最後に Intel Mac を、16" MacBook Pro を買うつもりが、あまりの評判に Apple Silicon M1 チップ搭載 MacBook Air を購入した話は以前記しました。
■ 最後の Intel Mac を買う予定だった私が Apple Silicon搭載 MacBook Air を買うまでの二転三転
■ Apple Silicon 搭載 Mac を買うにあたって MacBook Pro ではなく MacBook Air (16GB, 1TB SSD) を選んだ理由
購入から10日後、お届け予定日の最初の日付である一昨日に M1 MacBook Air が到着しました。今回も Apple Store 注文のブツは、お届け予定日の初日に届きましたね☺️
諸事に時間を取られる昨今、まだ自分の環境構築ができてはいないものの、とりあえず日頃プライベートでよく使うアプリを一通り入れて、ある程度動作確認したところなのです。そんな短時間ですが、率直に言って、
と感じる部分はあります。
爆速さみたいなことは大して感じませんが、まぁとにかく自分が普段使う上での負荷が多少かかったところで、
というのが、何とも圧巻です。
過去の MacBook Air / Pro は重量級アプリのインストールをしてる間でもファンがそこそこ回って音がすることも珍しくないですし、ここ数年ノートパソコンは 13〜14インチの Windows ノートばかり使っていましたが、そちらも似たようなものです。
処理速度自体よりも、十分に速い上での静穏性(ファンレスだし)やボディが暖かくならない快適性に感心している次第です。加えて、バッテリーの保ちもホント良いですね。Windows のモバイル特化ノートPC と比べられるレベルに(ようやく)なりました😄
とまぁ、色々思うところはありますが、ダラダラと書いている時間がないので本題。
サードパーティ製アプリの Apple Silicon ネイティブ対応がまだそう進んでいない中、Rosetta 2 のエミュレーションによる Intel アプリの挙動、安定性については、私も購入前から気になっていましたので、個人的に少し試した分を報告しておきます。(Twitter に書いた内容と重複します)
特に写真関連ソフトウェアについては今ひとつ情報がなかったり、 Adobe 系みたいに不具合があるだの、そうでないだの情報が錯綜していたので、結局自分で確認するしかなかったですので。
そうは言っても、本記事に書いている内容も私が個人的に少し試した範囲ですので、足らない部分があるかもしれませんが、悪しからずご了承ください。
ということで、昨日までの1日ちょいで試した分での報告をしておきました。
写真関連ではカラーキャリブレーションツールの i1 Display Pro が使えず、カラーマッチングができないのがかなり痛いところです。Lightroom Classic を実践投入するといっても、そこが問題になってます。
過去に何万枚も処理しているパナソニックスタジアムでのサッカー撮影は、だいたい経験則で当たりをつけられますが、それ以外は早く i1 が対応してくれないと厳しいですね。まぁサポートのアレには定評のあるところなので…😩
あとは、コンソールで使う諸々、コーディングツール関連は ARM になったことで色々変わっているので全く試せてませんが、お仕事マシンは別なので、こちらはゆっくりやる予定です。
本当は各アプリの画面写真(ちゃんと使えている or 落ちた時のダイアログなど)を載せるつもりでしたが、時間がなくてキャプチャ写真を処理できてないので文章だけで失礼。
あ、とりあえず買いです。マジで。
■ 最後の Intel Mac を買う予定だった私が Apple Silicon搭載 MacBook Air を買うまでの二転三転
■ Apple Silicon 搭載 Mac を買うにあたって MacBook Pro ではなく MacBook Air (16GB, 1TB SSD) を選んだ理由
購入から10日後、お届け予定日の最初の日付である一昨日に M1 MacBook Air が到着しました。今回も Apple Store 注文のブツは、お届け予定日の初日に届きましたね☺️
諸事に時間を取られる昨今、まだ自分の環境構築ができてはいないものの、とりあえず日頃プライベートでよく使うアプリを一通り入れて、ある程度動作確認したところなのです。そんな短時間ですが、率直に言って、
あゝ確かにこりゃすげーや
と感じる部分はあります。
爆速さみたいなことは大して感じませんが、まぁとにかく自分が普段使う上での負荷が多少かかったところで、
速いけど、とりあえず無音、冷たい
というのが、何とも圧巻です。
過去の MacBook Air / Pro は重量級アプリのインストールをしてる間でもファンがそこそこ回って音がすることも珍しくないですし、ここ数年ノートパソコンは 13〜14インチの Windows ノートばかり使っていましたが、そちらも似たようなものです。
処理速度自体よりも、十分に速い上での静穏性(ファンレスだし)やボディが暖かくならない快適性に感心している次第です。加えて、バッテリーの保ちもホント良いですね。Windows のモバイル特化ノートPC と比べられるレベルに(ようやく)なりました😄
とまぁ、色々思うところはありますが、ダラダラと書いている時間がないので本題。
サードパーティ製アプリの Apple Silicon ネイティブ対応がまだそう進んでいない中、Rosetta 2 のエミュレーションによる Intel アプリの挙動、安定性については、私も購入前から気になっていましたので、個人的に少し試した分を報告しておきます。(Twitter に書いた内容と重複します)
特に写真関連ソフトウェアについては今ひとつ情報がなかったり、 Adobe 系みたいに不具合があるだの、そうでないだの情報が錯綜していたので、結局自分で確認するしかなかったですので。
そうは言っても、本記事に書いている内容も私が個人的に少し試した範囲ですので、足らない部分があるかもしれませんが、悪しからずご了承ください。
- Microsoft Office 365(Intel Mac 向け安定版)
Word / Excel / Power Point を起動して過去に作ったファイル、送られてきたファイルなどを幾つか開いて、一部編集作業をしてみた限りは、特に動作におかしく感じる点はなし。ただし、マクロとかグラフまわりは試していない。
動作速度も Rosetta 2 が変換処理を行う初回起動のみ10秒近く待たされるが、2回目以降の起動はキビキビ。各種動作も引っ掛かりなどを感じることは少なくて、(私が使う上では)実用上問題なしと判断。
なので、Apple Silicon ネイティブ対応のβ版はインストールしていない。 - Microsoft ToDo
マルチ環境対応の ToDo リストアプリ Wunderlist がマイクロソフトに買収され無くなってしまったので、ひとまず移行して使っているが、こちらも特に問題なし。 - Microsoft OneDrive
なぜか2回認証させられたが、それは Apple Silicon 云々とは関係ないだろうし、動作は今まで特に問題ない。同種のサービスの中では同期がすごく遅くて、特に大きなファイルの転送は非実用的なくらいで、1TB のクラウド容量が無駄としか思えない挙動も当然同じ。 - Dropbox
こちらも問題なし。同期速度、動作速度も問題なし。ただし、少し前に導入された、無料ユーザーは3台以内という制限に引っかかったので、Dropbox 脱出計画が本格化することに😅 - Google Chrome
ネイティブ版アプリなので動作速度、同期含めて問題ないが、何故か Chrome アプリのうち、Keep アプリだけ起動しようとするとクラッシュする。普通に Google Keep を開く分には問題ないので、実用上は全く問題ないが謎。 - Firefox
Firefox のネイティブ版はまだ少し時間がかかるようだが、Intel 版でも特に問題なし。Rosetta 2 エミュレーションなので初回起動は凄く時間がかかるし、なぜか初回起動後の終了時にはクラッシュしたが、2回目からは起動も終了もスムースで問題なし。Firefox Sync も問題なし。 - Apollo One
Mac でたまに使う写真ビューワー。編集機能など使ってない機能は多いが、写真閲覧とレーティング、コピーその他は特に問題なし。 - F-Stop
昔から大愛用している Flickr クライアント。数年前に開発、アプリの更新が止まっているので、動作は期待していなかったが、閲覧や写真のアップロード含めて概ね問題なく動作しているし、動作速度も不満なし。
Windows に自分が満足できる Flickr クライアントがないので、いつも Flickr への写真アップロードやタグ整理には、それだけのために Mac を起動して本アプリを使っていたので、放置アプリのこれが動いてくれたのは凄く嬉しい。
(このアプリが動かなくなったら、年々改悪される Flickr ともおさらば) - PhotoMetaEdit
写真ファイルの EXIF タイムスタンプ編集アプリ。この手のアプリは山ほどあるし、使っている他のソフトでも同じ機能はあるが、たまにタイムスタンプだけ弄るときには本アプリを使っていたが、これも問題なく動作。 - PicGIF Lite
GIF アニメーションファイル作成アプリ。シンプルで使いやすく、出力解像度に合わせた余白処理などもできるので愛用(ただし画像枚数が 250枚程度を超えると落ちるバグあり)。
Apple Silicon Mac では GIF 作成自体は問題なくできるのだが、出力解像度のカスタム設定ができない(数値入力フィールドが反応しない)ので、デフォルトの小さな画像サイズ以外で作りたい場合は不可。残念… - LINE for Mac
トークは問題なくできるが、通話は音声通話もビデオ通話も行おうとした途端にアプリが落ちる。また、認証が記憶されず、使うたびにスマートフォンのログイン認証が必要になる。 - Quick View Calendar
メニューバーからプルダウンできる極めてシンプルなカレンダー。むかし愛用していた「日めくり」の代わりで愛用中。こちらも全く問題なし。 - Canon Digital Photo Professional 4
キヤノン純正 RAW 現像ソフト。Apple Silicon どころか macOS 11 Big Sur への対応も知らぬ存ぜぬなキヤノンだが(毎年正式対応は遅い)、数年前まで使っていた EOS の CR2 ファイルを撮影フォルダごとコピーして使ってみた限り、大まかなところは問題なさそう。
ただ、初期の頃から愛用していた DPP も 4.x 系でツールパレットがフローティングになってから使用頻度が下がり、キヤノンからマウント移行して以降も JPEG ベースで写真の取捨選択に使っていたが、ここ1年半くらいは使う頻度は激減したので、全機能に問題ないとかは不明。あくまで自分がいつも使っていた範囲での話。
速度的には(初回起動を除けば)2千万画素クラスの RAW を処理する限り、全くスムース。たまに引っ掛かりが発生するものの(Apple Silicon が原因かどうかは不明)、何回かしばらく使っている中では激重になることも、落ちることもなかった。 - Nikon ViewNX-i
ニコン純正写真ビューワーソフト。ニコンは macOS 11 Big Sur に対するアナウンスはあるものの、最新版ソフトウェアは検証を予定している(対応を予定している、ではない)というだけの、どうでもいいレベルだし、8月にアナウンスして今まで何もなしなので、キヤノンと大差なし。
■ macOS Big Sur対応についてのご案内 | ニコンイメージング
Apple Silicon Mac 上で ViewNX-i は一応問題なく動いているっぽい。全く使わないわけではなく、レーティングして写真の取捨選択でたまに使うことがあるが、それくらいの処理(レーティング、フラグ、ファイル読み込み、閲覧、削除)では問題ないし、現像(ファイル変換)も正常に動作した。 - Nikon CaptureNX-D
ニコン純正 RAW 現像ソフト。ViewNX-i が問題なかったのでこちらも問題なし…と言いたいが、現像(ファイル変換)を行おうとすると即落ち。コントロールポイント含めた編集機能は問題なく使えるが、現像処理できなきゃ使い物にならない。
Apple Silicon とは関係ないがフルスクリーンにできないし、Windows版も酷い出来だったので、どっちにしろ使えないソフト認定。大昔のニコンユーザー時代に使ったこともある、評判の良かった Capture NX とは別物だと判っていても、なんだかなーである。 - Adobe Photoshop CC(Intel Mac 向け正式版)
ACR (Adobe CameaRAW) が使えないとか、RAW 現像にトラブルがあるとか、そんな記事を見た記憶があるが、2千万画素クラスのキヤノン、ニコン、オリンパス機の RAW ファイルを読み込んで、多少の処理をしてみた限り、今のところ大きな不具合には出くわしてない。
ACR 現像調整にトーンカーブや解像度変換、トリミング、修復ブラシなどを使って JPEG 出力する限りは問題ないっぽい。レイヤーも調整レイヤーを少し重ねる程度では問題なさげ。
ただし、Photoshop は機能満載、私自身使ったことのない機能の方が多いし、それらを使いこなす本物のフォトショッパーが使うと色々問題点が出るのかもしれないが、写真レタッチ、ちょっとしたレイヤー処理くらいの私では(今のところ)問題点は見つけられない。
なので、ACR が使えない Apple Silicon ネイティブのβ版をインストールする必要性がなく、そちらは未インストール。 - Adobe Lightroom Classic
こちらも事前レビュー記事などで不具合があったとか、現像が激重だとか、そんな記事を見たけれど、個人的には「え?問題あるの?これ実用レベルじゃないの?」というくらい普通に動いている。
唯一、Sidecar でセカンドディスプレイを使おうとすると挙動不審になって使えなくなる。Apple Silicon Mac または macOS 11 Big Sur での Sidecar 自体に問題があるのか、Lightroom 側の問題かは不明。
今の Lr メイン機(Windows)で処理している LrCCC のカタログから 3千数百枚分の RAW ファイル(撮影フォルダ4つ分)を別途カタログに切り出して読み込ませて処理しているが、大きなトラブルなし。
たまに引っ掛かりがないこともないが、実にスムースに処理できているし、落ちるということもない。
ファイルの読み込み、削除、フィルタリング、キーワード、レーティング、フラグ、カラーラベル、基本調整、トリミング、トーンカーブ、個別カラー調整、ディテール(アンシャープマスク、ノイズリダクション)、レンズプロファイル、収差補正、変形、円形フィルター、スタンプなどなど…
一部の機能を除いて割とフルに使っていると思うけれど、問題は起きていない。もちろん、現像も普段使っている現像設定を他のパソコンからコピーして使っているが問題なし。
ということで、今日撮影分から実戦投入して、全く普段と同じ処理をしてみてどうなるか試す予定。それくらい問題ないと感じてます。
ちなみに Classic が使い物になると判断したので、なんちゃって Lightroom CC の方は試してませんし、試すこともないでしょう。
【2020/11/30 追記】
実戦投入して、いつものワークフローで処理していると(実作業では大きな影響のない)細かいバグは見受けられるが、それが Apple Silicon Mac ゆえなのか、現在の LrC が持つバグなのかは不明。他では Windows でも Mac でも先日メジャーアップデートしたバギーな最新版は使わず、一つ前のバージョンを使っているため私個人だけでは原因は判らず) - Adobe Creative Cloud
いつからか、常駐して無駄なリソースを食いまくる Adobe の管理アプリ。糞ったれアプリだが、インストールすると BETA版の文字があった。ので、CC アプリは既に Apple Silicon ネイティブ版(ユニバーサル版)なのかもしれない。
ということで、昨日までの1日ちょいで試した分での報告をしておきました。
写真関連ではカラーキャリブレーションツールの i1 Display Pro が使えず、カラーマッチングができないのがかなり痛いところです。Lightroom Classic を実践投入するといっても、そこが問題になってます。
過去に何万枚も処理しているパナソニックスタジアムでのサッカー撮影は、だいたい経験則で当たりをつけられますが、それ以外は早く i1 が対応してくれないと厳しいですね。まぁサポートのアレには定評のあるところなので…😩
あとは、コンソールで使う諸々、コーディングツール関連は ARM になったことで色々変わっているので全く試せてませんが、お仕事マシンは別なので、こちらはゆっくりやる予定です。
本当は各アプリの画面写真(ちゃんと使えている or 落ちた時のダイアログなど)を載せるつもりでしたが、時間がなくてキャプチャ写真を処理できてないので文章だけで失礼。
あ、とりあえず買いです。マジで。
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