プロ野球が無観客で開幕して1か月、サッカーJリーグも半月前から再開して、どちらも先週末から5千人を上限として観客を入れることができるようになりました。
私自身、スタジアムには2月半ばのルヴァンカップを観に行って以来5カ月もご無沙汰で、これほど長くサッカー観戦をしなかった/できなかったのは、いつ以来なのか記憶にないないくらいです。
しかしながら、東京を始め都市部を中心に新型コロナウイルスの感染再拡大が止まらない現在、各スタジアムの収容人数の数分の1以下しか観客を入れないとはいえ、Jリーグ観戦再開でウキウキな私も正直感染への不安はあります。
そもそも、
わけです。Jクラブ側もスタジアムでの対策はできる限り行うでしょうが、行き帰りは関与しようがありません。
そういう不安もあってスタジアムへ行くのを回避している人は周りに何人もいますし、私自身もスタジアムまで歩いていける、公共交通機関で密になる可能性がない環境でなければ、どんなに待ち焦がれても敬遠していたかもしれません。
私自身、新スタジアムでの京都サンガFCの試合を観に行こうかとも考えたのですが、スタジアム移転で亀岡まで電車乗り換え込みで1時間以上かけて行き来することを思うと躊躇って、悩んだ挙句に止めましたから。
実際、観客を入れ始めた先週末 J1リーグ第4節の入場者数を見ても、
このように上限5千人近くまで入ったのは、2試合のみ(チケット販売数3,800枚の横浜FCのように元々チケット販売数が少ないクラブもあるので念のため)。
雨が降っていた地域もあったせいか、チケット完売でも入場者数が伸びていないクラブもありますが、これが J2 以下になると更に観客数は少なく、しばらくは様子見しておこうか、という人も多いように思います。
そんな状況ではありますが、実際に Jリーグ再開直後の、上限5千人のスタジアム観戦というのはどんなものか、自身の体験から少し状況を話しておきたいと思います。
なお、当方の事例はガンバ大阪のホームスタジアムであるパナソニックスタジアム吹田(パナスタ)であり、また J3 のゲームのため観戦者はかなり少なかったこともあって、他のスタジアムでは状況が違うことは十分にありますので、あくまで例の一つとして見てください。
■ Jリーグ 新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン_7月16日更新版 (PDF)
Jリーグから感染防止策として指針が示されていて(上記 PDF 参照、頻繁に更新されていますので注意)、各クラブともそれに基づいて執り行っているはずですが、観客動員数その他の事情から細かい部分はそれぞれのクラブ、スタジアムで違うと思いますので、念のため。
私自身、スタジアムには2月半ばのルヴァンカップを観に行って以来5カ月もご無沙汰で、これほど長くサッカー観戦をしなかった/できなかったのは、いつ以来なのか記憶にないないくらいです。
しかしながら、東京を始め都市部を中心に新型コロナウイルスの感染再拡大が止まらない現在、各スタジアムの収容人数の数分の1以下しか観客を入れないとはいえ、Jリーグ観戦再開でウキウキな私も正直感染への不安はあります。
そもそも、
いくらスタジアムで対策したところで
行き帰りの公共交通機関で密になる可能性は高い
行き帰りの公共交通機関で密になる可能性は高い
わけです。Jクラブ側もスタジアムでの対策はできる限り行うでしょうが、行き帰りは関与しようがありません。
そういう不安もあってスタジアムへ行くのを回避している人は周りに何人もいますし、私自身もスタジアムまで歩いていける、公共交通機関で密になる可能性がない環境でなければ、どんなに待ち焦がれても敬遠していたかもしれません。
私自身、新スタジアムでの京都サンガFCの試合を観に行こうかとも考えたのですが、スタジアム移転で亀岡まで電車乗り換え込みで1時間以上かけて行き来することを思うと躊躇って、悩んだ挙句に止めましたから。
実際、観客を入れ始めた先週末 J1リーグ第4節の入場者数を見ても、
川崎ー柏 | 4,724人 |
大分ー神戸 | 4,263人 |
横浜FCー仙台 | 2,235人 |
清水ーガンバ大阪 | 4,131人 |
鳥栖ー広島 | 2,694人 |
浦和ー鹿島 | 3,094人 |
湘南ー札幌 | 3,327人 |
セレッソー名古屋 | 4,026人 |
マリノスーFC東京 | 4,769人 |
このように上限5千人近くまで入ったのは、2試合のみ(チケット販売数3,800枚の横浜FCのように元々チケット販売数が少ないクラブもあるので念のため)。
雨が降っていた地域もあったせいか、チケット完売でも入場者数が伸びていないクラブもありますが、これが J2 以下になると更に観客数は少なく、しばらくは様子見しておこうか、という人も多いように思います。
そんな状況ではありますが、実際に Jリーグ再開直後の、上限5千人のスタジアム観戦というのはどんなものか、自身の体験から少し状況を話しておきたいと思います。
なお、当方の事例はガンバ大阪のホームスタジアムであるパナソニックスタジアム吹田(パナスタ)であり、また J3 のゲームのため観戦者はかなり少なかったこともあって、他のスタジアムでは状況が違うことは十分にありますので、あくまで例の一つとして見てください。
■ Jリーグ 新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン_7月16日更新版 (PDF)
Jリーグから感染防止策として指針が示されていて(上記 PDF 参照、頻繁に更新されていますので注意)、各クラブともそれに基づいて執り行っているはずですが、観客動員数その他の事情から細かい部分はそれぞれのクラブ、スタジアムで違うと思いますので、念のため。
今回観に行ったのは J3 第4節、ガンバ大阪 U-23 対 ガイナーレ鳥取の試合。平均入場者数が2万7千人以上の J1 トップチームと違って、若手主体 U-23 の平均入場者数は 1,200人強であり、元々密になることはないカテゴリーです。
ガンバ大阪としては、チケット完売の今週末 J1 トップチームの試合を前に、少人数の入場者で色々と手順を確認できたのは良かったのではないでしょうか。
入場時には、スタジアムへ入る各ゲートの階段下でまず検温があり、スタジアム入り口のチケットチェック時もチケットの半券は自分でもぎって自分で半券回収箱に入れる手順になっていました。(入場時もチケットは見せるだけ)

(パナスタの入場ゲート階段下に体温チェックエリアあり)

(2m離れた場所から非接触タイプの検温計をかざされる)

(大阪府のコロナ追跡QRコードも掲示されていましたが誰も…😥)

(スタジアムゲートには半券回収箱)

(スタジアム入ったところには消毒液)
消毒液もただ置いてあるだけではなく、スタジアムに入るチケットチェックの際に「消毒液で手洗いをお願いします」と言われます。マスクもそうですが、自分のためではなく他人に写さないためにやるべきことではあります。
さて、今回の Jリーグ観客入場再開にあたっては、政府指針の「屋外イベントは上限5千人で、十分な間隔。できれば 2m」に基づいて、パナソニックスタジアム吹田では以下のような座席配置になっていました。

同じ列の隣りとは中3席離れていて(4席に1人)、前後も同じ縦の席は1列飛ばし、すぐ前や後の列は横が1席分空けられているという座席配置になっています。(トータルとしては2x2座席=4席に1人)
通常、ガンバ大阪 U-23 の試合は自由席なのですが、人数制限をかけられている状況では全席指定席。また、当日券もスタジアムで発売することなく、当日券も含めて全てクラブのオフィシャルチケット(ネット)販売のみとなっています。
これは各クラブとも共通のようで、ゴール裏のような本来自由席でもしばらくは全席指定として販売されるようです。応援も声出し、手拍子、旗振りなどの応援も当面禁止されています。
実際の座席を見てもらうと、パナスタでは↑このような形で座れない席は使われないように紐で縛ってありました。4万人収容のスタジアムですから、これだけでもスタッフの手間は大変なものだと思います。
ともあれ、横の人とは中3席も離れていますから密な感じは全くしません。むしろ近いのは、一つ前や後ろの列の人でしょう。前後の列で横は中1席ですから、間隔は 1m くらい。同じ縦位置にいる2列後ろの人も距離的には同じくらいでしょうか。
これが密と感じるかどうかと言えば、あくまで私の感じ方ですが、
です。周りの人との距離が全て 2m 以上あるわけではありませんが、他人と近いと感じる距離ではないと思います。
新型コロナウイルスの感染については、同じ人と一定の時間以上近くにいることが問題なわけですが、それでも
と思うくらいです。
もちろん、同じ縦位置で2列真後ろの人や、1つ後ろの列で2席向こうにいる人(1席遠い斜め後方の人)が、マスクもせずに声を出していれば気になるのは間違いないです。
幸い、私の周りにはマスク外し野郎はいませんでしたが、ルール無視でマスク外したままのアホはどこでもいるので(他会場ですけど DAZN 中継で思いっきり顎マスクのおっさんがアップにされていたり😓)、そういう輩と近づくリスクはありますし、飲食時にはマスクを外す必要がありますから難しい点もあります。
とは言え、
そんな印象でした。あくまで私個人の印象ですが。
この先 8月からは、入場者数制限なし収容率50%以内の規制が予定されており、その場合は座席が2席に1人の格子配置になりますから、また印象は変わるとは思います。現在はスタジアムでのアルコール販売が禁止ですが、それも解禁になれば尚のことでしょう。
ただ、実際に行ってみて思うのは、
でもあります。
行き帰りの公共交通機関については先に触れたとおりですが、それと同じくらいに気になるのは入退場時、特に退場時の混雑。
入場については、ガンバ大阪の J1 の試合の場合、予め観戦エリア別に入場時間が指定されていますし、元々スタジアムに来る時間は皆ある程度まちまちでしょう。

しかし、退場時はどうしても皆一斉に帰ることになりますし、座席ブロック毎に順番に退場させるにしても出入り口や階段ではそれなりに密な感じになるのは否めません。
パナスタで5千人収容というのは、先に書いたように下層エリアのみで4席に1人という割り当てですから、3万人以上入った時のようにスタジアム出るのに満員電車のトコロテン状態で10分かかるようなことはないでしょう。
とは言え、上手くやらないと密な状況にハマることはあるでしょうから、しばらく経って人が少なくなってから退出するなどの自衛策も必要かもしれません。
あと、接触可能性としては、着席退席する際どうしても狭い通路を通ることになり、身体が触れる可能性はありますので、その点も気になる人は気になるでしょう。混み気味の電車やスーパーの混雑エリアと変わりないですけど。
今回の J3 ガンバ大阪 U-23 の試合では入場者数が 632人という少なさでしたから(いつもの半分、5ヶ月ぶりの観戦可能な試合なので、いつも以上に来ると思ったけど…)、退場時の混雑は大したこともなく(やや密程度)、その点では参考にならなかったかもしれません。
ただ、今週末の J1 トップチームの試合はチケット完売。上限5千人近くまで入るであろう今週末の試合では、状況はだいぶ変わるでしょうから、その試合を体験して改めてもう一度レポートしようと思っています。
ガンバ大阪としては、チケット完売の今週末 J1 トップチームの試合を前に、少人数の入場者で色々と手順を確認できたのは良かったのではないでしょうか。
入場時には、スタジアムへ入る各ゲートの階段下でまず検温があり、スタジアム入り口のチケットチェック時もチケットの半券は自分でもぎって自分で半券回収箱に入れる手順になっていました。(入場時もチケットは見せるだけ)

(パナスタの入場ゲート階段下に体温チェックエリアあり)

(2m離れた場所から非接触タイプの検温計をかざされる)

(大阪府のコロナ追跡QRコードも掲示されていましたが誰も…😥)

(スタジアムゲートには半券回収箱)

(スタジアム入ったところには消毒液)
消毒液もただ置いてあるだけではなく、スタジアムに入るチケットチェックの際に「消毒液で手洗いをお願いします」と言われます。マスクもそうですが、自分のためではなく他人に写さないためにやるべきことではあります。
さて、今回の Jリーグ観客入場再開にあたっては、政府指針の「屋外イベントは上限5千人で、十分な間隔。できれば 2m」に基づいて、パナソニックスタジアム吹田では以下のような座席配置になっていました。

同じ列の隣りとは中3席離れていて(4席に1人)、前後も同じ縦の席は1列飛ばし、すぐ前や後の列は横が1席分空けられているという座席配置になっています。(トータルとしては2x2座席=4席に1人)
通常、ガンバ大阪 U-23 の試合は自由席なのですが、人数制限をかけられている状況では全席指定席。また、当日券もスタジアムで発売することなく、当日券も含めて全てクラブのオフィシャルチケット(ネット)販売のみとなっています。
これは各クラブとも共通のようで、ゴール裏のような本来自由席でもしばらくは全席指定として販売されるようです。応援も声出し、手拍子、旗振りなどの応援も当面禁止されています。
実際の座席を見てもらうと、パナスタでは↑このような形で座れない席は使われないように紐で縛ってありました。4万人収容のスタジアムですから、これだけでもスタッフの手間は大変なものだと思います。
ともあれ、横の人とは中3席も離れていますから密な感じは全くしません。むしろ近いのは、一つ前や後ろの列の人でしょう。前後の列で横は中1席ですから、間隔は 1m くらい。同じ縦位置にいる2列後ろの人も距離的には同じくらいでしょうか。
これが密と感じるかどうかと言えば、あくまで私の感じ方ですが、
座席に座って観戦する状況では
密に、他人が近いと感じることはない
密に、他人が近いと感じることはない
です。周りの人との距離が全て 2m 以上あるわけではありませんが、他人と近いと感じる距離ではないと思います。
新型コロナウイルスの感染については、同じ人と一定の時間以上近くにいることが問題なわけですが、それでも
満員電車どころか大して混んでいない電車よりずっと密じゃなく開放的だし、むしろスーパーの食料品コーナーの方がずっと密やで。
と思うくらいです。
もちろん、同じ縦位置で2列真後ろの人や、1つ後ろの列で2席向こうにいる人(1席遠い斜め後方の人)が、マスクもせずに声を出していれば気になるのは間違いないです。
幸い、私の周りにはマスク外し野郎はいませんでしたが、ルール無視でマスク外したままのアホはどこでもいるので(他会場ですけど DAZN 中継で思いっきり顎マスクのおっさんがアップにされていたり😓)、そういう輩と近づくリスクはありますし、飲食時にはマスクを外す必要がありますから難しい点もあります。
とは言え、
現在の座席間隔で、観戦ルールの
「マスク着用、声出し応援禁止」が守られるなら
比較的安心して観戦できる
「マスク着用、声出し応援禁止」が守られるなら
比較的安心して観戦できる
そんな印象でした。あくまで私個人の印象ですが。
この先 8月からは、入場者数制限なし収容率50%以内の規制が予定されており、その場合は座席が2席に1人の格子配置になりますから、また印象は変わるとは思います。現在はスタジアムでのアルコール販売が禁止ですが、それも解禁になれば尚のことでしょう。
ただ、実際に行ってみて思うのは、
みんな座って観戦してる時は良いが
それ以外の時に不安あり
それ以外の時に不安あり
でもあります。
- 入退場時(特に退場時)
- 着席退席導線
- 行き帰りの公共交通機関
行き帰りの公共交通機関については先に触れたとおりですが、それと同じくらいに気になるのは入退場時、特に退場時の混雑。
入場については、ガンバ大阪の J1 の試合の場合、予め観戦エリア別に入場時間が指定されていますし、元々スタジアムに来る時間は皆ある程度まちまちでしょう。

しかし、退場時はどうしても皆一斉に帰ることになりますし、座席ブロック毎に順番に退場させるにしても出入り口や階段ではそれなりに密な感じになるのは否めません。
パナスタで5千人収容というのは、先に書いたように下層エリアのみで4席に1人という割り当てですから、3万人以上入った時のようにスタジアム出るのに満員電車のトコロテン状態で10分かかるようなことはないでしょう。
とは言え、上手くやらないと密な状況にハマることはあるでしょうから、しばらく経って人が少なくなってから退出するなどの自衛策も必要かもしれません。
あと、接触可能性としては、着席退席する際どうしても狭い通路を通ることになり、身体が触れる可能性はありますので、その点も気になる人は気になるでしょう。混み気味の電車やスーパーの混雑エリアと変わりないですけど。
今回の J3 ガンバ大阪 U-23 の試合では入場者数が 632人という少なさでしたから(いつもの半分、5ヶ月ぶりの観戦可能な試合なので、いつも以上に来ると思ったけど…)、退場時の混雑は大したこともなく(やや密程度)、その点では参考にならなかったかもしれません。
ただ、今週末の J1 トップチームの試合はチケット完売。上限5千人近くまで入るであろう今週末の試合では、状況はだいぶ変わるでしょうから、その試合を体験して改めてもう一度レポートしようと思っています。
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