今週、ニコン D6 発表などの発表と同日に、オリンパスのフラッグシップ…は E-M1X になったので、何と呼べば良いか判りませんが、言わば看板機 E-M1 シリーズの最新世代 E-M1 Mark III も発表になりました。
■ OM-D E-M1 Mark III | デジタル一眼カメラ OM-D | オリンパス
E-M1 Mark III については、今週末オリンパスプラザで行われているイベントに行って実機を触ってから感想を書こうかと思ったのですが、
と思ったので回避しました。CP+ 中止だって、そういうリスクを考慮してでしょうから。
そういう意味では、新製品が発売になってもなかなか量販店店頭のカメラも触る気にならないというか、薬用ハンドジェルやアルコールティッシュを携行してすぐに拭けば…とか思いますが、そこまですることもないかと、こうやってリスク考えると自重が進んでいく状況になっていくのかな、と思ったりする今日この頃です。

それはともかく、オリンパスの E-M1 Mark III ですが、当方が感じた端的な感想は、ニコン D6 と同じ。
ということと、
ということ。Mark II の時のセンサー契約購入量をまだ捌けていないのかもしれませんが…
何年かに一度の看板機種モデルチェンジでセンサーも変わらず、特に目を惹く新機能もないマイナーチェンジっぽい形で出すのはオリンパスとしても本意ではないのでしょうが、それがむしろ状況の厳しさを感じずにはいられません。
その分、お値段の方は特に上がることなく、E-M5 Mark III 発売時のような「上位機と値段差があまりないやん」という高値でないのは朗報ですが、E-M1X, E-M5 Mark III と出してきて、さらにこのタイミングでこの内容で E-M1 をモデルチェンジせざるを得なかった事情があったのかと思うと……
この春の新機種発表(と次の球を持って眺めてる感のソニー)を見ていると、各メーカーの体力差だったり事情が伺えてきて、4〜5年前とは様相が変わってきたように感じる昨今です。
■ OM-D E-M1 Mark III | デジタル一眼カメラ OM-D | オリンパス
E-M1 Mark III については、今週末オリンパスプラザで行われているイベントに行って実機を触ってから感想を書こうかと思ったのですが、
新型コロナウイルスがヤバすぎる中、不特定多数の人が触ったカメラに自分も触ってファインダーに目を付けるなんてリスク高いよなぁ
と思ったので回避しました。CP+ 中止だって、そういうリスクを考慮してでしょうから。
そういう意味では、新製品が発売になってもなかなか量販店店頭のカメラも触る気にならないというか、薬用ハンドジェルやアルコールティッシュを携行してすぐに拭けば…とか思いますが、そこまですることもないかと、こうやってリスク考えると自重が進んでいく状況になっていくのかな、と思ったりする今日この頃です。

それはともかく、オリンパスの E-M1 Mark III ですが、当方が感じた端的な感想は、ニコン D6 と同じ。
Mark III というより Mark 2.5 だよなあ
ということと、
新型センサー発注できない事情は辛いねえ
ということ。Mark II の時のセンサー契約購入量をまだ捌けていないのかもしれませんが…
何年かに一度の看板機種モデルチェンジでセンサーも変わらず、特に目を惹く新機能もないマイナーチェンジっぽい形で出すのはオリンパスとしても本意ではないのでしょうが、それがむしろ状況の厳しさを感じずにはいられません。
その分、お値段の方は特に上がることなく、E-M5 Mark III 発売時のような「上位機と値段差があまりないやん」という高値でないのは朗報ですが、E-M1X, E-M5 Mark III と出してきて、さらにこのタイミングでこの内容で E-M1 をモデルチェンジせざるを得なかった事情があったのかと思うと……
この春の新機種発表(と次の球を持って眺めてる感のソニー)を見ていると、各メーカーの体力差だったり事情が伺えてきて、4〜5年前とは様相が変わってきたように感じる昨今です。
で、E-M1 Mark II → Mark III で進化した主な点といえば、
こういったところでしょうか。E-M1 Mark II 登場時には散々動体撮影能力を標榜していたものの、(動体撮影のための AF 能力は別としても)AF 測距点用マルチセレクターがなかったのは画竜点睛を欠きまくりでしたので、これが Mark III で搭載されたのは当然でしょう。
ただ、誰もが期待した?であろう E-M1X 最大の特長である
というのは、ちょっと残念というか、
という気はしますね。目玉機能が削られている分、ミニ E-M1X というより E-M1 Mark 2.5 感が増す印象になってしまいます。放熱や消費電力の関係で厳しかったのかもしれませんが。

あと、前モデル Mark II と変わらなかったところとして、以下の点が挙げられます。
まぁ、なんというかオリンパス機らしいところが直っていないというか、
というのは E-M1 Mark III でも継続されている感があります。
フラッグシップ機は E-M1X に譲ったとはいえ、看板機種であるカメラの背面液晶が未だ 104万画素はないだろうと思うし(E-M1X もだけど)、ダブルスロットの片方しか UHS-II 対応のままというのは改善できなかったんですかねぇ。
「センサーは同じでも他は頑張りました!」なら納得する人も少なからずいると思うんですけど、アレもコレも直せてません、というところが散見されるのが残念です。USB 充電・給電はできるようになりましたけど。

ただ、ダブルスロットの片方のみ UHS-II 対応、というのは被写体認識 AF と同じく、E-M1X の TruePic VIII の2基掛けじゃなく TruePic IX 1基のみという処理エンジンの構成による処理能力の限界なのかもしれません。(根本的にマルチタスクに弱そうな処理具合だし)
そのあたりを見てると、
なんて思うわけで、こういった点を実機で確認してみたかったわけですが、今ひとつ心動くところがなく、おそらく買うことはないので(オリンパス機で動体撮影は諦めたので買うとしたら E-M5 Mark III)リスクある今わざわざ確認しなくても別にいいか、と思って妄想だけになっています(^_^;)

とりあえず E-M1 Mark II については自分なりに散々動体撮影に勤しんだうえでの個人的な結論として、
と思ったのですが、実際 Mark III では被写体認識 AF がないこともあってか動体撮影を一番に標榜することなく、小型だけど高信頼性に重点を置いてる印象を受けます。(星空AF も USB PD 給電との相性は良いでしょうし)
個人的にはその振り分けで良いというか、高レスポンスの E-M1X、高耐久性/高信頼性の E-M1 Mark III、それが必要ない小型軽量重視の E-M5 Mark III というのは、結構バランスの良い構成に思えます。
ただまぁ、マイクロフォーサーズの場合は高感度を含めた画質面での向上はより求められていたと思うので、センサー据え置きのままあと数年戦うのはなかなか厳しいところはあるでしょうが…ここはオリンパス信者様たちの腕の見せ所、お布施の積み所でしょう :-)
■ マイクロフォーサーズがマウント別台数シェアで2019年国内No.1に - デジカメ Watch
マイクロフォーサーズについては、↑こんなニュースもありますしね。ぶっちゃけツッコミどころが満載ですけど、たまには明るい?ニュースもないとねえ。
■ オリンパス、OM-D E-M1X / E-M1 Mark II / E-M5 Mark IIIの最新ファームを公開 - デジカメ Watch
(この内容差なら激安に下がったMark IIも有りと思います)
- 画像処理エンジンが新世代の TruePic IX に
(Mark II や E-5 Mark III、E-M1X は TruePic VIII 世代) - ご自慢の手振れ補正は E-M1X と同じボディ単体で7段、5軸シンクロ手ブレ補正で7.5段分に強化
- 同じく E-M1X から連写合成による「ライブND」も搭載
- E-M1X の手持ちハイレゾショット/三脚ハイレゾショットも搭載、後者は 8,000万画素相当に
- 新機能「星空AF」搭載
- E-M1X で採用された AF 測距点用マルチセレクター搭載
- インターバル撮影が最大6時間、最大9,999コマまで可能に
- Mark II と同じく USB Type-C 端子採用だが、Mark III では USB PD 対応でちゃんと USB 給電、充電可能
(ただし USB 充電は電源オフ時のみ)
こういったところでしょうか。E-M1 Mark II 登場時には散々動体撮影能力を標榜していたものの、(動体撮影のための AF 能力は別としても)AF 測距点用マルチセレクターがなかったのは画竜点睛を欠きまくりでしたので、これが Mark III で搭載されたのは当然でしょう。
ただ、誰もが期待した?であろう E-M1X 最大の特長である
インテリジェント被写体認識AFが非搭載
というのは、ちょっと残念というか、
センサー同じでも、画像エンジンを新世代にしたのだから、それくらいは頑張れなかったのかなぁ…
という気はしますね。目玉機能が削られている分、ミニ E-M1X というより E-M1 Mark 2.5 感が増す印象になってしまいます。放熱や消費電力の関係で厳しかったのかもしれませんが。

あと、前モデル Mark II と変わらなかったところとして、以下の点が挙げられます。
- AF ユニット変わらず
(AF アルゴリズムは E-M1X ベースに) - EVF の画素数、倍率も変わらず
(EVF パネル部材は E-M1X と同じ) - 背面液晶も相変わらず104万画素の低画素パネルのまま
- ダブルスロットのうち UHS-II 対応スロットが一方だけのまま
(まさかの片手落ち仕様が継続とは…) - 外寸は全く同じ、重量もほぼ同じ(+6g)
まぁ、なんというかオリンパス機らしいところが直っていないというか、
機能は満載だけど実は色々微妙な点が
というのは E-M1 Mark III でも継続されている感があります。
フラッグシップ機は E-M1X に譲ったとはいえ、看板機種であるカメラの背面液晶が未だ 104万画素はないだろうと思うし(E-M1X もだけど)、ダブルスロットの片方しか UHS-II 対応のままというのは改善できなかったんですかねぇ。
「センサーは同じでも他は頑張りました!」なら納得する人も少なからずいると思うんですけど、アレもコレも直せてません、というところが散見されるのが残念です。USB 充電・給電はできるようになりましたけど。

ただ、ダブルスロットの片方のみ UHS-II 対応、というのは被写体認識 AF と同じく、E-M1X の TruePic VIII の2基掛けじゃなく TruePic IX 1基のみという処理エンジンの構成による処理能力の限界なのかもしれません。(根本的にマルチタスクに弱そうな処理具合だし)
そのあたりを見てると、
TruePic IX って TruePic VIII から処理能力の伸びが大したことないんじゃないの?(他社だと処理エンジン世代毎に 1.5倍やそれ以上になるけど)
E-M1 Mark II って他社と比べると同じ UHS-II カードを使ってもえらく書き込みが遅かった(たぶん内部処理やバスのボトルネック)けど、もしかして Mark III でも同じなんじゃないの?
EVF のリフレッシュモードや背面液晶の LV ブーストによっては色々処理落ちしたり、AF 速度に影響出るのも変わってなかったりして…
なんて思うわけで、こういった点を実機で確認してみたかったわけですが、今ひとつ心動くところがなく、おそらく買うことはないので(オリンパス機で動体撮影は諦めたので買うとしたら E-M5 Mark III)リスクある今わざわざ確認しなくても別にいいか、と思って妄想だけになっています(^_^;)

とりあえず E-M1 Mark II については自分なりに散々動体撮影に勤しんだうえでの個人的な結論として、
このカメラは売りの動体撮影で頑張るより、鬼の手振れ補正を活かした静止体撮影最強カメラだわ
と思ったのですが、実際 Mark III では被写体認識 AF がないこともあってか動体撮影を一番に標榜することなく、小型だけど高信頼性に重点を置いてる印象を受けます。(星空AF も USB PD 給電との相性は良いでしょうし)
個人的にはその振り分けで良いというか、高レスポンスの E-M1X、高耐久性/高信頼性の E-M1 Mark III、それが必要ない小型軽量重視の E-M5 Mark III というのは、結構バランスの良い構成に思えます。
ただまぁ、マイクロフォーサーズの場合は高感度を含めた画質面での向上はより求められていたと思うので、センサー据え置きのままあと数年戦うのはなかなか厳しいところはあるでしょうが…ここはオリンパス信者様たちの腕の見せ所、お布施の積み所でしょう :-)
■ マイクロフォーサーズがマウント別台数シェアで2019年国内No.1に - デジカメ Watch
マイクロフォーサーズについては、↑こんなニュースもありますしね。ぶっちゃけツッコミどころが満載ですけど、たまには明るい?ニュースもないとねえ。
■ オリンパス、OM-D E-M1X / E-M1 Mark II / E-M5 Mark IIIの最新ファームを公開 - デジカメ Watch
(この内容差なら激安に下がったMark IIも有りと思います)
コメント