Apple Silicon M1 チップ搭載の MacBook Air(16GB メモリ、1TB SSD)が届いて10日間が経ちました。この間、業務上必要な処理以外は、できるだけこの M1 MacBook Air(以下 M1 Air)を使ってきました。
で、1週間使用してきた感想を書こうと思ったのですが、出てくる言葉は
という、巷で言われまくっているワード以外に思い当たりません😓
なので、今さら場末のブログでとやかく書くことではないのですが、上記3つのキーワードについて、自分なりに思うところがありますし(速い、というのはベンチマーク的な激速とは違う印象)、せっかく購入してテンション上がってるところでもあるので😓ちょっと記しておこうかな、と。
そんなわけで、ごく一部を除いては順調そのもの。先にも書きましたが、Apple の初物で、こんなに順調なのは何かの罠じゃないかと思うくらい。よほど周到に準備していたのでしょうけど、Apple ですからねぇ……
とりあえず、結論としては
であることは間違いないです。
ここ5年くらい Mac を買い換えようと思いつつも、あまり気乗りせず Windows ノートばかり買っていましたが(特に MacBook 系はキーボードの問題があったため)、これは物は試しで買って大正解でした!
13インチ画面はメイン機には狭いですが、「Docker などコーディング環境が M1 Mac 対応してくれば、外部ディスプレイ併用でメイン機にしてもいいかな」と思っているくらい。
モバイルPCとしては、軽さがもう一声欲しいというのはあるけど、
のが素晴らしいです。Mac に限らず、パソコンはちょっと負荷をかければファンが回るのが当たり前になっていましたからねぇ。
もう10年くらいパソコンの進化にワクワクすることもなく、パソコンの買い替えは必要経費として嫌々出費するようになって久しかったのですが、今回はお試しに買ってみたものの期待以上、
ですね。
間違いなく、買い、ですし、今後メイン機として使える上位機も楽しみでしかないです。負荷をかけ続けるような使い方でなければ、MacBook Air の一番安いモデルでも、おそらく十分のはず。
おまけに、これから大半の Intel アプリが Apple Silicon ネイティブに対応していくわけですから、まだまだ楽しみが残されているのも美味しい話です :-)
■ 最後の Intel Mac を買う予定だった私が Apple Silicon搭載 MacBook Air を買うまでの二転三転
■ Apple Silicon 搭載 Mac を買うにあたって MacBook Pro ではなく MacBook Air (16GB, 1TB SSD) を選んだ理由
(Mac専用直結タイプのUSB-Cハブも買うか悩み中…)
で、1週間使用してきた感想を書こうと思ったのですが、出てくる言葉は
速い、静か、冷たい
という、巷で言われまくっているワード以外に思い当たりません😓
なので、今さら場末のブログでとやかく書くことではないのですが、上記3つのキーワードについて、自分なりに思うところがありますし(速い、というのはベンチマーク的な激速とは違う印象)、せっかく購入してテンション上がってるところでもあるので😓ちょっと記しておこうかな、と。
- 【1】速い
- M1 チップのベンチマークテスト結果が出た頃から「速い、速い」と言われている M1 Mac ですが、Adobe 系アプリやマイクロソフト Office のような Intel アプリを多用していることもあって、現状処理速度が劇的に速いという印象はないです。
とはいえ、処理速度早え〜という感動はなくても、キビキビと待ちが少ない俊敏さは感じます。アプリの切り替えやアプリ内の画面モード変更などでの微妙な待たされ感は少なくて、ストレスがないです。
(唯一、日本語変換時に引っ掛かりがあって 0.2〜0.5秒くらい止まるようなことがあるのは謎。Lightroom Classic でグリッドやルーペモードから現像画面に移動する時、たまにレインボーカーソルが1〜2秒出ることもあるが、それは他機でもよくある)
もっとも、私自身が直近の Intel Mac を使っているわけではなく、デスクトップ Mac も古い Core i5、MacBook Air に至っては最後に買ったのが5年くらい前。最近使っていたノートPCは第8世代 Core i7-8650U の Spectre X360 や、その1世代前の ThinkPad X270 でしたから速く感じるのは当たり前。ですので、そこは割引いてみてください。
ただ、Core i7-8650U、16GB RAM、1TB SSD (NVMe) と CPU 以外の構成が似ている Spectre X360 と比べても圧倒的に速いのは事実。(購入時期が2年半違うので当たり前ですけど)
さらに、一番印象深いのは、
これ、Intel アプリを Rosetta 2 エミュレーターで動かしてるんだよなぁ…ネイティブで動いてるとしか思えんサクサク感だわ…
と日々感じています。
互換性に問題があって動かないアプリ(ハードウェアドライバが絡んでいるのは厳しい)は別として、動くアプリについては
Intelアプリを動かしてるとは思えん快適さ
ですから、そういう意味で内在する「速さ」は常々思いますね。
そういう意味では、Adobe 系アプリやマイクロソフト Office など重量級アプリが M1 ネイティブ対応する日が楽しみです。 - 【2】静か
- ファンレスですから当たり前といえば当たり前ですが、
ちょっと負荷がかかるとすぐにファンがブン回っていた Mac が嘘のようだ
というのは、しみじみ感じますね。
Lightroom Classic で1時間強かかる処理(1,400枚以上の RAW 現像)で負荷をかけ続けても全くの無音。静かな部屋にフォーンというファンの音が鳴り続けることもないし、BGM を邪魔することもない。快適の一言です。
M1 Air については、速さそのものより、
そこそこ速いのに、負荷をかけても静か
という点の方が印象深いです。購入ユーザーの多くが言ってますが、これこそ、M1 Air の最大のメリット、美点でしょう。 - 【3】冷たい
- M1 Air はファンレスになったことで内部チップや SSD の発する熱は筐体で逃がすことになり、それゆえ心配になるのは負荷がかかった際のボディの熱さ。
ですが、やっぱりこちらも
多少負荷かけても冷たいまま
冬場になり、金属筐体がヒンヤリなままです。
また、先ほど書いた Lightroom Classic の大量 RAW 現像処理で連続負荷をかけて様子見していると、
- 10〜15分くらいの連続負荷でパームレストがほんのり温かくなってくる
- それ以降は1時間少々の連続負荷をかけてもほんのり温かいままで熱くはならない
- ボディ底面側も同じ
という感じ。
もちろん、ファンレスですから、連続負荷時で内部温度が高くなってくると処理速度を内部的に抑える措置が働いているのかもしれませんが、とりあえず
RAW現像を千枚2千枚やったところで
うるさくもなければ熱くもならない
というのが M1 Air でした。 - 【4】トラブル
- 今のところ、トラブルらしいトラブルは Apple Watch によるロック解除が全くできなくなったことくらい。
最初の1〜2日はできていたのですが、その後サッパリ。どうやら watchOS 7 での問題らしいですが、Apple Watch ユーザーとしてはちょっと残念。
■ Apple WatchでMacのロック解除ができない?Appleサポートに複数報告 - iPhone Mania
あと、Mac 自身は関係ないですが、何故か Apple Silicon ネイティブの Photoshop β版をインストールできないことですかね。Intel 版が問題なく動いているので何も困らず、インストールできないなら別にええか、と放置してますが…
それ以外は皆無と言っていいくらいで、
Appleの初物なのに何もないなんて…
って感じです😅
ただ、一度だけ、数分目を離した隙に勝手にスリープに入っていて(そんなに早くスリープに入る設定にはしていない)、おまけにキーを叩いてもトラックパッドを叩いてもスリープ解除されない、という問題は起きました。
もっとも、試しに画面を閉じて数秒後に開くと何事もなく復帰したので、これくらいは「よくあること」と流しております。Windows ノートPC でも何度も体験していますし😓(だから、そのパターンを試した)
ハードウェアについてもドライバのインストールが必要ないものについては問題なく使えています。Windows ノートPC で使っていた上記安物 USB-C ハブも、それを経由して XQD や SDカードの読み書き、USB-LAN アダプターを使った有線 LAN 接続…等々
もちろん、外付け SSDに、USB-C ケーブルでの iPad Pro 接続や USB-C to Lightning ケーブルでの iPhone 11 Pro との接続も全く無問題。
i1 Display Pro のように別途ハードウェアドライバや、それに関わるソフトウェアのインストールが必要な機器は対応してくれないとダメみたいですけどねぇ。i1 が使えないとちょっとねえ。 - 【5】Intel アプリの動作その後とか iPhone/iPad アプリとか
- 諸々忙しいのと、開発環境まわりは Xcode を除いて対応がまだ進んでいないこともあって、ソフトウェア周りの動作確認は先週末に書いた報告と大差ない状況です。昔から使っているフォント類を入れたくらい。
■ Apple Silicon M1 Mac で動かした Intel アプリの個人的な動作報告
上記で問題のなかったソフトは今までも問題なく使えています。と言っても、Adobe Photoshop CC やマイクロソフト Office は軽く使っているだけですが。
個人的に一番関心のあった Lightroom Classic についても私自身が使ってる限り、特に大きな問題はないままで、「どこが問題とか言われてるんだろう?」って感じです。
上記記事にも書きましたが、Lightroom Classic については先週末にある程度使って「これなら実戦投入しても良さげ」と判断しましたので、先週日曜夕刻に撮影したサッカー写真の整理現像から他のパソコンでやっていたことと同じワークフローを行いました。
が、特に問題なし。1,500枚近くの RAW 画像(2千万画素)を 1:1 プレビューを作りながら読み込み、写真の取捨選択を行って、各種調整(トリミング、基本調整、トーンカーブ、個別カラー調整、ディテールその他)の後、270枚ほどを一括現像しましたが、全くノートラブルで普通にできました。
使い始めて1週間、まだ5千枚程度の小さなカタログファイルということもあって、動作も極めてキビキビ、現像処理も速く(Core i7-8650U、16GB RAM の Spectre X360 の 1.5倍以上)、満足以外の何もないですね。
というか、Intel 版のエミュレーション環境でコレですからねぇ。そういう意味では全くもって満足だし、ネイティブ版になった時が楽しみで仕方ありません☺️
i1 Display Pro が Apple Silicon Mac にまだ未対応なので、カラーマッチングが正確にできていないことだけが問題ですが、撮り慣れた場所ですし同じ状況の過去の写真と合わせていくことで、ひとまず対応って感じです。
あと、Apple Silicon Mac になって動くようになった iPhone / iPad アプリですが、
使いたいiPhone/iPadアプリは
悉くストアに出ていない
上に、唯一あれば便利だと思ったアプリも初回起動時の最初のモードが AR なのでフリーズ。
Intel アプリがほとんど問題なく動いていることもあって、
別に iPhone / iPadアプリは無理して使わなくても良いか
という気分になっていて、すぐにアプリの検索もしなくなりました😓
そんなわけで、ごく一部を除いては順調そのもの。先にも書きましたが、Apple の初物で、こんなに順調なのは何かの罠じゃないかと思うくらい。よほど周到に準備していたのでしょうけど、Apple ですからねぇ……
とりあえず、結論としては
久しぶりにメチャ気に入ったパソコン
であることは間違いないです。
ここ5年くらい Mac を買い換えようと思いつつも、あまり気乗りせず Windows ノートばかり買っていましたが(特に MacBook 系はキーボードの問題があったため)、これは物は試しで買って大正解でした!
13インチ画面はメイン機には狭いですが、「Docker などコーディング環境が M1 Mac 対応してくれば、外部ディスプレイ併用でメイン機にしてもいいかな」と思っているくらい。
モバイルPCとしては、軽さがもう一声欲しいというのはあるけど、
そこそこ速いだけでなく
静かで熱くならない
静かで熱くならない
のが素晴らしいです。Mac に限らず、パソコンはちょっと負荷をかければファンが回るのが当たり前になっていましたからねぇ。
もう10年くらいパソコンの進化にワクワクすることもなく、パソコンの買い替えは必要経費として嫌々出費するようになって久しかったのですが、今回はお試しに買ってみたものの期待以上、
発売前後の絶賛レビューを見た後でも
期待に違わないものだった
期待に違わないものだった
ですね。
間違いなく、買い、ですし、今後メイン機として使える上位機も楽しみでしかないです。負荷をかけ続けるような使い方でなければ、MacBook Air の一番安いモデルでも、おそらく十分のはず。
おまけに、これから大半の Intel アプリが Apple Silicon ネイティブに対応していくわけですから、まだまだ楽しみが残されているのも美味しい話です :-)
■ 最後の Intel Mac を買う予定だった私が Apple Silicon搭載 MacBook Air を買うまでの二転三転
■ Apple Silicon 搭載 Mac を買うにあたって MacBook Pro ではなく MacBook Air (16GB, 1TB SSD) を選んだ理由
(Mac専用直結タイプのUSB-Cハブも買うか悩み中…)