この場末ブログを何度か読んだことのある方はご存知かと思いますが、私が写真を撮る被写体は主にサッカーなどのスポーツ、飛行機、そして4輪メインのモータースポーツ。いわゆる動体相手。

その中でも撮影の半分以上を占めるのは屋外スポーツであり、動きが直線的または予測可能な飛行機やモータースポーツとは同じ動体でもまた少し異なりますが、いずれにしても望遠超望遠主体で、カメラやレンズの性能に頼りきりの撮影です。金を積んで歩留まりを買う世界😅

TediousDays20201219_01_4839


それ以外では撮るとしても記録みたいなもので、旅先の適当スナップ、ドライブ先の適当スナップ、気が向いたら撮る適当スナップ。

って、スナップと呼んだらスナップ写真を本気で撮ってる人が起こりそうなレベルで意識低いですし、センスも技量もなく向上心もないので、作品づくりとか無限遠のその先くらいの話です。自慢げに言うのもおかしいですけど😓

そんな私なので、一時期血迷った時を除いて、ずっと光学ファインダーのデジタル一眼レフシステム(今はニコン Fマウント)がメイン。

反面、新しい物好き、ガジェットヲタ的な側面から、ミラーレスも初号機の DMC-G1 から色々な機種、メーカーを渡り歩いて(無駄遣いして)使ってきました。サブ機としてですけど、時には使用頻度がデジタル一眼レフ以上のこともありました。

Panasonic デジタル一眼レフカメラ LUMIX (ルミックス) G1 Wレンズキット コンフォートレッド DMC-G1W-R
(女流一眼がキャッチコピーだったミラーレス初号機DMC-G1)


が、1年前、ニコン AF-S 500mm f/5.6E PF ED VR を予約から7ヶ月経ってようやく買えることになり、けれど一度は諦めて購入資金を別のものに使っていたので、資金繰りのため E-M1 Mark II とマイクロフォーサーズシステムを手放しました。

そして DMC-G1 購入以降初めてミラーレス機なし、10年ぶりくらいにデジタル一眼レフのみに戻りました。

予約して半年以上音沙汰なく購入断念したAF-S 500mm f/5.6E PF ED VRが今さら入荷したので(無理して)買ってしまった2つの理由

動体撮影メインの私ですから、スナップ用として残していたサブ機の E-M1 Mark II もロクに使っておらず、それゆえ下取りに出したのですが、

小型軽量なミラーレス機が無いと、それはそれで不便&物足りないと思うだろうなぁ…


と、手放す前から予想していたら案の定、手放して1ヶ月も経たないうちにやっぱミラーレス要るわ、次は何がええかなぁ?という(毎度の)ビョーキに罹ってしまいました😅



たとえサブ機で、年に十数回くらいしか使わなくても、その十数回において、

ちょっとしたお出かけで
デカくて重い一眼レフは微妙すぎ


であり、持ち歩いていて、そして使っていても「なんだかな〜」気分になります。(私の一眼レフ機材はボディもレンズもデカいものばかりなので余計に😅)

ちょいお出かけ写真を撮るのに、デカい一眼レフを使ってメリットがあるかと言ったら無いですし、むしろ機能性や利便性に劣るのでミラーレス機より不便なくらい。なによりも

気がつくと動体撮影以外は
EVF撮影に慣れすぎていた!


ということに気づきました。使えなくなって初めて実感しましたね。

動体撮るときは光学ファインダー万歳なんですけど、動体撮影以外の、ゆっくり撮れる被写体ではすっかり EVF での撮り方に慣らされていて、意識せずとも露出とか色を EVF で確認しながら撮るようになっていたんですね…


(素晴らしいEVFといえばニコンZ)


とはいえ、50万円のレンズを無理を押して買ったばかりで、その後しばらく懐は火の車。とてもすぐに新しいミラーレス機なんて無理でした。

そこへ COVID-19 新型コロナウイルスが世の中を席巻し、緊急事態宣言で外へうっかり出られなくなってカメラも出番がなくなる事態に。当然、新しいカメラを買う動機も気力もお金も無くなりました。

世間ではクソ高いカメラを無用の長物にしないために、ミラーレス機やデジタル一眼レフを Webcam にして喜んでいる人たちが増え、カメラメーカーも対応ツールを出したりしましたが、個人的には

Zoom でむさ苦しいオッサン、ジジイの顔を必要以上の高画質で映すんじゃねえ💢


と思っていたので、私自身はそれが動機になることもありませんでした

緊急事態宣言が明け、7月よりJリーグが再開して以降は、ひたすら毎週サッカー観戦・撮影とその写真の整理現像に明け暮れて、ミラーレス機購入欲のことは忘れていました。と言うか、あまり購入意欲が再燃しませんでした。

そのままミラーレス機のことなんて忘れていられれば良かったのですが、紅葉の季節になってバタバタとしている間でも気分転換にちょっと散歩して、ついでに「たまにはサッカーとヒコーキ以外の写真を撮るか」と適当スナップしていると、

ああああ、たかがこんな散歩写真、プチドライブ写真程度をちょい撮りするのに、なんでこんなボディと標準ズームだけで2kg近くのクソ重くてデカいカメラ持ち歩かなあかんねん…スマホ転送もできないし、液晶も動かないし、撮る前に露出も判らないし…😩


そういう思いが蘇ってきました。

そこへ、40万円突っ込む予定だった 16" MacBook Pro (Intel) がお手頃価格?の Apple Silicon M1 MacBook Air になった時、ふと

この差額の余剰資金でミラーレス機を買い戻そう!


と物欲が本格的に発動してしまったわけです。(実際は家族などへのプレゼントに使ってしまったのですけど😓)



今年は魅力的な新機種が幾つも発表発売されましたこともあって、秋になってミラーレス機の購入を改めて真剣に検討し始めた時、当初リストアップしたカメラは10機種。多い!節操ない!

と言うのも、当初は元々の考えであった

動体撮影は一切考えない
スナップ用途のサブ機


を選ぶ予定で、予算は15〜20万円以下でした。

が、今年は EOS R5/R6 の登場などもあって

数年のうちには屋外スポーツ撮影もミラーレス化の波が押し寄せて来そうだし、私もミラーレスに全面移行する日も遠くないかもなぁ


と考えるようになりました。

そうなると、先の「動体撮影は一切考えないスナップ用途のサブ機」という選び方だけでなく、

将来のマウント移行のための
準備orテスト機としての購入


も視野に入れておかしくないと考え始めました。

この場合はどうやっても 15〜20万円では収まりませんから、懐のやりくりからやり直しになりますが、それも込みで、購入候補として考えたのは次のカメラたち。

1. 動体撮影を考えないスナップ専用サブ機として

  1. OLYMPUS E-M10 Mark IV
  2. OLUMPUS E-M5 Mark III
  3. OLYMPUS E-M1 Mark II(中古)
  4. NIKON Z50
  5. FUJIFILM X-S10
  6. SIGMA fp
  7. SONY α7C

2. 将来のマウント移行を考慮した準備機(テスト機)として

  1. Canon EOS R5
  2. SONY α7 III
  3. SONY α9(中古)

1 と 2 で購入の方向性が両極端ですが、このあたりを考えていました。

ちなみに、ニコンのミラーレス機 Z シリーズが Z50 を除いて入っていないのは、ニコンに自分が求める未来がないと思っているからと、Z レンズの開発方向性が好きではないからです。(一眼レフにあったレンズをひたすら高画質で作り直し、という方向性は理解するけど興味は出ない)

現在ニコンのデジタル一眼レフをメインに使っていて、Fマウントレンズ資産も(本数は少ないけど金額的には)それなりにありますし、Z一桁機の EVF の見え味やグリップ感は素晴らしいと思うけど、購入を考えたことは一度もありませんし、今のところ、ニコンとはデジタル一眼レフでお別れのつもり。

移行するとしたらキヤノンが最有力、キヤノンもソニーに追いつくことができなければソニー(連れ合いとマウント共用できるし)、と思っています。なので、将来のマウント移行を考えての購入としては EOS とαになっています。

これだけ、とりあえず全部リストアップしたのち、しばらく考えて方向性を見直したりして最終的には 4機種に絞ることになりました。その後、さらに自分の写真撮影に対するスタンスも考え直す出来事があって、購入するカメラが決まっていくのですが、それについては次回に。

(続き)→ The road to get my new mirrorless camera【中編】 〜購入候補10機種と4機種に絞った理由、そして一から見直すことに…


(サンタさんにお願いしたかった組み合わせ…)