本年も場末の独り言発散ブログにお付き合いいただきありがとうございます。今年最後の更新になりますが、2019年の “お買い物ベスト” 残り5製品を紹介していきたいと思います。

だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2019 【前編】6位〜10位
だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2019 【中編】次点その他

 前編冒頭では「今年のお買い物はちょっと惜しいんだよなぁ…という製品が多く、これは素晴らしかったっ!という買い物がほとんどなかった」と書きましたが、最終的にお買い物ベスト5に選んだ製品は、文句なしの第1位と、もう1製品を除くと、

良くも悪くも色々言いたくなる製品


でもありましたので、多少駄文乱文が長めになっていることご容赦ください。


第5位 BOOX Poke Pro
お買い物評価:88点 (製品評価: 58点)

boox-poke-pro – SKT株式会社

▽良かったところ
  • 目に優しい E-Ink(電子インク)画面を使った貴重な Android 端末(特に正規に国内販売してる商品としては希少)
  • Kindle や Kobo といった専用のE-Ink読書端末を出しているストア以外の電子書籍も、目に優しいE-Ink画面で(一応)読める
  • ウェブベースの読み物もE-Ink画面で(とりあえず)読める
  • ホワイトとオレンジ2つのフロントライトを搭載していて、単に切り替えるだけでなく両方を好きな割合でミックスした色合いにして読むことができる
  • 放置していても自然放電が少なくて1週間くらいではバッテリーの減りもさほどではない
  • ファームウェア・アップデートが半年に一度ペースであり、一応バグフィックスされたり、プリインストールアプリ以外を使うときの追加設定が増えたりする
  • 防水防滴仕様ではないから保証外だけど(ジップロックに入れての)お風呂読書端末として実は使いやすい

▼ダメなところ
  • ほとんどの Android アプリは液晶または有機EL のカラー画面を想定して作っているので、モノクロ E-Ink画面で使うのはかなり無理がある、というか事実上無理
  • 電子書籍アプリも液晶画面を前提に作られているだけでなく、フォントが独自ゆえにシステム側のE-Ink向けフォント処理が適用されないため、Kindle や Kobo の専用端末と比べるとかなり見易さ、操作性に劣る
  • ウェブブラウズもプリインストールのブラウザ以外は見辛く、読みやすくない
  • 5年以上前の端末?というくらいモッサリ動作速度である(E-Ink だから仕方ない分を割り引いても超モッサリ)
  • というか、今どき Android 6.x は古すぎる
  • E-Ink 端末だが連続使用時のバッテリーの保ちは意外と悪い
  • バッテリー節約のため Wi-Fi が一定時間で切れて使用時に再接続するのだが、モッサリ動作のためアプリがネットワークエラーを返してくる頻度が高くて使いづらい
  • 冬季以外は1時間以上使っていると背面に熱をもって、端末を持っていると不快感が強くなる
  • そもそも中国の電子書籍ストア用端末なので、汎用的な Android 端末として使うにはハードルがあり、誰にも勧めるのは厳しい
  • ファームウェア・アップデートでお節介度が無駄に高まって逆に使いづらくなることも

◇雑感
 「これで Kindle ストア以外の電子書籍も目に優しい E-Ink 画面で読書することができるぞ!」という思惑で購入したものの、実際には「そんな上手い話はなかった…」というのが正直な感想。

 だからと言って、全く使えないかというとそんなことはなく、それゆえに、なかなか評価の難しい製品でもあります。

 はっきり言って、色々な点から製品評価としては全く微妙な、いや、ダメと言っても過言ではない代物だけど、電子インクな Android 端末そのものが超希少価値なので、その点は大いに評価したいところ。というか、

貴重な電子インクなAndroid端末をありがとう!


というだけの評価でもあります。だから輸入代理店の SKT にも感謝したい。

 とにかく Android アプリがモノクロ画面のことを想定していないため、モノクロ電子インク画面ではひたすら使いにくい。というか、事実上使えない。

 そのあたりを補うための端末側の補助機能もあるのだけど(フォントをボールドにするとか)、とにかく一般の Android アプリで補助機能が上手く動作することが少なく、もどかしい。何れにせよ、

普通の Android タブレットとして使うのは不可能


と断言できるレベル。そんな使い方は、労多くして益少なし!

 バッテリーの保ちが良いとかメリットが特にあるわけでもないし、Android タブレットとして使いたければ無理やりこんな端末使うより同じ価格帯の MediaPad M5 Lite 8 買っとけ、って話です。

 ただ、 電子インク画面大好きガジェットヲタとしては、どうしても儚い希望を捨てきれない製品であり、

製品の出来はすごく微妙なんだけど
ダメとは言い切れない何かがある…ような…


 なんかこうね、ダメだけどダメじゃない、いやダメじゃないわけでなくダメなんだけど…的に、無駄に言葉を費やしたくなる製品なのですねぇ。

本年No.1の惜しいで賞


って感じ。普通の人には、とても勧められたものではないですけどね(^_^;)

 ただ、それでも(肝心要の電子書籍アプリの使い勝手はよくないし、さほど読みやすくもないけど)Kindle や Kobo ストア以外の電子書籍本を読むのに使っていますし、実は電子インク端末というのは

お風呂読書端末に向いてる


ことを発見して、寒い季節はお風呂で使うようになりました。(冬場はお風呂で30分くらい電子書籍読書をする、夏場はしないけど)

 Kindle Paperwhite と違って防水じゃないので風呂場ではジップロックに入れて使っていますが、タッチパネルの反応が良い液晶画面のタブレットと異なり、E-Ink 画面のタッチ感度は良くないため、逆に水滴などによるタッチ誤動作が少なく、液晶画面のタブレットよりもずっと快適に風呂場で使うことができます。

 ただ、いくらジップロックに入れているとはいえ、水場での使用は保証外の使い方なので念のため。良い子は真似しないで、やるなら自己責任で。私も壊れたらそれまでの気持ちで使ってます(^_^;)

 あと、誤解のないように言っておくと、お風呂読書で基本的に使う端末は防水防滴の Kindle Paperwhite を使っています。やっぱりジップロックとか袋に入れると使い勝手も見え方も悪くなりますし、そもそも保証外ですから。ただ、Kindle 以外の電子書籍ストアで読みたい書籍、ウェブ上で読みたいものがある時は本製品を使っています。

 というわけで、ダメな点は山ほど言える端末だけど、希少価値も含めてダメな奴ほど可愛くなるところもあり、

製品がアレでもお買い物としては割と満足


してるので、今年のお買いもの第5位。コスパは最高だけど魅力に薄い MediaPad M5 Lite 8 とは真逆の印象になってしまいました。

 できれば、メモリ 4GB、CPU も今どきのミッドレンジを積んで Android 9 以上の新しい製品が出てくれないかなぁ…とは思ってるけど、こんな超ニッチカテゴリーでは期待はできないよねえ(´Д` )

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電子インク 6インチ Android タブレット「BOOX Poke Pro」を3カ月近く使ってきて改めての雑感




第4位 OP/TECH Hood Hat
お買い物評価:90点 (製品評価: 95点)


Hood Hat 新製品のご案内 - 銀一株式会社 (PDF)

▽良かったところ
  • フード利用時、フードなし時の両方のために2種類買うのも躊躇わないリーズナブルな価格
  • 個人輸入する必要なく Amazon や量販店で即買える入手性の良さ
  • クオリティは普通だが特に問題なし

▼ダメなところ
  • 特になし

◇雑感
 500mm F4 単焦点レンズ(以下ゴーヨン)の純正レンズキャップは嵩張るし、脱着が面倒なので、購入直後から個人輸入したレンズキャップを使っていたところ、小松基地航空祭の際に紛失してしまい、すぐに手に入る代替製品として購入。

 従来使っていたゴム製フロントキャップと違って、こちらは大型レンズで一般的なかぶせ式キャップだが、純正キャップより遥かにコンパクトかつ脱着もやり易く、レンズ保護という機能にも全く問題ない。見た目はチープだけど、むしろ機能的で良い。

 以前、この手のフードを買う時は(他のメーカー含めて)国内で取り扱いがなくて、B&H などで Lenscoat その他の製品を個人輸入していました。が、OP/TECH が本製品を発売して、去年から銀一が取り扱うようになって国内でも極めて容易に入手できるようになりました。

 航空祭で紛失して、今すぐ代替製品が欲しい!という時に、Amazon でもヨドバシカメラでも普通に売っていて、すぐに買える、届く便利さは、以前のことを思えば本当に有難いことでした。お値段も十分リーズナブル。

 フードを使う場合のレンズフード口径とフードを使わないレンズ単体時の口径が違うため、撮影によって両方の場合がある身としてはサイズ違いの2種類を買う必要があったものの、価格が2千円台と安価なので特に気にならないレベルでした。

 製品自体に特筆することもないけど、不満もない。何か書きたくなるようなモノではないので書くことはないけれど、求めるものを過不足なく実現してくれている商品はありがたいものです。

ニコン超望遠レンズに使っていたレンズキャップを失くしたので OP/TECH フードハットを購入 〜ゴーヨンには XX-ラージ と XXX-ラージ




第3位 Apple iPhone 11 Pro
お買い物評価:91点 (製品評価: 88点)

iPhone11Pro16A

iPhone 11 Pro - Apple(日本)

▽良かったところ
  • 超広角がこれほどスマホにマッチする、スマホにこそ欲しい画角とは想像できなかった
  • 超広角カメラの画角が他のスマホで採用されてる16〜17mm相当ではなく、大幅に広い14mm相当(公称13mm)を採用したのは素晴らしい
  • 広角の1mmは血の1mm、広さこそ正義
  • 超広角だけでなくカメラの画質、特に夜間撮影の画質は iPhone X より2年で随分良くなった
  • 標準、望遠カメラで撮影画角の周囲がシースルーで見えることや、後から斜め補正した時に補完してくれる機能は意識しないけど、実はかなり便利
  • 背面側の表面処理の感じが素晴らしい感触で、久しぶりにバンパータイプのケースをずっと使用
  • バッテリーは自分が過去に使ってきた iPhone の中で一番もつ印象
  • 画面が大きい方が便利と思うこともあるが、手の小さな私としてはメインスマホはこのサイズ感が一番良い
  • iPhone X の2年間、ストレージ容量64GBでやりくりできたけど、256GBにすると4K動画を無駄に撮っても容量の心配をしなくて良いなど、やっぱり楽
  • ぶっちゃけ高いとは思うが、iPhone X から同容量への買い替えだと Apple 公式下取りサービスで 7万円台というのは、2年のコストとしては意外と悪くない気がした
  • 進化がないとは言え、何してもサクサクで、iPhone X よりさらに心地よく使えるのは確か(だからどうかと言われると…だが ^^;)

▼ダメなところ
  • ぶっちゃけ2年前の iPhone X でも何も不満なかったので、超広角カメラ以外は特に進化を感じない
  • Lightning 廃止して USB-C にならなかった
  • iPhone X から 2世代も経ったのに未だ横向き(ランドスケープモード)で顔認証ができない不便さ💢
  • 若干だけど、また厚くなった
  • 最近の iPhone 重すぎ
  • iPhone X、XS の頃より若干安くなったとはいえ、カメラ以外大した進化のなさでこの価格は高い
  • お気に入りの超広角カメラ、公称13mm相当と謳われていたけど EXIF みたら 14mm、広角の1mmは血の1mmなのでコレはちょっと…
  • iPhone X 購入時には3年使う予定だったし、来年のフルモデルチェンジ?まで待てなかった自分

◇雑感
 2年前の iPhone X と全く見た目が変わっていない(前面)し、形やサイズも変わらないから持った感触もそのまま、iPhone X でもモタつくようなことは全くなかったから、特にサクサク度合いが改善されたわけでもない(元からサクサク)。

 iPhone X と比べて特に機能が増えたわけではないし、できることが増えたわけでもないから、使い方が変わるわけでもなく、データー移行が終われば、もはや買い換えたのかどうかも判らないくらい。

 そういう意味で iPhone X → iPhone 11 Pro というのは、

カメラ以外、買い換えた新鮮味が皆無


と言って良い、お買い物でした。だから、買い替えた直後(Apple Store でデーター移行が終わった直後)に

こりゃ何も変わった感がないし、ちょっと早まったかなぁ


と、実は思っていました。新しい端末、新しいお買いものをした興奮が何もなかった!

 そんなものに 9万円も支払ったのは購入直後もそうだけど、今でも

買い換えなかったら、なかったで特に問題なかったよなぁ〜


と思います。買い換えない選択肢も全くアリでした。

 けれど、だからと言って iPhone 11 Pro に買い換えて後悔しているかというと全くそんなことはなく

超広角カメラだけで買い換えて正解だった


と言い切れるくらい超広角カメラは気に入っています。超広角は日常スナップがメインのスマートフォンにこそ必要な画角と実感しました。間違いない。

 iPhone 11 Pro を買う時に「超広角レンズを1本買うつもりで買い換えた」と書きましたが、それはちょっと大袈裟な表現であり、自分に対する言い訳でもあったのですが、実際にはリアルにそういう感じですね。普段使いの超広角レンズ。

 iPhone 11 Pro のカメラについてはアレコレ書こうと思いつつ、忙しくて書けないまま数ヶ月が経って、1億画素を謳う某機などが出てすっかり語る時期を逸しましたが、超広角だけでなくカメラ周りはホント良くできてます。

 カメラだけではないのですが iPhone の場合、アレもコレもできるという多機能性より、いかに簡単で面倒なく良い結果を得られるかというところに力点を置いていて、今回もそれを実感できる造りになっています。

 アレコレ機能やモードがあるより、撮影画角外がシームレスに見られることであったり、より広角レンズで撮ったものを黙って保存しておいて後から斜め補正かけても写したいモノが欠けないように補正するとか、そういうことの方が実は便利ですからねえ。(多機能であることや自由度が高いことを優先したり人の気持ちも判りますが)

 ただまぁ、カメラ以外の進化は全くと言っていいほどないので(処理速度が速くなったのは 4K 動画編集とかで判るけど)、

カメラ以外進化がない割に、相変わらず高飛車価格の端末をお買い物ベスト3に入れるのはどうもなー
別に大して他社より優れている機能があるわけでもなく、特に新しいことができるわけでもないのに90点付けるのは躊躇うところがあるんだよなー


と思っていたのですが、超広角カメラを積んでくれたこと、特に見慣れた、ありきたりの 16mm 相当より遥かに超広角の画角を採用してくれたことは大いに評価しています。

 で、ふと振り返ってみると、

あれ?進化がないとか文句言ってる割には
実はオレ、結構気に入ってないか?


ということに気づきまして、そんな自分の気持ちに素直になって、この順位であります。

 当初はベスト5に入れるかどうか、の考えだったんですけど、超広角カメラ一択でかなり気に入ってましたわ。(望遠馬鹿としては望遠も必要なので Pro じゃない iPhone 11 は対象外)

 こうなっていくと単体カメラってのはどんどん必要性がなくなっていくなぁ、と実感しますね。コンパクトデジカメなんて、どれもこんな画角で撮影できるものはないですし。

 ただまぁ、来年噂どおりにフルモデルチェンジがくると、心穏やかで居られないだろうなぁ〜というのは、購入直後から戦々恐々としています。別に 5G とかはどうでもいいんですけど、なんかエポックメイキングな機能が来ると……

 いや、来年はさすがに買い替えませんけどね(^_^;)。結局、年末には Android 端末を買い換えようと思っていたのに買い替えていないので、来年は Android 端末の買い替えが最優先。Android は Huawei 以外の中華ブランド進出でコスパ基準が大変なことになりつつあるので、来年どうなるのかは楽しみです :-)




第2位 しまうまプリント(フォトブック)
お買い物評価:92点 (製品評価: 80点)

ShimaumaPintBestBuy2019A

フォトブック|しまうまプリント

▽良かったところ
  • 安い!速い!安価なフォトブックサービスが幾つもある中でも、抜群のコストパフォーマンスと圧倒的な利便性
  • 通常品質のフォトブックだと正午までに注文すれば即日発送という他と比べて圧倒的な迅速さ(時期により数日後発送の場合あり)
  • 送料の安いメール便を使っても注文から4〜5日あれば届くことが殆どなので、作りたいと思って作ってから思いが冷めないうちに届く(これ大事!)
  • 文庫サイズなら200円くらいから、一回り大きな A5 スクエアでも36ページで300円から作れる圧倒的な安さ
  • 送料もメール便なら100円という今どき珍しいリーズナブルさ(宅急便も選択可)
  • 作成したフォトブックの保存期間も今のところ(一定期間ごとに保存延長処理をすれば)ずっと保存しておけるので、追加注文がいつでもできて、フォトブック作り直しする必要がない(これも大事!)
  • 主にパソコンのブラウザで作っているが、途中保存も可能だし、フチなしの時のガイドも表示されるようになったし、特に問題はない(特筆するほど良い点もないが)
  • クレジットカード払いだけでなく、コンビニ払いや代引きが可能
  • 今年だけで100冊近く注文しているが、落丁乱丁はなかった
  • 印刷画質は値段なりだけど見られなくはないし、値段と速さを考えれば納得
  • 安いので友人にあげる、実費頒布するのも手軽に可能
  • 必要に応じて高画質プリントを選べるので、通常品質で作ったフォトブックが気に入ったら高画質で作成できる(これは便利)

▼ダメなところ
  • 安い!速い!とくれば上手いも言いたいが、クオリティは安かろうそれなりだろうレベル
  • 安いので仕方ないし見られない印刷画質ではないが、黒潰れや色転びは普通にあるので(多少工夫しても無駄)、そこは割り切る必要がある
  • 高画質プリントも選択できるが、値段は他の高画質フォトブックサービスと変わらない価格になるし、クオリティ的には他社の方が良い印象
  • タイトル、サブタイトルの文字数が異常に少ないので、付けたいタイトルが付けられない
  • 写真の余白に文字を入れる場合も他社に比べて入れられる文字数が少ない
  • 他社と比べて文字入れ時のフォント数やレイアウトの柔軟性などは低い
  • スマホアプリの使いやすさは微妙

◇雑感
 出納帳で今年のお買い物をチェックしていたら、何か買うだけでなくフォトブックへの注文もかなりの金額にのぼっていたことに気づきました。友達に実費頒布している分もあるとはいえ、100冊近く!

 そして、そのフォトブック注文のほとんどが、この「しまうまプリント」。

今年もっともよく使ったサービス


であり、まめに写真をプリントすべく定期的にフォトブックを作るようになって、一番お気に入りで常用しているサービスでした。使った回数も、お金もたくさん使いました :-)

ShimaumaPintBestBuy2019B


 ずっと昔は A3 の写真用プリンターを購入して(まだあるけど使ってない ^^;)納得いくまで自分で色合わせしてまでプリントしていたものの、もう何年もご無沙汰。

 自分でプリントすると、納得いくまで調整したくなるから金も時間も手間もかかる。それが嫌になって、面倒になって、すっかりプリントしなくなって幾年月。写真も画面上で観る時代だし、

「写真はプリントしてこそ」なんて言ってる写真家も多いけど、もうそんな時代じゃないし、貧乏底辺アマチュアは金のかからないディスプレイ鑑賞、スマホ鑑賞で良いんだよ…


と思っていました。が、

なんか辟易するほど SNS 上に画像が氾濫する時代だからこそ、やっぱりプリントしてみるかなぁ


と思い直したのが去年のこと。

 改めて写真をプリントして残していこうと思った時に決めたのが、以下の2点。
  • 手間暇かけて自分でプリントはせず、割り切ってネットのプリントサービスを使う
  • お気に入りの1枚をプリントするのも良いけど、テーマを決めてフォトブックでも作るか

 そして、去年は安価なモノから高画質高価格のモノまで色々なフォトブックサービスを試したり、自分がプリントする、フォトブックを作る動機付けを考えて、本格的に作り始めた今年に選んだのがこのフォトブックサービスでした。

ShimaumaPintBestBuy2019C


 個人的なフォトブックとして作っているのは、ガンバ大阪の試合写真と、毎日更新を目標にしている写真ブログに載せている写真をそのままフォトブックに落とし込んだものの2種類。

 どちらも1ヶ月分を1冊。しまうまプリントの「A5 スクエアサイズ」36ページで作っているので、1冊298円(税別)という安価さ。送料はメール便で100円だし、この価格なら本当に気軽に作れるし、欲しいと言ってくれる友達に実費頒布する時もお互い気楽。

 それに何より、正午までに注文すれば即日発送なので、メール便でも4〜5日くらいで届くことが殆ど。他の安価なフォトブックサービスだと届くのに半月かそれ以上だから忘れた頃に届いてしまって、なんか微妙。

 鉄は熱いうちに打て、じゃないけど、

作った時の思いが消えないうちに届く


のは結構重要。友達から欲しいと言われて追加注文してから届くのも速いしね。

 それから、他のフォトブックサービスだと作ったフォトブックのデーターは一定期間後に消えてしまうが(スマホアプリで作る場合はアプリに保存されている)、しまうまプリントはずっと残しておけるのが素晴らしい。今のところ、だけど。

 また、高画質プリントだと他社と変わらない値段になるものの、

まず安い通常品質でフォトブックを作って
納得できたら高画質でプリント


という手段が採れるのも、このサービスのメリット。最初から高画質高価格のフォトブックサービスだと、お試し注文ってのが難しいからねぇ。

 とまぁ、ステマ宣伝みたいに褒めてしまったが、送料込みワンコインのサービスとか、月1冊無料(送料は高め)を謳うサービスとか、印刷品質は良いけどワンコインだとお試し扱いなのでページ数少ないサービスとか色々使ってきた上で、使い勝手含めてここに落ち着いた。

画質には割り切りが必要


だけど、それでも気軽にフォトブックとしてまとめてプリントしておけるのは、画質云々でそれをしないよりずっと良い。おススメ。




第1位 RebDrive FireWire 800/USB 3.0 ポータブルハードディスクケース + Samsung 2.5インチ内蔵型SSD 1TB 860EVO (MZ-76E1T0B/EC)
お買い物評価:100点 (製品評価: 100点)


RebDrive INDEX
Samsung SSD 970 EVO Plus | Samsung コンシューマ SSD

▽良かったところ
  • 10年近く前の iMac のブートディスクを Firewire 接続で SSD 化することで、まだまだ現役で使えるレスポンスに!
  • 内蔵 HDD 使用では超モッサリになっていたのが、Firewire800 接続の SSD ブートで、サクサクとまではいかなくてもモッサリ感がほとんど解消!!
  • USB がまだ 2.0 時代の Mac の救世主
  • 特に場所を取ることもないし、バスパワー給電なので電源アダプターやコードを別途繋げる煩雑さも皆無
  • おかげで iMac (Mid 2010) は現役を10年超えそうです(@_@)

▼ダメなところ
  • Firewire 対応ケースが販売終了、他の Firewire 対応の 2.5インチ HDD/SSD ケースはもう見当たらないので、壊れても買い替えられない
    (さすがにパソコンを買い換えるけど……)
  • 製品自体の評価としてダメなところは皆無!

◇雑感
 使い続けて9年目、いい加減買い換えなきゃ…と思って使い続けていていた iMac (Mid 2010)。さほど重い処理をするわけでもないから、まだ何とか…と思いつつもモッサリ加減は如何ともし難く、起動かけてシステムが安定するまで数分では効かない状態では買い替えを……

 と思っていたのですが、去年発売の Mac mini を買うタイミングを逸したこともあり、

パソコンを買い換える前に、ちょっと SSD 化を試してみるか。上手くいけば儲け物、買い替えまでの間のしばらく繋ぎになるし、ダメなら早めに買い替えすればいいだけの話


と思ってやってみたら、これがかなり快適になってしまい、すっかり iMac のリプレースは後回しになってしまいました。

 重い処理といえば写真の整理現像くらいですが、手持ちカメラは2000万画素くらいで超高画素機は持っていないですし(当面買う予定もない)、お仕事関係はクライアントの関係で Windows 機で作業することが多いここ数年なので、

SSD 化でモッサリ加減が9割減


となると、急いで買い換える必要がなくなってしまいました。

 そんなわけで、

お買い物評価は100点の大満足しかない


ですし、たった2万5千円で20〜30万円の買い替え予定がなくなった、とまでは言わなくても将来で良いや、ということにできたわけですから、

コスパも文句なしに100点


であります。

 というわけで、今年のお買い物は本製品の組み合わせで決まり。今年のお買い物をチェックし直して振り返るまで、今年買ったのに存在を忘れるくらい当たり前になっていたけれど、今年はこれがベストなお買い物でした。他が五十歩百歩なくらいに断トツの評価でした :-)

9年目の古い iMac (mid 2010) をFirewire接続の外付SSDで再び快適に 〜ディスク周りのモッサリがサクサクに!
今さら OS X El Capitan (10.11) またはそれ以前の環境で macOS High Sierra (10.13) の USB ブートメディアを作る方法




 というわけで、今年も本当に残り僅か。当方の年末年始は仕事納めどころか、お仕事続きではありますが、本ブログは本年もなんとか〆ることができました。

 インターネットの片隅にひっそり蠢めくだけのブログではあり、最近は思うようにも更新できずに頻度が落ちて Google さんからの評価も落ちて場末度がさらに高まっていますが、たまにでも観に来ていただいている方には心からの感謝を。

 皆さま良いお年をお迎えください。

だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2019 【前編】6位〜10位
だぶる☆えっち的 お買いものベスト 2019 【中編】次点その他