼鏡ユーザーが使っても大きな問題はない
  • とにもかくにも一番手軽に VR を体験できるデバイス

▼ダメなところ
  • ヘッドセット単体型でパソコンとケーブル接続は必要ないが、アクティブに動くモードでは障害物のない広い空間が必要だし、静止モードでも一定の範囲から動くと警告が出まくるなど、意外と自由じゃない(宣伝文句は自由を売りにしてるけど制約は多い)
  • 幾つかの制約から動画視聴用ヘッドセットには適さない(期待していた分ガッカリ)
  • ヘッドセット単体型でリーズナブルな価格なので、性能的にはスマホレベルであり、ゲームのクオリティ(グラフィックなど)はパソコンの VR タイトルと雲泥の差がある
  • 傾向の似たゲームが多く、VR でアクションするぞ的なゲームは見るだけで食傷気味
  • 一部は先駆者たちで作られたコミュニティハードルがある印象も
  • 購入したことは良かったけど、忙しくて VR に浸れる時間が少なくて来年こそ💪

◇雑感

購入から2ヶ月以上経ってますが、正直言ってゲームタイトルはまだ殆どやり込めてないし、全体的に使用時間が少ないので、色々語れるほどにはありません。

購入インプレッションが「その2」で止まっていますけど、ガーディアンという動作範囲を設定する仕組みがちょっと鬱陶しくて、そのあたりの難点について書いている途中うまくまとまらず、そのままになって年越しです😅

ただ、一つ言えることは、色々想定外の制約やガッカリする部分はあったものの、

新しい体験をじっくりできる満足感


は確実にあります。かなり迷ったけど、買って良かったです。

とりあえず、まだ全然使ってるとは言えないレベルなので、来年こそは色々とプレイしたいものです。

買わない理由は幾つもあったけど、悩んだ挙句に結局買った Oculus Quest 2 その理由
Oculus Quest 2 で初めての VR 【その1】 〜初心者に全く優しくないセットアップガイド編
Oculus Quest 2 で初めての VR 【その2】 〜セットアップ中のアレコレ&眼鏡ユーザー的装着感編



第8位 OPPO Reno A
お買い物評価:85点 (製品評価:82点)

いろいろと余裕のスマホ 6 GB RAM | 64 GB ストレージ | Snapdragon 710 | OPPO 日本

▽良かったところ
  • 昨年発売の3万円台ミドルレンジスマホとしては他機種より性能、メモリ容量が1ランク上だった
  • 後継機みたいに出てきた Reno3 A より性能が上
  • 今年発売されたミドルレンジスマホと比べても遜色なく、年始に買ったが1年経っても見劣りしない
  • おサイフケータイ、防水など日本に相応しい仕様も完備
  • 大画面有機ELも備えて3万円台はコスパ抜群だった
  • ボディカラーもお気に入りで、画面サイズの割に薄型で持ちやすい
  • OS アップデートはともかくセキュリティアップデートは(今のところ)ちゃんと行われている
  • 安いのに、価格3倍かそれ以上のハイエンドスマホの7〜8割くらいの機能性能はカバーしてるコスパの良さ
  • 安い分、お気楽に扱える(結局カバーせず裸で使ってる)

▼ダメなところ
  • スピーカーがダメダメでせっかく有機EL大画面だけど動画鑑賞する気になれない
  • 画面一体型指紋認証は反応悪くてストレス溜まりまくり
  • 顔認証はなんちゃってレベル
  • 廉価機ゆえにカメラ性能はそれなり
  • ワイヤレス充電に非対応

◇雑感

年始に買って、今年一年ずっと使ってきた Android スマホ。スピーカーを除けば満足感は高かったし、スピーカーを除けば今も買い換えようと思わないレベル。

安いので裸で使ってきましたが、サブ端末ということもあって落として壊すようなこともなく、防水で安いのでお風呂端末としても使ってきましたが、今まで全く問題ありません。

いやホント、💩スピーカーだけが欠点。それさえなければ、気にならなければ、超絶コスパスマホです。発売から1年経った今は2万円台半ばですから、圧倒的すぎるコスパでオススメできます。まぁ OS アップデートがほとんどないメーカーなので1〜2年で、とっとと買い換える前提なら、ですけど。

AQUOS sense が4代目にしてようやくミドルクラスチップを使い始めて鈍重さを解消したようなので、 AQUOS sense Plus 4 に買い替えようとも思いましたが、1年前に買った OPPO Reno A から買い替えて改善される点が意外と多くなさそうなので、買い替えはもう少し待ってもいいかな?という方向に。

スピーカーがクソだけど(何度でも言う)、買い替えはまだ先にしても良いと思うくらい気に入っていて、コスパ良い買い物をしたと満足に思ってます。スピーカー以外は…(しつこい)

今年の Android スマホを超コスパな OPPO RENO A に決めた理由
3万円台でサクサク国内仕様な OPPO Reno A ファーストインプレッション
OPPO Reno A のストラップ付きケース
9割満足、不満はたった一つ 〜 OPPO Reno A セカンドインプレッション



第7位 ロジテック エラースキップ機能搭載 2BAY スタンド型デュプリケーター
お買い物評価:88点 (製品評価:84点)

LHR-2BDPU3ES - ロジテック株式会社

▽良かったところ
  • よくあるスタンド式 HDD/SDD デュプリケーターだが、コピー元 HDD に不良セクターがあった場合にエラーで止まることなく、エラーセクターをスキップして複製を最後まで終わらせる優れもの
  • 不良セクターがあった場合はランプの高速点滅で知らせてくれる(複製は止まらない)
  • 安価でパソコン要らずの HDD 複製が可能
  • パソコンに繋いで2台の HDD/SDD を USB 3.1 Gen1 接続する外部ドライブとして使用可能
  • 周辺機器では多数の相性問題が出ている macOS 11.1 Big Sur で動作可能
  • 国内メーカー製なので、簡単だが日本語の使用説明書が付属

▼ダメなところ
  • コピー元 HDD に不良セクターがあったかどうかは判るが、どこにあるか(どのファイルが壊れているか)、いくつ不良セクターがあったかは判らない
  • コピー元 HDD がたとえ目一杯使ってなくても、コピー先の HDD 容量がほんの少しでもコピー元 HDD より小さいと複製に失敗する(要注意)
  • AC アダプターがやや大きめなのでコンセントに挿す時に他のコンセントと干渉する場合がある(ありがち)

◇雑感

随分前からある製品なので、特に必要ないだろうと購入インプレッション記事は書いてませんが、エラーセクターのスキップ機能搭載の HDD/SSD デュプリケーターです。

外付け HDD スタンドは、初代「裸族のお立ち台」から幾つもの製品を使っていますが、デュプリケーター機能付きの HDD スタンドは2個目。もちろん、エラースキップ機能に惹かれての購入。

そうそう HDD の複製を行うわけでもないことと、私の場合は複製を行う場合に割と新しい HDD を使うので、今のところまだエラーセクター確認をしたことはありません。

個人的には、ブートディスクを換装するための複製とかではなく、データーのバックアップ HDD を複製するのに使っています。年々バックアップデーターが増えていく中、2〜3年に1度はバックアップ用 HDD サイズを大きくしています。

例えば、全部 1TB HDD にバックアップしていたのを 3TB HDD にする、3TB HDD ばかりでバックアップしていたのを 6TB HDD にする、といった具合。この時、過去使っていた HDD は退役させて、全部のバックアップデーターを新しい HDD 数本へ移します。

数年に一度バックアップ HDD を更新し、古い HDD から新しい HDD へ移すことで、経年劣化による HDD からデーターを読み出せない可能性を減らすことができます。(絶対なくす、と言うのは難しい)

そして、私の場合バックアップ HDD は必ず同じ同じ内容のものを2個ずつにバックアップしていますが(失くしたくないデーターは NAS とクラウドにも)、上記の HDD 更新の際にデーターを2回も同じ処理でコピーするのは時間もかかるし、手間的にもやってられません。

そこへ登場するのが、この HDD/SSD デュプリケーター。古いバックアップ HDD 複数個から新しい大容量の HDD へデーターをまとめるところは人手を介しますが、同じ内容の 2個目の HDD を作るのは、このデュプリケーターにやらせます。

同じメーカーの全く同じ型番の同容量 HDD 同士だと何故か複製が失敗することがありますが(これが製品評価としてのマイナス点)、違うメーカーだと同容量モデルでも微妙に容量が違うので、その微妙に容量の小さい HDD から大きい HDD へ複写するようにしています。

パソコンに2台 HDD/SSD を繋いでクローンソフトを使う手もありますが、これなら勝手にやってくれますからね。超楽です☺️

エラーセクターをスキップして強制クローン作成することで、読み出せなくなった HDD から一部のデーターでも救えた話はちょくちょく聞きますが、幸いなことに今のところ、その点で恩恵を得られたことはありません。でも、万が一の時の希望ではあります。

誰にでも勧められるものではないですが、バックアップ HDD やブートディスクの HDD/SSD を複写するような用途がある人なら、数千円で楽できるし、パソコン要らずなので超おすすめです :-)



第6位 RAVPower モバイルバッテリー 搭載 USB 充電器 6700mAh RP-PB125
お買い物評価:90点 (製品評価:85点)


▽良かったところ
  • モバイルバッテリーと充電器が一体なので、お出かけの際に個別に両方を持ち歩く必要がなくスマート
  • 一体ということは、モバイルバッテリーの充電にケーブル不要で手間いらず
  • これにスマホやタブレットを繋いで充電しておけば、スマホやタブレットとモバイルバッテリーの充電が同時にできるし(寝てる間に両方充電とか)、ケーブル一本で可能
  • 内蔵の充電器=AC コンセントからだけでなく、他の USB 充電器から microUSB ケーブル経由でも充電可(USB 充電口のみ用意されている場合にも対応できる)

▼ダメなところ
  • 充電器一体ゆえに 5,000mAh クラスのモバイルバッテリーとしてはデカい
  • ぶっちゃけ、同クラスの小型モバイルバッテリーと窒化ガリウム採用の極小USB充電器の合計の方がサイズは小さい(ケーブル分は含まず)
  • モバイルバッテリーの容量が 5,000mAh というのは今となっては小さめ(スマホ1回分弱)
  • USB-C 出力ではなく昔ながらの USB-A 出力で 2ポート計 3A までと最低限
  • ボタンを押さないと充電開始(出力開始)されないのは人によってマイナスかも

◇雑感

今年初めに購入して、「今年の出張、サッカーアウェイ観戦遠征、ヒコーキ撮影遠征ではコレを持っていくぞ、便利になりそう」と思っていたものの、コロナ禍のおかげで実際に使う機会は3回程度でした(´・ω・`)

それでも便利でしたから、ちょっと高めの評価です。通常の年で、あちこち遠征旅行へ行ってもっと使っていれば、ベスト5に入っていたかもしれません。

サイズ的には最新の小型モバイルバッテリーと充電器の個別の方がトータルで小さくなりますが、充電器とモバイルバッテリーを繋ぐケーブルが一本減るし、出張や旅行のパッキングでは一つでもモノが少ない方がスマートで楽です。

ただ、容量的には同じくらいで良いとしても、もう少し小型軽量にして欲しいですし、時代的にはもう出力端子は USB-C 端子であって欲しいですし、できれば USB PD 対応の製品を作って欲しいと思います。

モバイルバッテリーと充電器が一体というのは、使ってみると出張・旅行やお出かけ先で充電が必要な際にはすごく便利なので、今の時代に見合う仕様の新製品を作って欲しいなぁ、と思います。

出張、旅行に便利な USB 充電器一体型モバイルバッテリー RAVPower RP-PB125 (追記あり)





まずは前半、10位から6位まででした。明日は次点その他、ベスト10に入れなかったけど、ひとこと言いたいモノを取り上げていきます。

(続き)→ だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2020 【中編】次点など