最近、いつも見ていたほのぼの写真ブログや鳥見、モースポブログが急にブチギレ現状批判記事を載せだりたりして、新型コロナウイルスの影響が人の心も苛んでいることを実感する昨今ですが、本ブログはできるだけ平常運転で行きたいと思っています。

私も色々言いたいこと、無理やろ!と思うことは多々ありますし、仕事の先行きはダークネス一直線ですが、それを読み手にストレス発散しても誰も幸せにならないですしね…

TediousDays20200411iPhone11Pro
(我らがスタジアムに再び入場できるのはいつの日か…)


さて、今回は iPad 絡みの繰り言を書き連ねる与太記事であります。別にストレスの発散というわけではなく、昨今のリモートワーク時代のこととともに、先日 TechCrunch の以下の記事を読んで自分の思うところも記しておこうかな、と。

最新iPad Proは旧モデルから乗り換えるほどではないが、マウスとキーボードは快適で便利 | TechCrunch Japan
Review: 100,000 miles and one week with an iPad Pro | TechCrunch (原文)

ちなみに、日本語訳記事のタイトルは原文とは変わっていて、原文のサブタイトル「The new iPad Pro offers an attractive refresh for new buyers, but not current ones」がベースになっています。

新しい iPad Pro のレビュー記事という点では日本語訳のタイトルが相応しいのですが、内容を読めば分かる通り、それは全体の3分の1くらい。

あとは、モバイル環境がノートパソコンから iPad Pro に変わってしまったこと、iPad のコンセプトに絡む話が主です。原文タイトルのままではアクセス数を稼げないと変えたのでしょう。

原文著者は Windows パソコンも使用しつつも Apple デバイスを主に使っている方ですので、日本の某ライターのような信者ではないものの、Apple デバイス愛用者からの視点になるので、その点は割り引く必要はあるでしょう。当方も同じですが。

それはともかく、最初の頃は多少ハードルがあったものの出先ではノートパソコンから iPad Pro へ完全に移行できた、ずっと iPad Pro しか持ち出していない(1年半で10万マイル旅して仕事に使っている)というのは、私の今の環境(仕事)では無理だと改めて思うと同時に、羨ましくもあります。

そのことについて、思うところをアレコレ吐き出しておこうかと思います。


私自身、パソコンで行っていることを iPad で完全に代替できるようになる、なんてことは一度も思ったことはないですが(今後もない予定)、

iPad Pro (2018) のような並みのノートパソコン以上の高性能モバイルデバイスの登場で、今までよりもノートパソコンでやっていること(の一部)が iPad Pro でこなせることが増えるといいなぁ


とは願っていました。

ただ、現実は登場から1年半経っても iPad でやれることの範囲は現状あまり変わらないままという認識です。

その理由は幾つかあるでしょうし、それらについては後ほど記すとして、一番の要因は、ノートパソコン並みかそれ以上の性能を持つ iPad Pro、iOS から分離した iPadOS が出てきても、

性能に見合うiPadアプリの進化が限定的だった


というのがあると思います。特に

ビジネス系iPadアプリは全く変わらず


であり、そこが大きく変わらぬ限り、ノートパソコンの役割を iPad Pro に移していくのは難しいかな、と思う1年半でした。

iPadPro2018_28


ただ、個人的には iPad で仕事する、何かしらノートパソコン的作業をすることが、ノートパソコンより心地よい、効率が良いと感じる時もあります。

今のリモートワーク時代にあって各自(各社)色々なホームワーキングスタイルがあると思いますし、そもそもリモートワークは会社貸与のパソコンでしかできない場合も多いと思いますが、元々引きこもり系な私が思うに、

画面も大きく同時に色々できるノートPCより、1画面1アプリ的なiPadの方が作業に集中できることもある

と思うんですよね。もちろん一部の作業内容に限られますが、何かしら単一の作業をこなす時は悪くない。

iPadPro2018at2020spring2


iPad にも Split View や Slide Over というマルチウィンドウ的な機能はありますし、確かに便利になりましたが、やはり基本は1つアプリが画面を占有するスタイルです。

1つのアプリ(作業)=1つの画面
このスタイルが集中を生む


そういう時もあると感じています。

あのアプリも、このアプリも使って、連携して…そういう時は圧倒的にノートパソコンのマルチ性が便利ですが、1つのことを集中してやらなければならない時に iPad みたいな単機能画面なスタイルは意外と集中でき、効率が良いと思っています。

もちろん、

パソコン使っても1つの作業に集中できるやろ、ちゃんとせえや


というのはありますが、私のように集中力の持続性に難がある人間は「何でもアレコレ同時にできる機械」より「同時に1つのことしかできない(見られない)機械」の方が効率が良い場面もあります。(作業内容、状況次第の話です、念のため)


(ケースはキーボードの有無で2つを常時使い分け)


そういうこともあって、iPad Pro でノートパソコン的作業がもう少しできるようになってくれれば良かったのですが、現状はまだ期待するほどには遠いのは残念です。

タブレットとしては iPad はとっくに完成の域にあるので、ノートパソコン的な作業でできることがもう少しノートパソコンに近づいたなら、真の 2-in-1 デバイスになるのになぁ、と思うのですが、なかなかねぇ(´Д` )

Windows ノートパソコンについては、2-in-1 などと言っても Windows を載せてる限りタブレットとしては最低以下であり、タブレット的な使い勝手が向上するのは Windows である限り永遠に無理でしょう。

マイクロソフトも一時期と比べると Windows をモバイルデバイスとして最適化することには距離を置いていますし、そもそも Windows はパソコンでの使い勝手、後方互換性が全てです。それを犠牲にすることはできませんから。


となれば、上記記事でも触れられていたように、iPad のプチパソコン化の方が「タブレットとして快適で、ノートパソコン的なこともできる」、真の 2-in-1 に近いデバイスの実現性が高いと感じていたのですが……うーん。

また、リモートワーク的なことも含めて iPad (Pro) がノートパソコン代替として難しいのは先に挙げたアプリの問題だけではないわけで、そのあたりについては次回また徒然と。

(続き)→ リモートワーク時代における、ごく個人的な iPad (Pro) とノートパソコンの狭間に揺れる思い (後編)