夏の終わりからのゴタゴタが年内いっぱいまで引きずるとは思いもよらず、ゲスト入れるから観に来てよ、と誘いのあったライブは全部行けずじまい(/_;)。ガンバ大阪の試合だけが心のリフレッシュの秋でした。

とりあえず残り2試合でガンバ大阪が J1 残留を決めたのは一安心でしたが、来季はそろそろ再び優勝争い…はすぐに無理でも、以前は出るのが当たり前だった ACL に出場できるようになって欲しいものです。

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さて、表題の件。先日「シグマ fp が気になる〜」という、どうでも良い与太記事を載せました。

そのカメラを買ってしまったら、後悔はしないけど自分には合わなかったと思うのが判っているのに欲しくなる現象(病気)

フルサイズ機なのに超コンパクトさ、写りもなかなか良さげで、過去の経験上 EVF なしのカメラは自分に合わない、使わなくなる、と判っていても、そそられるカメラで、その思いをとりあえず文字にして発散しておこう、という記事でした(^_^;)

欲しいけど自分には向かないカメラなのは明らかで、メインの動体撮りニコン Fマウント、サブのスナップ用マイクロフォーサーズがあって、3番目のマウントとして買うならアリだけど、そんな金銭的余裕は皆無
静止体相手には信頼もできるし便利な E-M1 Mark II だけど、実は出番が年に10回もないし、面白みはもうないから、マイクロフォーサーズ売って fp 買うか?
でも E-M1 Mark II の超絶手振れ補正に慣れた身は、手振れ補正のない fp なんか買ったら、手振れ写真量産で「やっちまった…」と後悔する買い替えになるのは目に見えてるしなぁ


なんて思っていたわけですけど、その記事をアップした夜に、こんなメールが届きました。

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はぁ?今ごろになって、ゴーゴーロクPF が入荷しただと!?

半年以上前に Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR(以下、ゴーゴーロクPF)を予約したヨドバシカメラからは、概ね2週間に1度、

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こんなメールが届いていたので、今回もまた「以下同文」メールが来たのだと思いました。が、届いたのは唐突な入荷メール。

今さら入荷されても、もう買うのは諦めて
その分 iPhone 11 Pro とかにお金使った後だよ!


という状況です。

iPhone X から iPhone11 Pro に機種変してしまった5つの理由

上記記事の iPhone 11 Pro 購入理由の1つとして「ニコンがゴーゴーロク (500mm f/5.6E) 売ってくれなかった腹いせ」と書いたのは、マジもマジで本当の話。

なので、ゴーゴーロクPF 購入資金は iPhone 11 Pro や家庭の諸々に消えて、もうお金はナッシング ┐(´д`)┌

iPhone 11 Pro その他を買った後もゴーゴーロクPF の予約をキャンセルしなかったのは、どれだけ待たされるのか?いつ入荷するのか?という興味だけで……いや本当に。

ゴーゴーロクPF がゴーヨンFL (AF-S 500mm f/4E FL ED VR) の代わりには絶対ならないけど、重さ大きさ以外はゴーヨンFL がゴーゴーロクPF に劣る点は皆無だから、別にゴーゴーロクPF にこだわる必要はない


という判断でしたからね。

にも関わらず、

あらゆる犠牲と金欠上等で購入


してしまいました。

今回は本当にかなり無理しての購入となり、来年の遠征資金にも事欠くのが確定的ですが、上位レンズであるゴーヨンFL を持っていながらも

そこまで無理してゴーゴーロクを買った理由


は主に2つあります。



(理由1)右腕・右肘を痛めてしまったから止む無く

元々タイピング系腱鞘炎を頻繁に起こしてる腕ですが、今回は全く違うもので外側上顆炎、いわゆるテニス肘という症状です。

本ブログでも最近「右腕が痛い」と書いてきて更新頻度が落ちている一因でもあり(音声入力にも頼っている)、それ以上に仕事にも支障を来していたほどですが、その原因は、

重いゴーヨンFLを長時間手持ちして右腕右肘を痛めた


こと。

と言っても、航空祭の機動飛行などでレンズを振り回して起きたことではありません(筋肉痛になることは毎度)。サッカーの試合でゴーヨンFL を手持ちで撮っていて、それを1週間で2試合もやったところ、限界を超えてしまったようです(/_;)

普段行くスタジアムのいつもの席は周囲が満席なことが多いので小さめレンズを使いますが、稀にゴーヨンを手持ちなら(前傾姿勢になる一脚は不使用で)という程度の空きがある時があり、それが先月連続してあって、連チャンで頑張ってみたら腕を痛めてしまった、という次第。

Itami Airport 2019.11.26 (7) JA601J / みんなのJAL2020ジェット 2号機 (Everyone's JAL 2020 Jet No.2) / JAL's B767-300


ある程度時間も経ち湿布薬を貼り続けていることもあって、ジッとしても痛い状態からはマシになっているのですが、レンズやボディを握ると痛みはあるし、航空祭などでゴーヨンを振り回した後はまた酷くなって、熱を持って痛みます。

で、そのような状況になっていたため、ゴーゴーロクPF 入荷の連絡メールが届いた時、

絶対的な信頼の置けるゴーヨンFL は手放せないけど、使用条件次第では重さ半分のゴーゴーロクPF を使い分けて、少しでも腕の負担を軽くする必要はあるかなぁ


そう思ったのが、一度は購入を止める決断をした本レンズを(無理してでも)購入に走らせた最大の理由です。

なにせ、

身体あっての撮影


ですからね。これ以上右腕の症状が酷くなると撮影できなくなりますので。超望遠レンズが持てなくなったら撮りたい被写体がどれも撮れなくなりますから。

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3kg 以上あるゴーヨンFL と 1.5kg のゴーゴーロクPF。長さも 10cm 短くて細いので、取り回しは圧倒的に楽です。レンズ持って構えるだけでも全然違う差があります。当然、腕の負担は言わずもがな。

逆に言えば、腕を痛めるようなことがなかったならば、以前自分で決めたようにゴーゴーロクPF は購入を断念し、入荷してもスルーしていた可能性は高かったです。多少無理があって金策のために色々と売って犠牲にしたものも多いですし、他に揃えるべきレンズはありましたからね…

それに、今回右腕を痛めたこともあって、遠くない将来、ゴーヨンを振り回すのが体力的筋力的に辛くなるであろう頃に、ゴーヨンを手放してゴーゴーロクだけで…という可能性も十分にあります。その時に備えて…という心づもりも多少あったりします(^_^)


▽ (理由2)サンヨンPF の AF 速度と画質への不満

300〜500mm 域の小型レンズとして、ニコンに出戻った時から AF-S 300mm f/4E PF ED VR(以下、サンヨンPF)をずっと使ってきました。

D500 と組み合わせて 450mm 相当だったり、D5 と組み合わせて 300mm としてだけでなく x1.4 テレコンを入れて 420mm 相当として使うことも多くありました。(むしろその方が多かった)

ただ、過去に何度か記してきたように、
  • 普段使いでは AF 速度が遅いというほどではないが、スポーツ撮影に使うには遅いと言わざるを得ない(特に初動が遅い)
  • 望遠単焦点レンズとしては画質はやや物足りなく、特に逆光耐性は盛大にフレアが出て後処理でもなす術なしな状況になることも少なくない

ということがありました。

多少のマイナス点があっても 300mm という焦点距離の望遠レンズが長さ 15cm、重さ 700g 台という、その圧倒的な小型軽量さは大きな魅力でしたが、如何せんスポーツ撮影に使うことがメインで、その場合には色々と厳しいものがありました。

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(春に試してスポーツ撮影でも不満ない性能は確認済み)


以前、レンタルでゴーゴーロクPF を使ってみて、
  • ゴーヨンFL ほど爆速でなくとも、ほぼ遜色ないと思える AF 速度(D5 で使っていると開放F値の暗さを感じさせない)
  • PF レンズの欠点である逆光の弱さが、ゴーゴーロクPF ではサンヨンPF と比べ物にならないほど改善されていて、描写も開放からキレキレ

と、サンヨンPF の欠点が完全解消されている2本目の PFレンズだと実感して、それからサンヨンPF を置き換えたいとずっと思っていました。

前述のとおり一度は諦めたわけですが、右腕右肘のこともあってゴーゴーロクPF を検討するなら、AF や画質の点でもスポーツ撮影などでサンヨンPF を使う際のストレスも一緒になくせる、と。

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(振り回しが圧倒的に楽なのでヘリを撮るのも楽チン)


もっとも、ゴーゴーロクPF は 500mm レンズとしては画期的な小型軽量さではありますが、サンヨンPF ほど短くもないので、完全に置き換えることはできません。サンヨンPF の圧倒的な短さが必要な時もあります。(あの長さで D500 と組み合わせて 450mm F4 相当は唯一無二)

ですので、今回ゴーゴーロクPF を購入するためにサンヨンPF は手放したものの(当初の予定どおり)、必要があれば今後サンヨンPF はレンタルしていこうと思っています。

いつも機材レンタルしているところでは、ゴーゴーロクPF を1泊2日で借りると1万5千円もかかるので気軽にレンタルしづらいのですが、サンヨンPF だと1泊2日で5千円少々なので、これなら必要となれば気軽にレンタルできる、という目論見です ;-)

Itami Airport 2019.11.26 (23) JA702A / ANA's B777-200


ということで、この2点、特に最初の「右腕、右肘を痛めてしまった」ことが、翻意してゴーゴーロクPF を購入する気になった大きな要因でした。

右腕(身体)の負担軽減のためにゴーヨンと使い分け


が目的です。

過去にレンタルで使った経験から、ゴーゴーロクPF はゴーヨン FL ほどの絶対的な存在ではなくても、超望遠単焦点レンズらしい性能で、十分に信用信頼できるレンズと判断していますから、使い分け時の妥協としては最小限だろうと思っています。

F値が一段暗いことによるボケ量の問題やテレコン使用時の制約、PF レンズ独特の描写などはあるものの、小型軽量さは腕の負担軽減だけでなく、大型レンズを出すのは躊躇われる/目立ちすぎるシーンでもゴーゴーロクPF なら…と思うことは多々あったので、逆に

500mm 単焦点を使う撮影が広げられるかも?


という点については購入して楽しみにしています。(レンタルだとそういうことはできないので)

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(サンヨンPFと違って逆光時にもまずまずなのが嬉しい)


とはいえ、テレコンを入れる可能性がある場合にはゴーヨンFL を持って行くことは変わりませんし、それ以外でも今後も私にとって超望遠単焦点レンズの第一選択肢がゴーヨンFLであることは変わりません

とにかく、開放F値が F5.6 と暗いためにボケ量が少なくなることに加えて、x1.4 テレコンを入れて開放F値が F8 になると AF 性能は(D5 ですら)実際に使った経験上からも厳しくなります。

ミラーレス機なら開放F値が F8 どころか F11 やそれ以上でも AF できるようになってきているので、そうなればゴーゴーロクにテレコン入れても(それこそ x1.4 じゃなく x2 テレコン入れても) AF が真っ当に効くなんてことも将来的にはあるでしょう。

ゴーヨンが持てなくなってゴーゴーロクに切り替えざるを得ない頃には、そんな状況になっていて欲しいものです。ただ、周回遅れのニコンの場合はミラーレス機の AF 測距可能な開放F値を公開していないので、なかなか先は長そうですけどねえ。(ソニーは一部機種で像面位相差AF が F16 まで対応)

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(4月に予約したため増税勘案しても現在の価格より安く購入)


ちなみにゴーゴーロクPF (Nikon NIKKOR AF-S 500mm f/5.6E PF ED VR) のファーストインプレッションは、今春レンタルした時に記しました。

ゴーヨンユーザーから見るゴーゴーロクPF (Nikon AF-S 500mm f/5.6E PF ED VR) ファーストインプレ【前編】
ゴーヨンユーザーから見るゴーゴーロクPF (Nikon AF-S 500mm f/5.6E PF ED VR) ファーストインプレ【後編】

いま読み返すと「ちょっと良く言いすぎたかも?」というのは若干ありますが(^_^;)、基本的なところは概ねこんな感じです。

半年以上ぶりに少し使ってみて上記記事に補足するとすれば、

空気状態の悪い時はゴーヨン FL とのちょっとした画質差が広がる印象はあるかなぁ


ということと、三脚座が短すぎて心もとないことくらいですかね。

購入した ゴーゴーロクPF を本格的に使うのはこれからなので(それなりの頻度で使うのは来年になってから)、使い込むにつれて色々と感想は出てくるかと思いますので、後日また印象を書ければと思っています。

とりあえず、

レンズ4本しか持っていないのに
うち2本が 500mm 単焦点(^_^;)


という自分でも何やってんだか…と思うゴーゴーロクPF 購入記でした。(まぁ普段はスマホで十分だしね!)