日照時間不足を取り沙汰された長梅雨の7月が過ぎ、梅雨が明けると連日の猛暑。昼間どころか夕方ですら外へ出るのに気力が必要で、時間に余裕がないのを言い訳に、撮影もサッカー観戦がてらくらい。

さて、先日ふと仕事部屋を整理整頓しようと思い立ち、部屋の一角、半畳くらいを占拠するカメラバッグの山を見て(押し入れにもある)、

この大量のカメラバッグを何とかしなきゃあかんな、整理しようか


と思ったものの、

この手のバッグ、今は使わないけどまた使うようになるかもしれないしなぁ
ミラーレス機をメインにし始めた時に買ったけど、今の重量級一眼レフシステムでは出番は全くない。けど、将来またミラーレス機に戻ったら使うかもなぁ


なんて思うと、なかなか捨てられないのも事実。

以前は使わなくなったカメラバッグを友人に譲った(というか押し付けた)のですが、さすがに今は押しつけ先譲渡先もないし、使い込んだものも多いので「持っておくか、捨てるか」の二択になり、まぁ捨てられないわけです。

とは言え、カメラバッグってフツーのバッグ以上に場所を取るので、悩ましいところです😣

そんな当方のカメラバッグをとりあえず整理しながら、いま手元にある(比較的見える範囲にある)カメラバッグを紹介して、簡単なインプレを述べておこうと思います。

元々腰痛持ちなのと加齢&以前の大病で体力低下のため、近年はショルダーバッグはあまり使わなくなったため、バックパック多めになります。


(1)thinktankphoto / Glass Limo


グラス リモ – thinktankphoto.jp

超望遠レンズを収納することに特化した、いわゆるレンズバッグ。公式サイトの説明に「600mm F4単体、もしくは500mm F4を装着したグリップ付一眼レフを収納できます」と書いてあるように、

フラッグシップ機+ゴーヨンが
付けっぱなしでピッタリ入る


サイズであり(余分なクッションは抜く必要あり)、さらに

超望遠レンズバッグでは軽く細身


なので、背負っていて非常に楽なことが愛用の理由。

他の超望遠レンズバッグはボディ+ロクヨン (600mm F4) 対応だったり、さらに色々な収納があったりでバッグ重量だけで 2kg を余裕で超えるモノばかり。機材だけでも重いのにバッグ自体も重いとウンザリします。

それに比べると、この Glass Limo は仕切りを全部入れて公称 1.8kg と元々軽いのですが、ボディ+ゴーヨン (500mm F4) を入れるとなると仕切りなんてレンズサポート部以外は全部剥がすことになるので、実質 1.5〜1.6kg 程度。他の超望遠レンズバッグと比べると 1kg くらい軽い。これは大きいです。

また、軽いだけでなく細身なので、

背負った時に背中の幅に収まり
重心が中央にきて安定する


のが、とても好みのポイント。超望遠レンズを背負って長い距離を歩くときなんかは、他のバッグとコイツでは随分と疲れが違います。

さらに、値段も手頃。他の超望遠レンズバッグと比べると安い部類です。両外側にポケットがあり、一脚(三脚)やペットボトルなどが入る他、thinktankphoto のサブバッグ類には取り付けられるものもあります。

AFS540FL2Bag2


とは言え、軽いことによる難点もあります。
  • バッグ外皮がペラペラとまでは言わないが他の超望遠レンズバッグに比べると薄いので耐衝撃性は高くない
  • 背が高いバッグの割に全体的に柔くて芯がないので、レンズを取り出して中身が空の状態では自立しづらい(使い続けていると中折れする)
  • ボディ+ゴーヨンでピッタリキチキチなので、テレコン付けた状態で収納はできない
  • 細身なので、ボディ+超望遠レンズ1セット以外に入れられる余地が少なく、ゴーヨンだと他にテレコンとポーチにまとめた小物類くらいしか入らない
  • 他のレンズを持っていこうとするとバッグ外側にレンズポーチ類を付けることになるが、元が細身の分、一気にバランスが悪くなり、このバッグを使う意味はゼロになる(はっきり言って勧められない)
  • ゴーヨンまでならボディごと入るが、ロクヨンはレンズしか入らない

良くも悪くも 500mm 以下限定の超望遠レンズ1本勝負専用バッグです。テレコンは別途持っていけるけど、付けるのも外して収納するのも意外と面倒くさいです😓(サンニッパだと x1.4、x2 テレコンを入れてもボディ付きで収納できます)

ボディをもう1台、レンズをもう1本持っていきたい時のために、アクセサリー製品の Speed Changer V2、Lens Changer 25 V2(いずれも現行製品は V3)などを買いましたが、Glass Limo に装着するとバランス悪くなって Glass Limo の良さがスポイルされるので結局使わずでした。


(本来これらはベルトシステム用製品です)


Glass Limo 用に買ったアクセサリー製品で使っているのは、9.7〜11インチ iPad が入るアタッチメントバッグ App House 10 だけですね。あとは Speed Changer を Glass Limo に装着せず、ポーチ代わりとして使うくらい。

App House 10 は Glass Limo の側面にアタッチして使っても重量バランスはさほど崩れないので、よく使っています。もう一方の側面に一脚とペットボトルを挿しているような時だと逆側に App House 10 を付けて iPad を入れるとうまくバランスされるくらいです。

残念ながら App House などモバイルデバイス系アクセサリーは、とっくの昔に廃番になって入手できませんが……



ともあれ、かなり目的が絞られたカメラバッグである Glass Limo ですが、サッカー撮影でゴーヨン使う時は D5 + ゴーヨン一本勝負なので本バッグがピッタリ。

今年は航空祭やモータースポーツ撮影がなく、主にサッカー撮影ばかり、おまけに観客数制限があってゴーヨンで撮っても周りの迷惑にならないため D5 + AF-S 500mm f/4E FL ED VR を持ち出すことが多く、本バッグが一番稼働率高くなってます。

もちろん、航空祭やモータースポーツ撮影でも、超望遠レンズ一本勝負で挑む場合には本バッグで持っていきます。

航空祭の場合は、超望遠レンズ一本勝負だから本バッグを使うというより、公共交通機関利用や歩く距離、待つ時間の長さで身体の負担を考え、本バッグで行きたいから超望遠レンズ一本勝負になった、ということの方が多いですけどね😅

ロクヨン以上のレンズユーザーには不向きで、ゴーヨン、ヨンニッパ、サンニッパユーザー限定のようなバッグですが、レンズ一本勝負で行くような時には、ホント背負ってるのが楽なのでオススメです。

と言いながら、テレコン付けたまま収納できないと超遠距離撮影の時には不便なので、ボディ+ロクヨン対応の更に大きなバッグ購入も考えてはいますが(使い分け)、バッグ価格が高い割には稼働率が低そうだし、さらに収納場所を取るので悩みどころです…


(2)thinktankphoto / Airport Commuter


エアポート コミューター – thinktankphoto.jp

thinktankphoto のバックパックと言えば、大型レンズを持つ人のカメラバッグ大定番の一つ「Airport Accelerator」ですが、この「Commuter」は Accelerator の一回り小さい製品。

機内持ち込みサイズに近い Accelerator(外寸 H52.1 × W35.6 × D22.9cm)と比べると、高さも幅も小さくなった外寸 H45.7 × W31.6 × D21.6cm。背負ってみると高さの違いが大きいせいか、サイズ以上に機材を詰め込んだ時の背負いやすさ、身体への負担が違います。

それが昔 Airport Accelerator ではなく Commuter を購入した理由なのですが(当時は一番大きな所有レンズがサンニッパだったし)、

小さい割にはゴーヨンも入る


サイズですし、小ぶりに見えて、メイン収納部にバッテリーグリップ付きボディ2台にゴーヨン、テレコン2個、70-300、24-120 くらいは入り、加えて 15インチノートPCとかも入る、見かけ以上の大容量バッグです。

AFS540FL2Bag1a
(ゴーヨンを入れてみただけの例なのでもっと入ります)


と言っても、ロクヨンはじめビックリするほど入る Accelerator と比べると収納力は落ちますが、反面、この Airport Commuter の良いところとして、

飛行機の座席下スペースや
小型ジェット機の収納棚に入る


ので、飛行機を使った遠征時に Accelerator より一回り小さいことが効果的な場合があります。

羽田発着便だと100席未満の小型機なんてほとんど無いでしょうが、伊丹発着便だと結構多く、そういった時に Accelerator だと頭上の収納スペースに入らない場合もあります。(そもそも規定サイズを大幅超過ですけど)

ところが Commuter だと 100席未満の小型機でも収納スペースまたは座席下に入れ込むことができるのは利点です。比較的新しい ERJ-170/190 だと収納スペースに縦で入ってしまうので、若干サイズオーバーでもスペースを占拠せず咎められることはないです。(そのあたりは自己責任だけど)

そんな遠征時だけでなく近場の空港でもゴーヨン(昔はサンニッパ)と他のレンズを持っていく時、ボディを2台持って行く時は、9割方このバッグを持ち出します。大型レンズを使うデジタル一眼レフシステムにおける私のメインバッグですね。

不満は側面の一方が手持ち用の取手になっていて、側面ポケットが片方にしかないことくらい。セキュリティワイヤーも内蔵していますし、ポケットも見た目以上に入りますし、言うことないです。

もちろん、もう少し入れば…と思うことがないわけではないですが(ゴーヨンとゴーゴーロクPF 両方い入れたい場合とか)、

衰える体力を考えると
本バッグを限界にしておくのが吉


と思っています。メイン機材のゴーヨンが入りますしね。

Accelerator に詰め込んだら重量は更に増すでしょうから(Commuter でも目一杯入れると十数キロになります)、自分の身体や腰のためにも Commuter くらいがちょうど良いと満足しています☺️


(3)thinktankphoto / Airport International Limited Edition Classic


エアポート インターナショナル V3.0 – thinktankphoto.jp

超望遠レンズ向けバックパックの定番が Airport Accelerator ならば、ローリングカメラバッグの定番が Airport International でしょうか。ゴーヨンやヨンニッパに対応した機内持ち込みサイズのローリングバッグ。

私が持っている Limited Edition Classic というのは前モデル Airport International V2 の限定版で、前ポケットの部分がレザー仕様になっているくらい、機能・中身は全く変わりません。(前面の一部がレザーになっているのは気に入ってるけど)

現在は3代目 V3 ですが、こちらも基本は変わらず。

バックパックの Commuter と同じように、バッテリーグリップ付きボディ2台にゴーヨン、テレコン2個、70-300、24-120 くらいは入り、加えて前面ポケットに 15インチノートPC が入る収納力なのですが、

デカい割には意外と入らない


というのが率直な印象。

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(ゴーヨンくらいなら余裕で入りますが)


同じ機内持ち込みサイズをメドに作られているバックパックの Airport Accelerator と比べると収納力は随分下がり、一回り小さい Airport Commuter と同じくらい。

ローリングバッグゆえに、キャスターやハンドル収納部などの出っ張りが多いので、そのため大きめレンズは上手く入らなかったり、デッドスペースが生まれやすいのが難点。デッドスペースをなるべく少なくする収納の工夫が必要になります。

加えて、

ローリングバッグゆえに重い


のは致し方ありません。バッグ重量だけで 5kg 前後あるので、機材入れたら 10kg なんて余裕で超えます。ですので、機内持ち込みサイズとは言え、飛行機移動の時はほとんど使った記憶がありません。

ローリングバッグなので手で引いて持っていけるのは楽なのですが、重いだけに

舗装路以外や階段はバックパックの方が楽


だったり、長時間手で引っ張り続けると腕が疲れるのは当然ですので、このバッグを使うのは行き先で限定されますね。
  • 移動でほぼ舗装路しかないサーキット撮影
  • 新幹線移動で、現地では自転車使ったり砂利道を歩くなんてことがないのが判っている航空祭(岩国FD や防府、築城など)

こういった時の遠征でレンズ一本勝負じゃない(Glass Limo を持ち出さない)時のみ、本バッグを使います。

もっとも、今年はモータースポーツ観戦もできなければ、航空祭も全部中止になったので、本バッグを使うことはない公算が強いですね…

とは言え、稼働率は低いけど、一つ持ってると重宝する時があるのがローリングカメラバッグなので、保管場所を一番取るバッグだけど大型レンズを使い続ける限り、本バッグも所有し続けると思います。

ちなみに、以上の thinktankphoto カメラバッグ3種類とゴーヨン (AF-S 500mm f/4E FL ED VR) の収納例については、

ゴーヨンとカメラバッグ収納例 〜 500mm F4 レンズ × thinkTANKphoto バッグ3種

こちらの記事でも触れていますので、興味ある方は参考にしてください。


(4)VANGUARD / The Heralder 28



バンガードは中華ブランドらしくモデルチェンジが速いので、販売開始直後に購入した本バッグもとっくの昔に廃番になっていて、公式サイトを見ても今や影も形もないですが、ミドルサイズのショルダーカメラバッグです。

動体撮影をしないスナップ用途、特にミラーレス機を持ち出す時に一番よく使っていたバッグですが、バッグの横幅の割には高さも奥行きもあって一眼レフシステムでも 100-400mm とか 70-200mm F2.8 みたいな長いレンズを持ち出さない時は使っていましたし、今も使っています。

(100-400mm や 70-200mm F2.8 が入らないわけではなく、それら1本とボディ+標準ズームの組み合わせで持ち歩くことはできます)

一眼レフボディ+レンズ2本(70-200mm F4 クラスまで可)またはミラーレス機+レンズ数本に iPad くらいは入り、収納力はそこそこあります。奥行きがあるので、サイズの割には D5 みたいなバッテリーグリップ付きボディもギリギリ入ります。

また、本バッグは
  • 側面部はポケットにペットボトルを入れられるだけでなくベルトスリットがあるのでレンズポーチを付けられる
  • 背面側は通しベルトでキャリーケースの持ち手に差し込める
  • 上面部はジッパーで開けることができてバッグの蓋を開く必要がなくカメラを取り出せる
  • バッグ底面には三脚を止められるベルトがある(バッグサイズ的に縮長30〜40cm程度までが適当)
  • 11インチクラスまでのPC収納ケース付き
  • 独立した防水メモリカード収納部あり
  • レインカバー内蔵
  • オプション品でバックパックにすることも可能

と、中華ブランドらしく一通りの便利ギミックは備わっています。今ではここまであっても珍しくないですが、この製品が出た時はそう多くなかったんですよね…

反面、造りはやや雑だったり、底面部は簡単に地面の水気や汚れを吸収してしまうので気をつける必要があったりしますが、一番のお気に入りポイントとして

ストラップがしっかりしてる


点が挙げられます。

バッグサイズに比してかなり太く、またショルダーパッドに厚みがあって、機材を詰め込んで重くなっても肩に食い込むことがないのは非常に良いです。(バッグが良くてもストラップがチープ、ショルダーパッドをケチってる製品があるので…)

なので、バッグサイズ的にはさほど大きくないですが、D5 + 24-105mm f/4 + 70-300mm + α + ペットボトルみたいに 3kg 以上になっても肩掛けする気になるバッグです。

前述のとおり、腰痛持ちなのでショルダーバッグはほとんど使わなくなりましたが、本バッグはミラーレスシステムでも一眼レフシステムでも使えるサイズ感と使い勝手の良さがあり、良いストラップがあるのでこれからも使い続けるだろうバッグですね。

このサイズ感のバッグでしっかりとしたストラップが備わっているバッグって、そう多くはないのですよねぇ。


(5)VANGUARD / Up-Rise II 33

MyCameraBag2020A_UpRiseII33

VANGUARD、内部を拡張できるカメラバッグ - デジカメ Watch Watch

前項の The Heralder 28 と同時期に購入した、やや大きめのショルダーバッグ(後述のように私はバックパックとして利用)。こちらも販売開始直後に購入したものの、とっくの昔に廃番になっています。

この Up-Rise II シリーズの大きなサイズのものは

幅広&高さあるけど奥行きは薄め


という特徴があり、大きめカメラバッグの割にはスマートなのが特徴です。幅広なので PC収納部 も 17インチまで行けます。(15インチまでしか入れたことないし、邪魔になるのでパソコンは殆ど入れたことないけど😓)

さらに、側底面のチャックを開くと奥行きが拡張されるというギミックがあり、必要に応じて太いレンズも入れられるなどの利点もありました。(このギミックは後述するように良し悪し両方あり)

底が深いので 100-400mm や 70-200mm F2.8 クラスの望遠レンズを効率よく入れられることができ、その割には薄手のバッグなので、デジタル一眼レフボディ+望遠ズーム2〜3本(望遠ズーム2本+標準ズーム)という構成にはちょうど良いレンズでした。

幅や高さだけでなく厚み(奥行き)のあるショルダーバッグというのは、どうしても重心が身体から離れたところになりがちで腰への負担も大きくなりますし、公共交通機関乗車中に邪魔になりやすいですからね(足元に置いたとしても)。

でもって私の場合はオプションのベルトを購入して

ショルダーバッグをバックパック化


して使っています。腰痛持ちなので、ボディ+望遠レンズ中心にレンズ数本となると肩掛けではちょっと負担が大きかったので……

ただ、ショルダーバッグのバックパック化なので、背負った時のバッグ位置がやや下すぎてあまり背負いやすくはないです。大きめ望遠ズームを数本入れられる割に薄手なのは背負った時にも悪くないのですけど。

あと本バッグで言えることは、100-400mm や 70-200mm F2.8 クラスの望遠レンズに向きすぎて、

高さがある分、ミラーレスには向かない


ので、一時期メインシステムがミラーレス機になってからは殆ど使っていなかったですね。

デジタル一眼レフシステムに戻してからも、AF-S 500mm f/4E FL ED VR は入らないし、70-300mm など他のレンズには大きすぎるし…なので、しばらく使っていなかったのですけど、昨年末購入した

500mm f/5.6E PF がスッポリ収まる


ので(レンズ単独)、ボディ1台+レンズ1〜2本+ゴーゴーロクPF という時には使うようになりました。

ただ、奥行きがない分、D5 のようなバッテリーグリップ付きボディの収納は厳しい点は(ほとんどの人は問題にならないけど)私にとっては難点です😑

また、先に書いた「側底面のチャックを開けることでバッグの厚みを変えられる」というギミックのおかげで側面にポケットがなく(底面の三脚ベルトもない)、毎回ペットボトルを入れる場所に困るので(レンズ1本諦めて中に入れるしかない)、それがネックで使用頻度が高まらないのはあります。

なかなかニッチっぽい特徴的なバッグで 20cm 前後の望遠レンズユーザーには使い勝手が悪くはないのですけど、もっと使い良いバッグがあるだろうと思えるのもまた事実😅

なので、今後も使用頻度が少ないだろうということは判っているのですが、

今のシステムでもミラーレス機にメインシステムを戻した後でも、100-400mm や 70-200mm F2.8 といったレンズを使うことになれば、またこのバッグが活きる日が来るはず


とは思っているので、捨てることなくバッグ置き場にずっと鎮座されております😓


(6)謎?の直方形カメラバッグ

MyCameraBag2020B_Nobrand1


カメラバッグどころかバッグ類で、私が唯一(友達から以外の)店頭で中古購入したバッグ。

どこのメーカーとかも全く判らない怪しいノーブランドなショルダーバッグ。一応バッグ内側にクッション材があるのでカメラバッグでしょう。というか、梅田の駅前ビルに幾つかある馴染みじゃない入りにくいカメラ屋たちの一つで買ったからカメラバッグのはず。

中古で買った時も、さほど程度が良くなかった記憶があるが、それから10年近く使っているのでボロボロである。フロントポケットは一部破けているし、ストラップもヘタっている(が交換はできない)。

何の変哲もない、デザインもダサいノーブランド・カメラバッグを何故買って長年使ってきたかと言うと、

バッテリーグリップ付きボディ+
フードなしサンニッパがドンピシャで入る


から。

購入当時、サッカー撮影は EOS 7D + EF300mm F2.8L IS USM で撮っていたこともあって、ちょうどピッタリのバッグということで購入した次第。(確か数千円と安かった)

余分な機能のない直方体バッグは見栄えこそ悪いが、見た目よりしっかり収納でき、バッテリーグリップ付きボディ+フード外したサンニッパを入れて、あとはシートクッションやらタオルマフラーやら観戦グッズを入れた上、側面にメッシュポケットがあったので、そこにペットボトルを入れれば、

え?これにデカいカメラとサンニッパが入ってるの??


と何度か驚かれたくらいコンパクトに持ち運べたので、かなりお気に入りのバッグでした。(元々サンニッパはフード外せば、そんなに大きなレンズじゃないし)

ミラーレス機のシステムでは使いどころが全くないカメラバッグでしたが、サンニッパじゃなくても EF100-400mm 一本勝負の時とか、最近でもサッカー撮影でコンパクトな D5 + AF-S 300mm f/4E PF ED VR + TC-14E III を選択して持っていった場合などには使っていました。

MyCameraBag2020C_Nobrand2


最近はこのバッグにちょうど合うレンズを所有していない&使っていないため、今年は一度も持ち出していません。このボロボロ具合を見るとそろそろ廃棄しても良いのかなぁ…と思いつつも、去年までそれなりに使っていたので決断できていません😅

ヨドバシのカメラバッグコーナー巡っても、ちょうどコレの代わりになるようなバッグが見つからないんですよねぇ。小洒落たデザインとか要らんから無駄のない直方体バッグがええんやけど!

ちなみに、エレコムの ZEROSHOCK シリーズで、このカメラバッグと同じような直方体カメラバッグが販売されていて所有していたのですが、本バッグよりひと回り小さく、ボディ+フードなしサンニッパが入らなかったこともあって、本バッグ購入以降使われなくなって一足先に処分したみたいです。(見当たらない)


なんか、まだまだカメラバッグはあるし、長くなりすぎたので、ここまでで前編として、以降次回に。