毎年お正月に書いている今年の(趣味の)物欲展望記事ですが、

毎年書いているとおりにはならない


ので全く当てにはならないというか、あとから自分で読み返して「はぁ!?」と思うようなことも書いていたりします。まぁ、それもまた一興と思って書いているわけですが……

物欲展望 2019【前編】 〜昨年の物欲展望と結果と反省
物欲展望 2019【後編】 〜今年買いたい、買わなきゃならないアレコレ

去年の物欲展望を読み返してみると、1年前に買いたい、買うべきものとして挙げていたのは以下のとおり。
  1. 10年物になってしまった iMac の代わりの Mac mini
  2. MacBook Pro or Windows ノートPC
  3. Nexus 7 後継 Android 小型タブレット
  4. Android スマートフォン
  5. Fマウント用 300〜400mm 域望遠ズームレンズ
  6. AF-S 70-200mm f/2.8E FL ED VR
  7. Fマウント用標準域〜広角域レンズ
  8. IK Multimedia iLoud Micro Monitor(ニアフィールドモニター)
  9. より小型軽量な折りたたみ自転車(と26インチ自転車)
  10. ぶら下がり健康器
  11. 徳永克彦氏写真集「蒼空の視覚 Super Blue3」

このうち去年買ったものは3番目の小型 Android タブレット(MediaPad M5 Lite 8)と、5番目の望遠ズームレンズ(AF-P 70-300mm)、7番目の標準域〜広角域レンズのうち超広角の 16-35mm F4、最後の徳永克彦氏の写真集と半分以下。

10年物 iMac は SSD化でモッサリがかなり解消してしまったのは昨年末のお買いものベスト後編記事に書いたとおり。

だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2019 【前編】6位〜10位

元々メモリは 16GB と今でも十分な容量を奢っていたし、10年前のパソコンなのに macOS 10.13 までアップデートできているため、未だセキュリティアップデートが提供されているのが使い続けられている理由でもあります。(素晴らしい!)

とはいえ、macOS 10.13 のセキュリティアップデートも年内には打ち切られそうだし、いい加減買い替え時なのは変わりませんが、モッサリすぎてもう無理!ということがなくなったので、タイミングを見ていずれ…という感じに。

年に一度、1月2日だけの Apple Store セールで今年もまた Mac mini は対象外でしたからねぇ。いずれ買う物ではありますから、お得感があれば、思わずポチったのでしょうけど、そういう機会はいつ来るやらですね。

また、物欲リストに挙げていたノートパソコンは、結局特に買い換えたい衝動も起こらず、仕事用には満たされてるので、きっと今年も変わらず。MacBook Air が次で随分速くなってキーボードも真っ当になるという噂なので、それを見てからかな……



ニアフィールドモニターの買い替えや、ぶら下がり健康器のことはすっかり忘れていたし、小型軽量な折り畳み自転車は何度も具体的な検討や試乗までしたけど、年に何回使うものかと思うと8〜10万円もの投資はできないのは、きっと今年も同じ。

一番有力に考えていた折りたたみミニベロ車を扱っている店が大阪では1軒しかなく、航空祭遠征時の利用に耐えられるかどうか試乗しに行ったら、店員の態度が非常に芳しくなくて「この店でしか買えないなら、この自転車は絶対買わない」という印象を持ったのも、結局何も買わなかった理由でしたね。

レンズについては後述しますが、70-200mm F2.8 クラスの明るいレンズや標準域のレンズも必要とは分かっているものの、高くなるばかりのレンズ価格と稼働率、そして体力がどんどん無くなりつつある自分が背負う荷物の軽量化を考えると悩ましいところであります。



とまぁ、去年はこんな感じですが、昨年後半から公私色々あったせいもあって、今年の物欲はあまり起きないというか、車の買い替えも考える頃合いになってきたので悩むところです。

ま、車の買い替えといっても、家族のことを考えれば自分の好きな車、特にオープン2シーターなんて買えるわけもないので、車の買い替えにも全くテンションが上がらないわけですが……

なんてこともありつつの、今年の(例年よりあっさり加減な)物欲展望を少々。


(1)Android スマートフォン

本来なら昨年末買い換える予定だったのに、AF-S 500mm f/5.6E PF ED VR を買ってしまったがために金欠になって、どうにも予算が出なかったため、今年に延期。

基本的に SIM ロックフリー機しか考えていないので、買い替え候補は
  • ハイエンドだと Google らしいサービスを満喫できる Google 謹製 Pixel 4
  • ハイエンド機性能+4眼カメラなのに5万円台の Huawei nova 5T
  • 1億画素が売りの Xiaomi 初上陸機 Mi Note 10
  • 防水、おサイフケータイという日本仕様なのに他を圧倒する超コストパフォーマンスの OPPO Reno A
  • 一応国内メーカーというだけが売りの AQUOS sense 3 系
  • 大した特徴はないけど使ってる人が少ないのが特徴のモトローラ Moto G7 Plus

あたりでした。Xperia や Galaxy の上位モデルはキャリアモデルだけですし、特に惹かれるものがないので検討外。

当初は Pixel 4 を一番考えていたのですが、iPhone 11 Pro を買ってから「スマホカメラは望遠だけでなく超広角も必須だ」と実感してから、超広角カメラがないのにハイエンド価格の Pixel 4 は候補から落ちました。

Huawei nova 5T は国内では年末発売でしたが海外での発売時期が早かったので Google Play 対応機であり、防水非対応とか細かい点を除けば ハイエンドクラスの性能を5万円台で買える高コストパフォーマンス機で、Leica 銘はないものの超広角レンズ搭載なのは魅力的です。

カメラといえば 1億画素を売りに最近登場した Mi Note 10 ですけど、色々見ているとどうも Xiaomi はまだテスト販売的な雰囲気もあるようで、サポート含めて安心して買えるのは次のラインナップあたりなのかなぁ?という印象で興味は低下。

1億画素のセンサー自体は Samsung ですし、ソニーも超高画素センサーは出してきているので、

今年のスマホカメラは超広角が当たり前になり
メインカメラは超高画素+画素混合がトレンドに


なりそうで、スマホカメラの超高画素はそのうち珍しくなくなりそうに思います。

で、カメラ周りが一昔前ということを除けば、コストパフォーマンスという点では OPPO Reno A があらゆる断トツで、OPPO Reno A のスペックと価格を見ると他のミドルレンジ〜廉価スマホなんて買えなくなるくらいです。(アップデートはセキュリティアップデートすらロクにやる気ないから安いとも言える)

そういう意味では
  • 米国による Huawei 制裁絡みは色々あるけど、とりあえず現状 Google Play 対応最後の端末?だし、非防水で有機ELじゃなく液晶画面だけど超広角カメラ搭載で性能はハイエンドなのに5万円台の Huawei nova 5T
  • アップデートはロクにやらないけど、防水、おサイフケータイ、有機ELで画面も大きく、一般的なミドルレンジ端末より一段上の性能ながら3万円台の超コスパな OPPO Reno A

という、今どきコスパで選ぶと中国製端末以外なくなるよねぇ……な二択ではあります。あまり面白くない選択肢ではありますが、OPPO Reno A 見てから他のミドルレンジ端末を選べるかというと、正直微妙です。Xperia とか AQUOS の廉価機が本当にコスパ悪く感じますからねぇ。

あと、個人的に、色が(濃いめの)ブルーの端末重要。iPhone にそういう色はないですからね。(iPhone XR のブルーは求めている色じゃないし、11 ではパープルに取って代わられたし)

ただ、今年の Android スマホは

OPPO Reno A が基準になることで、2020年は売れ筋 3万円台の SIM フリー機の性能が底上げされるのでは?


という期待はあります。iPhone の廉価機が出てくれば、去年のように iPhone 買い替え組需要を狙うにはもう一段の魅力が必要になるでしょうし。

ただ、OPPO Reno A に比肩する対抗機が出てくるのは今年半ば以降でしょうから、それまで自分の買い替えが待てるとも思えませんが……(^_^;)


(2)ブラザー 複合機プリンター

趣味のものじゃなく仕事用ですが、電話、FAX との複合機も長いこと使ってきていて、そろそろインクカートリッジの販売も打ち切られてるので(純正はもう量販店では売ってなく互換インクのみ)、買い替え時期です。



写真用プリンター以外は 電話および FAX と一体になったプラザーの複合機を仕事用だけでなく自宅用の回線でもずっと使い続けてきているのですが、さすがに

そろそろ FAX とか要らんかもなぁ


と思う今日この頃です。が、

やっぱりもう1回だけ FAX 対応複合機に買い替えとくか


と前回も思って、たぶん次回も同じことを思うでしょう(^_^;)

紙送り部分がちょくちょくジャムりますが、かれこれ6年以上よく頑張ってくれたので、そろそろ買い替えですね。


(3)100-400mm 望遠ズームレンズと標準域レンズ

標準域のレンズを未だ持ってないし、超広角レンズは買ったものの満足していないし…な状況ですし、そもそもレンズ4本しか持っていないうちの半分、2本が 500mm 単焦点レンズ、3本が望遠レンズという極端な構成は自分でもどうかと思うのですが、とりあえず

AF-P 70-300mm は小型軽量で AF も速くて画質もまずまずで割と満足してるけど、500mm 単焦点レンズとの繋がりや、飛行機撮影での便利さを考えると 100-400mm が欲しいよなぁ


というのは、去年初頭に 70-300mm を買ってからずっと頭にチラついています。なくて困るわけじゃないけど、あった方がずっと良い。



ニコンは古い 80-400mm を結局リニューアルしなかったし、今の余裕ない懐的にもシグマかタムロンかで選ぶことになるわけですが、どちらも一時期に比べると実売価格がかなり値上がりしてるんですよねぇ。特にタムロンのレンズは 70-200mm F2.8 なども含めて昨春からグッと値上がりしました。

Tamon100-400PriceFluctuation
(タムロン100-400mmのAmazon価格1年間推移)


そんなこともあって、なんとなく手が出ないまま過ぎてきて、さて今年買うのかどうか。買いたいなぁ、とは想い続けるでしょうが、買える機会が出るかどうか。

あと、標準域のレンズは使う機会も少ないし、24-70mm F2.8 や 24-120mm F4 あたりの大きめレンズを買っても他の機材優先で出番が殆どなくなりそうでもあり、そう考えると

標準域は安くてコンパクトな単焦点で良くね?


という気はしています。このあたりも気分次第でしょうけどねえ。


(4)D780?D750?D850?(普通のフルサイズ一眼レフ)

いま所有している一眼レフボディは、フルサイズの D5 と APS-C 機の D500。D850 の便利さ高画質さは認めるものの、フルサイズ機は徹底的に高感度最優先の私にとって不満ない体制ではあります。

が、フルサイズ機が D5 だけということは、フルサイズ機を持って行きたい時は常にバッテリーグリップ一体型のデカいボディしかないわけで

今日は軽く小型軽量に行きたい、でもフルサイズを持って行きたい


という時に、ちょっと困るのも事実。

D500 も通常はバッテリーグリップを装着したままですし、普段はバッテリーグリップ一体型ボディだけで問題ないのですが、やっぱりそれだけでは不便。

そんなことを思っていたところに

来週にも発表という噂の D780


小型軽量なフルサイズのサブ機が欲しいのだから(そして金銭的にも)D850 より D750、だけど D750 は色々古くて躊躇うところもあるなぁ…と思っていたところに、ドンピシャストライク!

と思っていたのですが、Nikon Rumours あたりの噂スペックを見ていると、

うーん、D750 から5年も経ってるのに、こんなコストダウン目的のマイナーチェンジレベルなの?


という内容で、だいぶテンションダウン。

Updated: Nikon D780 updated/rumored specifications (January 7th announcement, around $2,000 price tag) - Nikon Rumors

2400万画素のままで画像エンジンは最新のものになるでしょうから画質は多少なりとも改善されるでしょうが、AF システムは旧来の 51点AF のままで、内蔵フラッシュとバッテリーグリップ対応が削られて $2,000、国内価格で 248,000円?となると、なかなか微妙なところです。

もっとも、ユーザー目線とは別に考えると、そもそも

ニコンは D6 以外の一眼レフ出してる余裕あるの?


という感じはするので、コストダウンと実売価格引き上げを目的としたマイナーチェンジモデル発売は判らなくはないですね。オリンパスの E-PL シリーズなんか何年もそうですし。

そうなると、

来週の正式発表の内容次第では、D750 の在庫処分価格が出るならそっちの方が魅力的かも?


と思ってしまうくらい。



ま、50万の AF-S 500mm f/5.6E PF ED VR を無理して買って間もない今、すぐに買えるわけでもないので、ちょっと様子見ながら決める感じです。ミラーレス機へ移る人が増えていて、20万円強で程度の良い D850 中古も狙える状況ですからねぇ。


(5)125cc スクーター

車を買い替えるくらいなら以前から125cc スクーターを買いたいのですが、家族が大反対しているので、どうやって説得するかですけど、説得するのも面倒臭いというか、単に飛行機を撮りに行く時に使いたいだけなので説得力がなくて……(^_^;)


とりあえず、今年の年頭に思いつくのはこれくらいかな。今年はあまり趣味にお金や時間をかけていられる状況ではないことになる可能性も高いですからねぇ。

あとは今年の Apple Watch が血圧測定対応になれば買い替えたいところですが、未だ日本では心電図機能すら許可されない状況なので、望み薄ですね。

だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2019 【前編】6位〜10位
だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2019 【中編】次点その他
だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2019 【後編】1位〜5位